地域別構想 - 厚木市

地域別構想
厚木地域
依知地域
睦合地域
荻野地域
小鮎地域
南毛利地域
玉川地域
相川地域
37
■
地域別の都市マスタープランの考え方
●新たな活力となる都市機能と自然がふれあえるまちづくり
●都市基盤整備と適切な土地利用を進めるまちづくり
●水と緑の豊かな環境を活かしたまちづくり
「豊かな自然に抱かれた健康のまち 荻野」
地域別構想は、全体構想で示された骨格をもとに、地域の個性、特性を取り入れながら、まちづく
りに関する内容をより具体化するものです。
行政区分の歴史的背景や住民参加における地域のまとまりを踏まえ、住民の生活圏をまとめている
自治会区域を用い、8 つの地域を設定しました。
38
■厚木地域
■
将来像
まちづくりの方向
「
「魅力
力ある
る安全
全・快適
適な拠
拠点性
性の高
高い
交流
流のま
まち 厚木
木」
基本目標とまちづくりのテーマ
●厚木市の都市中心拠点としての魅力ある機能の充実したまちづくり
・業務核都市・業務施設集積地区としての商業・業務機能の充実
・円滑な交通体系整備
・利便性を活かした都心居住の推進による定住人口の確保
・相模川のポテンシャルを活かした回遊性のあるまちづくり
●安全で快適なまちづくり
・利便性と安全性を兼ね備えた良好な住環境づくり
・防災機能を兼ねたオープンスペースの創出と避難路の整備
・不燃化促進及び防災性の向上
・回遊性の高い歩行者ネットワークの整備
●ふれあいの場と水と緑のあるまちづくり
・「いきいき未来相模川プラン」の推進
・公共施設及び街なみの緑化
・レクリエーション拠点の充実とネットワーク
■
まちの骨格
●都市中心拠点と都市軸の形成
広域拠点都市としての「厚木市の顔」にふさ
わしい都市機能の充実と市全体の社会活動
を支える重要な骨格となる軸の形成
展開
●主要なプロジェクト
業務核都市・業務
施設集積地区の展
開
・市の都市活動の骨格づ
くり
・魅力ある商業・業務拠
点の形成
・総合交通体系の形成
都市中心市街地の
整備
・防災機能の強化
・市街地開発事業の推進
「いきいき未来相
模川プラン」の推
進
・水と緑の拠点形成とネ
ットワーク化
幹線道路の整備促
進
・利便性の高い市街地形
成
39
■
まちづくりの方針
まちづくりの方針図
40
■
■
土地利用の方針
●産業地等(商業系)
・本厚木駅周辺は、商業・業務機能が集積し、
魅力と活力ある県央地域を代表する拠点商
業・業務地とします。
・市街地開発事業等により土地の高度利用を図
り、活力と魅力ある商業地の形成を図ります。
・平塚相模原線沿道の商店街は、中心市街地を
補完する地域密着型の商業地とします。
・国道 246 号沿道は、土地の高度利用を推進し、
商業・業務を主体とした複合機能を有する利
便性の高い市街地とします。
●住宅地
・中心市街地周辺は、住宅と商業及び文化機能
等の複合化した都市型住宅地とします。
●産業地等(工業系)
・地区南部にある産業機能の操業環境の保持と
ともに、新たな研究開発型業務機能の土地利
用の誘導を図ります。
●市街地整備
・中町周辺地区市街地再開発事業を推進します。
・本厚木駅南口地区市街地再開発事業を推進し
ます。
・東部北地区及び東部南地区市街地再開発事業
を推進します。
交通体系整備の方針
●幹線道路
市中心部における交通渋滞の軽減を目指し、
地域内幹線道路の整備等を進めます。
・旭町松枝町線、平塚相模原線の整備を促進し
ます。
れを誘導することにより西口地区の活性化
を目指します。
●駐車場、駐輪場の整備
・駐車場、駐輪場の整備を進めます。
●歩行者優先道路(タウンモール)
・本厚木駅周辺の中心商業地を取り囲む回遊性
の高い歩行者優先道路の整備を進めます。
●人にやさしい歩行空間の確保
・本厚木駅周辺地区については、「厚木市移動
円滑化基本構想」に基づき、既存ストックを
活かしつつ、だれもが安心して快適に移動で
きる、バリアフリーの歩行空間の確保に努め
ます。
