野菜病害虫発生予察情報 平成27年度 第2号 野菜病害虫発生予察情報 調査日 調査機関 発行 1/1 平 成 27年 度 第 2号 平 成 27年 4月 22日 (水 ) 普 及 センター、神 戸 市 、JA 兵 庫 六 甲 神 戸 西 営 農 総 合 センター・各 支 店 JA 兵 庫 六 甲 神 戸 西 営 農 総 合 センター 調 査 報 告 :64圃 場 巡 回 。(軟 弱 ・ネギ・ニラ・なす・トマト・レタス・たまねぎ・いちご・じゃがいもなど) 今後、気温上昇や降雨により、害虫や病気などが発生しやすい環境になってきます。圃場 をよく観察して早めに対策しましょう。また、気温の上昇に伴うアザミウマ類の増加にご 注意下さい! 程度 発生 予想 薬剤 希釈倍率 使用時期 使用回数 キスジノミハムシ - 並 アニキ乳剤 1000~2000 倍 収穫前日まで 3回以内 ねぎ ネギアザミウマ - アグリメック(劇) 500~1000 倍 収穫3日前まで 3回以内 にら アザミウマ類 - 4000 倍 収穫前日まで 3回以内 アブラムシ類 - トレボン乳剤 1000~2000 倍 収穫3日前まで 3回以内 少 プレバソンフロアブル5 2000 倍 収穫前日まで 3回以内 アミスター20フロアブル 2000 倍 収穫7日前まで 4回以内 ロブラール水和剤 1000~1500 倍 収穫前日まで 品目 非結球あぶら な科葉菜類 キャベツ レタス ナス トマト たまねぎ 病害虫 ハスモンヨトウ アオムシ 菌核病 発生 多 中 増 灰色かび病 中 アザミウマ類 - モスピラン顆粒水溶剤(劇) 2000 倍 べと病 多 リドミルゴールドMZ 1000 倍 腐敗病 - バリダシン液剤5 500 倍 ダニトロンフロアブル 1000~2000 倍 モスピラン顆粒水溶剤(劇) 2000~4000 倍 アフェットフロアブル 2000 倍 ハダニ類 いちご モスピラン顆粒水溶剤(劇) アブラムシ類 うどんこ病 少 3回以内 4回以内 収穫7日前まで 3回以内 収穫3日前まで 5回以内 1回以内 収穫前日まで 2回以内 3回以内 ※部会では薬剤の種類・散布回数に独自制限がありますので注意して下さい。 害虫に注意しましょう! ・兵庫県病害虫防除所より、たまねぎの腐敗病、キャベ ツの菌核病について注意報が県下に発表されています。 発病株を早期に圃場で処分した後、殺菌剤散布による防 除を早急に行って下さい。 ・全般的にアザミウマ類やアブラムシが増加傾向にあり ます。気温の上昇でさらに増加しますので、早期防除を 心がけましょう。 ・また、キスジノミハムシ、ホウレンソウケナガコナダ ニなどについても発生しはじめているので、圃場を確認 し、防除を行って下さい。 ・農薬を散布する際は、定められた散布使用量の範囲内 でできるだけ多い量を散布し、葉裏まで薬剤がかかるよ うにしましょう。 バスタ液剤キャンペーン中!(5月22日まで) その他の注意事項 ・いちごにおいてハダニやうどんこ病が見られる 圃場がありました。ローテーション防除を心がけ ましょう。 ・ナスやトマトなど果菜類の苗を今後定植される 方は、それぞれの品目の登録内容を必ずご確認い ただき、定植時に粒剤を有効活用し、害虫の対策 を行うようにしましょう。 ・殺虫剤散布による防除と併せて、適度な水管理 を行ったりハウスに防虫ネットを張ったりする などといった対策を講じるようにしましょう。 ※最寄りの支店の営農相談員にお気軽にご相談 下さい。 早めの除草を心掛けましょう!! ※農薬散布は使用方法を必ず守り近隣作物へ飛散しないようにしましょう。 野菜病害虫発生予察情報 平成27年度 第1号 野菜病害虫発生予察情報 調査日 調査機関 発行 1/1 平 成 27年 度 第 1号 平 成 27年 4月 8日 (水 ) 普 及 センター、神 戸 市 、JA 兵 庫 六 甲 神 戸 西 営 農 総 合 センター・各 支 店 JA 兵 庫 六 甲 神 戸 西 営 農 総 合 センター 調 査 報 告 :44圃 場 巡 回 。(軟 弱 野 菜 ・ネギ・ニラ・なす・トマト・レタス・たまねぎ・いちごなど) 平成27年度も、20回にわたり野菜病害虫発生予察情報をお届けする予定です。 役立つ情報を提供できるよう心がけてまいりますので、よろしくお願いいたします。 発生 発生 程度 予想 品目 病害虫 非結球あぶらな 科葉菜類 キスジノミハムシ ― ほうれんそう ホウレンソウケナガコナダニ 少 薬剤 希釈倍率 増 スタークル顆粒水溶剤 2000倍 並 カスケード乳剤 4000倍 使用時期 使用回数 2回以内 3回以内 収穫3日前まで ねぎ べと病 少 増 ランマンフロアブル 2000倍 4回以内 キャベツ ブロッコリー アブラムシ類 - 並 スタークル顆粒水溶剤 2000~3000倍 2回以内 なす(加温) 灰色かび病 中 増 ロブラール水和剤 1000~1500倍 収穫前日まで 4回以内 たまねぎ べと病 少 増 リドミルゴールドMZ 1000倍 収穫7日前まで 3回以内 モスピラン顆粒水溶剤(劇) 2000~4000倍 コテツフロアブル(劇) 2000倍 アミスター20フロアブル 1500~2000 倍 1500倍 アブラムシ類 いちご ハダニ類 ― うどんこ病 灰色かび病 少 並 増 2回以内 収穫前日まで 2回以内 3回以内 (本圃では) ※部会では薬剤の種類・散布回数に独自制限がありますので注意してください。 今後、病害虫の増加が予想されます! 今回の巡回ではそれほど多くの害虫は見られませんでし たが、今後気温の上昇に伴い、キスジノミハムシ、アブラ ムシ、アザミウマなどの害虫が増加すると予想されます。 また、雨が多くなっているため、露地栽培では水が溜ま っている圃場も見られました。出来る限り排水を行い、降 雨の後には殺菌剤で予防を行いましょう。 施設周辺や圃場に雑草が生えていると害虫の住処となり ますので、早めに対策をしましょう。 バスタ液剤キャンペーン中!! 5月22日まで 除草剤『バスタ液剤』のキャンペーン実施中!詳しくは、 支店担当者、もしくはグリーンセンターへお問い合わせ下 さい。 その他の注意点 ☆雨が多くなっています!一部の圃場でホウレ ンソウのべと病が確認されておりますので ご注意下さい!!また、施設栽培では灰色か び病やウドンコ病等の増加が懸念されます ので、ご注意下さい。 ☆イチゴ栽培でアブラムシが多発している圃場 がありました。全体的には被害は多くありま せんでしたが圃場の確認をしっかり行い、発 生初期に農薬散布を行いましょう。 ☆タマネギのべと病が発生しやすい環境になっ ています。殺菌剤での予防的防除を行いまし ょう。 ※農薬散布は使用方法を必ず守り近隣作物へ 飛散しないようにしましょう。
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