IBM Next 5 in 5 第2弾

IBM Next 5 in 5 第2弾:日本の専門家インタビュー - Japan
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IBM Next 5 in 5 第2弾
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はじめに
5つのイノベーション
日本の専門家に聞く
食の安全、CO2削減など、5年後の未来はどうなるのか?
「日本の専門家に聞く」でNext 5 in 5に
ついて語る坂上好功さん
これから5年間に、ITによって私たちの生活や仕事にどのようなイノベーションが起きるのでしょう
か? IBMでは、世界規模で大きな影響を及ぼすと考えられる5つのイノベーションを予測しまし
た。それが「IBM?Next 5 in 5 (今後5年間で生活を一変させる5つのイノベーション)」です。
医療技術の進化、食品の安全確保、個人レベルでのCO2削減、快適な交通システムの実現、ケ
ータイ・サービスの拡大―これら5つのイノベーションは、日本でも実現が期待されているものばか
りです。
5つのイノベーションの実現に向けて、どのような取り組みが必要なのでしょうか? 「Next 5 in 5」を
題材に、「日本の専門家に聞く」インタビューを6回シリーズで掲載します。
第1回は、イノベーションの実現に向けた研究開発部門の取り組みについて、日本IBMの開発製
造担当執行役員の坂上好功さんに聞きました。第2回以降は、5つのテーマごとのインタビューを
掲載します。どうぞご期待ください。
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はじめに
5つのイノベーション
日本の専門家に聞く
日本でも実現が期待される5つのイノベーションとは
医療 :医師は「超人的能力」を手に入れる
食
:食は人なり - 食品の安全を徹底追跡
環境 :CO2 排出量の管理で簡単エコロジー
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交通 :新交通システムがストレスのない移動を実現
ケータイ:グローバルに加速するケータイ・サービス
日本でも実現が期待される5つのイノベーションとは
今年で 2 回目となる IBM の Next 5 in 5 は、今後の5年間に世界の人々の働き方、遊び方、生活
を一変させる可能性を持つ5つのイノベーションをまとめたものです。この予測では、高度なケータ
イ・サービスから毎日口にする食品の徹底した追跡管理までさまざまなテーマを取り上げていま
す。これら 5つのイノベーションは、IBM の研究所におけるプロジェクト、ビジネス・シンクタンクの
リサーチ、そして世界中の社員から寄せられたアイデアに基づいて選ばれました。今年の予測に
は、昨年に引き続き3Dインターネットの拡大、ケータイ・サービスの高度化、ナノテクノロジーの環
境問題解決への利用というテーマが含まれています。
医療: 医師は「超人的能力」を手に入れる
3D アバターで診療が変わる
病院で診察を受けるところを想像してみてください。分厚い紙のカルテの代わりに患者のアバター
が人体の 3D 分身となって話したり、歩いたりしています。
医師がアバターの特定の部位 (心臓など) を「クリック」するだけで、所見、検査結果、MRI など関
連するあらゆる医療記録が即座に表示されます。
さらに詳しく調べる必要があれば、今よりもはるかに高倍率、高精細な 3D 画像と音声で心臓の
状態を診察し、症状をより正確に把握することができます。これらの画像と音声は自動的に何千
何万もの類似の症例と比較され、より的確な診断と治療が可能になります。
かつてはスーパーコンピューターの専売特許だった視覚化テクノロジーの利用が急速に拡大し、
膨大な医療情報と結びついて、診断や治療の方法を劇的に変えてしまうのです。
実質的に、医師は「超人的能力」を手に入れることになるでしょう : レントゲンのような透過画像で
症状を確認し、超高感度で微細な心音の異常を聞き取るなど、テクノロジーによって人間の視力
や聴力だけでは及ばない診察が可能になります。また、人体をファイリング・キャビネットに見立て
て治療する部位と同じ場所に情報を整理することができます。
食: 食は人なり - 食品の安全を徹底追跡
デジタル・パスポートで食品の素性を知る