●公共交通機関
・バスターミナルの充実を図ります。
・本厚木駅西口改札口の設置を推進し、人の流
■
●緑地等
・相模川河川敷の市営グラウンド周辺は、相模川、
中津川及び小鮎川の合流する結節点という
ポテンシャルを活かした、親水機能の充実を
図ります。
・相模川を始めとする河川は、親水空間、水辺
空間の保全・再生及び利用を図ります。
緑の方針
●緑の保全
・相模川、小鮎川の水辺環境保全
・保護樹林等の指定による社寺林の保全
●緑化推進
・河川敷及び護岸部の環境に配慮した整備の検
討、さがみグリーンラインや小鮎川沿いの遊
歩道等の整備に合わせた緑化推進
・緑化重点地区としての役割を踏まえ、市民、
事業者、行政等が連携した緑化の推進
・都市計画道路、その他の公共公益施設の緑化
・中心市街地の民間建物の屋上緑化等の推進
・住宅地の生け垣設置の促進や緑地協定等によ
る産業地の緑化協力の促進等、民有地の緑化
の推進
●公園・緑地等
・近隣公園の計画推進
・相模川河川敷のグラウンド、広場等の充実と
中心市街地からのネットワークづくり
41
■
地域の現状と課題
●地域の課題
●地域の現状
・中心市街地の空洞化を防止する商業・業務地区と
しての整備による、業務核都市・業務施設集積地区
の形成
・中心商業地としての都市機能の充実のための再開
発事業の推進
・個別建替えによる不燃化促進、狭あい道路の整備
等による防災性向上
・住宅地の基盤整備と住環境の向上
・幹線道路の整備、中心市街地の交通渋滞の緩和と
駐車場及び駐輪場の整備
・防災機能を兼ねた魅力あるオープンスペースの創
出
・相模川など地域の環境を活かしたレクリエーショ
ン・憩いの場づくりとネットワークの形成
・人口は平成 2 年から 7 年にかけて減少したが、近
年高い増加率をみせている。
・河川以外は市街化区域で、中心市街地は商業・業
務地、住宅地、工業地などの土地利用の混在がみ
られる。
・旧商業地の空洞化がみられる。
・道路整備は比較的進んでいるが、国道 246 号や相
模川の橋梁部などの交通量が多く、渋滞が発生し
ている。
・厚木北地区に厚木中央公園(近隣公園)がある他、
街区公園などの小規模公園が分布している。
・県道酒井・金田線沿いの社寺・史跡・記念物(厚木
神社、熊野神社の大イチョウなど)などが主なア
メニティ資源となっている。
人
35,000
14.7
30,000
25,000
20,000
25,459
19,725
27,247 26,553 28,586
%
15.0
12.5
10.0
20,942 22,203
6.2
30,282
7.7
7.0
6.0
5.9
15,000
7.5
5.0
2.5
10,000
0.0
5,000
-2.5
0
S45
S50
S55
人口
S60
H2
H7
増加率(%)
H12
-2.5
-5.0
H17 年
資料:国勢調査
42
■依知地域
■
将来像
まちづくりの方向
「水
水と緑
緑に囲
囲まれ
れた
新た
たな活
活力が
が生ま
まれる
るまち
ち 依
依知」
」
基本目標とまちづくりのテーマ
●新たな活力となる都市機能と自然がふれあえるまちづくり
・さがみ縦貫道路(仮称)圏央厚木インターチェンジ・ジャンクション周辺の計画的な土地
利用の誘導
・関口・山際地区の計画的な土地利用の誘導
・相模川、中津川の自然環境と調和した市街地の形成
●都市基盤整備と適切な土地利用を進めるまちづくり
・利便性、防災性の向上を目指した道路等の都市基盤の整備
・市街地内農地・未利用地等の適切な土地利用誘導
・地域特性を活かした公園整備
●水と緑の豊かな環境を活かしたまちづくり
・「いきいき未来相模川プラン」の推進
・斜面緑地等の緑の保全と創造
・河川沿いの遊歩道、サイクリングロード等の整備
■
まちの骨格
●東部軸及び東部交流拠点の形成
新たな交通結節点にふさわしい広域的視野
をもちつつ、地域の利便性の向上を目指す
東部交流拠点の形成と、交通・産業・自然
