- ドキュメント(ITプラットフォーム)

BladeSymphony BS2500
使用上のご注意
このたびは、日立統合サービスプラットフォーム BladeSymphony BS2500 をお買い求めいただき、誠にありがとうございます。
本シートは、高性能サーバブレード A1/E1 および標準サーバブレード A1 に関するご使用上の注意事項を記載しております。
対象機能
対象機能は下記です。
■ CPU の使用温度
■ CPU の Hyper-Threading 機能
■ CPU 障害時縮退機能
■ PCI Express Native Control 機能
■ VMware vSphere® ESXi™インストール時の制限
■ PCI 64-bit Resource Allocation 機能
■ Red Had® Enterprise Linux® 6.5/6.6 インストール時の注意
■ VMware vSphere® ESXi™にてオンボード CNA または Emulex コンバージドネットワークボードを使用する際の制限
■ Red Had® Enterprise Linux® 6.5/6.6 にてオンボード CNA または Emulex コンバージドネットワークボードを使用する際の注意
対象モデル
対象モデルは下記です。
■ 高性能サーバブレード A1/E1
■ 標準サーバブレード A1
注意事項
■ CPU の使用温度制限
以下の CPU を搭載したサーバブレードにおいては、入気温度 35℃以下の環境で使用することが必須となります。
35℃以上の環境で使用した場合、CPU の安定動作・寿命に影響を与える可能性があります。
また、30℃~35℃で使用した場合にキャッピングが最大 10%程度発生する可能性があります。
[対象 OS]
・全 OS
[対象サーバブレード]
[標準サーバブレード A1]
・E5-2699v3 プロセッサを搭載した構成
・E5-2697v3 プロセッサを搭載した構成
・E5-2637v3 プロセッサを搭載した構成
2015 年 5 月(第 6 版)
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■ CPU の Hyper-Threading 機能
CPU の Hyper-Threading 機能は、サーバブレードの工場出荷時は有効に設定されています。Hyper-Threading 機能を無効に設定する
と、搭載 CPU および搭載 CPU 数によってはネットワークが見えなくなるなどの事象が発生する可能性があります。以下の CPU を搭載し
たサーバブレードについては、Hyper-Threading 機能は有効のままご使用ください。
[対象 OS]
・Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Standard (SP1)
・Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Enterprise (SP1)
・Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Datacenter (SP1)
・Microsoft® Windows Server® 2012 Standard
・Microsoft® Windows Server® 2012 Datacenter
・Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Standard
・Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Datacenter
[対象サーバブレード]
[高性能サーバブレード A1/E1]
・E7-8891v2 プロセッサの 4 ブレード、8CPU 構成時
・E7-8891v2 プロセッサの 1 ブレード、1CPU 構成時
・E7-4860v2 プロセッサの 1 ブレード、1CPU 構成時
[標準サーバブレード A1]
・E5-2637v3 プロセッサ搭載時
・E5-2660v3 プロセッサの 1CPU 構成時
・E5-2640v3 プロセッサの 1CPU 構成時
・E5-2620v3 プロセッサの 1CPU 構成時
・E5-2603v3 プロセッサの 1CPU 構成時
■ CPU 障害時縮退機能
CPU の障害時縮退機能を使用すると、ネットワークが見えなくなるなどの事象が発生する可能性があります。障害時縮退後に有効な論
理コア数が下記未満となる前に保守交換を行ってください。
[対象 OS]
・全 OS
[対象サーバブレード]
[高性能サーバブレード A1/E1]
・1 ブレード、1CPU 構成時 - CPU の障害時縮退後に有効な論理コア数が 8 Core 未満となる場合
・1 ブレード、2CPU 構成時 - CPU の障害時縮退後に有効な論理コア数が 16 Core 未満となる場合
・2 ブレード、3CPU 構成時 - CPU の障害時縮退後に有効な論理コア数が 24 Core 未満となる場合
・2 ブレード、4CPU 構成時 - CPU の障害時縮退後に有効な論理コア数が 32 Core 未満となる場合
・4 ブレード、8CPU 構成時 - CPU の障害時縮退後に有効な論理コア数が 80 Core 未満となる場合
2015 年 5 月(第 6 版)
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[標準サーバブレード A1]
・CPU の障害時縮退後に有効な論理コア数が 12 Core 未満となる場合
■ PCI Express Native Control 機能
下記の対象 OS に対して、PCI Express Native Control が有効な場合、故障したデバイス(NIC など)の交換を行ったり、N+M コールドスタ
ンバイで予備系に切り替えが発生した場合、そのデバイスは OS 上で新規デバイスとして認識されます。その結果、新規と認識されたデ
バイスの設定(IP アドレスなど)が消える場合があります。以下修正モジュールを適用することで回避可能ですので必ず適用してくださ
い。
http://support.microsoft.com/kb/2550978
[対象 OS]
・Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Standard (SP1)
・Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Enterprise (SP1)
・Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Datacenter (SP1)
[対象サーバブレード]
・高性能サーバブレード A1/E1
■ MM Config Base 機能
以下のサーバブレードにおいて、 VMware vSphere® ESXi ™をインストールする場合、マネジメントモジュールの Web コンソールから MM
Config Base を 3GB に変更することが必須となります。変更を行わない場合、インストールに失敗する場合や、インストール後に VMWare
が起動できなくなる場合があります。
[対象 OS]
・ VMware vSphere® ESXi™ 5.1
-
PCI 64-bit Resource Allocation を Disable に設定
-
MM Config Base を 3GB に設定
・ VMware vSphere® ESXi™ 5.5
-
PCI 64-bit Resource Allocation を Disable に設定
-
MM Config Base を 3GB に設定
・ VMware vSphere® ESXi™ 6.0
-
PCI 64-bit Resource Allocation を Disable に設定
-
MM Config Base を 3GB に設定
[対象サーバブレード]
・高性能サーバブレード A1/E1
・標準サーバブレード A1
2015 年 5 月(第 6 版)
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[MM Config Base 変更手順]
1. Web コンソールの画面で、Resources->Modules->対象のサーバブレード->「サーバブレード情報」の「EFI」タブをクリックし、「編集」をク
リックします。高性能サーバブレードで SMP 構成をご利用の場合は、対象のサーバブレード選択時に「プライマリ」側を選択してくださ
い。
SMP 構成時の表示例
2015 年 5 月(第 6 版)
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2.
Devices & I/O Ports をクリックします
3. Devices and I/O Ports 設定のダイアログが表示されるので、MM Config Base から 3GB を選択します。
2015 年 5 月(第 6 版)
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4. 「確認」のダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
5.
EFI 設定のダイアログが表示されるので、設定が終わるまでしばらくお待ち下さい。
■ PCI 64-bit Resource Allocation 機能
VMware vSphere® ESXi™をインストールする場合、マネジメントモジュールの Web コンソールから PCI 64-bit Resource Allocation を
Disable に変更することが必須となります。変更せずに Enable のままインストールを行った場合、VMware が機能しない恐れがあります。
[対象 OS]
・ VMware vSphere® ESXi™ 5.1
・ VMware vSphere® ESXi™ 5.5
・ VMware vSphere® ESXi™ 6.0
[対象サーバブレード]
・高性能サーバブレード A1/E1
・標準サーバブレード A1
2015 年 5 月(第 6 版)
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[PCI 64-bit Resource Allocation 変更手順]
1. Web コンソールの画面で、Resources->Modules->対象のサーバブレード->「サーバブレード情報」の「EFI」タブをクリックし、「編集」をクリ
ックします。高性能サーバブレードで SMP 構成をご利用の場合は、対象のサーバブレード選択時に「プライマリ」側を選択してください。
SMP 構成時の表示例
2015 年 5 月(第 6 版)
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2. Devices & I/O Ports をクリックします
3. Devices and I/O Ports 設定のダイアログが表示されるので、PCI 64-bit Resource Allocation から Disable を選択します。
2015 年 5 月(第 6 版)
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4. 「確認」のダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
5. EFI 設定のダイアログが表示されるので、設定が終わるまでしばらくお待ち下さい。
■ Red Had® Enterprise Linux® 6.5/6.6 インストール時の注意
以下のサーバブレードにおいて、Red Hat® Enterprise Linux® 6.5 および Red Hat® Enterprise Linux® 6.6 をご利用になる場合、USB
Configuration の”xHCI”を”Disable”に設定することにより、USB 3.0 を無効化することが必須となります。”auto”又は”Enabled”に設定し
たままの場合、OS のブートに失敗する場合があります。
[対象 OS]
・Red Hat® Enterprise Linux® 6.5
・Red Hat® Enterprise Linux® 6.6
[対象サーバブレード]
・標準サーバブレード A1
2015 年 5 月(第 6 版)
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[USB 3.0 の無効化手順]
1. Web コンソールの画面で、Resources->Modules->対象のサーバブレード->「サーバブレード情報」の「EFI」タブをクリックし、「編集」をクリ
