航空レーザ測量の 概要と利用法

航空レーザ測量の
概要と利用法
西村徳真
新規・リメイクをするときは、、、
LIDERデータが使えないかを
イの一番に確認すべし!
これがあるかないかで調査効率と地図の精度が
大きく変わります!
LIDERとは
LIDERとは(2)
DEMとDSM
DEMの中身

格子点ごとの標高値を並べたメッシュデータ
←西
東→
●
205.78
●
205.67
●
201.23
●
198.21
●
202.45
●
204.15
●
204.65
●
199.71
●
195.45
●
207.45
●
206.45
●
205.36
●
204.45
●
198.29
●
210.17
●
204.45
●
202.45
●
198.87
●
198.00
●
208.45
●
207.01
●
199.89
●
196.36
●
193.47
←
●
203.13
北
・実際のデータ(X座標,Y座標,標高)
(他にもさまざまな形式がある)
どこで「DEM」を手に入れるのか
基盤地図情報(無料)←おすすめ
 測量会社のアーカイブ販売(有料)
 測量会社にオーダーメイド(有料、バカ高い)

基盤地図情報の航空レーザ整備範囲を確認
http://portal.cyberjapan.jp/
ここをチェック!
基盤地図情報
基盤地図情報のダウンロード
→基盤地図情報数値標高モデル
→5mメッシュ
→(作成予定の範囲)
と辿ってデータを取得する。
※IDを取得する必要あり
※後述のソフトウェア
「VectorMapMaker」
のマニュアルも併せて
参照のこと
測量会社のアーカイブ
http://www.sokugikyo.or.jp/laser/search.html
InternetExplorerからしか閲覧不可(不便・・・)
最近の情報が更新されてるのか甚だ疑問
測量会社のアーカイブ販売
実際に整備地域と価格をWEB上で公表して
いるのは国際航業のみ。1平方kmあたり
42,000円。
 でも、国際航業は整備エリアが広いのでこれ
だけでもだいぶ使える

さてDEMは手に入れたが、これをどう
使うのか?
VectorMapMakerを使う ←おすすめ!
 QuantumGISとそのプラグインを使う
 OCAD10, 11を利用

VectorMapMaker








等高線のみDXF形式で出力可能。かなり操作は簡単。フリーソフトとして
ネット上に公開しているため、検索すればすぐにダウンロード可能。
等高線は作図する地図の等高線間隔に加え、さらにその間に3~4本の
補助等高線を出力すると良い。なぜなら、非常に細かい起伏まで再現さ
れ、現地調査がらくになるから。
よって、等高線間隔5mの地図を描く場合は以下の手順を踏む
1.等高線間隔25mで出力→OCADにインポート→計曲線に変換
2.等高線間隔5mでもう一度出力→インポート→主曲線に変換
3.等高線間隔1~1.25mで出力→インポート→補助曲線に変換
4.最後に、各曲線を見易いようにOCADの「記号の編集」で色と線幅を
調整
詳細はこのソフトのマニュアルを熟読してください。
VectorMapMaker
QuantumGISとプラグイン



「基盤地図情報DEMインポータ」というプラグインを使用。
GISソフトに慣れてないとちょっと大変。導入のハードル高し。
DXF形式の等高線だけでなく、陰影図や傾斜図等も出力可能
OCADの利用
国際航業のアーカイブ販売はxyz形式で取得
できるため、OCAD10以降で等高線および各
種地形解析図が直接得られる。
 基盤地図情報コンバータを利用したら基盤地
図情報からもxyz形式が獲得できるが、少し
データ変換作業が必要

まとめると・・・
基盤地図情報
アーカイブ販売
VectorMapMaker
○
×
QuantumGIS
△
○
OCAD10~
×
○
OCADへの取り込み
GPSデータの取り込みと同じ要領でDXF形
式の等高線を「インポート」そして「記号の変
更」
 かなり重いデータになるため、部分地図にし
てメインファイルとは別のファイルにしてしまう
ことをおススメします。