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あなたが食べているリンゴはどこから来たでしょうか?現在は買った店しか分かりません。5年後
だとどうでしょうか。例えば、オレゴン州にある 5代目のコートランド種の木で育ち、無農薬で、7月6
日に収穫され、空調付きトラックで地元の直売市場まで輸送された、65キロカロリーのリンゴだと
分かるようになるでしょう。
デジタル・パスポートで食品の素性を知る: 第 2 世代バーコード、RFID のような無線ICタグ、そし
て専用センサーを使用すれば、産地や輸送条件から最終目的地まで自分が食べる食品に関する
詳細な情報を入手できます。それだけでなく、食品の生産が環境に与える影響も分かるので、環
境に配慮した食品を選んで買うこともできます。
スマート・カートがショッピングをサポート: ショッピング・カートに商品を入れると、カートがネットワ
ークに接続された機器を使って食品のデジタル・パスポートを読み取ります。例えば、食事制限で
穀物飼育の肉しか食べられない場合、精肉のパックをカートに入れるだけでその情報を即座に知
ることができます。
お得意様カードで早期の警告が可能に: お得意様カードを利用していれば、商品がリコールされ
たときに、食品店はすぐにその商品を購入した顧客に電子メール、テキスト・メッセージ、電話など
で警告を送り、食品を廃棄するよう促し、口座に返金することができます。
環境: CO2 排出量の管理で簡単エコロジー
個人レベルの管理が可能に
誰もが話題にする「環境」。近いうちに新たな「スマート・エネルギー」テクノロジーが登場し、話題
にするだけでなく、自分のカーボン・フットプリント (CO2 排出量) を管理することもできるようになる
でしょう。
今後 5 年間のうちに、あなたの携帯電話にこんな電話がかかってくるかもしれません。「もしもし、
エアコンです。私をつけっぱなしで外出しましたね。今、家には誰もいません。エネルギーの無駄
です。スイッチを切ってもいいですか? 」 IBM はテキサス州ヒューストンのセンターポイント・エネル
ギー(CenterPoint Energy) 社と共同で、インターネット対応した電気メーター 200万台を設置して
います。このメーターを使用することで、利用者は外出中に Web ブラウザーや携帯電話から家電
製品や OA 機器の電源をオン/オフし、時間とお金、エネルギーを節約できるようになります。
また、携帯電話の通話記録と同じように電気使用量に関する最新の記録を入手できるため、電気
料金や消費エネルギーを監視できるようになります。この情報に基づいて、自分の家の毎月の
CO2 排出量や電気料金の上限、最適な電気製品の稼働時刻などの要望を電力会社に伝えること
ができます。
さらに IBM は、太陽光エネルギーをより身近なものにするために、廃棄された半導体ウェーハー
をソーラー・パネル製造に適した形態に作り替える新たな再利用方法の開発に取り組んでいま
す。
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交通: 新交通システムがストレスのない移動を実現
自動車が最適ルートを決める
混雑の少ない道路へと誘導してくれるテクノロジーがあれば、自動車での移動はずっと快適になり
ます。今でも自動車には多くのテクノロジーが搭載されていますが、自動車のシステムと道路のシ
ステムが連携することで自動車の運転や乗車のありかたは今後大きく進化するでしょう。
混雑の緩和: インテリジェントな交通システムが、信号をリアルタイムに調整し、スピードをコントロ
ールして、車の流れを混雑の少ないルートへと誘導してくれるでしょう。センサー・テクノロジー、
GPS、衛星が提供する情報をもとに、ドライバーは混雑のピーク時に最適なルートを選べるように
なります。ストックホルムでは、新しい交通システムの導入によって、ピーク時の交通量がすでに
20 % 緩和されています。シンガポールでは、交通予測システムがほぼ 90 % の精度で稼働してい
ます。また今後 2 年間、IBM は、ニューヨークで渋滞課金システムの開発にも協力します。
察知し反応する自動車: 自動車にはセンサー・テクノロジーが搭載され、他の自動車や道路沿い
に設置されたセンサーとコミュニケーションを取ることができるようになります。自動車が路面の凍
結などの危険な状態を察知して反応し、より短時間の代替ルートに変更してくれるようになるでし
