全 市 連 時 報 - 社団法人全日本木材市場連盟

・品目別には、丸太約 億 千万円(対
前 年 比230 %、 構 成 比 %)、 製 材 品
約 億 千万円(同119%、同 %)、
合 板 約 億 千 万 円( 同132 %、 同
%)等となっている。
・国別には、中国約 億 千万円(対前
年 同 期 比196 %、 構 成 比 %)、 韓 国
約 億 千万円(同173%、同 %)、
■「主要木材の需給見通し 費税率引き上げ前の駆け込み需要発生等 台 湾 約 億 円( 同139 %、 同 %)、
により、2・1%(実績)と比較的高い 約フィリピン 億 千万円(同100%、
(平成 年第 四半期及第 四
成 長 と な っ た。 平 成 年 度 は 公 共 投 資、 同 %)等となっている。
」について
半期)
輸出等がプラスに寄与したが、消費税率 ( )主要木材需給動向
引き上げ前の駆け込み需要の反動による ア 国産材(需要(工場入荷))
林野庁は、 月 日、平成 年度第
回木材需給会議を開催し、主要木材の需 個 人 消 費 等 の 冷 え 込 み が 大 き く 影 響 し、 ①製材用丸太
△ ・ %の成長が見込まれる。
・新設住宅着工数が現在の水準で推移す
給見通しを策定・公表した。
( )住宅着工
ると想定される中で、平成 年第 四半
1.見通しの要点
( ) 平 成 年 第 四 半 期( ~ 月 ) ・平成 年度 月から平成 度年 月期 期、第 四半期とも、昨今の国産材回帰
の需要は、国産材製材用丸太は前年同期 の 累 計 は、 着 工 戸 数 全 体 で 前 年 同 期 比 の流れを受けて、堅調に推移する見通。
・ %、持家が同 ・ %、貸家が同
と比べ増加する一方、国産材合板用丸太、
・ %、分譲一戸建が ・ %、分譲
輸入丸太、輸入製材品、合板及び構造用
集成材は前年同期に比べ減少する見通。 マンションが同 ・ %で持家、分譲マ
( ) 平 成 年 第 四 半 期( ~ 月 ) ンションの減少が大きい。
の需要は、国産材製材用丸太、輸入丸太、 ・ 平 成 年 月 の 新 設 住 宅 着 工 戸 数 は、
万 千戸で前年同月比 ・ %と ヶ
合板、構造用集成材は前年同期に比べ増
加する一方、国産材合板用丸太及び輸入 月連続の減少。
製材品は前年同期に比べやや減少する見 ・平成 年度の新設住宅着工戸数(見通
し)は、対前年比 ・ %の 万と想定。
通。
( )平成 年度の新設住宅着工戸数は、 ・平成 年度の新設住宅着工戸数(見通
消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反 し)は、対前年比101・ %の 万
動等により、前年度に比べて減少すると 千戸と想定。
( )木材輸出動向
見込まれる。
2.平成 年度 第4回 木材需給会 ・平成 年の累計木材輸出額は、約17
8億 千 万 円( 対 前 年 同 期 比145 %)
議の意見等の概要
となっており、昨年の年間輸出額約12
( )経済情勢
・ 実 質 G D P 成 長 率 は、 平 成 年 度 は、 3億 千万円を上回った。現在も高い伸
公共投資や、個人消費、住宅投資等で消 びを持続。
25年計(実績)
2
20
7
4
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9
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76
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2
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全市連のホームページアドレス http.//www.zennichiren.com
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9
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68
67
7
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13 8
20 7
3
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主要木材の入荷量等の概要
3
3
27年第 1 四半期
見込み
27年第 2 四半期
見通し
27年第 3 四半期
見通し
(単位:千㎥ , %)
(括弧内は前年比又は前年同期比)
