（記者発表資料）/ニュースリリース発表日２０１３年４月１８日（木）兵庫県川西市【広報室】℡０７２－７４０－１１０４川西の未来のために私たちは挑戦します～ＤＡＳＨ！挑戦 PROJECT～もうすぐ端午の節句！約１００匹のこいのぼりが大空を舞う＝約３００メートルに渡り揚げられたこいのぼり一庫ダム＝こいのぼりの舞う季節の近づく 4 月 18 日、川西市北部に位置する水瓶一庫ダムでは、こいのぼりを揚げる作業が始まった。ダム前面をこいのぼりで飾るこの催しは７年前から行われ、地域で不要になったこいのぼりを活用し、訪れる人に楽しんでほしいという思いから実施されている。今年は 4 月 18 日から 5 月１５日までを予定(主催:独立行政法人水資源機構一庫ダム管理所)。この日、朝９時から職員１２人で作業を始め昼頃には終了。ダム前方の渓谷で約１００匹のこいのぼりが大空を泳いでいた。ダムの幅は約３００メートル。その右岸と左岸からダム中央部に、こいのぼりが靡くよう若干の撓みをもたせたロープが渡され、約 1 メートル毎にこいのぼりが結びつけられている。ダム下部からの高さは６０メートル以上ある。これらのこいのぼりは地域住民の好意により提供されたもので、大きさは約１メートル～約７メートル。コイ以外にもアユやウナギがデザインされたものもある。同管理所所長代理の大牧千木さんは「このこいのぼりをきっかけにダムを身近に感じてもらい、親しみを持ってダムに来ていただけると嬉しいですね」などと話している。一庫ダムが位置するのは猪名川の上流。淀川から枝分れしている神崎川に流れ込む河川で、淀川水系に属する。猪名川の中流地域には川西や宝塚、池田、箕面の各市、下流地域には尼崎や伊丹、豊中の各市がある。これらの地域は経済成長によって関西の中心地として急激な発展を遂げ、関連地域人口は約１６０万人にまで増加。水不足が深刻な問題となった。猪名川では過去にたびたび大洪水があり、大きな被害をこうむってきた。昭和１３年の神戸を中心とした大洪水や、昭和２８年の台風１３号による近畿一帯の大洪水での被害は甚大なものとなった。昭和５７年４月に洪水調節機能を持ち、５０～６０万人分の都市用水を生みだす多目的ダムとして一庫ダムが完成。猪名川の河道改修と一体となって洪水の被害軽減が可能となった。渇水時には農業用水、上水道用水としてダムから水を補給している。