Citation 北大法学論集 = The Hokkaido Law Review, 61(1) - HUSCAP

Title
北海道大学法学会記事
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北大法学論集 = The Hokkaido Law Review, 61(1): 199-203
2010-05-31
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Doc URL
http://hdl.handle.net/2115/43155
Right
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bulletin (article)
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HLR61-1_005.pdf
Instructions for use
Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP
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対する一戸別市得保障を行うことをわち出している従来の農業
川村に刻する裁量的な補助金干建設事業に偏っていた
政策が、州[
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数より多︿行うことで、株価の減少が弾ましいという負の-コ
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の買収や日本のニ yポン放送事件の貸株において実例がほ川刊さ
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これがEEE(戸ミZ55
れているご搾取の恐れのある大株主の有無などの目減をコミソ
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トメントある形で投資家に従似して、リスク回遊による搾取の
を超えていないことの一証明を出求し、一副明できた場台のみれ部
円(差訴の返還義務[一六四条
危険件を断まえた大幅な割引なしに、適止条件での投資家から
のぷ決権行伎を認め、証明に失敗した場合は、実円治的な経済的
法剥制の是非は羽市に悩ましい間出である
の資金調達を川能にすることが強制的情報開示制度の槌己円なら
ば、権利行伎のみで搾取可能な大株上の登場がありうる三ECZ 帰同主体に議決権を行使させるという特別の定款の淀めを各会
z--czoロの品2ご525回のように会引の価伯と株式の形式
社の任意によってほ用できるようにし、必一泊ーの例外として
いしの保有者の経済的インEシティヴが正反対の場合には、州会
取引も含めて包括的情報開示が要請されることになる{
四 . 議 決 権 の 問 題 へ の 対 応 策 一 で 述 べ た E 巴 己3
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Z品目odによるEEロ54が#もというのは従来から存在して
巳ミ五Eに着目するものとして戸 βっ2E己主(比三五))。また、
社法の規疋により強行法的に議決権わ使をでリするという刊紅茶
会社55nF長ト芸主主会三ERERN守三九三吉町ミ吉ERトむさも
本問題をより抽象化すると、52コヨ弓による法的梓利のrl当
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かについては、ト入量の4献の蓄積がみられるところである
Z4戸戸F ︿三凶)に棚ぼた的凶口以防衛策を与えないために
定するロE2E2構造が手むこととの衝突をトどのように考える
た 款 規 定 は ご 2 コ 辛 問 題 の あ る 株 式 分 散 所 有 出 の 既 存 のl助
設 す 時 な い し 日 C時 的 疋 款 安 更 ( p h 巴E Z切 除 問E52こ)。
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有一条を改止L、実質株主の指不なしで可orEぬの﹄戸Eが取締
役選任選挙へ投票することを会川し、=-J4(引(日()()叶)念日は、
経済的利掃のない市場委加話の議決梓わ使禁止を提索してい
る)結局、確たる証拠はないものの、比較法的にも粁凶学的に
も、22ケ﹁72と2口百三の希叫酬を完全に布地に任せるという
判断は取っておらず、何らかの規制が必以という方向にある
五 z o g ︿OHO 回Z冨コ白は本当に新しい問題か?以上のの旨U
EZE去の附也は令融取引デリパティヴの発展によって顕著
になったといわれる。しかし、配当州当額を賃料とする貸株も
EKの一例となり、さらに政策円的株式保有も含め亡議決権の
E 佐 口 2 ¥ E宝E 官Eは品終的には貸、一干に帰属し、EZVE﹁
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