特集地方創生担う期待を胸に～第１回通常総代会〜ＪＡは第１回通常総代会を５月日、一関市総合体育館（ユードーム）で開催しました。年度は、農業８つの議案について賛成多数で可決。平成協同組合として、管内の営農振興強化、低コスト生産に向けた事業展開のほか、地域に根差した組織として、組合員の「くらし」を守る活動を進めていきます。年度は、１つになったＪＡとして鈴木昭男組合長が「組織を自立させ事業執行、業務遂行に努めた」と振り返り年度については「合併時に立てた３カ年計画を 138,421 ました。当期剰余金 16.47％ 171,361 単体自己資本比率税引前当期利益粛々と進め、黄金の郷づくり推進対策事業を活用した営農 50,640 指導の実践、販売力の強化を図る」とした上で、「農業所得 3,104,520 の向上、農業生産の振興は当然だが、地方創生に対するＪ注記表、附属明細書及び剰余金処分案の承認事業管理費Ａの期待が高まっている中、総合ＪＡとして協同組合の原点に立ち、行政など関係機関とタッグを組んで事業展開していく」と決意を述べました。議決された議案出席総代数６２０人（本人出席４８６人、委任状出席人、議決権行使書面提出１１８人）第１号議案信用事業規程の一部変更第２号議案農地利用集積円滑化事業規程の一部変更第３号議案平成年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、第４号議案平成年度事業計画の設定第５号議案平成年度経費の賦課及び徴収方法の決定第６号議案平成年度理事に支払う報酬の額の決定 3,155,161 26 第７号議案平成年度監事に支払う報酬の額の決定第８号議案役員の選任事業総利益 27 168,153,987 円次期繰越剰余金収支の状況（２）任意積立金（経営安定対策積立金※） 300,000,000 円（単位：千円） ※経営安定対策積立金は、農家経営並びに組合経営の安定及び健全な発展を図るため、会計基準や資産の償却等への対応をはじめ、農畜産物価格の急激な下落対策等予測し難い諸リスクに備えるため１０億円を目標に今後積立していくものです事業利益 16 30,000,000 円（１）利益準備金 8,932,095 純資産の部合計 27 26 27 27 27 27 剰余金の概要資産の状況 27 平成２６年度　協同の成果　剰余金３億円を「経営安定対策積立金」に（単位：千円）資産の部合計 155,715,557 当期未処分剰余金 496,046,691 円負債の部合計 146,783,462 剰余金処分額 330,000,000 円 4 KOSHERU こしぇる 2015.6 特集◆地方創生担う期待を胸に〜第１回通常総代会〜主な質問と意見要望Ｑ．職員の横領などの不祥事について、どのように防止していくのか、また不祥事を起こした本人が返済できないような多額の損失の場合にどのような処理をするのかＡ．ＪＡは経済団体なので不祥事が発生するリスクは抱えている。不祥事を未然に防止するために専門の「コンプライアンス推進課」を設置し、日々の職員の業務確認などを徹底している。Ｑ．販売事業の事業報告を見ると、天候や単価のことは書いてあるが、それを受けてＪＡがどのような体制で事業を展開し、どう成果が上がったか教えて欲しいＡ．生産者には、厳しい環境の中で努力してもらった。今年度はこれらを総括しながら、更に営農振興を図っていく。Ｑ．黄金の郷ということで、平泉マークを商品ラベルに貼るなどしているが、どこまで効果があったのかＡ．ＰＲが不足しているという認識はしている。従来の「集める」だけという発想から「売り込む」という意識の転換を図るとともに、販売のプロの育成などに努めていきたい。Ｑ．合併時の旧ＪＡでの給与格差はあるか、どのように是正していくのかＡ．格差はある。是正に向けて、現在労働組合と協議を重ねている退任農家組合長（敬称略）意見共同購入や共同販売、営農指導といった、本来ＪＡが担うべき役割を果たしていないのではな佐々木　博（一関市真柴）特別功労者いか。営農を支える体制を整備して氏家　明（一関市舞川）岩渕　民雄（一関市弥栄）要望総代会の招集方法、役員選任にかかる地区候補者選挙のあり方に阿部　甚市（一関市新町）ほしい。ついての要望がありました。