ょう。
乗客への交通情報提供: 電車やバスを利用する通勤、通学客の携帯電話には、最新の到着情報
や空席情報、目的地までの予想到着時間が代替ルートとともに送信されるようになるでしょう。
ケータイ: グローバルに加速するケータイ・サービス
ケータイのない生活なんて考えられない? まだまだこれからです。
今後5年間で、携帯電話の役割は、銀行、チケット・ショップ、コンシェルジェ、ショッピング仲間と広
がっていくでしょう。「簡単エコロジー」でもお伝えしたように家電製品も管理してくれるでしょう。つ
まり、携帯電話はあなたの新しい親友になるのです。
友達がショッピングに付き合えないとき、携帯電話を持って行けば、友達とメールを送り合うだけで
なく、ネットに接続してまったく新しいショッピング体験ができます。最新のクールなファッションを身
に着けた人を見つけたら、その写真を携帯電話で撮り、その写真をネットに送ってデザイナーを検
索すれば、最寄りの取扱店を教えてくれるでしょう。そして携帯電話であなた自身の 3D 分身であ
るアバターにその服を着せ、似合うかどうかを確認できます。また、別の場所にいる友達にオンラ
インで似合うかどうか見てもらい、意見を聞くことができます。そして最寄の取扱店に入ったら、携
帯電話がその服のある場所まで案内してくれ、好みや予算に合わせたディスカウント情報も教え
てくれるのです。
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次のような取り組みも行っています。
シンガポールでは、カシス・インターナショナル(CASSIS International) 社と IBM が、鉄道の駅と
バス停留所でスマート・ポスター管理システムを試験的に運用しています。スマート・ポスターの表
面を携帯電話で軽くタッチするだけで、利用者は情報を受け取り、各種サービスにアクセスし、映
画のチケットなどを実際に購入することができます。
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はじめに
5つのイノベーション
日本の専門家に聞く
研究開発部門責任者が語る、エンジニアはイノベーションを意識
した研究開発を
イノベーションを起こすには、新しい技術が必要となります。しかし、新しい技術があれば、必ずイ
ノベーションを実現できるわけではありません。エンジニアにはイノベーションを意識した研究開発
が求められています。
IBMでは21世紀になって、イノベーションの将来を予測する2つのレポート「Global Innovation
Outlook^(TM)(GIO)」と「Next 5 in 5」の公表を始めました。これらのイノベーションを実現するため
に、日本IBMでも1985年に開設した大和研究所(現・大和事業所 神奈川県)を中心に研究開発
に取り組んでいます。
「Next 5 in 5」インタビューの第1回は、日本IBMの開発製造担当執行役員の坂上好功さんが登場
します。研究開発部門の責任者の立場から、イノベーションを起こす技術開発のあり方や、いま力
を入れている技術分野について話を聞きました。
日本IBM 開発製造担当執行役員
坂上好功
――IBMはイノベーションの将来展望として「Next 5 in 5」と「GIO」の2つのレポートを公表してい
ます。研究開発部門から見て、レポートが果たす役割は何でしょうか?
坂上 Next 5 in 5は、全世界で起こるであろう普遍的なテーマに焦点を当てているGIOと比較する
と、近い将来に身近な生活の中で起こると思われるイノベーションを取り上げています。内容的に
は、誰もが予想できるようなイノベーションかもしれませんが、研究開発部門にとってイノベーショ
ンの将来を展望するプロセスが重要だと考えています。新しい発想を新しい機能として製品に取り
入れることが研究開発部門の重要な役割ですが、普段エンジニアたちは専門分野の狭い世界に
閉じこもりがちなところがあります。Next 5 in 5のようなイノベーションを起こすには「何をすればよ
いのか」という、普段とは異なる視点で考えることが、今後研究開発部門にとって大切なプロセス
になってきます。自分が取り組んでいる研究開発の位置づけも分かりますし、イノベーションを起こ
すには他に何が必要になるかも見えてきます。
――イノベーションを考えることで、エンジニアの意識にも変化はありますか?
