ハイパーコンバージェンスが IT にもたらすメリット

インタラクティブパンフレット
ハイパーコンバージェンスが
IT にもたらすメリット
仮想化の新たな波
スタート
「データ主導型の組織を目指して多くの企
業が変革に着手しているなかで、高度な
拡張性、柔軟な購入パターン、および卓
越したスケールメリットを提供可能なデー
タインフラストラクチャに対するニーズが
高まっています。 ハイパーコンバージドシ
ステムは、このデータ主導型ビジネスへ
の道程に沿って買い手を支える可能性と
潜在力を秘めています」
- IDC 社、ストレージソフトウェア担当リサーチディレク
ター、Eric Sheppard 氏 1
1
IDC 社、
『IDC MarketScape: Worldwide Hyperconverged Systems 2014 Vendor Assessment 』(2014 年 12 月 ) より抜粋。
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インタラクティブパンフレット | ハイパーコンバージェンスが IT にもたらすメリット
ビジネスは IT の変化を求めている
題
の
IT
イ
問
善意
…
世界中で多くの IT プロフェッショナルが、旧来のアーキテクチャーでは、
新しいクラウドデリバリモデル、劇的なデータの増大、わずか数日での
新規サービスの展開など、今日のビジネスニーズに対応できなくなって
いることに気付き始めています。 この新たな時代において、現状維持
はもはや許されません。
ニシ
ア チブ が 引 き 起
こ
す
プロジェクトの
長期化
コストの上昇
複雑化
ハイパーコンバージェンスとは何か
IT アーキテクチャーの進化における新たなステージで、
こうしたビジネス要件に応えるべく、多くの IT 組織がサービスデリバリ
の改善や IT アジリティ ( 俊敏性 ) の向上を目的として、サーバー仮想化 /
クラウドコンピューティングプロジェクトを立ち上げています。 しかし
ながら、野心的な仮想化 / クラウド / インフラストラクチャイニシアチブ
により、プロジェクトの長期化、管理の複雑化、運営費の上昇といっ
た問題が生じている組織も少なくありません。
旧来の手法はもはや通用しないとはいえ、新たな手法も必ずしも容易
ではありません。 今日真に必要とされているのは、あらゆる要素が統
合されて緊密に連携する新しいタイプのソリューションです。
こうした状況を背景に登場したのが、ハイパーコンバージェンスです。
ハイパーコンバージェンスは、配備、管理、およびサポートが容易なコ
ンパクトで費用効果の高いシステムの形で、仮想化されたデータセン
ターが持つ多くのメリットを提供します。
コンバージド・インフラストラクチャ、仮想化、ソフトウェ
ア・デファインド・ストレージなどのテクノロジーが持つあら
ゆるメリットを 1 つに統合しようというものです。 IT 環境で必要と
されるあらゆる要素、すなわちサーバー、ストレージ、仮想化ソフ
トウェア、ネットワーク、管理機能などが完全に統合され、単一か
つ高レベルの可用性を備えたアプライアンスの形で提供されます。
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ハイパーコンバージェンスはどのように役立つか
迅速な配備
効率的な管理
ハイパーコンバージェンスでは、あらゆる要素が事前構成および事前インス
トールされているため、ボタンを押すだけで、わずか数分で稼働準備が整い
ます。また拡張性にも優れており、
個別の SAN を構成する必要はありません。
あらゆるコンポーネントが共通の管理機能とともにシンプルなシャーシ
内に統合されているため、仮想化、ストレージ、サーバー、ネットワー
クなどの専門知識を有するスペシャリストチームは必要ありません。
ターンキー型のハイパーコンバージドシステムを使用することで、IT ゼネ
ラリストから経験豊富な管理者まで、あらゆるスタッフが完全な IT 環境
を短時間で配備でき、電源投入からプロビジョニングまでわずか 15 分
しか要しません。 また外部のシステムインテグレーターの支援を得る
必要もありません。
多数の個別のコンポーネント ( 関連付けられた SAN およびそのスイッチ
など ) を必要とするシステムと比較して、ハイパーコンバージドシステム
はその簡素化された構造を通じて、設備投資および運営費の削減に貢
献します。 またあらゆる要素が、管理や保守が容易な単一のコンパク
トなボックス内に収められているため、貴重なデータセンタースペース
に、より多くのコンピューティング / ストレージ容量を詰め込むことも可
能になります。 さらに、システム全体 ( ハードウェアおよびソフトウェ
アの両面 ) を単一ベンダーによりサポート可能です 2。
直線的な拡張性
成長予測が困難な環境において、ハイパーコンバージドシステムは大きな
効果を発揮します。 システムは直線的にスケールアウト可能で、新しいシ
