【授業科目】地域看護活動論Ⅱ(地区診断) 担 当 教 員 栗原 喜代子、伊藤 薫、後藤 由紀、 畑中 純子 開講年次 3年次 前 期 Community Health Nursing Activities 選択必修 選 択 単位数 時間数 1 30 授業形態 演 オフィス アワー 習 巻末 記載 Ⅱ 教職員への 授業公開 可 授業概要 (内容と 進め方) 地域全体の健康レベルの向上を目指した地域づくりの基本的な展開方法である地域診断について、講義と実 習地となる自治体のデータ分析を行う演習を組み合わせて学習の展開を図る。 地域診断のグループ演習は、実在の地域のフィールドワークとし、地域の特性、環境、地域の持っている資 源や力を把握し、地域の顕在的・潜在的健康課題を総合的にアセスメントする方法や解決に向けた支援計画 の立案する方法を学ぶとともに、個人・家族・グループ・組織に対しての支援活動の一連の地域診断プロセ スを体験できるように展開する。 到達目標 (履修者 が到達す べき目標) 1.地域集団を対象に展開する地域診断(コミュニティ・アセスメント)の意義と技法がわかる。 2.地域診断に必要なデータ(地域の特性、環境、地域で活用できる資源等)の種類を知り、データを活用 してアセスメントすることができる。 3.地域の健康課題の抽出方法を知り、健康課題の優先順位の決定方法がわかる。 4.地域の健康課題・健康問題に添った活動計画の立案する上で、注意すべき事項がわかる。 5.地域の人々と協働して、健康課題を解決・改善していくことの意義を理解することができる。 時間外学 習に必要 な内容お よび学習 上の助言 授業計画 評価方法 評価基準 教科書 学生への メッセー ジ 第 1~ 3 回 第 4~ 7 回 事前学習:地域看護活動論Ⅰの「地域診断」で学んだことを学習しておく。 事前学習:個人の事前課題を必ず行なう。 (各自がきちんと事前課題を行い授業に臨むことで、グループ演習がスムースに進行します。) 第 8 回 事前学習:これまで取り組んできたグループワークの成果をグループ全体でまとめておく。 (グループ発表に向けて、チームワーク良く取り組むことが大事です。) 第 9 回 インタビュ調査の目的と技法について事前に学習し、確認してから本番に臨む。 第 10~13 回 事前・事後学習:様々な取り組み事例を学修し、地域の人々に適した支援方法を考えておく。 第 14~15 回 事前・事後学習:グループ発表の準備及び発表の振り返りを行う。 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 地域診断及び保健活動計画策定の展開方法① 地域診断及び保健活動計画策定の展開方法② 地域診断における健康指標の見方・分析方法及び演習のガイダンス 保健統計既存資料からの情報収集・アセスメント①(グループ演習) 保健統計既存資料からの情報収集・アセスメント②(グループ演習) 地区視診による情報収集・アセスメント①(グループ演習) 地区視診による情報収集・アセスメント②(グループ演習) これまでのグループワーク成果について等のグループ間の情報共有 関係者へのインタビュー調査(グループ演習) 地域健康課題の抽出と優先順位(グループ演習) 保健事業計画の立案①(グループ演習) 保健事業計画の立案②(グループ演習) 保健事業計画の立案③(グループ演習) 地域診断まとめ-演習成果のグループ発表① 地域診断まとめ-演習成果のグループ発表②と総括 1~3 回 は栗原 4 回~ 栗原、 伊藤、 後藤、 畑中 授業参加態度(20%)、グループ課題内容(50%)、個人レポート(30%)で総合的に評価する。 1)豊島泰子編集「看護学実践 地域看護学」ピ ラールプレス社(2 年前期「地域看護学概論」 で使用したもの) 2)平野かよ子編著 最新保健学講座5「公衆衛 生看護管理論」メヂカルフレンド社 3)標準保健師講座2「地域看護技術」医学書院 (2 年前期「地域看護学活動論Ⅰ」で使用した もの) 参考書等 1)ET.アンダーソン他著 コミュニティ アズパートナー 地域看護学の理論と実 際 第 2 版 医学書院 2)佐伯和子編著『地域看護アセスメントガ イド』医歯薬出版株式会社 3) 国 民 衛 生 の 動 向 厚生統計協会 2013/2014 授業内容は、保健師が特に必要とする基本的な地域看護技術の演習科目であり、この内容は、4 年生の地域 看護学実習Ⅰ・Ⅱにつながる内容です。演習への取り組みは、グループメンバー全員が協力し合い、主体的・ 積極的な学習態度を期待します。
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