成人看護学実習(急性期)

08- -33
成人看護学実習(急性期)
看護学科
3年前期
3単位
[教員]: 武藤 英理
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
健康障害の急性期およびその後の回復過程にある成人の特徴を理解し、対象に応じた看護を展開する基礎的能力を養う。
周手術期の患者を対象とし、急性期および回復期にある対象の身体的・心理的・社会的側面を理解し、看護過程を展開する能力
を身につける。 【 授業方法 】
少人数のグループとなって、学外の各医療施設にて実習を行う。学生1∼2名につき周手術期の患者1人を受け持つ。臨地の実習
指導者ならびに大学教員の指導を受けて行う。
【 到達目標 】
1.〔知識・思考力〕急性期・回復期にある対象の看護過程を展開できる。(◎)
①対象の疾患の病態生理・治療および術後合併症のリスクについて理解することができる。
②麻酔や手術の侵襲による生体反応と経過について理解することができる。
③手術を受けることによって生じる生活の変化について理解できる。
④対象の心理的・社会的側面について理解できる。
2.〔知識・思考力〕周手術期における看護師の役割について理解できる。(○)
①手術室における看護師の役割について理解できる。
②生命の安全を守るための看護について理解できる。
③感染予防や医療機器・器具の使用方法と管理について理解できる。
④看護の継続性や医療チームの連携について理解できる。
3.〔看護実践力〕 手術療法を受ける対象に対し、生命を守り、回復を促進するための看護技術を実施できる。(◎)
①異常の早期発見のための観察を実施できる。
②術後合併症の予防のための看護を提供できる。
③日常生活援助を実施できる。
④生活の再構築に向けた指導を実施できる。
4.〔協働・協調能力〕チームメンバーとしての自己の役割、責任の自覚がもてる。(医療チーム、学生メンバー)(○)
5.〔自律性〕 実施した看護を振り返り、自己の看護観を述べることができる。(○)
【 観点別評価 】
1.知識・思考力 記録 30点 患者との関わり 20点 50点
2.看護実践能力 記録 15点 患者との関わり 10点 25点
3.協働・協調能力 医療・グループメンバーとの協調性 10点 カンファレンンスへの参加 5点 15点
4.自律性 記録 5点 カンファレンスへの参加 5点 10点
【 成績評価と割合 】
実習記録 50点 患者との関わりの状況 30点 グループの協調性 10点 カンンファレンスへの参加 10点
【 テキスト 】
ナーシンググラフィカ
【 参考書・教材 】
佐藤達夫監修 からだの地図帳 講談社
【 内容 】
第1週:急性期において必要なフィジカルアセスメント、看護技術についてロールプレイを用いて学習を深める。
1.学内実習
1)周手術期患者の生命維持、回復のための援助実践を理解する。
2)患者のおかれている状況を総合的に捉え、手術によって変化した日常生活行動への援助を理解する。
2.病棟実習
1)周手術期に関連する手術室および術後回復室(ICU含む)を見学し、環境および看護師の役割を理解する。
第2週:周手術期に行われる特徴的な看護実践を知り、その意味を理解する。
1.病棟実習
1)学生1∼2名で周手術期の患者1名を受け持ち、看護過程を展開しながら受け持ち患者の看護について学ぶ。
2)周手術期における対象を理解し、回復過程を促進する看護を考え、適切な看護援助を提供し、実践した援助について評価す
る。
第3週:自分の体験を整理し、他者と共有しながら成人急性期看護援助についての学びを深める。
1.病棟実習
1)看護過程の展開を継続し、自分の実践について評価する。
2)看護過程について振り返り、看護サマリーをまろめカンファレンスを行い、学びを共有する。
2.学内実習
1)実習終了後に受け持ち患者に実施した看護援助のプロセスを振り返り、理論的にまとめて発表することにより学生間で学び
を共有し、成人急性期看護援助についての学びを深める。
【課題】毎日の実習の振り返りを行い、翌日の実習の準備をする。また、実習前に提示する事前課題に取り組む。
(課題により各2∼4h)
【 時間外での学修についての留意事項 】
対象の変化が著しい領域なので、解剖、病態生理、周手術期における対象の理解などの事前学習を十分行う必要があります。
【 受講学生へのメッセージ 】
成人看護領域の集大成となるよう積極的に実習に望んでください。また長期間であり、今後施設との関係で再履修ができない場
合がありますので健康管理に留意してください。看護学科教員のオフィスアワーは、I号館1階掲示板に明記しています。
08- -37
老年看護学実習Ⅱ
看護学科
3年後期
2単位
[教員]: 大内 隆
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
日常生活援助が必要な高齢者を総合的に捉え,施設における看護の役割を理解することで高齢者に必要な看護ができる能力を養
う。施設において日常生活援助が必要な高齢者に接遇し,機能低下を踏まえた高齢者に対する看護実践を展開する。またチーム
ケアや継続看護の実践について経験し、病院や在宅,施設といった継続・連携の過程の実際と看護職者の役割を体得する。
【 授業方法 】
少人数グループとなり施設において実習を行う。学生1ないし2名につき一人の患者を受け持ち、臨地の実習指導者および大学
教員の指導を受ける。
【 到達目標 】
1.〔知識・思考力〕健康障害をもつ高齢者の加齢に伴う変化や疾病が,日常生活に及ぼしている影響を述べることができる。
(◎)