ステムを追加するだけで、共通クラスター内に新しいノードをシームレス
に追加できます。ハイパーコンバージドアーキテクチャーには、
新しいノー
ドを自動的に検出してクラスターに追加するグリッドソフトウェアが組み
込まれており、新たなモジュールを追加するごとに、コンピューティング /
ストレージリソースが拡張されます。
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HP ConvergedSystem 200-HC について、HP では HP 製ハードウェアおよび HP/VMware 社製ソフトウェアの両方について、システム保証および世界規模のサポートを提供しています。
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ハイパーコンバージェンスがもたらすメリット
ビジネスにとってのメリット
あらゆる人にとってのメリット
ビジネスの観点からは、ハイパーコンバージドシステムのメリットとして、
従来のシステムよりも少ないコンポーネント、少ない設置面積、簡素化
された管理 効率的な電力 / 冷却機能などによる先行投資や運営費の削
減が挙げられます。
動的なビジネスニーズに対応した、容易な立ち上げと直線的なスケール
アウトが可能な IT システムは、アジリティの向上を通じて、ビジネスサ
イドおよび IT サイドのあらゆる人々にメリットをもたらします。 ハイパー
コンバージドシステムは、新たなリソースニーズに応じて迅速に運用開
始でき、電源投入からプロビジョニングまでわずか 15 分しか要しませ
ん 3。
そのうえ、ハイパーコンバージドシステムの維持管理にあたって、各分
野のスペシャリストは必要ありません。 通常は、システムの立ち上げか
ら日常の管理業務まで、IT ゼネラリストにより対応可能です。
IT にとってのメリット
コンバージェンスの成熟度が異なる 20 社に対する調査結果についての IDC 社の見解 :
「コンバージェンスのレベルと、ワークロード単位の IT コスト
の削減、配備の迅速化、IT スタッフの最適化、およびダウン
テクノロジーの観点からは、ハイパーコンバージドシステムは IT プロ
タイムの減少との間には、明確な相関関係が見受けられた」4
フェッショナルの日常的な負担を軽減します。 IT プロフェッショナルは、
多種多様なサーバー、ストレージ、ネットワークシステムなどを、それ
ぞれ個別の管理ツールを使用して管理する必要がなくなります。 また
インフラストラクチャには耐障害性が組み込まれており、セットアップ、
習得、保守、および拡張も容易です。 さらに、このシステムはコンパク
トではあっても、決して非力ではありません。 4 つの強力なサーバー、
エンタープライズクラスの包括的なデータサービス、および組み込みの
データ保護機能により、従来の IT ソリューションに引けを取らないサー
ビスが提供されます。
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2014 年 12 月に HP ConvergedSystem 200-HC StoreVirtual および OneView InstantOn バージョン 1.00 を使用して実施された社内テストに基づきます。
HP の委託による IDC ホワイトペーパー『Measuring the Business Value of Converged Systems』(2014 年 12 月 )。
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ハイパーコンバージド
システムのユースケース
以下ではハイパーコンバージェンスの
潜在力について、いくつかの一般的な
ユースケースを使用して説明します。
リモートロケーション
事業部門
中規模組織
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リモートロケーション
事業部門
リモートロケーション
中規模組織
IT ゼネラリストによる配備、管理、および拡張が容易な標準化されたシステムは、リモートロケー
ションを保有する企業に大きなメリットをもたらします。 ときには予測さえ不可能なワークロー
ドの増大に対応するために、多くのリモートサイトで迅速かつシームレスに拡張可能なシステム
が必要とされています。 さらにビジネスの継続性を維持するために、標準的な構成および企業
プロセスに従ってデータを一元的にバックアップ、リカバリ、および複製可能なシステムも必要と
されています。ハイパーコンバージドシステムは、こうしたニーズのすべてに応えることが可能です。
一例として、世界各地のオフィスに開発チームやテストチームが分散している企業について
考えてみましょう。 世界規模で調達可能な共通のソリューションを導入することで、この
企業はリモートロケーションにおけるシステムの配備、管理、およびサポートプロセスを標
