PowerPoint プレゼンテーション

公共コミュニケーション学会
第1回事例交流・研究発表大会
PRAS
2015.1.25
日比谷図書文化館
Real Time Documentaiton by
ビジュアルミーティイング研究会
富田 誠, 小澤拓哉, 永井結子/ 東海大学
公共コミュニケーション学会第1回事例交流・研究発表大会
Panelist
Keynote & Panel Discussion
Moderator
下平 博文 氏
人が育つ組織内広報に向けて
花王(株)
内藤 圭吾 氏
原田 博子 氏
石川慶子
静岡県
浜松子育てネットワークぴっぴ
PRAS理事/ 広報コンサルタント
登壇者の方の取り組み紹介
内藤 氏
静岡県の組織内広報の取り組み(過去)
静岡県の組織内広報事例。平
成17年から県庁新聞を発行。
職員が発行し、全職員に毎週
1回配布。H21年まで作成して
いた。
静岡県の組織内広報の取り組み(現在)
印刷コストの問題から事業仕訳
により廃止になってしまったの
でイントラネットにて配信したが、
Pull型となってしまう点が課題
静岡未来というFacebookページを作
成。フリーペーパーを1万部程度を作
っている県内の大学生組織とコラボし
てスタート。
大学生が取材するというスタイルで作成して
いる。外の人が中の人を取材することで第三
者目線が得られる。大学生が発信する為、読
者の目線が暖かい。2400いいね!を獲得。
原田 氏
運営しているNPOの概要
NPO法人は全国で数万あ
るが、私達は平均的な規模
の組織。活動地域は浜松を
中心としている。
参加対象者は子育てがテー
マのNPOなので、お母さん
世代が中心とだが、女性に
限らずファミリーであると考
えている。
組織の理念について
指定管理者であり、15名程
度雇用している。また、サポ
ーターは数千人いる。なお、
浜松市は80万人程度の人
口がおり、年間7000人程度
の子供が生まれている。
全国で初の浜松市と協働
で子育てに関するウェブサ
イトを運営している。
課題
立ち上げ時は一生懸命がんばるが、
運営が続くためには工夫が必要。ビ
ジョンミッションを再考しなければい
けないタイミングなのかもしれない。
ミッションに合わないものはやら
ないという方針。スタッフの人数
が少なく意識があっている。
スタッフとの共有が重要。週
に一度かならずスタッフミー
ティングを実施している。
下平 氏
企業理念の役割と課題とは
コーポレートフィロソフィ
ー(企業理念)を持つこと
のメリットの一つは、組織
の意思決定に影響を与え、
仕事(商品・サービス)の
質が均質化すること。
企業理念を実務に生かすための取り組み
どの組織体も理念が浸透しな
いという課題がある。その理
由として、理念は抽象度が高
い仕事のなかで理念に立ち返
る機会が少ないことがあげら
れる。仕事に結びつけること
が重要。
理念とは、普遍性があり当たり前のも
のであり、だれもが実践できるものであ
るべき。コーポレートコミュニケーション
は伝えることが目的に思われがちであ
るが、どのような行動変容をもたらすか
が重要。
企業理念を実務に生かすための
ワークショップをグローバルに開
催している。ワークショップは部署
ごとに実施しており、。事務局が
プログラムを設計している。
公共コミュニケーション学会第1回事例交流・研究発表大会
Keynote & Panel Discussion
人が育つ組織内広報に向けて
Panelist
下平 博文 氏
花王(株)
Moderator
内藤 圭吾 氏
原田 博子 氏
石川慶子
静岡県
浜松子育てネットワークぴっぴ
PRAS理事/ 広報コンサルタント
登壇者間の質疑応答
ミッションとはどういうもの?
行政、学校、企業、地域、当事者と
の連携を計り、子育ての課題解決を
計る
県庁は理念を
持った方がよいのでは?
花王の理念に
対する取り組み
知事が掲げる県政理念というものは
あるが、民間企業の創業家の理念の
ように、知事が交代しても継続して掲
げられるような理念というのはない。
(地方自治法などに基づいた、職員
の行動に対する倫理観はある)
花王の場合は、海外の企業の多
くに「明文化された理念」があ
ることを参考に、1995年に理念
を明文化した。
メディアは?
Facebook, Lineなど適性に応じた
様々なメディアを使っている。
知事が変わっても
変わらない明文化されたものはある?
基本的に知事が変われば県政理念も
変わる。今の知事の場合は、「富国有
徳」が県政の基本理念。
職員だけでなく、県民に向けた理念で
ある。地域づくりに県民の参加が不可
欠なことから、県民も「インナー」とみな
すことができる。
職場単位のワークショップを通
して、理念の共有をはかってい
る。実際の仕事にどう生かすこ
とができるかを考える場となっ
ている。
ワークショップは問いかけを中心と
したもの。理念は答えではなく、問
いかけがつまっている。
ワークショップはグローバルに
実施。3年に1度は実施すること
をガイドラインに記載している。
公共コミュニケーション学会第1回事例交流・研究発表大会
Panelist
Keynote & Panel Discussion
Moderator
下平 博文 氏
人が育つ組織内広報に向けて
花王(株)
内藤 圭吾 氏
原田 博子 氏
石川慶子
静岡県
浜松子育てネットワークぴっぴ
PRAS理事/ 広報コンサルタント
会場からの質疑応答
ワークショップを社内で実施する
ことに対して評判は?
やる前は何のためにやるのかよく
わからないといった声があるが、
実際にやってみるとおおむね好評
である。
部門単位でおこなっていることは
共有しているのか?
部門間のプロジェクトは実施てい
る?あるいはユーザとの議論
は?
やりきれていないが実施したい。
二日間のワークショップをする
ために、通常業務を止めても大
丈夫?
どのくらい時間をかけるかは、
実施部門の判断を尊重している。
2日でもあるいは半日でもよい。
交代勤務のある生産部門などは、
時間のやりくりに苦労している
ケースもある。
ワークショップの予算は用意して
いる?
特に予算はかかっていない。
最後に、登壇者から組織内広報、理念について
石川氏
下平氏
内藤氏
原田氏
組織内広報においては中
核となるものが必要。それ
が理念ではないか。明文化
されていないこともあるた
め、何のためにここに集ま
り、共に働くのか、そこから
議論を始めるのでもよい。
問い続けることそのものか
もしれない。
よい質問が必要。自分たち
はなぜ、この仕事をするの
か考えることによって、人が
成長するのではないか
理念とは「生存戦略」で
はないか。県としては生
存に対する危機感がな
いのかもしれない。必死
さから意味のある理念が
生まれるのかもしれない。
組織内広報は、モチベー
ションアップをすること。
自らやる気をおこさせる。
組織には褒められること
が必要では。(行政は批
判が多い)