2.〔看護実践能力〕健康障害のある高齢者とコミュニケーション技術を用いた関係を築くことができる。(◎)
3.〔協働・協調能力〕保健・医療・福祉における関係職種の役割および協働について述べることができる。(△)
4.〔自律性〕高齢者をとりまく社会の現状と課題について述べることができる。(○)
【 観点別評価 】
1.知識・思考力:実習態度20点 提出物10点 合計30点
2.看護実践能力:実習態度20点 提出物20点 合計40点
3.協働・協調能力:提出物10点 合計10点 4.自律性:実習態度10点 提出物10点 10点 合計20点
【 成績評価と割合 】
成績評価:実習態度・提出物 割合:実習態度50% 提出物50% 【 テキスト 】
デジタルナーシング29巻「高齢者の健康と障害」30巻「高齢者看護の実践」他メディカ出版
【 参考書・教材 】
必要時提示する。
【 内容 】
1.学内実習
1)老年看護学実習に関するオリエンテーション。
2)実習施設で入所者/利用者のケアの実際および看護の原則について復習する。(5h)
2.病棟実習
1)学生1ないし2名で老年期にある利用者1名受け持ち、看護援助の展開によって利用者を支援する。
2)施設における振り返り、看護の役割についてまとめ,カンファレンスなどで学びを共有する。(5h)
3.実習終了後に受け持ち患者に実施した看護援助プロセスを振り返り、理論的にまとめて発表する。
【 時間外での学修についての留意事項 】
実習記録は教科書等で確認しながら内容を充実させ、他者にも理解しやすいよう丁寧な記録を心掛ける。疑問点はすぐに調べ、
実習に生かせるようにしてください。
【 受講学生へのメッセージ 】
必要に応じてオフィスアワー(水;10:40∼12:50)を含め,いつでも来室されてください。
08- -41
在宅看護論実習
看護学科
3年前期
2単位
[教員]: 渡邊 清美
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
在宅において健康障害または、健康に不安を抱えながら生活する在宅療養者とその家族への援助活動の実際を通して在宅看護の
役割を理解し、看護を実践するための能力と態度について学ぶ。
【 授業方法 】
訪問看護ステーションにて実習します。
【 到達目標 】
1.【知識・思考力】在宅看護の特徴と役割について理解できる(○) 2.【知識・思考力】訪問看護ステーションの特徴を理解できる(○)
3.【看護実践能力】在宅療養者とその家族のニーズを把握し、看護課程が展開できる(◎)
4.【看護実践能力】地域で暮らす高齢者の生活状況を知り、地域支援について理解できる(◎)
5.【協働・協調能力】在宅ケアシステムにおける看護の役割について理解できる(○)
【 観点別評価 】
1.「知識・思考力」:提出物20点 2.「看護実践能力」:実習態度40点 提出物20点
3.「協働・協調能力」:実習態度10点 提出物10点
総合計 100点
【 成績評価と割合 】
実習態度50% 提出物50% 合計100%
【 テキスト 】
デジタルナーシング・グラフィカ 在宅看護論 地域ケアを支えるケアメディカ出版
【 参考書・教材 】
資料は必要時配布します。
【 内容 】
第 1週:1.実習時期・期間
3年生前期 5月∼7月 2週間の実習
2.内容
1)訪問看護ステーションで実習を行う。
2)訪問看護ステーションでは訪問事例を数事例経験し、そのうち1事例は受け持ち事例として看護過程を
展開する。
3)訪問事例を通して在宅療養者の理解を深め、生活の場や状況に応じた援助方法を学ぶ。
4)訪問看護ステーションでの機能と役割を学ぶとともに、地域で生活する対象者を支えるための社会資源や
ケアシステムについて理解する。
5)実習中のカンファレンス、学内カンファレンスを通じて学習体験を共有し、学びを深める。
3.【課題】
1)毎日の実践実習により振り返りを行う(2∼3h)。
2)訪問看護ステーションの機能と役割、看護過程の展開、在宅療養者を支援する制度について整理する
(課題により3∼6h)。
第 2週:
第 3週:
第 4週:
第 5週:
第 6週:
第 7週:
第 8週:
第 9週:
第10週:
第11週:
第12週:
第13週:
第14週:
第15週:
【 時間外での学修についての留意事項 】
毎日の実習記録は、訪問事例での実習体験や見学した内容から自分の考えをまとめ内容を充実させてください。
【 受講学生へのメッセージ 】
病院や施設における実習で学んだ知識・技術を活用し、在宅療養生活を援助する看護について学びましょう。体調管理には十分
留意して実習に臨んでください。看護学科教員のオフィスアワーは、Ⅰ号館1階で掲示しているので、活用してください。
08- -45
小児看護学実習
看護学科
3年前期
2単位
[教員]: 清水 美恵
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
保育園での実習を通して、子どもの成長発達段階に応じた基本的生活習慣の確立と生活援助の方法を学びます。医療施設では、
入院中の子どもの疾患・治療・成長発達・生活・科族の状態を総合的に理解し、子どもと家族のニーズを踏まえ、個別性に応じ
た計画的な看護実践が展開できる基礎的な能力を養います。
【 授業方法 】
少人数のグループとなって、学外の保育園および医療施設にて実習を行う。保育園では、数人でクラスを受け持ち、担当保育士
ならびに大学教員から指導を受けて行う。医療施設では学生2名につき1人の患者を受け持ち、臨地の実習指導者ならびに大学
教員の指導を受けて行う。
【 到達目標 】