準化できます。 さらにバックアップ / リカバリプロセスを標準化し、企業データセンター
内の既存のリソースを有効活用することも可能になります。
個々の開発チームはプロジェクト専用の VM を保有できるため、異なるロケーションで勤
務する開発者も、ハイパーコンバージドシステムの機能によるメリットを得られます。 また
プロジェクトの進展に合わせて、インフラストラクチャリソースを迅速に追加できるため、
応答時間の維持も容易です。
さらにハイパーコンバージドシステムはシンプルであるため、リモートロケーションでの日
常的なシステムメンテナンスや管理に、IT ゼネラリストで対処できます。 その結果、企業
はリモートサイトにおける広範なコンピューティング / ストレージニーズに応えつつ、運営
費を削減することが可能になります。
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リモートロケーション
事業部門
事業部門
中規模組織
多くの大規模組織の事業部門 ( 企業内部門 ) は、多額の IT 支出を伴うことなく、またパ
フォーマンス期待値を低下させることなく、アプリケーションサービスをよりシンプルに運
用する方法を必要としています。
一例として、四半期末報告書の作成が定期的に必要となる財務部門について考えてみま
しょう。この財務部門では、データの増大に伴って報告書の作成に時間がかかるようになっ
ています。 さらに、現在計画段階にある複数の新規プロジェクトを抱えており、そのなか
には四半期内に展開することが望ましい先進的な会計システムも含まれています。
発注が容易で、事前スクリプト化された構成ツールを使用して迅速にセットアップ可能な
ハイパーコンバージドシステムは、新しいアプリケーションやサービスの基盤として最適な
ソリューションです。 完全に機能する IT 環境を迅速に展開することで、この財務部門は、
四半期末までに新しい会計システムを配備し、報告書をタイムリーに作成し、これまで発
生していた四半期末の混乱を解消することができました。
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リモートロケーション
事業部門
中規模組織
中規模組織
次に、サーバーやストレージの容量を拡張する必要があるが、時間とコストのかかる IT プ
ロジェクトは回避したいと考えている中規模組織について考えてみましょう。 ハイパーコン
バージドシステムは、本質的にはターンキー型のパッケージ化されたデータセンターであり、
調達が容易なだけでなく、わずか数分で配備可能です。
また別のケースとして、ある病院が医療スタッフに対してその所在場所 ( 病院内あるいはリ
モートロケーション ) にかかわらず、アプリケーションやデータに対するセキュアなアクセ
スを提供したいと考えているとしましょう。 この場合は、ハイパーコンバージドシステムを
使用した、仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) 環境の構築が効果的です。 VDI ソ
リューションを使用することで、医療スタッフは中央システム上に存在するアプリケーショ
ンやデータにアクセスできるようになる一方で、病院は医療スタッフのアクセス / パフォー
マンス要件に効率的に応えつつ、患者の機密情報を保護することが可能になります。
また、時間の経過に伴う保管データ量の増大に合わせた VDI 環境の拡張も容易で、新し
いハイパーコンバージドシステムを追加することにより、仮想化されたソフトウェア・デファ
インド環境内の共通リソースプールをシームレスに拡張できます。 システムがコンパクトで
あることも病院にとっては大きなメリットで、スペースの制約が厳しいデータセンター内で
のインフラストラクチャのスケールアウトが容易になります。
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HP が提供するハイパーコンバージドシステムの選択肢
Web を見る
HP は 2 種類のハイパーコンバージドシステムを提供しています。 一方のシステムは組み込みの高可用性、自動化さ
れたストレージ階層化、および柔軟なソフトウェアライセンス戦略を特徴とします。もう一方のシステムは、100%
VMware ソフトウェアで構成され、3 年間のライセンスが付属し、HP/VMware 社が提供する信頼性の高いテクノロジー
上で検証されています。 いずれのアプライアンスもわずか 15 分で本稼働準備を完了でき、簡素化が鍵となるあらゆる
プロジェクトで効果を発揮します。 これらのアプライアンスは、いわばパッケージ化された仮想データセンターです。
HP ConvergedSystem 200-HC HP ConvergedSystem 200-HC
StoreVirtual システム
EVO:RAIL ™システム
このオール HP ソリューションは、クラス最高の StoreVirtual ストレージと強
力な ProLiant サーバーによる堅牢なデータサービスを提供します。 このシス
