公益財団法人食生活研究会 「平成27年度事業計画」 平成27年度事業は、これまで行ってきた研究助成事業及び講演会を継続し、 加えて公益財団法人移行を機に始めた留学生支援事業を行う。 1.研究助成事業 平成27年度は、従来から基本としている自然科学系11件、人文科学系2件の 計13件に、その他研究補助1件の合計14件とする。なお、前年度と同じ助成件 数である。 1月26日選考委員会が開催され、平成27年度助成候補者として以下の通り 決定した。 ① 研究助成 No 13件 氏名 機関名 研究テーマ 自然科学系 1 木村 郁夫 東京農工大学大学院農学研究院応用生命 食物繊維摂取による腸管神経系 化学専攻テニュアトラック 特任准教授 を介した糖代謝改善作用に対す る研究 2 3 村田 幸久 東京大学大学院農学生命科学研究科放射 食物アレルギーマーカーの探索 線動物科学教室 准教授 川浦 香奈子 横浜市立大学木原生物学研究所 小麦粉のグルテンおよび機能性 准教授 成分を改良する遺伝子に関する 研究 4 5 宮川 尾形 拓也 智夫 東京大学大学院農学生命科学研究科 小麦粉製品の食感特性を特徴付 助教 けるグルテン等の高次構造解析 前橋工科大学工学部生物工学科 グルコアミラーゼ(STA1) 教授 遺伝子発現機構の理解と産業用 酵母での応用 6 7 鈴木 淳一 東京大学大学院医学系研究科先端臨床医 ポリフェノール含有補助食品に 学開発講座 浅見 行弘 特任准教授 よる循環器疾患の予防 北里大学大学院感染制御科学府 食中毒原因菌である腸管病原性 北里大学北里生命科学研究所 大腸菌のⅢ型分泌装置阻害物質 生物機能研究室 特任助教 の標的タンパク質の同定 1 8 津田 孝範 中部大学応用生物学部食品栄養科学科 小麦タンパク質由来ペプチドの 教授 消化管ホルモン分泌作用の解明 と糖尿病予防に関する研究 9 10 竹野 青柳 景海 秀紀 順天堂大学医学部 肝インスリン抵抗性とアルコー 内科学代謝内分泌学講座 助教 ル摂取の関連性の解明 筑波大学生命環境系 教授 腸内有用微生物を活用したリン およびセシウムの対外排出食品 の開発 11 脇本 谷田 補欠 敏幸 守 東京大学大学院薬学系研究科 食品加工過程における不安定食 天然物化学教室 准教授 品有効成分の変化に関する検討 金沢医科大学医学部生理学Ⅱ講座 講師 高脂肪食性肥満の脂肪組織交感 神経系を活性化させ代謝を促進 ① させる食品因子の探索 松島 補欠 良 岡山大学資源植物科学研究所 助教 澱粉の精製効率の改善のための 巨大粒径を持つ澱粉粒子の開発 ② 人文科学系 1 渋谷 往男 東京農業大学国際食料情報学部 食品企業の原料調達における契 国際バイオビジネス学科 教授 約栽培と企業参入(自社生産) の実証的比較研究 2 平田 昌弘 帯広畜産大学地域環境学研究部門 日本における乳文化形成の特徴 准教授 分析と今後の発展方向性 -乳文化圏から非乳文化圏への 乳文化の伝播と変遷の視座から - 松井 補欠 隆宏 三重大学大学院生物資源学研究科 食料消費行動と消費習慣に関す 准教授 る実験経済学的研究 ② その他研究補助 No 1 1件 氏名 古谷 研 機関名 研究テーマ 東京大学大学院農学生命科学研究科 グローバルな挑戦とローカルな 研究科長・教授 貢献を目指す産学官民連携型農 学研究・教育の展開 2 2.留学生支援事業 平成25年度から開始した留学生支援事業の支援候補者については、 昨年11月17日開催の企画委員会において支援候補者として承認された 3名の中から東京大学大学院生カン・イェンチョウさんと上智大学 北部タイ大学生日本語コンテスト平成27年度優勝者パッタラーノン・サ イパットさんの2名とする。 官 彦州(カン・イェンチョウ)さん (男性、国籍:台湾) イ.東京大学大学院生 農学生命科学研究科応用生命化学専攻食品生化学 研究室博士課程1年在籍 ロ.1年支給予定 2)Pattaranon Saipad(パッタラーノン・サイパット)さん (女性、国籍:タイ) イ.4月より上智大学言語教育研究センター在籍 ロ.1年支給予定 上記2名いずれかより辞退があった場合等に下記の者に支給する。 補欠)呉 雙羽(ゴ・ソウウ)さん (女性、国籍:台湾) イ.お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻 ロ.1年支給予定 3.講演会 講演会は26年度と同様に講師による講演2題と、平成26年度研究助成者 の中から2名の研究成果発表を行う。 以 上 3
© Copyright 2025 ExpyDoc