1.【保育園】 2.「知識・思考力」子どもの成長発達段階と日常生活援助方法が理解できる。(◎)
3.「知識・思考力」子どもの成長発達段階に応じた遊びとその意義が説明できる。(◎)
4.「看護実践能力」子どもを取り巻く危険因子を捉え、安全面に配慮した援助ができる。(◎)
5.「協働・協調能力」看護学生としての自己の役割を認識し、保育者やグループメンバーとの連携や協働の必要性を説明でき
る。(○)
6.「自律性」実習を振り返り、自己の子ども観を述べることができる。(◎) 7.【臨床施設】 8.「知識・思考力」患児の成長発達段階を踏まえ、健康障害のある患児とその家族に必要な看護が理解できる。(◎)
9.「知識・思考力」患児とその家族の権利や尊厳を守るための援助方法と看護師の役割が理解できる。(◎)
10.「知識・思考力」検査・処置が患児とその家族に及ぼす影響と看護の役割について説明できる。(◎)
11.「看護実践能力」安全・安楽に配慮し、成長発達に応じた援助ができる。(◎)
12.「協働・協調能力」チームメンバーとしての自己の役割を理解し、責任ある行動をすることができる。(○)
13.「自律性」実施した看護を振り返り、自己の小児看護観を述べることができる。(○)
【 観点別評価 】
【保育園】
「知識・思考力」記録10%、園児との関わり5% 「看護実践能力」記録5%、園児との関わり5% 「協働・協調能力」保
育者との協調性2.5%、カンファレンスへの参加2.5% 「自律性」記録5%、園児との関わり5%
【臨床施設】 「知識・思考力」記録15%、患児との関わり10% 「看護実践能力」記録10%、患児との関わり5% 「協働・協調能
力」医療者・グループメンバーとの協調性5%、カンファレンスへの 「自律性」記録5%、患児との関わり5% 総合点 100点 【 成績評価と割合 】
【保育園】記録20% 園児との関わり15% 保育者との協調性、カンファレンス参加5% 【
臨床施設】記録30% 患児との関わり20% 医療者・グループメンバーとの協調性5% カンファレンスへの参加 5% 【 テキスト 】
デジタルナーシンググラフィカ 小児看護学①、②メディカ出版
【 参考書・教材 】
授業での配布資料及び必要時提示します。
【 内容 】
1.実習期間
保育園:1週間 臨床施設:1週間
2.実習内容
【保育園】
1)受け持ちクラスに分かれ、年齢の異なる2クラスを2日交代で受け持ち、成長発達の特徴を理解する。
2)保育園のオリエンテーションを受け、保育園の概要を理解する。
3)保育園の日課に従い、担当保育士または教諭のもと実習する。
子どもの成長発達過程、健康状態、基本的生活習慣、表情・活気・機嫌、思い、活動・遊び・言語、友達関係、園児と保育
者のかかわりなどを意識的に観察する。
4)園児と同じ目線で接するよう心がけ、学生であっても園児からみれば先生(モデル)であることを自覚し行動する。
5)園児への対応で困ったことや疑問点は、その場で指導保育士に報告し助言を受ける。
6)カンファレンスに参加し、各年齢の子どもの成長発達段階についての情報を共有し考察する。
【臨床施設】
1)入院している子どもを受け持ち、問題を明確にし援助する。
2)実習開始時には、1日の目標及び行動計画を実習指導者・担当教員に報告し、助言を受ける。
3)アセスメントに基づき必要な看護計画を立案し、実習指導者・担当教員に相談した上で必要なケアを実施する。
4)実施したケアおよびその結果、把握した情報は、実習指導者に報告する。また、計画していたケアが実施できなかった場合
も理由とともに報告する。
5)カンファレンスに参加し、各発達期の患児とその家族の問題を共有し考察する。
3.課題
毎日の実践の振り返りを行う。また、実習前に提示する事前課題に取り組む。
(課題により各3∼6h)
【 時間外での学修についての留意事項 】
これまでに学習した内容を十分に復習し実習に臨んでください。
【 受講学生へのメッセージ 】
子どもとのかかわりを通して、子どもに合った援助や遊びの意義を深めましょう。子どもの目線に合わせ、子どもが伝えようと
していることを感じ、受け止め、子どもの人権を尊重した看護実践を学んでください。体調管理をしっかり行いましょう。実習
中困ったことは、必ず教員や指導者に相談してください。
08- -49
母性看護学実習
看護学科
3年前期
2単位
[教員]: 谷 純子
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
学内で学んだ知識および技術を基に、臨地での妊産褥婦と新生児の受け持ち事例を通して母性の特性を理解し、対象およびその
家族に応じた母性(周産期)看護の実際が実践できる基礎的能力を習得する。
【 授業方法 】
1:母性病棟(4日間):実習施設でのオリエンテーション後に受け持ちの選定を行う。妊産褥婦および新生児の基本的看護援助
を指導者とともに実施する。カンファレンスでは受け持ち事例の看護実践や見学を通して、基礎的な知識・技術の確認をし、実
習目標への到達を図る。 2:保健センター(3日間):保健センターでの看護活動を指導者とともに実施する。
3:学内実習(3日間):課題学習、GWDを通して学びを共有する。
【 到達目標 】
1.[看護実践能力]妊産褥婦および胎児・新生児の母性看護の実際が実施できる。(◎)
2.[看護実践能力]母性看護特有の看護技術援助が実施できる。(◎)
3.[知識・思考力]地域の母性看護が周産期医療に果たす役割を考えられる。(○)
4.[協働・協調能力]地域母子保健システムと地域おける母性看護活動について考えられる。(○)
5.[自律性]看護専門職業人としての役割を養う。(○)
