事例研究の進め方 事例研究の目的 研究会本来の目的であるテーマ研究 を行うための予備研究(演習) テーマ研究をまとめるために必要な データやツールが何かを検討する 検討したツールやデータの有用性を 検証する 視覚化 事例研究のテーマ 鳥インフルエンザ 人獣共通感染症である 国、自治体で取り組みが行われており、関係 機関の連携の試みも見られる マニュアルなども比較的多く出ている 発生事例又は疑われた事例などの実例があ る 情報収集の方法も検証できる 本日、検討する内容 全体像の把握 モデルの作成 作業の進め方 シミュレーションの作成方法 比較検討の方法 吉川先生の宿題 神奈川モデルの構築 全体像の把握 保全医学的なアプローチは視野が広がりすぎ て、ひとつひとつの作業が関連づけられなくな る可能性がある 検討している事項が問題全体のどの部分なのか 常に把握しておく必要がある 自分たちがどの作業をしているかが確認でき る地図(座標)のようなものが必要 全体像把握のためのツール マトリクスで考えてみる E型肝炎調査で使用したマトリクス図 重層のマトリクス HEV調査で作成したマトリクスの例 野生動 物 診断 監視 調査 管理 教育 データ の収集 ネット ワーク 家畜 人 3層のマトリクス 国レベル 自治体レベル 民間・研究機関レベル 3層マトリクス×3種類 実態 マニュアル 目標 国レベル 国レベル 国レベル 自治体 レベル 自治体 レベル 自治体 レベル 研究機関 レベル 研究機関 レベル 研究機関 レベル 3層のマトリクスによる比較 (垂直レベルの比較) 国 自治体 研究機関 3層のマトリクスによる比較 (水平レベルの比較) 実態 マニュアル 目標 発生例と項目の関係(イメージ) 国 レベル a b ア イ 自治体 レベル c ● ▲ ■ ウ a b ア イ ● ■ ウ 枠の緑、黄色の塗りつぶしはマニュアルあり ●、■は実際に発生した事象 ▲は発生が想定される事象 c ▲ 野鳥の不審死に係る県鳥獣行政担当部局の対応マニュアルの例 野生動物 診断 簡易検査 確認検査 監視 不審死に関する通報 調査 現地調査方法 管理 教育 データ の収集 情報の整理 ネット ワーク 死亡原因による県機 関の役割分担 他機関への情報提供 家畜 人 検討課題 全体像を把握するツールとしてマトリクス は有効か? マトリクスが有効とした場合、縦軸、横軸に 入る適当な項目は何か? 重層マトリクスを使用する場合の各層は、 国、自治体、民間という区分が適当か? モデルの作成 作業の進め方 1. 実態の把握 データの収集と分析 事例の精査 2. 課題の発見 3. 対策の検討(複数の改善モデルの作成) 4. モデルの比較検討 現状⇔モデル、モデル⇔モデルの比較検討 5. 最終モデルの決定 検討方法 マトリクスの項目ごとに検討する 項目ごとに収集できるデータの把握 収集すべきデータの把握 収集したデータの精度、有用性についての検証 マトリクス全体の中で検討する リスク論 リスクトレードオフ モデルの視覚化 シミュレーションの作成方法 モデルの視覚化 シミュレーション作成のための数理化 モデルの作成 コンピューターシミュレーションの作成 現状モデルと改善モデルのパラメーター を変化させ比較検討を行う 改善モデルは複数案を検討する モデルの視覚化のための検討 数理化モデルを作成するのに必要なものは何か? コンピュータシミュレーションを作成するのに必要な ものは何か? 必要なデータを収集するための方法は? 専門家による課題別研修の実施 技術者を研究会に招聘 比較検討の方法 モデルの比較検討 どのような視点で検討するか リスクの大きさ ⇒ 何に対するリスクか… リスクトレードオフ ⇒ 一番守るべきものは… リスクベネフィット ⇒ 施策の妥協点は… 経済的視点 ⇒ いくらかけても良いのか… 検証方法 施策の効き目をどうやって測定するか 検証を行うためのツールの検討 リスク論にヒントがあるかも…? 施策提案するための視点 施策目標をどこに置くか 担当部局はどこになるか 全体(環境、農政、衛生)の役割分担 各分野が協力できるだけの説得力が必要 ワークシェアリングの明確化 人とお金 人手と予算がかかればかかるほど実現性が遠のく 吉川先生の宿題(神奈川モデルの構築) 野生動物疾病監視システムの構築 研究会としての認識 県内の発生状況は把握すべき課題 全体の中のひとつの分野として検討すべき課題 構築の課題 システムの主体 ネットワーク化 情報源の把握 野生 動物 診断 監視 調査 管理 教育 データ の収集 ネット ワーク 家畜 人
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