DESIGNED BY: IKUTA&MATZ CATEGOLY トイレリモコン <手順 1> 静電容量センサを理解する トイレのリモコンを コントロールする 人・動物 液体 金属 泡 検知対象 公共のトイレ やっぱりいろんな所を触りたくない。 ボタンに触れずに機器をコントロールするには? どんなユーザインターフェイスが必要か?本当に使用できるのか? 電気力線 今回は新製品アップサイド株式会社のハイブリット近接&タッチセ ンサ「タッチレスイッチ」を HOTMOCK に繋げ、新しいユーザイ 遮蔽物 ンターフェイスの可能性を探る。 センシング電極 アップサイド株式会社 センシング電極 www.appside.jp 「タッチレスイッチ」はセンシング電極をフィルムなどの様々なもの組み込むことが 可能で遮蔽物があっても電気力線が対象物を検知しスイッチングできます。今回は静 電フィルムを使用し自由な形に切ってスイッチを作成しました 使用キット レガシー KIT 使用デバイス 静電容量センサ−モジュール 外部デバイス LED プロジェクタ プログラム モックアップの材料 デシタル KIT アナログ KIT ア T エクステンション <手順 2> 構想! こんな操作を実現? 簡単なコントロールパネルのフローを作成し近接センサを使用した場合の人間側の反応を探ってみる。ここでは 実際にスイッチングする前の「近づいてきた−−GUI」の動きをイメージし作成した。 以下はコントローラ本体と手の接近度と GUI の関係図を示す。 HOTMOCKBuilder 静電フィルム 2 枚 ガラス板 1. アイコンへ手をかざすとメニューが出現 2. アイコンを選び手を近づけると対象のアイコンが大きく変化 3. 大きくなったアイコンの上で手を止めるとメニューが出現 DESIGNED BY: IKUTA&MATZ <手順 3> HOTMOCK と「タッチレスイッチ」を繋ぐ <手順 5> トイレのコントローラの雰囲気をプロトタイピング ガラスウォールの背面から GUI を投影し何もない壁を操作するイメージを作成した。トイレコントローラ(ハー ドモック)に直接「タッチレスイッチ」を添付した検証も考えられるが近接した際の GUI 検証を念頭に置いてい たので背面からプロシェクターで投影することにした。 (tablet でも実現可能) 3. 1. プロジェクター GUI 投影 2. *写真は開発中のモジュールです ガラスウォール 1. モジュールから出ているアナログのケーブルを HOTMOCK につなぐ、またこのモジュールは 実際に触るとデジタル信号を ON にすることもできるのでデシタルのケーブルも同時につなぐ。 2. 静電フィルムを自由な形に切り取り電極をつなぐ。 3. センサをガラスに取り付けガラス越しに稼働するかチェック。 <手順 6> 操作体験! <手順 4> HOTMOCKBuilder でフローを実現 触れるとデジタル入力信号(DI) 近づくとアナログ入力信号(AI) 作成のコツ Builder でなめらかな動きを実現するには 1 シーンでも良いので中間の動きのシーンを用意するとリッチな GUI に 見える。また中間のシーンが操作の示唆を予感させるので、ただ画面が切り替わるのではなくわかりやすい表現に見 える。今回はガラス面に投影したが、ハードモックでのプロトタイプも実現可能である。近接の近づいてきた感を出 すには音や光といった別のフィードバックを用意するとよりわかりやすい。 評価と反省点 1. Setting で DI 信号と AI 信号を設定しておき。実際に触れても反応する様に設定する 2.「近づいてきた−−GUI」を実現するために細かく画像を作成し滑らかなシミュレーションを作成 近接センサだけで GUI が成り立つかプロトタイプしたがある矩形を表示すると最終的にはどうしても触ってしまう。 いままでにない行為なのでアフォーダンスがなく最後は触れる行為で解決できるのではないかと思う人が多かった。 最終的には触れるを目的として GUI を作成するか?はたまたボタンという矩形を出さずに操作を行わせるナチュラ ル UI を活用するのか? などプロトタイプされる機器の特性によって近接センサを使用するべきだと考える。トイ レコントローラの場合は触れずに操作したい思いを近接センサで実現できそうだと考える。
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