【 観点別評価 】
1.知識・思考力:母性病棟実習・保健センター実習および課題学習 15点 2.看護実践能力:母性病棟実習および保健センター実習 73点 3.協働・協調能力:母性病棟実習、保健センター実習 6点
4.自律性:課題学習 6点
【 成績評価と割合 】
評価対象:事前課題、実習記録提出、および実習終了の学習課題レポート提出
評価方法:1.母性看護学実習評価表に基づき評価する。
2.評価にあたっては、実習指導者の意見も参考にする。
3.学修評価の単位認定を受けるためには、、指示期限内の提出を必須とする。
【 テキスト 】
デジタルナーシンググラフィカ 母性看護学①、②メディカ出版
【 参考書・教材 】
授業配布資料および周産期看護技術資料
【 内容 】
1.実習内容と進め方
1)看護の実際
(1)看護過程展開による母性看護を実践する(カンファレンスを含む)。
母性病棟に入院中の受け持ち妊産褥婦および新生児をとおして母性看護援助を実施する。
(2)地域における周産期の継続看護と役割を理解する。
保健センターの実習をとおし、周産期医療における母性の継続看護および看護師の地域に果たす役割などを理解する。
(3)母性看護技術援助の実施
沐浴・諸計測・レオポルド腹部触診等
(4)GWDと学習のまとめ
実習第2週目金曜日はテーマに沿ってディスカッションを行う。テーマは当日に発表する。
2)カンファレンス
(1)基本的には毎日実施し、場所・時間については、当日決定する。
(2)カンファレンスのテーマはその都度決定する。
3) 事前課題
指定の課題を行い、実習第1日目に提出をする。書式は問わないが、ノート等、各自が後で見直すことのできるものとす る。
4)学習課題レポート :実習終了時の課題レポート
(1)課題は実習第2週目木曜日に提示する。
(2)テーマに沿って、実習内容を踏まえて記述する。
【 時間外での学修についての留意事項 】
2年次までに勉強した内容を十分に復習して実習に臨むようにして下さい。
【 受講学生へのメッセージ 】
実習は、必ず臨床でのエキスパートナースとともに看護援助を行います。妊娠・出産・育児という貴重な体験をされた女性とそ
の家族への援助を通して、ご自分の将来の人生設計も一緒に考えてみましょう。普段からの健康の維持・促進を考え、健全な妊
娠・出産・育児ができるよう看護支援の必要性を考える機会にしましょう。オフィスアワーは後日掲示します。
08- -53
精神看護学実習
看護学科
3年後期
2単位
[教員]: 池上 由美子
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
既習の知識・技術を活用し、心を病む人と家族への看護方法や役割及び精神科看護の基礎的実践力を習得する。
【 授業方法 】
精神科病棟において対象者との治療的対人関係を形成発展させ、対象者の看護問題を把握し、立案した看護計画に沿った看護援
助をする。
【 到達目標 】
1.対象の発達段階、健康状態の特徴をアセスメントできる【知識・思考力】
2.アセスメントに基づいて個別的な看護計画を立案、実施、評価できる【看護実践能力】
3.治療の場での対象と看護師との関係性がもつ治療的関係を捉えられる【看護実践能力】
4.対象を取り巻く保健医療福祉チームを認識し協働できる【協働・協調能力】
5.看護専門職業人としての役割を養う【自律性】
【 観点別評価 】
1.知識・思考力 :精神看護の実際 12点(◎)
2.看護実践能力 :精神看護特有の看護技術援助 20点(◎)
3.看護実践能力 :精神看護特有の治療的関係の理解 10点(○)
4.協働・協調能力:地域の精神看護 23点(◎)
5.自律性 :看護専門職としての役割(1)、(2) 35点(◎)
【 成績評価と割合 】
評価対象と割合:臨地実習(85%)、事前学習課題(15%)
方法:1. 精神看護学実習評価表に基づき評価する。
2. 評価にあたり、実習指導者の意見も参考にする。
3. 学修評価の単位認定を受けるためには、指示期限内の提出を必須とする。
【 テキスト 】
デジタルナーシンググラフィカ 精神看護学①、② メディカ出版(各自、書店で購入してください)
【 参考書・教材 】
・系統看護学講座 専門分野Ⅱ精神看護学①精神看護の基礎、精神看護学②精神看護の実際 第4版 医学書院
・精神看護学実習ポケットブック増補版 精神看護出版 ・エビデンスに基づく精神科看護ケア関連図 中央法規
【 内容 】
1)看護の実際
(1)看護過程展開による精神看護を実践する(カンファレンスを含む)
精神科病棟に入院中の受け持ち患者を通して精神看護援助を実施する。
(2)治療の場での対象と看護師との関係性がもつ治療的関係を捉えられる。
精神科病棟に特徴的な治療を通して、精神科治療の場を知り、看護師の役割を理解する。
(3)対象を取り巻く保健医療福祉チームを認識し協働できる。
実習を通して医師、看護師以外の医療職との協働を理解する。 2)カンファレンス
(1)カンファレンスを行い、指導者及び教員からアドバイスを受け、学習した内容を学生間で共有する。
(2)基本的にはカンファレンスは毎日実施し、時間・場所については当日決定する。
3)事前学習課題
指定の課題を行い、実習第1日目に提出をする。書式は問わないが、ノート等、各自が後で見直すことのできるものとする。
【 時間外での学修についての留意事項 】
既習した精神疾患や精神科特有の入院形態などについて、事前学習を行ってください。わからないことは、適宜質問してくださ
い。
【 受講学生へのメッセージ 】
座学を実践で活かすためにも、対象および精神疾患への関心を持ち、意欲的に臨地実習に取り組んで下さい。