②合板用丸太
・平成 年第 四半期、第 四半期とも、
新設住宅着工が低迷すると予測され、合
板の需給環境が緩慢に推移すると見込ま
れる。よって、両四半期とも前年同期比
で減少する見通。
イ 米材
①丸太
・需要については、平成 年第 四半期
は、消費税の駆け込み需要の反動の影響
が引き続くと想定される。よって前年同
期比で減少する見通。第 四半期は前期
の流れを受けて底堅く推移すると思われ
るが、前年同期比では減少する見通。
・供給については、米国住宅市場の状況
や 産 地 気 候、 国 内 需 要 の 動 向 を う け て、
平成 年第 四半期、第 四半期とも前
年同期比で減少する見通。
26年計(実績)
3
27
27
26年第 1 四半期
実績
26年第 2 四半期
実績
26年第 3 四半期
実績
26年第 4 四半期
実績
27
6
25年第 1 四半期
実績
25年第 2 四半期
実績
25年第 3 四半期
実績
25年第 4 四半期
実績
7
19
24年計(実績)
0
4 11
国産材丸太
輸入
輸入
構造用
合板
集成材
製材用 合板用 丸太 製材品
11,321
2,602 4,356
6,698 6,090
2,048
(99) (103) (94) (96) (97) (104)
2,926
723 1,119
1,719 1,587
502
(100) (112) (90) (103)(105) (102)
3,070
795 1,282
2,113 1,684
594
(109) (123)(111) (123)(113) (117)
2,853
744
998
2,103 1,584
584
(112) (126)(111) (134)(109) (113)
3,210
754 1,118
1,768 1,607
574
(106) (105)(105) (102) (99) (108)
12,058
3,016 4,517
7,703 6,462
2,254
(107) (116)(104) (115)(106) (110)
3,178
713 1,230
1,659 1,647
560
(109) (99)(110) (97)(104) (112)
3,162
831 1,107
1,796 1,676
561
(103) (105) (86) (85)(100) (95)
2,889
718
862
1,582 1,477
499
(101) (97) (86) (75) (93) (85)
3,196
785
888
1,393 1,497
502
(100) (104) (79) (79) (93) (88)
12,425
3,048 4,086
6,430 6,297
2,123
(103) (101) (91) (84) (97) (94)
3,200
710
920
1,384 1,480
485
(101) (100) (75) (83) (90) (87)
3,300
700 1,002
1,519 1,480
520
(104) (84) (91) (85) (88) (93)
3,300
680
965
1,529 1,510
530
(114) (95)(112) (97)(102) (106)
東 京 都 文 京 区 後 楽 1-7-12
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毎月 1 回 1 日発行
定価・年 3、000 円
(会員は会費に含まれています。)
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〒112-0004 林友ビル 6 階
電 話 0 3( 3 818 )2 9 06
F A X 0 3( 3 8 1 8 )2 9 0 7
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全日本木材市場連盟
編集・発行人 小 合 信 也
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一般社団法人
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発 行 所
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1
(第685号)
全 市 連 時 報
(1)平成27年 5 月 1 日
4
②製材品
・需要については、平成 年第 四半期
は住宅着工が昨年同等のレベルで推移す
ると思われる。第 四半期も住宅着工等