のそれぞれが特徴をもちながら、複合した
広域的な連携軸の形成
展開
●主要なプロジェクト
「いきいき未来相
模川プラン」の推
進
・水と緑のネットワーク
・相模三川公園の整備と
相模川の水辺の活用
・
(仮称)圏央厚木インタ
ーチェンジ・ジャンク
ション周辺の土地利用
検討
さがみ縦貫道路、
厚木秦野道路の整
備促進
・地域活動軸の展開
・
(仮称)厚木 PA 施設と
その周辺の一体利用に
よるレクリエーション
拠点の整備促進
43
■
まちづくりの方針
まちづくりの方針図
44
■
土地利用の方針
布する地域は、今後とも農業環境の維持・向
上を図りながら、農地と集落地による田園景
観の保全を目指します。
・河川及び河川敷は、良好な親水空間として保
全・再生及び利用を図ります。
・平塚相模原線(国道 129 号)をはさんで、地
域の東西を南北に走る河岸段丘沿いの斜面
緑地の保全を図ります。
・下川入の中央青年の家跡地周辺を、歴史や文
化が体験できる施設と一体となった緑地ゾ
ーン(市民公園)として計画を進めます。
●住宅地
・河川沿いに広がる集落地は、現在の環境を維
持し、自然と調和した集落地の形成を目指し
ます。
・市街化区域内の住宅地は、低層主体のゆとり
ある住宅地の形成を目指します。
・住宅と工場等が混在している地域は、地区特
性を考慮しながら用途整序を目指します。
●産業地
・都市的土地利用への転換の可能性が高い地区
については、周辺環境に配慮しながら適正な
土地利用誘導によって、地域に寄与する都市
機能の導入を目指します。
・内陸工業団地やその周辺の産業地は、今後と
も操業環境の保持に努めます。
・地区南部の金田地区は、産業地としての環境
整備を目指します。
・内陸工業団地周辺の工場等と住宅が混在する
地区では、工場の緑化や緩衝緑地の整備、住
宅進出に対する適正誘導により、周辺環境と
調和した土地利用を図ります。
●土地利用検討ゾーン
・さがみ縦貫道路(仮称)圏央厚木インターチ
ェンジ・ジャンクション周辺は、基盤整備と
一体に適正な土地利用の誘導を図ります。
・関口・山際地区の市街化区域に囲まれた農地
は、計画的な土地利用の誘導を図ります。
・上依知・猿ヶ島地区については、さがみ縦貫
道路の整備の進捗状況を見定めながら、土地
利用を検討します。
なお、猿ヶ島の既存集落は、農業集落の活性
化を図るため、市街化調整区域の整序誘導区
域の設定について検討を行います。
●緑地等
・河川沿いの市街化調整区域の農地・集落が分
■
交通体系整備の方針
円滑な接続を図ります。
・平塚相模原線の整備により、広域的な連絡、
及び中心市街地との連絡を強化します。
・座間荻野線の整備により、市内及び広域的な
連携の強化を目指します。
・厚木環状 1 号線、4号線の延伸を構想路線と
して検討していきます。
●幹線道路
新たなインターチェンジとの接続による利
便性の向上及び東部軸の形成並びに各拠点と
の円滑なネットワーク化を目指し、整備を促進
します。
・平塚相模原線とさがみ縦貫道路(仮称)圏央
厚木インターチェンジ・ジャンクションとの
■
緑の方針
●緑の保全
・相模川、中津川の水辺環境保全・再生
・斜面緑地の保全… 上依知小学校周辺の都市
林の指定、その他の斜面緑地の特別緑地保全
地区の指定等による保全
・社寺林、屋敷林、生け垣等の保全
画を進めます。
・上依知リバーパーク(市民公園)の計画を進
めます。
●緑化推進
・河川敷及び護岸部の環境に配慮した整備の検
討、さがみグリーンラインや中津川の堤防上
部を利用した遊歩道等の整備に合わせた緑
化推進
・都市計画道路、その他の公共公益施設の緑化
・住宅地の生け垣設置の促進や緑地協定等によ
る産業地の緑化協力の促進等、民有地の緑化
の推進
●公園・緑地等
・相模三川公園の整備
・(仮称)厚木パーキングエリアと隣接する河
川空間との一体的活用によるレクリエーシ
ョン拠点の整備
・地区公園、近隣公園の計画推進
・関口・山際地区に防災公園(市民公園)の計
