大規模並列アプリケーション開発向けFortran, C, C++用デバッガ TotalViewは、GUIベースの並列デバッガです。マルチプロセス/マ プロセスウィンドウ: ルチスレッドアプリケーションでプログラムや変数の状態を視覚的 に確認しながら問題を修正することができます。非常に強力で簡単 に利用できるGUIにより、Fortran, C, C++で書かれたマルチプロセ ス、マルチスレッドのプログラムのデバッグにかかる工数を削減し 生産性を向上させることができます。 大規模シミュレーションやモデリング、航空宇宙、金融、基礎科学研 究など多くの分野におけるソフトウェア開発に利用されています。 また、PCからスーパーコンピュータまで幅広いプラットフォームを サポートしており、HPCシステムの標準デバッガとして多数の採用 実績があります。 特長 並列アプリケーション対応: 従来のマルチスレッドはもちろん、OpenMPやMPIといった業界標 準の並列化手法やその他のアクセラレータにも対応可能なため、 大規模な並列アプリケーションで起こりうる複雑な現象も容易に再 現・解析・修正できます。 Intel Xeon Phi コプロセッサ 対応: ホストプロセッサと Intel Xeon Phi コプロセッサの両方で実行され るコードを確認し、 デバッグすることができます。 Intel offload directives (LEO) を利用するホスト側のアプリケーショ ンや、Intel Xeon Phi コプロセッサでネイティブに動作するアプリケ ーションもサポートします。 NVIDIA CUDAデバッグ: Linux x86-64を使用するユーザは、TotalView GUI上でCUDAアプリ ケーションのCPUおよびGPU両方のコードのデバッグをすることが できます。 迅速なデバッグ: TotalViewデバッガでは、 ソースコードレベルでブレークポイントや バリアの設定、実行の制御、 アクションの設定などを行うことができ ます。 データ検索や解析にも豊富な機 能があり、多次元配列をスライス したり、膨大なデータにフィルタ をかけたり、配列データをサーフ ェイスプロットすることもできま す。 コールグラフはマルチプロセ ス・マルチスレッドのプログラム 柔軟で強力なブレークポイント機能により、実行状態に応じた処理 や再コンパイルなしでの修正コードのテストが可能です。 のアクティブなルーチンを呼び 視覚的表現によるデバッグの効率化: します。 分析ウインドウによりプログラムや変数、さらにはMPIプロセス間通 信の状態を可視化するため、メモリリークやヒープ状態の確認とい ったメモリデバッグはもちろん、デッドロックやレースコンディション などマルチプロセスアプリケーション特有の問題にも効率的に対応 できます。 軽量・高速なソリューション: Lightweight なTotalViewデバッガのアーキテクチャはアプリケー ションの実行性能にほとんど影響を与えません。 各種プラットフォーム、 アーキテクチャに対応: Linux, AIX, Solaris, Cray, IBM BlueGene, Cell, Apple 他 出しに従ってダイナミックに表示 TotalView の機能と特長 NVIDIA-CUDA ReplayEngine Linux x86-64環境向けに提供される NVIDIA-CUDAを利用すること で、TotalView GUI上でNVIDIA CUDA対応アプリケーションのCPUお よびGPU両方のコードのデバッグをすることができます。 複雑な現象のデバッグに役立つプログラム実行状態記録・再生 ツールでリバースデバッグが可能となります。 複数のGPUボードを持つ環境への対応、 ブレークポイントの設定、 ステ ップ実行、インライン関数のデバッグ、各種メモリ領域の状態表示によ り、GPUボード上のCUDAカーネルの挙動や性能特性を把握でき、 アプ リケーションの性能向上や開発の効率化を促進できます。 変数やプログラムの状態、関数のコール、ネットワークやファイルへの アクセス、コンテクストの切り替えのようなマルチスレッド動作の保存 が可能です。また、 「再生」だけでなく、エラーが発生したポイントから 記録した実行状態に沿って 「巻き戻し」 も可能です。 ------------------------------------------------------------ ------------------------------------------------------------ ReplayEngine NVIDIA CUDA CPU/GPU 両方のコードを 単一の環境でデバッグ TotalView デバッガ 実行状態の記録、 再生・巻き戻し Evaluation Point Intel Xeon Phi 通常のデバッグと シームレスに コプロセッサを デバッグ 再コンパイルなしで コードをテスト修正 MemoryScape GUI ベースのリアルタイムメモリデバッグ Remote Display 別のシステム上での TotalView セッションに接続して操作可能 MemoryScape Evaluation Point メモリの状態やトラブルの検証をGUIベースで操作可能なリアル タイムメモリデバッグツールです。 再コンパイルすることなく計算条件を変えて結果を検討すること ができます。 TotalViewデバッガおよびReplayEngineと組み合わせて総合的なデバ ッグを効率的に進めることができます。 メモリの状態をブロック図やチ ャートとしてグラフィカルに色分け表示するだけでなく、各種条件によ るフィルタリングも可能なため、注目したい重要なイベントに集中する ことができます。 トラッキング・ステアリングと呼ばれるこの機能は物性値や初期値・境 界条件など多くのパラメータをEvaluationの画面でFortran/C/C++の 記法で指示することにより、直ちに結果を評価することができます。ま た、 プログラムコードの修正も再コンパイルすることなく行なうことが できます。 ------------------------------------------------------------ ------------------------------------------------------------
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