オフィスアワー:学内演習日(金)は研究室1号館 16:30∼17:00
08- -54
救急看護・災害看護
看護学科
3年前期
1単位
[教員]: 和田 孝
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
救急および災害時の状況特性、看護の役割と必要な看護について理解する。具体的には、救急看護では救急患者のアセスメント
、救急疾患の理解と治療処置、心肺蘇生法(一次救命処置)の知識と技術を、講義と実技で教授する。災害看護では、災害と健
康障害の特徴および災害医療・災害看護の現状と看護職の役割を理解し、災害支援活動およびトリアージ、応急処置、必要な技
術について教授する。また、地域の災害危機管理体制も理解できるように教授する。
【 授業方法 】
救急患者のアセスメント、救急疾患の理解と治療処置については、画像や事例を用いて理解できるように教授する。心肺蘇生法
は、講義と実技で修得する。災害看護・災害医療については、画像や過去の事例を用いて理解できるように教授する。災害トリ
アージについては、机上シミュレーションで学習する。
【 到達目標 】
1.【知識・思考力】救急医療・救急看護の特性と役割、現状について理解できる。(◎)
2.【知識・思考力】救急患者に起こりうる急性症状の身体所見と治療処置について理解できる。(◎)
3.【看護実践能力】救急看護に必要な一次救命処置(BLS)が実施できる。(◎)
4.【知識・思考力】災害看護・災害医療の基礎的知識・災害サイクルに応じた看護支援活動を理解できる。(◎)
5.【協働・協調能力】災害トリアージの知識を机上シミュレーションで実践できる。(△)
【 観点別評価 】
「知識・思考力」:定期試験80点 「看護実践能力」一次救命処置(BLS):OSCE 20点 「協働・協調能力」:グループワーク成果物10点 合計100点
【 成績評価と割合 】
筆記試験:80%、一次救命処置(BLS)OSCE:20%、グループワーク成果物:10%
【 テキスト 】
ナーシング・グラフィカ2013成人看護学②「健康危機状況」メディカ出版
ナーシング・グラフィカ2013合と実践「災害看護」メディカ出版
【 参考書・教材 】
授業毎の事前配布資料
【 内容 】
第 1週:オリエンテーション、救急医療の現状、救急医療体制、救急看護の特徴と役割(講義)〈1.5H〉
【課題】学習内容を復習する(1H)
第 2週:救急患者の急性症状と看護ケア① 呼吸器系、循環器系、中枢神経系、体温異常(講義)〈1.5H〉
【課題】学習内容を復習する(1H)
第 3週:救急患者の急性症状と看護ケア② 消化器系、体液・代謝異常、外傷、熱傷、中毒 (講義)〈1.5H〉
【課題】学習内容を復習する(1H)
第 4週:災害の定義、種類、災害医療の特徴(CSCATTT)、災害サイクルに応じた看護支援活動(講義)〈1.5H〉
【課題】学習内容を復習する(1H) 第 5週:災害時に特徴的な疾病構造、一次救命処置のエビデンス(講義)〈1.5H〉
【課題】学習内容を復習する(1H) 第 6週:一次救命処置の実際(演習:1グループ6名)〈1.5H〉 【予習課題】一次救命処置のDVDを観てくる(1H)
第 7週:災害トリアージの机上シミュレーション(演習:1グループ6名)〈1.5H〉
【予習課題】災害トリアージ(START法)(1H)
第 8週:災害トリアージの机上シミュレーション(演習:1グループ6名)〈45M〉
【予習課題】災害トリアージ(START法)(1H)
【 時間外での学修についての留意事項 】
演習(第6∼8回)は、予習課題を理解していることを前提に演習を進めていきます。必ず予習をしましょう。
【 受講学生へのメッセージ 】
救急患者は、病棟や施設に関係なく発生します。すべての看護師は、健康状態が急激に悪化した人を救うための知識や技術を修
得しておく必要があります。解らないことや疑問に思うことは、何なりと聞いてください。
08- -55
終末期看護論
看護学科
3年前期
1単位
[教員]: 田中 美帆
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
人生の終末期にある人と、その家族に対し、その人らしく在ることが出来るように援助する方法と、学生自身の死生観を深め、
看護のあり方について考えることを目標とします。具体的には、ターミナルケアの概念、歴史、死生観について学ばせ、終末期
にある人とその家族の特徴を踏まえた、緩和ケア、ホスピスケア、死の看とりに関する知識・技術を教授します。その上で今と
いう大切な時間に向き合って、関わることが出来るように、その基礎を教授します。また、大切な人を無くした家族のグリーフ
ケアについても教授します。
【 授業方法 】
ターミナルの概念・歴史や、終末期の特徴、症状緩和に関する知識などについてはPower Pointを用いて講義します。「死生観
を深める」、「死の看とり」、「その人らしく在ることを援助すること」や「大切な時間に向き合う」ことについては、講義だ
けでなく、事例検討・グループワーク・ロールプレイを用いてすすめる。
【 到達目標 】
1.【知識・思考力】身体症状を緩和するために必要な知識・技術を理解することが出来る。◎ 2.【知識・思考力】精神症状・社会的な苦痛・スピリチュアルな苦痛を緩和するために必要な知識・技術を理解することが出
来る。◎ 3.【知識・思考力】その人らしさ・その方をみることの大切さを理解することが出来る。◎ 4.【知識・思考力】予後日単位から、死後までの一般的な経過を理解し、その時期に必要なケアにつなげることが出来る。◎