45
■
地域の現状と課題
●地域の現状
・人口は順調に増加してきたが、平成 2 年以降緩や
かな増加となっている。
・市街化区域は住宅地と工業地が主体の土地利用で
あり、特に準工業地域を中心に住・工混在もみられ、
また、未利用地も分布している。
・河川沿いの市街化調整区域は、農地・集落が主体
の土地利用である。
・一部道路整備の遅れた地区もみられる。
・内陸工業団地に上ノ原公園(近隣公園)がある他、
街区公園などの小規模公園が分布している。
・国道 129 号や相模川に沿う社寺・史跡・記念物(妙
純寺、浅間神社の銅鐘、依知神社の大イチョウな
ど)や相模川河川敷・スポーツ広場などが主なアメ
ニティ資源となっている。
●地域の課題
・さがみ縦貫道路(仮称)厚木インターチェンジ・
ジャンクション周辺の計画的な土地利用の誘導
・住工混在地区における環境の改善
・住宅地の基盤整備と住環境の向上
・関口・山際周辺の市街化区域に囲まれた農地の計
画的土地利用の誘導
・平塚相模原線の交通渋滞の解消と地域の骨格とな
る道路網の整備
・相模川、中津川など地域の水辺環境を活かしたレ
クリエーション・憩いの場づくりとネットワーク
の形成
人
30,000
47.9
23,187
25,000
24,915 25,470 26,067
%
50.0
40.0
19,679
20,000
31.8
15,197
30.0
29.5
15,000
10,276
10,000
20.0
17.8
7,794
5,000
2.2
0
S45
S50
S55
S60
人口
46
10.0
7.5
H2
H7
増加率(%)
H12
2.3
0.0
H17 年
資料:国勢調査
■睦合地域
■
将来像
まちづくりの方向
「豊
豊かな
な田園
園環境
境と調
調和し
した
快適
適な生
生活環
環境の
のまち
ち 睦
睦合」
」
基本目標とまちづくりのテーマ
●良質な住宅地形成を目指すまちづくり
・自然と調和した安全で快適な住宅地づくり
●地域の生活拠点づくり
・インターチェンジ周辺の計画的な土地利用誘導
・河川緑地を活用した、地域拠点となる公園などの整備
●自然や田園環境を大切にするまちづくり
・鳶尾山、中津川など自然環境の保全と活用
・集落地環境の整備
・斜面緑地の保全と中津川沿いの遊歩道整備による親水性の高い空間形成
■
まちの骨格
●北部交流拠点及び北部軸の形成と自然と調
和した魅力づくりゾーンの形成
インターチェンジ周辺及び既存商業集積地
を中心とした、北部地域の圏域形成の中心
となる北部交流拠点形成と、自然を活かし
た広域的な連携軸の整備と環状方向の機能
強化
展開
●主要なプロジェクト
厚木秦野道路の整
備促進
・地域活動軸の展開
・環状道路の整備促進
(仮称)厚木北 IC
周辺の整備促進
・生活拠点の形成
総合公園、運動公
園の計画推進
・拠点公園と身近な公園
の整備
47
■
まちづくりの方針
まちづくりの方針図
48
■
土地利用の方針
●住宅地
・中心市街地に近い南部の市街地及び国道 412
号沿いは、ある程度の日常生活利便施設の立
地を受け入れながら、災害に強い安全な市街
地の形成を目指します。
・妻田地区は、将来の都市の発展方向を見定め、
用途混在の防止を進めながら、土地利用の整
序を目指します。
●産業地等(工業系)
・棚沢の工業地域は、今後も工業地としてその
維持に努めるとともに、機能の充実を図りま
す。
●緑地等
・北部の農地・集落が分布する市街化調整区域
は、今後とも農業環境の維持・向上を図りな
がら、農地と集落地による田園景観の保全に
努めます。
・鳶尾山周辺の樹林地は、その優れた自然環境
を保全するとともに、観光レクリエーション
拠点の形成による余暇活動の場としての利
用を図ります。
・河川沿いの低地部は、自然景観の保全・再生
に努めるとともに、河川を活用した親水性の
ある余暇活動拠点の場の創出を図ります。
●産業地等(商業系)
・隣接する下荻野新宿地区と一体に、地域拠点
