手島 聖子 - 福岡県立大学

所属 看護学部/ヘルスプロモーション看護学系 職名
助教
氏名 手島 聖子
1.教員紹介・主な研究分野 2000 年から乳幼児健康診査を通した養育者の育児ストレスと育児支援システムについて研
究を進めています.本研究は,乳幼児虐待問題という最も先鋭化されたかたちで現れている
子育ての危機の内実とその援助のあり方を,乳幼児健康診査を手がかりにしながら理論面と
実践面での両面からのアプローチを目指したものです.具体的には,養育者が安心して育児
ができる環境を構築するために,子どもの発達過程に応じた養育者の育児ストレスや育児不
安,育児ストレスに影響を与える個人的・社会的要因を短時間に把握できる質問紙を作成し,
心理的・社会的に困難な状況におかれている養育者の育児不安や育児ストレスを早期に把握
するための調査を実施しています.作成した尺度の有用性や育児不安の縦断的変化について
の検討,養育者へのインタビューなどから,母子保健システムに虐待の視点を取り入れた多
層的な育児支援システムのあり方について考察しています.
2.研究業績 ①最近の著書・論文 <論文> ・ 山下清香,尾形由起子,小野順子,手島聖子,楢橋明子,野見山美和.(2014).地域と共同
で実施した地域担当制の地域看護学実習の評価.福岡県立大学看護学部紀要,11(2).
・ 楢橋明子,尾形由起子,山下清香,小野順子,手島聖子,野見山美和.(2013).A大学にお
ける保健師教育の課題と効果的な教育方法の検討-「保健師教育の技術項目と卒業時の到達度」
に対する学生の自己評価から-.福岡県立大学看護学部紀要,10(12).
<報告書> 尾形由起子,山下清香,小野順子,手島聖子,楢橋明子,本郷秀和,村山浩一郎.(2014).
旧産炭地における高齢者の介護予防に対するコミュニティ再生に関する研究報告書.
②その他最近の業績 <学会発表> ・ 手島聖子,尾形由起子,山下清香,小野順子,楢橋明子.(2015).保健師のリカレント教育
を考える―卒業生への新人保健師交流会を開催して(第一報)―.第 3 回日本公衆衛生看護学
会,2015 年 1 月.
・ 小野順子,尾形由起子,山下清香,手島聖子,楢橋明子.(2014).地域で生活する転倒経験
のある高齢者の特性―身体的・心理的・社会的状況の分析―.第2回日本公衆衛生看護学会,
2014 年 1 月.
・ 楢橋明子,尾形由起子,山下清香,小野順子,手島聖子,野見山美和.(2013).A大学にお
ける保健師教育の課題と効果的な教育方法の検討-3年次・4年次の地域看護実習を通して
-,第1回日本公衆衛生看護学会,2013 年 1 月.
③過去の主要業績 ・ 手島聖子.(2002).養育者の育児ストレスと育児支援システム:乳幼児健康診査を通した子
育て支援と児童虐待の予防について.(財)安田生命社会事業団 2001 年度研究助成論文集,
37,30-38.
・ 手島聖子,原口雅浩.(2003).乳幼児健康診査を通した育児支援:育児ストレス尺度の開発.
福岡県立大学看護学部紀要,1(1),15-27.
・ 手島聖子,原口雅浩.(2004).育児不安の構造.久留米大学心理学研究,3,83-88.
5.所属学会 日本公衆衛生学会,日本看護科学学会,日本地域看護学会,日本心理学会,日本発達心理学
会,日本公衆衛生看護学会
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6.担当授業科目 公衆衛生看護学Ⅰ・2単位・後期,地域看護活動論・2単位・2年・後期,家族看護学・1 単
位・3年・前期,公衆衛生看護アセスメント論Ⅰ・1単位・3年・後期,在宅看護学演習
Ⅰ・1単位・3年・前期,地域看護実践論・1単位・3年 編入4年・通年,地域看護実習A
‐Ⅱ・4年・2単位・通年,地域看護実習B・4年・4単位・後期,専門看護学ゼミ・2単
位・3年・通年,専門看護学ゼミ・2単位・4年・前期
9.附属研究所の活動等 ヘルスプロモーション実践研究センター兼任研究員
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