5.【協働・協調能力】1人1人の意見を大切にグループ検討し、話のプロセスと結果を他グループへ伝えることが出来る。○ 6.【自律性】自分の思いに向き合い、他者の思いに関心を示し、主体的に看護を探求することが出来る。○ 【 観点別評価 】
1.知識・思考力:定期試験50点・グループワークの成果物10点 合計60点 2.協働・協調能力:グループワークの成果物 20点 合計20点 3.自律性:レポートとグループワークでの取り組み 20点 合計20点 合計100点 【 成績評価と割合 】
筆記試験 50点 グループワークの成果物30点 レポート20点 合計 100点
【 テキスト 】
ナーシング・グラフィカ 2013人看護学②「健康危機状況」成人看護学⑦「緩和ケア」メディカ出版
【 参考書・教材 】
時間内に適宜提示します。
【 内容 】
第 1週:オリエンテーション 緩和ケア・終末期のイメージ共有 がん患者体験 ターミナルケア・緩和ケアの概念・
歴史(講義)
【課題】今までの講義、実習など体験したことから終末期の患者さんの関わりに困ったこと、感じた事などまとめてく
る。(1H) 第 2週:身体症状の緩和(講義)(一部演習)
【課題】授業テーマについて予習しておく。授業内に課題について提示する。(1H) 第 3週:疼痛事例の検討(GW事例A)
【課題】授業テーマについて予習しておく。授業内に課題について提示する。(1H) 第 4週:精神症状・心理的・社会的・スピリチュアルな苦痛に対するケア(講義)事例Aを通してもう一度考える 【課題】授業テーマについて予習しておく。授業内に課題について提示する。(1H) 第 5週:第4週続き ご家族のケア・グリーフケア(講義)
【課題】授業テーマについて予習しておく。授業内に課題について提示する。(1H) 第 6週:臨死期における変化 看とりのケア(講義) エンゼルケア(演習)
【課題】授業テーマについて予習しておく。授業内に課題について提示する。(1H) 第 7週:そのひとらしさ チーム医療の意味 自らもケアされること (講義・RP・GW)
【課題】授業テーマについて予習しておく。授業内に課題について提示する。(1H) 第 8週:まとめ(45分)
【課題】授業テーマについて予習しておく。授業内に課題について提示する。(1H) 【 時間外での学修についての留意事項 】
終末期の看護を学ぶことは「生きること」を学ぶことでもあります。毎回の授業を振り返り考えを深めましょう。また、今回の
1回目の前に自分の考える「がんに罹患された人」、「終末期」、「緩和ケア」、「生きること」、「死ぬこと」についてイメ
ージをメモしてきてください。今は講義の前です。自由に記載してください。
【 受講学生へのメッセージ 】
実習の予行先週と思ってのぞんでください。時間外に質問等ありましたら授業終了時にきてください。
08- -56
看護制度論
看護学科
3年前期
1単位
[教員]: 酒井 和美
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
看護専門職は法的な側面と専門職としての社会的評価、看護教育と卒後教育が重要といわれています。
本科目では、看護に関する関連法規を概説し、法改正の経緯から看護を考えます。看護専門職として現在の医療環境を汲みしな
がら求められてる専門職と何かを理解していきたいと考えます。
看護教育は近年急速に発展していますが看護学校教育の歴史背景から、そこにある問題点や今後どのような教育が期待されてい
るかを考えながら教授していきます。
【 授業方法 】
講義中心となりますが、グループワークを取り入れながら授業を進めていきます。
【 到達目標 】
1.1.「知識・思考力」関係法規と看護制度について理解できる。(◎)
2.「知識・思考力」保健師助産師看護師法から看護業務と、看護基礎教育が理解できる。(◎)
3.「知識・思考力」専門職としての組織と卒後教育について理解できる。(◎)
4.「協働。協調能力」看護専門職として働くための課題を見いだす。(○)
【 観点別評価 】
1.知識・思考力 定期試験40点
2.協働・協調能力 グループワーク成果物20点 課題レポート40点
合計100点
【 成績評価と割合 】
筆記試験評価 40% グループワークとレポート評価 60% 【 テキスト 】
ナーシング・グラフィカ 看護の統合と実践① 看護管理 メティカ出版
【 参考書・教材 】
新体系看護学全書 健康支援と社会保障制度④関係法規 メチ゛カルフレンド社
看護管理学習テキスト第2版第7巻 看護制度・政策論 日本看護協会出版会
新版 看護者の基本的責務ー定義・概念/基本法/倫理 日本看護協会出版会
【 内容 】
第 1週:(1)看護制度・関連法規の概説(憲法・医師法・医療法)
(2)看護制度・関係法規の概説(保健師助産師看護師法・看護師等人材確保促進に関する法律) 講義
【課題】テーマについてよく読んでくる。(1H)
第 2週:(1)看護師等人材確保促進に関する法律の理解
(2)関連法規からみる看護の役割について(レポート①) 講義
第 3週:(1)社会福祉制度と看護の役割
(2)「保健師助産師看護師法」での看護業務とその範囲 講義
【課題】テーマについてよく読んでくる。(1H)
第 4週:(1)医療法改正(第1∼5次)の変遷と看護制度の変化
(2)皆保険制度・皆年金制度成立の歴史と課題 講義
【課題】テーマについてよく読んでくる。(1H)
第 5週:(1)日本看護協会、日本看護連盟の役割について
(2)専門看護師・認定看護師・認定看護管理者について