市 況 は 大 き く 改 善 さ れ な い と 予 想 す る。
よって、両四半期とも前年同様の水準で
推移すると思われる。
・供給については、平成 年第 四半期
は現地出材状況や米国西海岸での港湾労
使交渉の影響等が見込まれるため前年比
で減少する見通。第 四半期は在庫が低
水準で推移している事もあり、前年同期
比では増加して入荷する見通。
ウ 欧州材(製材品)
・平成 年第 四半期、第 四半期とも
低調な国内需要動向を反映して、前年同
期比で減少して推移する見通。
エ 南洋材
①丸太
・需要については、平成 年第 四半期
以降も針葉樹合板等へのシフト等は変わ
らず、底堅い需要で推移する見通。
・ 供 給 に つ い て は、 為 替 状 況、 産 地 高、
合板用材の針葉樹へのシフト等により平
成 年第 四半期以降も前年同期比で減
少する見通。
②製材品
・需要については、平成 年第 四半期
以降は国内需要が落ち着いた動きになる
と考えられるため、堅調な動きと見込ま
れる。
・供給については、需要に見合った数量
で入荷される見通。
オ 北洋材
①丸太
・ 需 要 に つ い て は、 為 替 状 況 も 踏 ま え、
平成 年第 四半期以降も堅調に推移す 第 四半期も前期の流れを受けて、前年 葉))、鈴木雅人(ナイス株式会社相模原
同期比で減少する見通。
ると見込まれる。
市場(神奈川))[東海]矢島令子(ナイ
・供給については、需要に応じた輸入と ・供給については、国内需要、為替、産 ス株式会社長野市場(長野))、関谷千敏
地状況等を踏まえ、慎重な入荷が行われ ( ナ イ ス 株 式 会 社 浜 松 市 場( 静 岡 ))、 上
の見通。
る見通。
②製材品
垣外千鶴(松阪木材株式会社(三重))、[近
・供給については、現地為替環境が比較 ク 構造用集成材
畿]岩城勝啓、植村真理子(株式会社大
的安定してきた事もあり、堅調に推移す ①国内製造
阪 木 材 相 互 市 場( 大 阪 ))、[ 四 国 ] 政 石
・平成 年第 四半期は駆け込み需要の 友子(大一木材株式会社(徳島))、[九州]
る見通。
反動を受け、前年同期比で減少する見通。 坂井勝(熊本木材株式会社八代支店(熊
カ ニュージーランド・チリ材
第 四半期は住宅エコポイントやフラッ 本))、宇田浩二、工藤幸史(熊本木材株
①丸太
・需要については、国内大手製材工場停 ト の優遇金利政策の実行等により前年 式会社(熊本))、江田智宏、小田孝信(株
止の影響に加え、輸出梱包需要が想定よ 同期比で増加する見通。
式 会 社 日 田 中 央 木 材 市 場( 大 分 ))、[ 問
り弱含みで推移する模様から、平成 年 ②輸入
屋愛知]原修二(材惣木材株式会社(岐
度第 四半期は前年同期と比べ減少する ・平成 年第 四半期は、国内需要の減 阜))、平野光秋(有限会社愛晋木材(愛
見通。第 四半期は前期と同様な需要で 少が続くと見込まれるため、前年同期と 知))
推移すると思われるが、前年に比べて増 比べ、減少する見通。第 四半期は欧州
■木材アドバイザー合格者
大手メーカーからの供給が本格すると想
加する見通。
を決定
・供給については、国内需要に応じた入 定されるため前年同期と比べ増加する見
通。
荷の見通。
当 連 盟 は 月 日( 木 )、 日 本 森 林 林
②製材品
業 振 興 会 会 議 室 で、「 木 材 ア ド バ イ ザ ー
・需要については、平成 年第 四半期 ■ 年全市連会長賞を決定
審査委員会」を開催した。委員会には日
以降も堅調に推移する見通。
本木材・合板博物館の岡野健館長、東京
・供給については、為替環境が変化して
平成 年度全市連功労者表彰について 都 市 大 学 の 大 橋 好 光 先 生 な ど 講 師 各 位、
いるため、慎重な輸入がなされる見通。 は、各支部から候補者の推薦を頂き、3 当連盟の市川会長等が出席し、今年2月
キ 合板
月9日(月)に開催した全市連功労者表 に東京、大阪会場で開催した「平成 年
①国内製造
彰審査選考委員会(正副会長・支部長で 度木材アドバイザー養成講習会」の合格
・需要については、第 四半期以降は住 構成)で、次のとおり決定した。5月
者 名を決定した。合格者の氏名は、全
宅エコポイントやフラット の優遇金利 日(月)開催の第 回総会・東京大会の 市 連 の ホ ー ム ペ ー ジ に 掲 載 す る。 ま た、
政策の実行等により住宅需要の持ち直し 席上で表彰状を贈呈する。受賞者の皆様、 問い合わせがあれば、名簿の提供を行う。