を形成する地域密着型商業地を目指します。
・(仮称)厚木北インターチェンジ周辺の地区
では、北部地域の圏域形成の中心的な役割を
担うための土地利用を周辺環境に配慮しな
がら計画的に誘導していきます。
・都市的土地利用への転換の可能性が高い地区
については、周辺環境に配慮しながら適正な
土地利用の誘導により、地域に寄与する都市
機能の導入などを検討していきます。
■
交通体系整備の方針
●幹線道路
新たなインターチェンジとの接続による利
便性の向上及び環状、放射状幹線道路の整備に
よる地域の骨格となる道路網の形成を目指し
ます。
・厚木環状 2 号線を整備し、座間荻野線の整備
■
を促進するとともに、厚木環状 1 号線の東側
への延伸を構想路線として検討していきま
す。
・厚木バイパス線などの整備により、放射方向
の連絡を強化します。
緑の方針
●緑の保全
・中津川、小鮎川、荻野川の水辺環境の保全・
再生
・鳶尾山の保全、緑の復元…風致地区指定の検
討
・斜面緑地の保全…特別緑地保全地区の指定等
による保全
・社寺林、屋敷林、生け垣等の保全
・運動公園(荻野川、小鮎川合流部)の計画推進
・地区公園、近隣公園の計画推進
●緑化推進
・河川敷及び護岸部の環境に配慮した整備の検
討、中津川の堤防上部を利用した遊歩道等の
整備に合わせた緑化推進
・都市計画道路、その他の公共公益施設の緑化
・住宅地の生け垣設置の促進や緑地協定等によ
る産業地の緑化協力の促進等、民有地の緑化
の推進
●公園・緑地等
・中津川の河川緑地と一体的な総合公園(広域
避難場所)の計画推進
49
■
地域の現状と課題
●地域の現状
・人口は順調に増加しているが、近年増加率は低下
している。
・市街化区域は住宅地主体の土地利用であり、一部
住・工混在もみられ、また、未利用地も分布してい
る。
・河川沿いの市街化調整区域は、農地・集落が主体
の土地利用である。
・一部道路整備の遅れた地区もみられる。
・中津川河川敷に広場がある他、街区公園などの小
規模公園が分布している。
・鳶尾山、中津川河川敷、市街地にある社寺・史跡・
記念物(清源院、妻田薬師と大楠、福伝寺など)
などが主なアメニティ資源となっている。
●地域の課題
・本厚木上荻野線沿い、
(仮称)厚木北インターチェ
ンジ周辺の計画的な土地利用の誘導
・住工混在地区における環境への配慮と用途整序の
誘導の検討
・住宅地の基盤整備と住環境の向上
・地域の骨格となる道路網の整備
・中津川や鳶尾山など地域の環境を活かしたレクリ
エーション・憩いの場づくりとネットワークの形
成
人
%
50,000
44,974 46,185
62.1
42,557
60.0
45,000
38,714
40,000
50.0
34,146
35,000
28,414
40.0
39.5
30,000
25,000
20,367
30.0
20,000
20.2
20.0
15,000 12,562
13.4
10,000
10.0
9.9
5,000
5.7
2.7
0.0
0
S45 S50 S55 S60
H2
H7
H12 H17 年
人口
50
増加率(%)
資料:国勢調査
■荻野地域
■
将来像
まちづくりの方向
「豊
豊かな
な自然
然に抱
抱かれ
れた健
健康の
のまち
ち 荻
荻野」」
基本目標とまちづくりのテーマ
●丹沢山塊に連なる豊かな自然環境と共生するまちづくり
・良好な居住環境の保全と育成
・河川沿いの緑や市街地内の緑をつなぐ緑のネットワークの形成
●「ふるさと」を感じられるまちづくり
・豊かな自然資源の保全と余暇活動の拠点の形成
・田園・集落景観の保全と市街地の街並み景観の創造
●地域の中心としてのにぎわいの場を育むまちづくり
・地域密着型の生活利便施設の充実と魅力ある地域拠点の形成
・自然環境と調和した土地利用の誘導
■
まちの骨格
●北部軸の形成と自然と調和した魅力づくり
ゾーンの形成
(仮称)厚木北インターチェンジ周辺地域