ックします。高性能サーバブレードで SMP 構成をご利用の場合は、対象のサーバブレード選択時に「プライマリ」側を選択してください。
SMP 構成時の表示例
2015 年 5 月(第 6 版)
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2. Devices & I/O Ports をクリックします
3. Devices and I/O Ports 設定のダイアログが表示されるので、XHCI Mode から Disable を選択します。
2015 年 5 月(第 6 版)
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4. 「確認」のダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
5. EFI 設定のダイアログが表示されるので、設定が終わるまでしばらくお待ち下さい。
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■ VMware vSphere® ESXi™にてオンボード CNA または Emulex コンバージドネットワークボードを使用する際の制限
オンボード CNA または Emulex コンバージドネットワークボードを使用し、VMware 環境上でゲスト OS を Windows でご使用になる場合
は、以下の手順を参照頂き、最新の VMware Tools を適用して下さい。VMware Tools の入手方法とインストール手順については、以下を
ご参照下さい。
[対象 OS]
・VMware vSphere® ESXi™ 5.1
・VMware vSphere® ESXi™ 5.5
・VMware vSphere® ESXi™ 6.0
[VMware tool 入手手順]
次の URL から入手できる、最新の VMware Tools を適用してください。
VMware 社 - VMware Operating System Specific Packages (OSPs)
URL:https://www.vmware.com/support/packages
[VMware tool インストール手順]
適用方法については次の VMware 社公開情報を参照してください。
VMware 社 - VMware Tools の全般的なインストール手順 (2053219)
URL:http://kb.vmware.com/kb/2053219
■ Red Had® Enterprise Linux® 6.5/6.6 にてオンボード CNA または Emulex コンバージドネットワークボードを使用する際の注意
Red Had® Enterprise Linux® 6.5/6.6 にてオンボード CNA または Emulex コンバージドネットワークボードのマルチチャネル機能(ポー
ト分割)をご使用になる場合は、grub.conf に記載されたカーネルブートパラメータに”udevchilds=1”を追記してください。”udevchilds=1”の
記載が無い場合、下記メッセージを出力し、Red Had® Enterprise Linux®の起動に失敗します。
“udevd[X]: worker [Y] unexpectedly returned with status 0x0100”
[対象 OS]
・Red Hat® Enterprise Linux® 6.5
・Red Hat® Enterprise Linux® 6.6
[対象サーバブレード]
・高性能サーバブレード A1/E1
・標準サーバブレード A1
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[手順]
1. 以下のコマンドを実行し、grub.conf ファイルを編集します。
#vi /boot/efi/EFI/redhat/grub.conf
2. カーネルブートパラメータに”udevchilds=1”を追加します。
title Red Hat Enterprise Linux (2.6.32-431.el6.x86_64)
root (hd0,1)
kernel /vmlinuz-2.6.32-431.el6.x86_64 ro root=/dev/mapper/VolGroup00-lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD
nodmraid
rd_LVM_LV=VolGroup00/lv_root
crashkernel=128M
KEYBOARDTYPE=pc
KEYTABLE=jp106
LANG=ja_JP.UTF-8
rd_LVM_LV=VolGroup00/lv_swap rd_NO_DM nmiwatchdog=0 pci=noaer scsi_mod.scan=sync edd=off udevchilds=1
initrd /initramfs-2.6.32-431.el6.x86_64.img
カーソルを”kernel”行末に移動し、”udevchilds=1”を入力します。その後、編集モードで”:wq”を入力し、grub.conf を保存して vi を終了します。
なお、カーソル移動は編集モードで下記を入力してください。
上:”k”, 下:”j”, 左:”h”, 右:”l”
3. 設定を反映させるため、OS を再起動します。
4. OS 再起動後に以下のコマンドを実行し、起動時のカーネルブートパラメータを表示します。
#cat /proc/cmdline
“udevchilds=1”が含まれていることを確認します。
ro
root=/dev/mapper/VolGroup00-lv_root
rd_NO_LUKS
rd_NO_MD
nodmraid
rd_LVM_LV=VolGroup00/lv_root
crashkernel=128M KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 LANG=ja_JP.UTF-8 rd_LVM_LV=VolGroup00/lv_swap rd_NO_DM
nmiwatchdog=0 pci=noaer scsi_mod.scan=sync edd=off udevchilds=1
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