等により前年同期に比べ増加する見通。 心よりお慶び申し上げます。以下敬称略。 以 下 敬 称 略。 相 田 吉 則( 山 形 県 )、 阿 久
・供給については国内工場が新たに稼働 [ 関 東 北 ] 佐 藤 俊 介( 有 限 会 社 福 島 原 木 津 裕 司( 福 島 県 )、 有 村 勝 太( 東 京 都 )、
するが、需要に応じた生産となる見込み。 センター(福島))、井上省三(株式会社 飯島秀圭(茨城県)、石川徹也(茨城県)、
②輸入
ミトモク(茨城))、石井好忠(石井建設 石 原 雅 樹( 東 京 都 )、 泉 大 作( 石 川 県 )、
・需要については、平成 年第 四半期 株 式 会 社( 千 葉 )[ 関 東 ] 大 竹 三 男( 丸 伊 藤 明( 福 島 県 )、 宇 治 厚 重( 兵 庫 県 )、
は戸建て、マンションの住宅着工等の減 宇木材市売株式会社大栄浜市場(千葉))、 宇敷慶一郎(群馬県)、遠藤大樹(栃木県)、
少 を 受 け、 前 年 同 期 比 で 減 少 す る 見 通。 髙野徹一(東京中央木材市場株式会社(千 大槻勇太(静岡県)、大平宏之(福島県)、
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平成27年 5 月 1 日(2)
全 市 連 時 報
(第685号) 27
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動に参加し、向こうのヒノキブームを直 業について等について説明した。
岡田哲也(大阪府)、小川奈津美(栃木県)、 ■第八十八回定期総会を開
に 感 じ た が、 韓 国 な ど と も 上 手 に 付 き
角 田 健( 大 阪 府 )、 加 藤 健 一( 栃 木 県 )、
■平成 年度公共建築物木
催木材需給について情報交
合ってゆく必要がある。木材市場を巡る
神原健(奈良県)、菊地實(東京都)、久
材使用量公表
状況は、様々な要因があり、先行き不透
我 康 夫( 兵 庫 県 )、 黒 澤 和 哉( 徳 島 県 )、 換 四国地区木材市場連盟
越川郁夫(埼玉県)、小寺公司(埼玉県)、
四国地区木材市場連盟(会長・樋口高 明 だ が、 市 売 が 良 く な る よ う 頑 張 ろ う 」
農 林 水 産 省 及 び 国 土 交 通 省 は、「 公 共
小林正宏(大阪府)、斉藤恭平(埼玉県)、 良・(株)太洋木材市場社長)は4月 日、 と述べた。
建築物における木材の利用の促進に関す
田口部長は、四国でも山の木が育って る基本方針」に基づく措置の平成 年度
坂井恒樹(東京都)、坂木賢吾(群馬県)、 ホテルグランドパレス徳島(徳島県徳島
おり各県努力してうまく材が流れてゆく における実施状況を取りまとめた。
阪 口 俊( 愛 知 県 )、 坂 本 敬 司( 東 京 都 )、 市)で第 回定期総会を開いた。
篠崎尚之(栃木県)、清水好博(東京都)、
出席者は、連盟所属の 社 名の役職 よう頑張っていただくことが課題。木材
あ わ せ て、 農 林 水 産 省 は 基 本 方 針 に
下 瀬 龍( 東 京 都 )、 下 田 育 稔( 大 阪 府 )、 員のほか、来賓として四国森林管理局田 市場もこれまで同様ではなく、視野を広 沿って策定した「農林水産省木材利用推
正林宏平(千葉県)、白澤敏行(茨城県)、 口護森林整備部長、徳島森林管理署原修 げ輸出、木質バイオマス等にも取り組ん 進計画」の平成 年度における実施状況
新谷允(神奈川県)、菅沼克浩(愛知県)、 署長、徳島県河口正道林業飛躍局長、同 で頂きたい。国有林もシステム販売及び を取りまとめ、公表した。
鈴木政貴(愛知県)、瀬川雅章(岩手県)、 安部勝巳次世代PT推進室長、日刊木材 販売委託等において、市場の皆様と手を 1.平成 年度の実施状況
曽我康孝(岐阜県)、染木幸雄(東京都)、 新 聞 社 大 阪 支 社 向 千 勝 支 社 長 等 が 参 加 携えてゆきたい」旨挨拶した。河口局長
平
• 成 年 度 に お い て、 木 造 で 整 備 を
もCLT、公共建築物、オリンピック・ 行った公共建築物は、警察庁(訓練施設
竹内加奈子(三重県)、竹内宏明(兵庫県)、 し、当連盟からは小合が出席した。
パラリンピック、木材輸出等の新たな需 等 棟146 ㎡)、 農 林 水 産 省( 森 林 事
多田啓(福岡県)、谷茂則(奈良県)、谷
要への対応等においての木材市場の重要 務 所 等 棟772 ㎡)、 国 土 交 通 省( 公
口 健 郎( 富 山 県 )、 谷 知 大 輔( 大 阪 府 )、
性及び徳島県としても、素材生産を倍増 園 施 設 等 棟554 ㎡)、 環 境 省( 事 務
