K-domプロジェクト ご協力のお願い 慶應義塾大学文学部 岡原正幸研究会 星野 貴彦 1 はじめに 本日は貴重なお時間をとって頂き、ありがとうございます。 私たち、慶應義塾大学文学部 岡原正幸研究会では2003年度三田祭 にて、コンドーム3000個を販売する「K-dom(けいどーむ)プロジェクト」を 行います。「K-domプロジェクト」は三田祭という場にコンドームを持ち込 むことで、様々な異化作用を発生させ、結果として、来場者にエイズや セクシャル・マイノリティについて関心を持ってもらうことを目的としており ます。 三田祭は4日間の日程しかありません。そのなかで3000個を販売する ことは至難です。このプロジェクトは展示するだけではなく、販売すること で初めて意味あるものとなります。ついては、「慶應義塾大学」や「三田」 に関係する多くの企業様から「K-dom」にご協力頂きたいと考えておりま す。 2 K-dom発案の経緯 • 私たち岡原正幸研究会では女性学・ジェンダー問題などの研究とそれに対する実践を一 つの目標として活動を進めています。その中で近年、10代20代の日本の若者のコンドー ム使用率は低下をしているという事実を聞きました。教育の現場に限らす、様々な場所でコ ンドームの使用によるHIV感染防止や避妊についての啓蒙活動が進めているにも関わらず、 です。現代の若者におけるコンドーム使用率の低下は、様々なメディアで伝えられてきた 「コンドームを使用する」といったメッセージが本当の意味で届いていないということではな いでしょうか。私たちはそのことに問題意識を感じました。 • そこで、私たちは慶應義塾大学の学園祭である「三田祭」で、慶應義塾大学コンドームを 企画・販売することを考えました。コンドームを販売するという直接的な方法で、三田祭へ訪 れる20万人にも及ぶ来場者に対し、セーファーセックスの実践を呼び掛け、それをきっかけ にHIVや避妊、あるいは生き方の問題などへの興味を喚起できればと考えます。 • 企画を実践するうえで、コンドームを制作している会社をインターネット上で探し、そして、 女性に対する優しさ、価値観の多様性への先見性ということから、もっとも我々が製作を依 頼したい会社として株式会社ジェクス様に制作を依頼しました。ジェクス様から快いご返事 を頂き、K-domプロジェクトは実現へと至りました。 3 コンセプト 三田祭のレベルの低下 若者のレベルの低下 -単なるナンパの場所 -学的発表の工夫の無さ(教室展示) -急激に広まるエイズ感染 -マイノリティへの無理解 「K-dom」を売る 三田祭の地位向上 若者の意識向上 -健全な(?)興味関心をひける場 -刺激的な学的発表 -無軌道な同世代への問題意識 -考えるきっかけとして 4 K-dom発案の経緯 私たちが企画したK-domには以下の様な狙いがあります。 1. 三田祭という20万人もの来場者が見込める場所で、ゼミがコンドームを売るという行為を通 じて、HIVや性病、望まない妊娠などについて同世代が興味・関心を持つきっかけを作るこ と。 2. 理念だけをアピールするのではなく、実際に使えるコンドームを販売し、それを使用してもら うことで、HIVや性病、望まない妊娠など現実問題として起きている様々な問題を少しでも 軽減すること。 3. 「セクシャル・マイノリティの方にもご使用頂けます」という説明書きを初めてパッケージに書 き加えた。同性愛者におけるHIV/AIDSの感染は大変深刻であるが、従来のコンドームの 注意書きには暗黙のうちに異性愛者を前提にした文章が書かれていた。差別に対する抗 議と、同性愛者におけるコンドーム使用を啓発することを目的に説明書きを書き加えた。 4. パッケージのデザインを同世代のアートディレクターに担当してもらい、コンドームの装着に 楽しさや明るさといった付加価値を付ける。コンドームのイメージの向上に寄与する。 5 サンプル 慶應ver. マイノリティver. メッセージver. 表面のサンプルとなります。 裏面には説明書きが書き込まれています。 中にはコンドームが1個入っており、100円で販売の予定です。 一種類につき1000個、計3000個の販売を目指しています。 6 協賛プログラム 1.「協力」という形でお名前を貸していただく 2.ポスターの掲示 A4判、または、大型判 3.「K-dom」の販売 10月下旬に商品が納品される。その後。 メリット 社会的貢献 メディアへの露出 多くのメディアへのプレスリリースを予定 口コミでの浸透 3000人×2(?)×α 7 連絡先 慶應義塾大学文学部人文社会学科社会学専攻 岡原正幸研究会 住所:港区三田2-15-45 慶應義塾大学文学部新研究室内 岡原正幸 宛 メイルアドレス:[email protected] 慶應義塾大学文学部社会学専攻四年 星野貴彦 メイルアドレス:[email protected] 携帯電話:090-4178-6577 8
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