近距離通信技術を利用した 災害時の被災者捜索システム KG ISC CPSF 親 武田先生、minaさん B3 板橋孝典 ログイン名 pia 概要 無線通信技術を利用し、災害時に端末の位置 を特定、及び健康状態をモニタリングするこ とで被災者の捜索を支援するシステム 背景 近距離無線通信技術の発達 スマートフォンの普及 ウェアラブルデバイスの普及 東日本大震災 →実際に福島で被災した際に外部との連絡が取れず、 遠くの親戚の安否の確認が困難であった 問題意識 通信インフラが使えない状況下での被災者の捜索 は困難 →動員数と目視による要救助者捜索の限界 目的 通信インフラに依存せず効率的かつ容易に被災者 の捜索を支援 本研究より 救助活動能力の向上 民間人による一次捜索能力の向上 アプローチ 1. 無線通信技術を利用した被災者の位置特定 2. 救助者の生体データのモニタリング →脈拍、加速度、温度センサーを利用 位置特定手法 iBeaconを使用 →NFCなどよりもはるかに長距離での無線通信を 可能にし、距離の取得や端末の識別が可能である →現在普及してる多くの端末で使用可能である rssiの数値からbeaconとの距離を測定 関連研究 災害時における人命救助のための携帯用照明を 利用したLED可視光通信システム 香川高等専門学校通信ネットワーク工学科 助教 荒井 伸太郎 (2014〜) 光が届くことのできる環境である必要がある MANETを用いた災害時における被災者の 位置情報収集・追跡システムの提案 大阪大学大学院情報科学研究科 浦部 弘章 (2005) ルータを通した通信であるため、環境によっては使用が困難 雪崩ビーコンに基づく被災者捜索システム 電気通信大学大学院情報システム学研究科 永井 智大 (2012) 端末特定にのみ特化させているため被災者の詳細情報まで知ることは困難 実装環境 使用言語:objective-c 使用端末:iPhone6 iPhone5s iPad mini 2012 Mac book pro late 2011(OS X Yosemite) 予備実験 iPhoneにBeaconを実装して値を取得 予備実験より 1秒ごとにrssiの値を取得できる m単位(かなり近ければcm単位)でrssiの取得が可能 現在の課題と解決策(1/2) 電波強度からは方向の情報を取得できない →磁気センサとrssiの違いを利用する 最も強いrssi取得 最も強いrssiを取得 した時の方向を出力 rssiと方向を配列に 現在の課題と解決策(2/2) 内的、外的要因により端が機能を停止した場 合の対処 →瞬間的に検知したbeaconの端末情報と 日時を記録しておく システム構成図 端末 ビジュアル化モジュール 生体データ解析モジュール beacon解析モジュール 生体データ受信モジュール beacon受信モジュール 生体データ beacon 電波発信モジュール 評価方法 • アンケートを利用した定量的評価、定性的評価 見通しの良い場所(鴨池、メディア周辺)と悪い場所(教室内)の2種 類で行う 10人にレシーバー端末をもたせて実際に3つのBeaconを探してもらう 定量的評価:みつけるまでの時間、経路、beaconを見つけた順番 定性的評価:簡単に捜索ができたか、実用的か、災害時使えるか 進 及び、今後の予定 10月 beaconデータ の取得 beaconの 電波発信 複数のbeacon 情報の取得 生体データの 取得 方向の取得 デザイン 評価 11月 12月 1月 2月 ご静聴ありがとうございました
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