坂上 確かに変わりつつあります。かつてIBMはコンピューターのハードウェアを製造する会社
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で、ソフトウェアはおまけみたいだった時代がありました。エンジニアの興味の中心も、ハードの処
理速度や性能の向上といったシンプルな世界でした。実はコンピューターの技術動向は、技術進
化の方向性を示すいくつかの法則があり、これまではほぼ既定路線に沿って技術が発達してきま
した。多くのエンジニアもいかにハードの性能を向上させるかに力を注いできましたが、今は処理
速度が速いだけではなく、いかにお客様の問題を解決するか、イノベーションを起こすかが重要に
なっています。ハードの性能アップの物理的な限界が見え始めてきたこともあり、「イノベーション
ありき」でそれに必要な技術が何かを考えるという逆の発想が重要になっています。もちろん、画
期的な技術の可能性の追求とそれによるイノベーションの実現も同じように重要です。
――発想の転換と同時に、研究開発部門の体制や組織にも変化はありますか?
坂上 組織や体制も過渡期に入っていると思います。イノベーションを起こすためにはアンテナを
広く張る必要がありますし、日本だけでなくグローバルな視点も重要になります。これまでの研究
開発は何十人ものエンジニアを一か所に集めて仕事を行うことがほとんどでしたが、今後は世界
中から最適な人材を集めてプロジェクトを立ち上げることも簡単にできるようになります。IBMでは
「グローバリー・インテグレーテッド・エンタープライズ (GIE)」と名付けていますが、それを実現する
ための環境として、グループウェアやコミュニケーション・ツールが必要になりますし、新たなイノベ
ーションが起こるかもしれません。仕事のやり方もダイナミックに変わりつつあります。
日本IBM 開発製造担当執行役員
坂上好功
――お客様との関係にも変化はありますか?
坂上 IBMは、まずイノベーションを念頭において、それに必要な製品、技術、人材をそろえて、イ
ノベーションを起こす企業へと変わってきています。お客様の中にはハード主体でコンピューター
を売っている昔のイメージを持っている方もいらっしゃるでしょうから、IBMがお客様の成功に貢献
すること、イノベーションを起こすことに力を入れていることを伝えていく必要があります。そのため
にも、IBMがどのようなイノベーションを考えているのかを示すことが重要で、お客様とのコラボレ
ーションで新たなイノベーションが生まれることが期待できます。
――Next 5 in 5では5つのイノベーションが示されていますが、日本IBMとして注目しているもの
はありますか?
坂上 今回のNext 5 in 5で取り上げている5つは、いずれも日本にとって重要なものばかりで、実
にタイムリーな内容でした。個人レベルでのCO2削減は、京都議定書の約束期限を迎え、目標達
成に向けて家庭部門の削減が大きな課題となっているときですから、日本がまさに直面している
課題です。交通システムも、飛行機のような管制システムを自動車や電車やバスなどでも導入で
きるようになって、最適化も可能になるでしょう。食品のトレーサビリティー・システムは、昨年から
大きな社会問題になっている食の安全問題に関わるテーマです。また、日本の携帯電話が技術
的に優れていることは世界的に知られていて、おサイフケータイの実情を欧米のクレジット会社が
視察に来るほどです。そして医療分野もこれからの高齢化社会を考えれば、IT化によってコストを
抑えつつ、高度化を図っていくシナリオが必要でしょう。どれも日本にとっては重要な課題だと思い
ます。
――それらを実現していくために、日本IBMの研究開発部門としてはどのような取り組みを進め
ていく考えですか?