テムを使用すると、一般的にはストレージアレイによって提供されるエンター
プライズクラスの機能 (99.999% の可用性など ) を環境の複雑化を招くことな
く利用できます。 お客様は HP を通じて新しい VMware ライセンスを購入する
ことも、既存のエンタープライズライセンス契約を使用することも可能です。
システムのスケールアウトも容易で、最大 8 アプライアンス (32 コンピューティ
ングノード ) まで直線的に拡張できます。 データ保護機能はシステムに組み込
まれているため、追加のソフトウェアは必要ありません。 また自動化された
階層化データストレージにより、必要なデータにより迅速にアクセスできます。
EVO:RAIL モデルは、包括的なオール VMware のソフトウェア・デファイ
ンド・システムを提供します (VMware Virtual SAN ™および VMware Log
Insight ™を含む )。HP ConvergedSystem 200-HC は、EVO:RAIL ユーザー
インターフェイスまたは VMware vCenter ™クライアントから検出、監視、
および制御可能です。 このアプライアンスには新しい VMware ライセン
ブログを読む : Bringing compute and storage together ( コンピュー
ティ ン グと スト レ ー ジ の 統 合 ): HP ConvergedSystem CS 200-HC
ブログを読む : Leveraging HP & VMware’
s partnership with HP
StoreVirtual
スも付属しています。 また拡張性にも優れており、アプライアンスを追
加するだけでパフォーマンス、帯域幅、および容量を簡単に拡張でき
ます ( 最大 4 アプライアンス /16 コンピューティングノード )。
OneView and the new HP ConvergedSystem 200-HC EVO:RAIL (HP
OneView および最新の HP ConvergedSystem 200-HC EVO:RAIL を通
じて、HP と VMware 社のパートナーシップを活用 )
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旧来の IT インフラストラクチャで、今日のビジネスニーズに対応することはできません。 仮想化されたソフトウェア・
デファインド型のコンバージド・インフラストラクチャは、ビジネスに多大なメリットをもたらします。
HP と VMware 社による変革のサポート 業界リーダーとの連携
ハイパーコンバージェンスは、IT アーキテクチャーの進化における新た
なステージです。 HP はコンバージド・インフラストラクチャおよびソフ
トウェア・デファインド・ストレージのための包括的な製品 / サービスポー
トフォリオに加えて、VMware 社との緊密なパートナーシップという独自
の強みを生かして、お客様がハイパーコンバージェンスの可能性と潜在
力を最大限に引き出せるようお手伝いいたします。
• 仮想化イノベーションの提供に関する HP と VMware 社のパートナー
シップは 14 年に及びます。
• HP は、VMware ベースの仮想化に関して業界第 1 位のベンダーです。
• HP StoreVirtual VSA は、7 年以上にわたってソフトウェア・デファインド・
ストレージ分野をリードしています。
• HP は全世界サーバー出荷台数で業界第 1 位のベンダーです (2014 年
Q3 現在 ) 5。
• HP はハードウェアとソフトウェアの両方をグローバルにサポート可能
です。
詳細はこちら
hp.com/go/hc
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『 IDC Worldwide Quarterly Server Tracker for 3Q14』(2014 年 12 月 )。
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については、当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています。 本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。 本書の内容につ
きましては万全を期しておりますが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対しては責任を負いかねますのでご了承ください。
VMware、EVO:RAIL、VMware Virtual SAN、および VMware Log Insight は、米国およびその他の管轄区域における VMware, Inc. の登録商標もしくは商標です。
4AA5-7480JPN、2015 年 3 月