平成19年度 部会・専門委員会活動計画 厚生年金基金部会~厚年基金の課題に共に取り組み、その発展を目指す 【委員長】三菱UFJ信託銀行 加藤哲良 【連絡先】03-6214-6095 参加基金数 100 基金 【事業方針】 (1)2004 年法改正スケジュール終盤での改正事項等に関する情報提供と、一連の改正事項施行に よる制度・基金の安定化について海外比較を含め再確認するなど、基金運営に資する活 動を行う。 (2)厚生年金基金を取り巻く諸課題の検討および共通認識の醸成、さらに意見集約、関係機 関への働きかけなどを実施していく。 【年間の事業計画】 ○下記事業方針に基づき下記テーマの活動について取組む。 (1)2004 年改正法での基金運営に関する情報提供及び基金運営安定化の再認識。 ・財政中立化を受けた財政運営基準の理解を深める。(連合会「年金財政シリーズ」活用等) ・財政中立化と年金資産運用のあり方の研究。 ・財政、運用など基金運営の実態調査等と自基金の現状認識、事例紹介。 (2)諸課題の検討、会員基金の意見集約と関係機関への働きかけ ・基金運営に関する事務の簡素化・弾力化での内容検討及び要望 ・給付減額等に係る設立認可基準緩和の要望。 ・引き続き会計基準での代行部分の債務評価の見直し要請。 ・年金コンプライアンスの態勢構築。 ○その他、時宜に適ったテーマを取り上げていく。 【会議・オープンセミナーの予定】 (1)全体部会 年4~5回の開催 (2)運営委員会 随時開催 (3)実務セミナー(勉強会) 2~3ヶ月に 1 回の頻度で開催(全体部会に併せて開催) (4)オープンセミナー 年 1 回以上(実務セミナーと兼ねて開催) コミュニケーション・リサーチ委員会~会員の期待にこたえる調査企画と情報発信! (略称CR委員会) 【委員長】日本経済新聞 委員数 22 人 井出 敬 【連絡先】03-5255-2592 【事業方針】 (1)CR 委員会の調査機能の充実を図り、企年協の事業活動ならびに専門委員会活動の活性化 に資する (2)機関誌「きねんきょう」とホームページ「CPN」の媒体特性を活かして連携し、情報発信機能及 び利便性の向上を図る (3)専門委員会の情報発信、企業年金ポータルサイトの取り組みを強化する -1- 【年間の事業計画】 ○調査企画のノウハウの蓄積と情報の集約化を図る…座談会、アンケート、インタビュー等の実施、CPN の 活用 ○「きねんきょう」の発行(奇数月、年 6 回) …企年協オリジナル情報の発信、企業年金リスク・実務対応の連載、シリーズ化 ○「CPN」の充実と使いやすさの向上…蓄積された情報の整理と新しいソフト導入の検討 【会議・オープンセミナーの予定】 ○企年協/研修会 年 2 回開催(秋・春) ○CR 委員会(企画推進委員会) 毎月開催 ○きねんきょう編集会議、CPN 運用管理者会議 それぞれ年 6 回開催 IT研究会~難しいパソコン、やさしく取り組む 【委員長】パイオニア 委員数 35 名 萩原孝夫 【連絡先】03-3495-4779 【事業方針】 ○基金実務に即したテーマでの勉強会及びオープンセミナーを開催し、パソコン Office ソ フト(WORD,EXCEL,ACCESS,POWERPOINT 等)の活用法を習得する事により、役職員の パソンのスキルアップと業務の信頼性と効率をはかる。また、事務改善委員会と連携を図 り、より実務に即したテーマ設定をめざす。 【年間の事業計画】 1.パソコンスキルアップのための研究会メンバーの勉強会を年 3~4 回程度 2.基金実務に即したテーマにおけるオープンセミナーの開催を年 3 回程度 【会議・オープンセミナーの予定】 ○研究会の勉強会:メンバーを中心に Office ソフトのスキルアップ。テーマとしては、年 金見込み額算出、資産運用管理、独自給付関連、代議員会用プレゼン資料、加入員台帳管 理等。オープンセミナー:勉強会で取り扱ったテーマを中心に開催 給付研究委員会~最新の情報を収集・交換できる気軽な集まり~ 【委員長】ヤマトグループ 相島英雄 委員数 95 名(内運営委員 13 名) 【連絡先】03-3248-6921 【事業方針】 (1)法改正等に対応した企業年金制度の研究 *企業年金法改正への対応 *高齢者雇用延長への対応 *会社法改正への対応 *会計基準改正への対応 (2)企業年金制度の現状と給付を中心とした制度リスク等の研究――を基本に企業年金制 度への理解と今後の方向について事例研究 (3)有識者からの講演等を中心に活動する。 -2- 【年間の事業計画】 (1)国の法改正に対する対応 *企業年金法改正への対応 *高齢者雇用延長への対応 *会社法改正への対応 *会計基準改正への対応(改正事項研究) (2)企業年金制度の現状と給付を中心とした制度リスク等の研究 (制度研究) 【会議・オープンセミナーの予定】 定例委員会、運営委員会 各 4 回計画 セミナー2 回 計画 国の DC.DB 法の見直し時期をむかえ、また、高齢者雇用延長法や会社法等の改正の影響等 について、制度研究.事例発表を中心に委員会活動を進める。なお、企業年金制度の現状 と今後について制度研究、事例研究を基本に活動する。 資産運用研究会~企業年金の資産運用とリスク管理の能力向上を考える場を作ります~ 【委員長】大日本インキ 近藤英男 【連絡先】03-3561-5270 委員数 119 基金 【事業方針】 ○企業年金の資産運用力向上のため、研究会員へ多様な研究機会と多様な情報の提供を行 うと共に、会員相互の交流・情報交換の場を提供します。(企業年金の資産運用に携わる 会員の皆さんに多様化、高度化する運用手法についての情報を提供すると同時に、相互に研 鑽することでお互いの基礎的な知識の向上を目指します。) 【年間の事業計画】 (1)年4回程度の研究会(研究会登録メンバーを対象とする講演、事例研究など)と年2回 程度のセミナー(企年協正会員を対象)ないしオープンセミナー(企年協の賛助会員を 含む全会員)を開催します。 (2)今年度も上述の研究会・セミナーのうち、1回は東京以外の地区で開催し、会員の交流 活発化と未加入企業年金の加入促進につなげます。 (3)研究会会員による自主研修(グループ研究、海外運用拠点の訪問調査など)の機会を提 供するなどの支援を行います。 【会議・オープンセミナーの予定】 ○企業年金の資産運用における基本的な手法や新しい手法、またリスク管理や新しい運用 機関、商品などについて、会員のいくつかの層に焦点を合わせた内容で開催することを検 討します。内容によっては他の委員会とのジョイント活動も行います。 -3- 事務改善委員会~実務担当者のための問題解決の場 【委員長】オリンパス 広重省一 委員数 67 基金 112 名 【連絡先】03-6901-4891 【事業方針】 ○企業年金の実務に携わる担当者のために、委員会活動が日常の実務に寄与できるよう支 援活動を行う。具体的には日々の実務で発生した課題や疑問等についての情報交換や経験 の共有。基礎知識の習得(公的年金制度、会計、税、監査、基金規約の通読等)、他委員会と の連携、、研連への提言等の活動。及び委員会活動の成果の情宣活動を基本としたい。 【年間の事業計画】 ○2月と8月を除く毎月第3木曜に月例会開催。その1週間前にサポート(運営)会議を 開き、月例会の内容を検討する。6月は宿泊研修として親睦を深める等、参加メンバーによ る情報交換と相互の勉強会形式を中心に運営する。このように日頃の実務に関するテーマ のため、当委員会はオープンセミナーの形式はなじみ難い。しかし活動成果をメンバー以 外にも広げるため、CPNの活用やオープンセミナーの開催も視野に入れて活動したい。 ○年10回の月例会とサポート委員会の開催。 ○年金相談をテーマとしたオープンセミナーを年1回開催。 【会議・オープンセミナーの予定】 ○現時点で検討課題としているものは以下の通り。 ・ 規約の通読 ・ 税務/会計 ・ 公的年金制度等の一般常識(H19.4 法改正、社保庁の改革の影響を中心に) ・ PLP運営 ・ 監査/法令遵守 ・ 再雇用制度の影響 ・ 告知活動(HP等)の研究 年金財政・会計委員会~年金財政と会計の諸課題を共に学び研究する 【委員長】三菱UFJ信託銀行 加藤哲良 【連絡先】03-6214-6095 委員数 47 名 【事業方針】 (1)退職給付会計の(国際的)動向と企業年金の実態等の情報提供に努め、確定給付型年金 の財政と会計基準の両立・調和を模索する研究とそうした認識の拡充に取組む。 (2)確定給付型年金(DB・厚年など)での財政運営の理解を進め、その課題についてリス ク管理手法等の検討・情報交換による共通認識の醸成、拡充を行う。 【年間の事業計画】 ○左記事業方針に基づき下記テーマなどについて取組む。 (1)退職給付会計と年金財政相互の関係等についての調査・検討 ・退職給付会計導入以降のわが国企業年金等の動向及び実態調査。 ・国際会計基準(審議会)の昨今の状況、及び各国企業年金等の情勢の認識。 ・実務基準各項目(割引率、資産評価、費用認識など)の年金財政基準との比較と整合 -4- 性の検討。 (2)確定給付型年金での財政運営の理解と課題の認識 ・DB法での財政運営の理解と経過措置延長を踏まえた諸課題(掛金拠出の弾力化、非 継続基準と継続基準相互のあり方など)の検討。 ・ALM、サープラス・リスクなど各リスク管理手法の具体的事例研究。 ・確定給付型での財政実態等各種調査の実施。自基金の現状認識・事例紹介。 ・厚年法での財政中立の財政運営の理解と検討。 ・引き続き会計基準での代行部分の債務評価見直し要請。 【会議・オープンセミナーの予定】 (1)定例委員会 年4~5回の開催(合宿セミナーを含む) (2)運営委員会 随時開催 (3) 実務セミナー(勉強会) 2~3ヶ月に 1 回の頻度で開催、定例委員会毎ないし制度 別に随時開催。 (4)オープンセミナー 年 1 回以上 ex「退職給付会計の国際的動向」 受託者税制委員会~年金運営のあり方に幅広く取り組みます 【委員長】ブリヂストン 委員数 51 名 矢野高文 【連絡先】03-3281-1474 【事業方針】 (ア)受託者として企業年金運営の上に学んでおくべき受託者責任(年金ガバナンス、受給権 保護、コンプライアンス、個人情報保護、情報開示等)や年金税制について、年金訴訟 事例の研究やその他勉強会を通じて調査研究し、改善点については法改正要望等で提言 する。 (イ)上記については、日常の相談やトラブルにも役立つように、幅広く事例を研究し、親し みやすく、わかりやすい取り組みを目指す。 【年間の事業計画】 (ア)DC/DB法見直しにむけての検討、勉強会、提言 (前年度継続案件、制度研究連 絡会の動きにも合わせ) (イ)日本版SOX法についての勉強会(来年度に予定される同法に対して、基金の立場で準 備すべき点の整理、先行事例の紹介) (ウ)厚生労働省に提出した「企業年金の受託者責任と年金ガバナンスに関する要望書」のフ ォローアップ (エ)年金税制についてのフォロー(平成 19 年で経過措置が到来する特別法人税の動向に注視 すると同時に、企業年金を育成する為の年金税制のあり方の勉強も行う) (オ)年金訴訟事例等から年金ガバナンスやコンプライアンスのあり方等を研究・勉強する。 その他、企業年金運営上有効なテーマを取り上げ研究・勉強する。 (カ)委員相互の情報交換を通じて年金運営の問題点を洗い出し、ノウハウの交流を図る。 (キ)企年協会員に対する情報提供と普及活動 企業年金運営上の共通問題に関するオープンセミナーの実施(年金相談、確定申告等日 常的な問題への対応を含み、地方での開催支援)。Q&A集のアップデート等 (ク)懇親を通じての委員相互の啓発 【会議・オープンセミナーの予定】 (ア)運営委員会(随時) -5- (イ)定例委員会・勉強会の開催(年4回程度、1回は宿泊研修、受給者の給付削減等少人数 で専門家の意見を聞く?) (ウ)オープンセミナーの開催(2~4回程度・他委員会との合同開催も検討) ・11 月~12 月 確定申告について(今年度のポイント、相談事例等) ・年金相談における諸問題(地方開催の要請に応じて事務改善委員会とも相談し支援) ・日本版SOX法に関するテーマで 1 回(母体の参加も視野に)(資産運用や財政委員会等 とも協同で、新しい資産運用に取り組む場合に、ケアすべき受託者責任の問題等も取り 上げたい。) (具体的計画) 4月~5月:全体委員会・勉強会 6月~7月:オープンセミナー・全体委員会(日本版SOX法、金融商品取引法について) 7月~8月:オープンセミナー・夏季全体懇親会 9月:宿泊研修会・懇親会 11月~12月:オープンセミナー(平成19年度確定申告における留意点) 平成20年 1月~2月:全体委員会・勉強会(来年度の活動計画) 3月:全体委員会・勉強会・懇親会(年金相談等日常運営上の課題と対応) その他、地方からの要請に応じ、年金相談セミナー支援(ロールプレイ形式)。 DC検討会 【座長】HOYAグループ 瀧沢政視 【連絡先】03-3232-1019 【事業方針】 ○確定給付企業年金の実施企業については、今後予想される経営環境の変化によっては、 より一層の効率化を迫られることが予想される。確定給付(DB)・確定拠出(DC)の二 つの制度において、特に環境の変化によって前者(DB)が受ける影響に対し、後者(D C)が、その受け皿としての役割を十分果たしていくために、柔軟な制度設計の確保や事 務の効率化を視野にいれ、引き続き情報交換の場を提供し情報発信をしてゆく。 【年間の事業計画】 ○昨年提示した確定拠出企業年金制度改善要望について、その後の厚労省研究会で検討し ていただいた内容を含め、検討を加えていく。 【会議・オープンセミナーの予定】 ○上記改善要望の進捗報告を兼ねて、DC実施企業に対して役立つ情報を提供できる機会 を考えたい。 -6-
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