無料レポート:英語が聞き取れるようになる練習法 こんにちは。「なみのリズム」で学ぶ英語コーチの上條麻子です。 この無料レポートには、英語が聞き取れるようになる練習方法が書かれています。やってもやって もリスニングができるようにならないとか、英語の音が聞き取れなくて困っているという人にとっては とても効果的な方法です。実際に効果があるかどうか、10分ほどで試すことのできる内容ですの で、ぜひやってみてください! STEP 1:簡単な英文で聞き取りチェック まずは、現状どれくらい英文を聞き取ることができるかをチェックします。音声1を聞き、聞き取れた 英語を下の欄に書きこんでください。1回で聞き取れない場合は、何回聞いても OK です。スペル がわからない場合はカタカナで書いてもかまいません(解答は次ページにあります)。 音声1 (←クリックすると音声が聞けます) さて、いかがでしたか。読まれているのは中学校3年生レベルの英文です。単語も難しいものはあ りません。 読まれた英文は全て聞こえたという人は、英語の音を聞き取る力はすでにありますので、このレ ポートを読む必要はありません。けれども、もしあなたが、このレベルの英語を全て聞き取るのが難 しいという状況にあるのだとすれば、次の方法が役に立つはずです。 中学で習った単語と英文。単語がわからないから聞けないのだとは限らない! ©なみのリズム All rights reserved. STEP 2:英語のリズムを意識すれば、英語は聞き取れる! この英文は、たいていの人にとってこんな風に聞こえると思います。 マイ フレン ウォン …… ゴ アウ … …モロウ. リスニングが苦手な多くの人にとっては、はっきりと読まれる単語しか聞き取れないということがよく あります。見ればよく理解できる簡単な英文なのに、全ての単語を聞き取れないとすれば、英語の リズムを無視し、日本語のリズムで英語を聞こうとしていることが原因だと考えられます。 英語のリズムのイメージ…強・弱・強・弱 日本語のリズムのイメージ…強・強・強・強 日本語の強・強・強・強のリズムにしばられているから、 英語の強・弱・強・弱の「弱」のところを聞き逃してしまうんだ! ここで、英語の聞き方を少し変えてみましょう。単語に意識を向けるのではなく、英文のリズムに耳 をすませるのです。単語をひとつずつ個別に聞こうとすると、強く読まれている単語しか聞こえませ ん。しかし、リズム=拍に意識を向けると、弱く読まれている単語も聞こえるようになります。 音声2を聞いてください。これは、さっきと同じ英文を均等なリズムで区切り、ゆっくりと読んだもの です。音声に合わせ、リズムを意識して下記の英文を読んでみてください。英文をいきなり読むこ とが難しい場合は、音声に合わせて「タ・タ・タ」と言い、リズムだけを確認してもいいでしょう。「・」は リズムの区切りです。 音声2 (←クリックすると音声が聞けます) My ・friends ・want・me・to ・ go ・ out ・ with・them ・ to・mor・row. タ タ タ タ タ タ タ タ タ タ タ タ (訳:私の友達が明日一緒に出かけたがっているんだ) 3回から5回、リズムがなじむまで練習しましょう。 リズムが耳になじんだら、音声1(←クリックすると音声が聞けます)をもう一度聞いてみましょう。そ の際、英文は目では見ず、耳だけで聞くようにしてください。初めに聞いたときよりもかなり聞きや すくなったとすれば、今回の練習はあなたにとってとても役立つ練習法であるということになります。 ©なみのリズム All rights reserved. STEP3:リズムを意識した英語の練習方法 簡単な練習ですが、リズムを意識するだけで、聞き取れる英語の音が増えるということが理解でき たのではないかと思います。普段からこのように、リズムを意識して英文を読む練習をすれば、もっ と英語が聞き取れるようになります。ここでは、その具体的な方法についてお伝えします。 ①辞書で単語の音節を調べる 言語のリズムをつくる単位を「音節」と言います。辞書で単語を調べると、見出しに音節の区切りが 載っています。たとえば、”tennis”を辞書で調べると、”ten・nis”と載っています。この黒丸=「・」が 音節の区切りです。つまり、”tennis”は2拍で読む単語であるということです。一方、”play”には「・」 はついていません。ということは、”play”は1音節、つまり1拍で読む単語だということになります。 ②調べた音節を英文に書き込み、ゆっくり音読練習をする 辞書で単語の音節を調べたら、英文に音節を書き込みます。 例:I・play・ten・nis・with・Tom. 「アィ/プレィ/テ/ニス/ウィ(ズ)/トム」 (無理矢理カタカナ表記しています)という風に、6拍 でこの英文をゆっくり読む練習をします。リズムを意識するのに、手をたたいたり、メトロノームを使 うのもオススメです。 この練習を普段から行うようにしてください。ある程度慣れてくると、初めて聞く英語でも大分聞き 取ることができるようになります。洋楽も上手に歌えるようになりますし、あなたの英語が外国人に とってとても通じやすい英語にもなります。 ぜひ実践してみてくださいね。 ここまでできた人は、次の英文も聞いてみてください。 ©なみのリズム All rights reserved. 音声3 (←クリックすると音声が聞けます) この英文も中学生レベルのやさしい英文です。しかし、単語と単語がくっついて発音が変わるリエ ゾンが起きているので、かなり聞きにくくなっています。けれど、これも英語のリズムの法則により、 自然に起きる現象です(英文スクリプトはこのページの下にあります)。 英語のリズムの性質を理解すると、リエゾンも決して難しいものではなくなります。これがネイティブ スピーカーにとっては当たり前の読み方ですし、この読み方を身に付けると、英文がとても読みや すくなり、そして覚えやすくなります。 もっと英語のリズムについて知りたい人や、体系立てて練習していきたいという人は、ぜひ下記の 教材を参考にしてください。英語のリズムの性質、発音の変化やリエゾンの仕組み、本格的なリズ ム音読の方法など、英語の音声に関するあらゆることが理解でき、リスニング力がもっと高まります。 なみのリズム英語 リズム音読で英語リスニング・トレーニング PDF ファイル A4 版 139 ページ 音声リンク、音声ファイル付き 音声合計 50 分 14 秒 ※ 本文の音声は WEB ページにリンクしています .zip 形式圧縮ファイル 49.8MB こちらから購入できます。 http://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=304400 ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。 ブログでもリスニングほか、英語の学習法に関する記事を書いていますので、ぜひご覧ください。 「なみのリズム」公式サイト http://naminorism.com/home/ 音声3の英文スクリプト:She put it in an unbrella stand. ©なみのリズム All rights reserved.
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