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坂上 研究開発部門は、イノベーションを起こしてもらうための新しいシステムやインフラを提供す
ることに注力しています。道路交通にも管制システムを取り入れたり、食品のトレーサビリティー・
システムを導入したりすれば、データ量はけた外れに増えるので、それらをどのように収納するの
かという問題が出てきます。量も多く種類もバラバラなデータを、収納、整理して効率的に取り出
すための仕組みとしてIBMが提供しているのがIOD(インフォメーション・オンデマンド)です。研究
開発部門としても、特に力を入れている研究テーマで、データを効率的に整理するために、テキス
ト・データの意味を解釈してメタ・データを添付して収納する研究を続けています。
データ量が増えれば、コンピューターの処理能力も向上させなければなりません。これまでのコン
ピューターは、「3年で処理能力が2倍になる」という法則に沿って技術革新が進んできました。しか
し、シリコン半導体の物理的な限界も見えてきて、単にプロセッサーの速度を上げるのではなく、
プロセッサーをたくさん集めて処理速度を上げるという考え方が必要になっています。IBMでは、
すでにCellやBlue Gene?といった技術を開発しており、これらを応用して、例えば医療分野でX線
写真を使って病巣を見つけるための画像処理を短時間に行えることを実証しています。コンピュー
ターも「何でもできます」というのではなく、「一芸に秀でた」コンピューターが求められるようになる
と予想しています。
インタビューアー:
経済ジャーナリスト 千葉利宏
ただ、研究開発部門の中で閉じた活動を続けていくだけでは、お客様に対してインパクトを与える
ことはできないでしょうし、世界で20以上の研究所を抱えるIBM内部でも存在感を示すこともでき
ません。実現するのは大変で、リスクが大きくても、インパクトのあるイノベーションに挑戦すること
が必要だと思っています。一人では難しくても、みんなが集まって知恵を出し合い、得意分野を上
手く組み合わせて、リスクを分散するといったやり方が必要になりますし、場合によっては国を巻き
込む必要があるかもしれません。研究開発部門としても、今年の目標として"協業"を掲げました。
これからは研究所のエンジニアも、外に出てお客様を知る、業界を知る、Next 5 in 5やGIO以外に
世の中でどのようなイノベーションが語られているかを知る、そうして視野を広げたうえで、協業に
よって新しいプロジェクトを立ち上げるという試みにも挑戦したいと考えています。
編集後記
5年前の2003年を思い起こせば、インターネット・ブロードバンド網の普及が本格化し、ブログ・サー
ビスが始まったばかりで、おサイフケータイはまだ登場していませんでした。今後5年で「Next 5 in
5」のようなイノベーションがどこまで実現するかが楽しみです。(経済ジャーナリスト 千葉利宏)
プロフィール=1958年生まれ、札幌市出身。日本工業新聞(現・フジサンケイビジネスアイ)入社、
IT、金融、自動車、建設・住宅・不動産分野を取材。2001年からフリーランスとして活動中。
紹介
坂上 好功
IBM Next 5 in 5 第2弾:日本の専門家インタビュー - Japan
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日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員 開発製造担当
(2008年4月現在)
1983年に日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。ジャパン・サイエンス・インスティチュート(現在の
東京基礎研究所)に所属し、約9年間をメモリーの開発やASICの設計など半導体の研究・開発に
従事。 大和システム開発研究所所長(2004年)、執行役員就任(2006年)を経て、2007年 4月から
開発製造担当としてYamato Laboratoryを率いる。
2004年には「ストレージ・サブシステム・コントローラーのアーキテクチャー設計と開発」の分野で
Distinguished Engineer (DE)に任命され、ハードウェアの研究・開発の第一人者でもある。
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略歴
PROVISION: Project Big Greenを支える先端テクノロジー
情報ボックス
関連情報
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新鮮な食料品の提供
5つのイノベーション(続き)
交通輸送イノベーション
ストックホルムの道路交通イノベーション
インテリジェントなエネルギー
IBM,IBMロゴ, Blue Gene, Global Innovation Outlookは、International Business Machines
Corporationの米国およびその他の国における商標。
Adobeは、Adobe Systems Incorporatedの米国およびその他の国における登録商標または商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。