田 原 昇 二( 大 阪 府 )、 徳 永 睦( 岡 山 県 )、
する計画となっていることに言及して挨 庁舎等 棟1、904㎡)、防衛省(広報
中川重郎(三重県)、中島浩紀(岐阜県)、
拶した。
中 田 弥( 京 都 府 )、 西 山 茂 樹( 大 阪 府 )、
館等 棟2、194㎡)等の計 施設(5、
新田浩司(埼玉県)、長谷川恵一(富山県)、
689㎡)でした。
【議
事】
畑 文 章( 兵 庫 県 )、 原 野 剛 行( 富 山 県 )、
平 成 二 十 六 年 度 事 業 報 告・ 同 決 算 報
内
• 装等の木質化を行った公共建築物
吹野寛人(茨城県)、福田智弘(栃木県)、
告、平成二十七年度事業計画・同予算案 は、 衆 議 院( 憲 政 記 念 館 等 棟 )、 最 高
福富芳彦(栃木県)、藤原輝雅(千葉県)、
が提案され承認された。次年度総会は愛 裁 判 所( 庁 舎 等 棟 )、 法 務 省( 庁 舎 等
二川昭成(富山県)、増田松吾(東京都)、
媛 県 で 担 当 す る こ と が 決 定 し た。 ま た、
棟)、財務省(庁舎等 棟)、厚生労働
松下哲也(大阪府)、松本竜男(大阪府)、
各参加者から、最近の情勢等が発表され、 省( 庁 舎 等 棟 )、 農 林 水 産 省( 庁 舎 等
三 浦 祐 生( 兵 庫 県 )、 水 上 淳( 栃 木 県 )、
有意義な意見交換の場となった。
棟)、国土交通省(庁舎等 棟)、防衛
水島史津子(大阪府)、三輪義行(大阪府)、
全市連事務局の小合は、次の資料を配 省(庁舎等 棟)等の計161施設でし
村 井 賢 一( 愛 知 県 )、 森 友 美( 大 阪 府 )、
布し、要点を説明した。
た。
安田栄子(千葉県)、山口和大(福岡県)、
① 年度全市連事業計画について、②
木
• 造で整備を行った公共建築物及び内
山口博久(岐阜県)、横田直人(岡山県)、
樋 口 会 長 は 開 会 挨 拶 で、「 住 宅・ 木 材 木材利用ポイント事業について、③軽油 装等の木質化を行った公共建築物に使用
横山慎(東京都)、吉原あい子(新潟県)、 については、消費税増税駆け込み需要等 引 取 税 免 税 措 置 等 税 制 改 正 等 に つ い て、 さ れ た 木 材 は、6、
695 ㎥ と 平 成 年
渡辺功(栃木県)、渡辺和信(埼玉県)
で一昨年後半から昨年前半にかけて、十 ④広域流通型流通体制構築事業等につい 度の134%となっている。
数年ぶりの好況であったが、長くは続か て、⑤木材アドバイザー養成講習につい
市
• 町村における木材利用方針の策定が
ず、駆け込み需要の反動で厳しい状況が て、⑥森林林業白書について、⑦公共建 進んでおり、平成 年度末の策定市町村
続いている。韓国での日本木材の展示活 築物木材使用量について、⑧福祉共済事 数は1、384市町村となっている。
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(第685号)
全 市 連 時 報
(3)平成27年 5 月 1 日
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四国地区木材市場連盟総会
27
7
・旭日小綬章
内田幹雄 氏
社団法人全日本木材市場連盟理事・前
副会長
(大分県木材協同組合連合会理事長)
内田幹雄氏は、大分県木連理事長を勤
める一方、全市連副会長・九州支部長と
して全市連の運営及び九州支部全体の総
合調整役として多大な業績があった。長
らく沈んでいた林業・木材産業再生の時
期に、伐採量の増、再造林の必要性など
2.農林水産省の木材利用推進計画の実 十二年から平成二十六年まで副会長とし 循環型林業の実現を目指し、自ら、県木
て活躍された内田幹雄氏が受章された。 連理事長として製品市場、共同販売事業
施状況
を手掛け、国産材製材品の販売に尽くし
( )平成 年度の実施状況
た。また、原木主体の木材輸出について
平
• 成 年度に、農林水産省及び関係機 ・旭日小綬章 鈴木和雄 氏
関 の 庁 舎 等 の 施 設 に お い て、 木 造 化 は、
社団法人全日本木材市場連盟理事・前 も製品輸出の拡大及び関東などの大消費
地における国産材のシェアの拡大につい
新築等の 割の 施設(森林事務所等)、 会長
内装等の木質化は新築等又は模様替えの (株式会社東海木材相互市場代表取締役 ても、多大な貢献があった。
割に当たる 施設(会議室等)で実施 社長)
■林業者等に対する軽油引
されている。
鈴 木 和 雄 氏 は、 新 設 住 宅 着 工 戸 数 が、