を含む、北部軸の形成及び生活利便性向上
のための地域生活拠点の充実と自然環境と
調和したまちづくり
展開
●主要なプロジェクト
厚木秦野道路の整
備促進
・地域活動軸の展開
・環状道路の整備促進
(仮称)厚木北 IC
周辺の整備促進
・生活拠点の形成
荻野運動公園の整
備、充実
・余暇活動の拠点形成
幹線道路の整備促
進
・利便性の高い市街地形
成
51
■
まちづくりの方針
まちづくりの方針図
52
■
土地利用の方針
●住宅地
・鳶尾団地、まつかげ台団地及びみはる野は、
良好な環境を有した住宅地を中心としたゆ
とりのある戸建て住宅主体の街並みの保全
を図ります。
・市街化区域内の本厚木上荻野線沿道は、周辺
環境と調和した利便性の高い住宅地の形成
を目指します。
・地区北部の集落地は、市街化抑制を図るとと
もに、自然と調和した良好な集落環境の整備
を図ります。農地と集落が共存する地区では、
営農条件と調和のとれた居住環境の整備、保
全を図ります。
■
●緑地等
・農地・集落が分布する市街化調整区域は、今
後とも農業環境の維持・向上を図りながら、
農地と集落地による田園環境の保全に努め
ます。
・鳶尾山周辺の自然環境の保全と運動公園を核
とした緑とレクリエーション拠点の形成を
図ります。
交通体系整備の方針
●幹線道路
地域の軸である本厚木上荻野線に加えて、環
状方向を主とする他地域への連絡強化を目指
して整備を進めます。
・厚木環状 4 号線を整備するとともに、座間荻
野線の整備を促進します。
■
●産業地等(商業系)
・下荻野新宿地区の商業地は、日常生活の利便
性の向上を目指し、地域密着型の商業機能の
集積による地域拠点の形成を目指します。
・厚木環状 4 号線の延伸を構想路線として検討
していきます。
・愛川町への連絡強化を検討していきます。
緑の方針
●緑の保全
・東丹沢の山地、山麓の自然環境の保全
・鳶尾山の保全…風致地区指定の検討
・荻野川の水辺環境の保全・再生
・社寺林、屋敷林、生け垣等の保全
●緑化推進
・荻野川の河川敷及び護岸部の環境に配慮した
整備や河川沿いの遊歩道等の整備に合わせ
た緑化推進
・都市計画道路、その他の公共公益施設の緑化
・住宅地の生け垣設置の促進等による民有地の
緑化の推進
●公園・緑地等
・荻野運動公園の整備・充実
・地区公園、近隣公園の計画推進
・(仮称)広町水辺公園の整備
53
■
地域の現状と課題
●地域の課題
●地域の現状
・人口は鳶尾団地などの宅地開発により昭和 50 年
から昭和 55 年にかけて急増したが、その後は緩や
かな増加となっている。
・市街化区域は住宅地が主体の土地利用であり、大
規模な住宅団地が整備されている。
・荻野新宿周辺には、ややまとまりのある商業集積
もみられる。
・市街化調整区域は、東丹沢の山麓や鳶尾山などの
山林と荻野川沿いの農地が主体の土地利用である。
・既存市街地では、道路整備のやや遅れた地区もあ
る。
・荻野運動公園や、鳶尾中央公園(近隣公園)がある
他、街区公園などの小規模公園が分布している。
・荻野運動公園、鳶尾中央公園、山麓や荻野川沿い
の社寺・史跡・記念物(荻野神社、松石寺など)
、鳶
尾山などが主なアメニティ資源となっている。
・良好な住宅地の住環境保全
・地域の生活拠点の整備
・住宅地の基盤整備と住環境の向上
・地域の骨格となる道路網の整備
・山地・山麓部の自然環境保全と、地域の環境を活
かしたレクリエーション・憩いの場づくりとネッ
トワークの形成
人
30,000
%
109.1
25,000
22,080
23,942 24,617 24,872
60.0
15,000
10,000
7,046
9,208
30.7
40.0
5,000
14.7
0
S45
S50
S55
S60
人口
54
100.0
80.0
19,256
20,000
26,307
H2
20.0
8.4
2.8
H7
5.8
1.0
0.0
H12 H17 年
増加率(%)
資料:国勢調査