(3)保健師助産師看護師法からみる看護師業務について(リポート②) 講義
【課題】テーマについてよく読んでくる。(1H)
第 6週:(1)グループワーク(卒後教育から)
(2)グループ発表とまとめ グループワーク
【課題】看護卒後教育に関して事前学習してくる。(1H)。
第 7週:(1)看護教育の歴史と看護教育制度について
(2)卒後教育・ジェネラリストナース・キャリアアンカーについて 講義
【課題】テーマに関して事前学習してくる。(1H)
第 8週:(1)最近の動向
(2)まとめ 講義
第 9週:
第10週:
第11週:
第12週:
第13週:
第14週:
第15週:
【 時間外での学修についての留意事項 】
看護の関する関係法規を事前に復習しておいてください。
【 受講学生へのメッセージ 】
看護制度はその時々の医療環境や経済状況などに大きな影響を受けます。それは皆さんの将来にも深く関係する話だと考えます
。質問や相談などがあれば、時間終了後に来てください。
08- -57
看護研究
看護学科
3年前期
2単位
[教員]: システム管理者
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
看護実践の問題解決に必要な研究的思考を身につけるために、看護研究の基礎的知識と研究の進め方について理解することを目
標とする。具体的には、研究の定義と研究の種類・特徴、文献検索の方法、論文のクリティーク、研究の倫理、研究のプロセス
、研究計画書の立案、研究のまとめ方について教授する。とくに研究テーマ設定までの問題意識と研究課題決定過程を体得でき
るように教授し、意欲的な研究への取り組みと基本的な研究スキル、科学的な研究方法について理解できるように指導する。
【 授業方法 】
グループワークと個人ワークで演習を行いながらすすめていく。他者の意見をとりいれながら批判的に論文を読む学習を行い、
グループで整理したことを資料を作成し、プレゼンテーションを行う。また、個々の実習体験をとおして、ケーススタディを行
うことで一連の看護研究のプロセスを学んでいく。
【 到達目標 】
1.「知識・思考力」看護研究の目的と意義など基本的な考えが理解できる(◎) 2.「知識・思考力」看護研究のプロセスを理解できる(◎) 3.「協働・協調能力」グループワークをとおして他者の意見を共有し、論文をクリティークすることができる(○) 4.「自律性」ケーススタディによって自分の看護実践を研究プロセスを用いて考察することができる(◎) 【 観点別評価 】
1.知識・思考力: グループワーク/10点 個人ワーク/30点 合計40点
2.看護実践能力:0点
3.協働・協調能力:グループワーク/20点 グループ発表/10点 合計30点
4.自律性:個人ワーク/30点 合計30点
合計100点 【 成績評価と割合 】
個人ワーク60% グループワーク30% グループ発表10% 合計100%
【 テキスト 】
デジタルナーシンググラフィカ2013 基礎看護学4 看護研究メディカ出版
【 参考書・教材 】
授業内に提示します。
【 内容 】
第 1週:オリエンテーション 研究の意義 (講義) 【課題】臨地実習をとおして看護について疑問に感じたことをまとめる(1H)
第 2週:さまざまな研究方法 ①質的研究・量的研究(講義) 【課題】課題の論文を読み込んでくる(1H)
第 3週:さまざまな研究方法 ②ケーススタディ(講義/演習) 【課題】課題の論文を読み込んでくる(1H)
第 4週:研究倫理について(講義/演習) 【課題】臨地実習をとおして実践上の倫理的問題を考えてくる(1H)
第 5週:看護学の諸理論(講義/演習) 【課題】1年生で取り組んだ看護理論を復習してくる(1H)
第 6週:看護学の諸理論(講義/演習) 【課題】1年生で取り組んだ看護理論を復習してくる(1H)
第 7週:文献検討(講義/演習) 【課題】授業内の課題について文献検索をしてみる(1H)
第 8週:クリティーク①(講義/演習) 【課題】課題の論文をクリティークする(1H)
第 9週:論文の書き方/プレゼンテーションの方法(講義/演習) 【課題】ケーススタディをすすめる(1H)
第10週:クリティーク②(講義/演習) 【課題】課題の論文をクリティークする(1H) 第11週:ケーススタディの進め方(講義/演習) 【課題】2年生の領域実習をふりかえってくる(1H)
第12週:研究計画書の立て方 ケーススタディのテーマの決定 (講義/演習) 【課題】テーマを考える(1H)
第13週:ケーススタディのテーマの決定 研究計画の立て方 (講義/演習) 【課題】テーマを考える(1H)
第14週:ケーススタディをまとめる(講義/演習)(実習帰校週で行う) 【課題】ケーススタディをすすめる(1H)
第15週:ケーススタディをまとめる(講義/演習)(実習帰校週で行う) 【課題】ケーススタディをすすめる(1H)
【 時間外での学修についての留意事項 】
読みやすいものでよいので看護系の論文をたくさんよんで論文になれていきましょう。エビデンスは論文からみつけましょう。
【 受講学生へのメッセージ 】
皆さんが,今後看護職に就いた時に日常の看護実践を振り返り,よりよい方策を見出すことにつながる学習内容です。ことばや
学習プロセスは難しくなりますが、がんばってとりくんでください。オフィスアワーは不定期になります。1階に掲示していま
す。
08- -58
統合看護論
看護学科
3年後期
2単位
[教員]: 伊藤 恒子
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