小野寺政治（一関市山目）　高橋　利良（一関市赤荻）小岩　昭夫（花泉町花泉）及川　治雄（花泉町老松）村上　傳（千厩町千厩）畠山　仁一（千厩町小梨）及川　一郎（大東町渋民）菅原　正明（大東町大原）大西　正光（東山町松川）菅原　安弘（川崎町薄衣）小野寺村夫（川崎町薄衣）退任部会長佐藤　茂昭（にら生産部会・花泉町永井）木村　邦昭（花き生産部会・一関市狐禅寺）千葉　孝夫（椎茸生産部会・一関市狐禅寺）（敬称略）蜂谷　健（葉たばこ部会・一関市滝沢）千葉　隆一（肥育部会・藤沢町黄海）優良農家組合長菅原　義一（一関市狐禅寺）吉田　文昭（東山町長坂）小山　陖正（室根町折壁）村上　彰一（室根町矢越） 5 2015.6 KOSHERU こしぇる平成２７年度事業計画営農振興と低コスト生産に注力５つの柱１、持続可能で力強い地域農業の振興２、農を通じた豊かで暮らしやすい地域社会の実現３、組合員組織の活性化と女性・担い手等のＪＡ運営への参画促進４、組合員、地域住民等へのニーズに応えうる経営基盤の確立５、協同組合の価値を再認識した農政活動の展開（単位：千円）総合損益計画信用事業利益 911,290 818,925 89.9 共済事業利益 1,094,486 1,085,100 99.1 購買事業利益 845,197 717,200 84.9 販売事業利益 206,883 247,768 119.8 64,172 82,942 129.2 211,560 243,768 115.2 宅地等供給事業利益 11,298 22,811 201.9 その他事業利益 60,581 70,869 117.0 △ 250,310 △ 286,258 114.4 事業総利益 3,155,161 3,003,128 95.2 事業管理費 3,104,520 2,987,167 96.2 事業利益 50,640 15,961 31.5 経常利益 169,295 111,900 66.1 税引前当期利益 171,361 107,900 63.0 農業倉庫事業利益利用事業利益指導事業収支差額前年度対比（％）本年度計画前年度実績項　目就任のごあいさつ鉱一代表理事組合長佐藤私ことこの度の役員改選にあたり、代表理事組合長に選任され就任いたしました。同時に、その責務の重大さを痛感しているところであります。今、農業・ＪＡを巡る情勢は、農業・ＪＡ改革、ＴＰＰ問題等大転換期に突入しています。また、就農者の高齢化、後継者不足など内なる課題も抱えております。このような中で、ＪＡいわて平泉として合併２年度を迎え、その真価が問われる年となりますが、私は、地域農業振興と総合事業を通じての暮らしの活動により、地域へ貢献することが当ＪＡの大きな使命であると思っております。「黄金の郷づくその中で、農業振興に向けては、り推進対策事業」を核として、いわて平泉ブランド確立に向けた取り組みを前進させるよう努力して参ります。合わせて、地域、組合員に寄り添った事業展開と、行政、関係機関及び地域の商工業との連携を一層押し進め、地域の活性化ひいては地域づくりに一役果たして参りたいと考えております。組合員の皆様には、今後も相変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、心から皆様のご健勝をご祈念申し上げ、就任のご挨拶といたします。 6 KOSHERU こしぇる 2015.6 特集◆地方創生担う期待を胸に〜第１回通常総代会〜理事新役員一覧 ※役員の任期は平成３０年５月の総代会までの３年間です。 ※順に担当、氏名、出身常務理事（金融・共済）常務理事（営農・経済）（室根町津谷川）（平泉町平泉）金融共済担当金融共済担当委員長兼総務管理担当（花泉町油島）（花泉町永井）（一関市厳美町）（一関市滝沢）営農販売担当副委員長営農販売担当生活経済担当委員長兼総務管理担当営農販売担当委員長兼総務管理担当（藤沢町西口）（千厩町奥玉）（千厩町小梨）（平泉町長島）生活経済担当金融共済担当副委員長総務管理担当委員長（大東町大原）（大東町曽慶）（大東町猿沢）生活経済担当生活経済担当副委員長（藤沢町藤沢）（一関市中里）橋本和幸猪股恭一佐藤和美千葉幹雄小山　晃総務管理担当吉田文昭代表監事蜂谷幸夫（一関市滝沢）員外監事後藤時廣（一関市真柴） 7 2015.6 KOSHERU こしぇる菅原初美監事（東山町長坂）千葉長吉佐藤和子監事及川　寛（大東町猿沢）代表理事専務伊藤龍治（一関市萩荘）金融共済担当菅原健悦遠藤恭一岩渕正和齋藤憲子監事菅原清信（藤沢町砂子田）営農販売担当阿部幸文佐々木正生活経済担当齋藤正則（一関市舞川）（一関市上日照）営農販売担当総務管理担当副委員長（花泉町金沢）（花泉町花泉）稲辺政美営農販売担当小野寺孝雄佐々木久助金融共済担当金融共済担当（川崎町薄衣）（室根町折壁）佐藤敏昭監事佐藤修蔵（千厩町千厩）総務管理担当小野寺辰也（大東町中川）小山　浩監事千田　榮（平泉町長島）菅原英幸総務管理担当千葉啓志（藤沢町黄海）生活経済担当那須元一（東山町長坂）常勤監事阿部東悦（花泉町老松）