取税の課税免除の特例措置
農
• 林水産省関係公共土木工事では、残 リーマンショック等世界的な経済不況の
存型枠、標識工、視線誘導標等で取組が 影響等で、急速に百万戸を割り込み、木
軽油引取税の課税免除の特例措置延長
材需給量も減少するという激動の時期で については、 年 号の時報でご紹介し
進んでいる。
農
• 林水産省及び関係機関における備品 あったが、全市連会長として次のような ましたが、特例措置の内容について、再
度ご紹介します。
及び消耗品の導入実績では、間伐材を利 多大な業績があった。
集材機能の強化等を通じ、原木流通に
林業・木材産業において使用する機械
用したコピー用紙、業務用茶封筒等で取
おける木材市場のシェアを拡大し木材市 に用いる軽油については、免税証の交付
組が進んでいる。
場を通じた木材の安定供給に努めた。ま などの手続きを行うことにより、軽油引
■政府は二十九日、平成二十七年春の叙 た、乾燥材・JAS製材品の重要性に着 取 税 が 免 税 さ れ ま す。 特 例 の 対 象 者 は、
勲 受 章 者 を 発 令 し た。 当 連 盟 関 係 で は、 目し、木材市場におけるJAS製材品展 「 林 業 者 等 」、「 木 材 加 工 業 者 」、「 木 材 市
平成十四年から平成二十一年まで会長と 示会の開催、乾燥材取扱量の拡大を通じ、 場業者」及び「バーク堆肥製造業者」で
してご活躍された鈴木和雄氏及び平成二 乾燥材等品質・性能が確保された製材品 す。木材市場業者については、事業場内
の利用拡大に努めた。更に、木材市場の において木材の積卸しに使用するフォー
基本である競り売りを堅持しつつ、中間 クリフト、フォークローダー、ショベル
土場の活用による国産材の流通改革につ ローダー及びクレーン(道路運送車両法
いても多大な貢献があった。
第4条の規定による登録(いわゆるナン
バープレートの交付)を受けているもの
を 除 き ま す。) の 動 力 源 の た め の 軽 油 に
ついて、都道府県知事に対し免税証の交
付などの手続きを行うことにより、軽油
引取税が免税されます。税率は、 ・
円/リットルとなっていますので、例え
ば、1、000リ ッ ト ル 使 用 す る 場 合 は
32、100円 の 免 税 と な り ま す。 申 請
手続き等については、各事業所の所在す
る都道府県の税務担当部局へお問い合わ
せください。
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衆議院
憲政記念館
今回、初めて「木材アドバイザー
養成講習会」に事務局として係
らせていただいた。このように
長い時間、側からでも講義を聴
かせていただいたのは、大学(林
学 科 ) 卒 業 以 来。 学 生 の 時 も、
このようなハードスケジュール
で 内 容 の 濃 い 講 義 を 受 け た 記 憶 は な い。
就 職 後 も 森 林・ 林 業・ 木 材 産 業 に 縁 が
あったが、木材及び建築の講義内容につ
い て は、「 そ う だ っ た の か 」 と 思 う こ と
頻りだった。木材業界においても、経営
者や幹部の方々は、研鑽・スキルアップ
につながる御経験・チャンスは多くある
と思われるが、中堅の方々や若年層につ
いては、どうだろうか。人材育成の重要
性が叫ばれるが、林業関係以外では、木
材関係業界を見渡しても、OJT以外で、
環境・森林・林業・木材及び建築など幅
広な分野での研修の機会は少ないのでは
ないか。そのような人材育成の一翼を全
市連として、担わせていただいているの
は、意義深いものと痛感した。講義の内
容 か ら 言 っ て、 木 材 市 場 関 係 者 及 び 問
屋・小売・仲買等木材流通関係者に止ま
らず、広く林業・木材に関係する者等に
とっても、有意義との印象は、手前味噌
だろうか。実際、今回の講習の参加者の
約 割は、製材業、建築・設計及び森林
組合関係者だった。手ごろな時間と費用
で基礎的な知識を得られる研修会とし
て、今後とも広く門戸を開き、多くの方々
のニーズに応えてゆく必要を強く感じた
次第である。コストパフォーマンスの点
からも、未受講の方々には、是非受講を
お勧めします。
雑 記 帳
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平成27年 5 月 1 日(4)
全 市 連 時 報
(第685号) 三陸北部
森林管理署
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