ここでは専門基礎科目・専門科目・発展科目を個々に振り返り、看護学として一つに統合させる事により看護の基礎能力を高め
め発展させます。これは看護実践能力の基盤となることから、看護職を目指す者にとって重要です。全教科の教員が全員関わる
ことで、既習の学習事項の確認や学生自身の自己の不足を補い、知識・技術がどの程度身についているかの最終確認の機会とし
します。また、医療・看護分野への円滑な移行に向けての必要な情報や考え方についても教授します。
【 授業方法 】
テキスト及び配布資料を基に講義・自己学習・グループワーク等を取り入れながら進めます。
【 到達目標 】
1.1.知識・思考力:看護の基礎能力として、各科目で求められる基本的な知識・技術を理解し、展開できる。(◎)
2.自立性 :各分野の学習要点を整理し、自己の課題を解決できる。(◎)
【 観点別評価 】
1.知識・思考力:筆記試験90%
2.自立性 :課題レポート10%
【 成績評価と割合 】
方法 :筆記試験(2回)、課題レポート(1回)
項目と割合 :筆記試験(90%)、課題レポート(10%)
【 テキスト 】
ナーシンググラフィカ、国家試験対策問題集 【 参考書・教材 】
適宜掲示します。
【 内容 】
第 1週:総合テスト①
第 2週:総合テスト②
第 3週:総合テスト③
第 4週:総合テスト④
第 5週:回答あわせと解説
第 6週:ポイント学習(5領域)
第 7週:ポイント学習(5領域)
第 8週:各領域教員による集中講義
第 9週:同上
第10週:同上
第11週:同上
第12週:総合テスト①
第13週:総合テスト②
第14週:総合テスト③
第15週:総合テスト④
【 時間外での学修についての留意事項 】
毎日の学習計画を作成し、既習科目全体を再学習する。(各自で学習ノートを作成し計画的に進めること。)
講義前には必ず事前学習で自己の振り返りをし、知識の確認をしておくこと。
各講義終了後には必ずその日のうちに学習内容の復習をすること。
【 受講学生へのメッセージ 】
時間を惜しんで学習に取り組む姿勢が必要です。
自分が一番学びやすい学習スタイルを見つけて下さい(グループで共同学習するのも良いでしょう)。
仲間で助け合い励まし合って、学習力を競い合いましょう。
08- -59
看護統合実習
看護学科
3年後期
2単位
[教員]: 古田 桂子
[関連する資格・履修制限等]:
【 授業内容 】
医療施設において看護部の管理者及び病棟管理者から看護管理の実際を見聞きし、よりよい看護を提供する看護管理や医療安全
の仕組みを学びます。また、看護チームの一員として複数の患者を受け持ち多様なニーズに対応する優先順位を考え、看護ケア
を実践します。このような病棟での管理や看護実践をとおしてチームで看護を提供することの意味や他職種との連携・調整等を
学び、自ら看護専門職としての役割と責任を自覚し、既習学修を統合し看護実践能力を身につけます。
なお、この実習は、3年間の看護実践力の総点検でもあります。自らの実践力を振り返り、主体的に実践力を育成します。
【 授業方法 】
1グループ8名で、大垣市民病院及び博愛会病院の2医療施設で、実習をします。
【 到達目標 】
1.【知識・思考力】看護管理の実際を見学し、医療安全や組織化が理解できる。(◎)
看護の継続性や看護チームの果たす役割が説明できる。
2.【看護実践力】複数の対象の優先順位と時間管理に配慮しながらチームメンバーと協議してケアを実践できる。(◎)
3.【協働・協調】看護チームの一員として責任をもって自らの役割を果たすことができる。(△)
4.【自律性】主体的に看護実践に取り組み、カンファレンスに主体的に臨み役割を果たすことができる (○) 【 観点別評価 】
1.【知識・思考力】記録物 25%
2.【看護実践力】 記録物 20% 看護ケアの取り組み 30%
3.【協働・協調】 実習態度5% カンファレンス参加・貢献 5%
4.【自律性】 実習態度10% カンファレンス参加・貢献 5%
合計100点
【 成績評価と割合 】
実習での記録物45%、看護ケアへの取り組み30%、実習態度15%、カンファレンスへの参加貢献10%で評価する。
【 テキスト 】
教科書:デジタルナーシンググラフィカ20看護管理メディカ出版
【 参考書・教材 】
必要時提示する。
【 内容 】
詳細には実習の手引きを参照
1. 実習時期・期間:27年11月9日∼20日の2週間
2. 内容:
①病棟における看護管理の実際の講義及び管理者に同行し看護管理や医療安全など参加観察します。
課題「看護管理の教科書を事前学習しておく」「実習したことを振り返り、疑問点をまとめる」(2H)
②看護チームの一員として複数の患者を受けもち優先順位を考え看護実践を行ないます。
課題「既習の看護過程の展開を事前学習しておく」「看護実践を振り返り、優先順位の基準及びチームでの
役割をまとめる」(2H)
③看護実戦力の振り返りに基づき、看護実践力の強化をします。
課題「3年間の既習実習を通して、不足する実践力を補う方法を考え、準備する」(4H)
【 時間外での学修についての留意事項 】
・日々の記録は、その時々に整理しておくこと。
・看護管理についての様々な内容を学習するので、看護管理の教科書を事前学習しておくこと。
・複数の患者の看護計画の点検や修整等を行い自ら看護ケアを提供するので、既習の看護過程の展開を事前学習しておくこと。
【 受講学生へのメッセージ 】
本実習のグループ活動は、チーム医療・チーム看護の体験でもあります。主体的に自らの責任をもって行動することを期待しま
す。相談事は担当教員或いはI号館1階に教員のオフィスアワーが掲示されていますので活用して下さい。