PDFファイル2MB - 足尾銅山の世界遺産登録をめざして

平成 27年度第1
年度第1回 産業遺産見学会参加者募集!
日
時:平成 27年6月23日(火)午後 1 時 30 分~4 時
見学場所:本山製錬所跡
:松木村跡
集合場所:足尾総合支所(日光市足尾町通洞8番2号)
内
容:足尾公民館会議室で鉱山施設立ち入りに際しての安全教育を実施。その
後、各施設の見学を実施。
定
員:30名(先着順)
参 加 料:無 料
申込期間:平成 27年6月15日(月)~17日(水)の午前 9 時~午後 5 時に問合せ
先へ電話。
問合せ先:日光市教育委員会事務局文化財課 電 話 0288-30-1861
本山製錬所
本山製錬所跡
製錬所跡(国指定史跡)
銅の産出量の増加に対応するため、明治 17 年に
直利橋製錬分工場として開設されました。当時の
先端技術を導入し、生産量が飛躍的に増加しまし
たが、同時に亜硫酸ガスの排出によって煙害問題
も発生しました。その後、煙害克服のための技術
改良が続けられ、昭和 31 年に「自溶製錬法」、電
気集塵法」、「接触脱硫法」を応用した脱硫技術を
世界で初めて実用化し、従来に比べ亜硫酸ガスの
大幅な排出削減に成功しました。
松木村
松木村跡
松木地域には中世以来3つの山村がありましたが、
明治 17 年建設の直利橋製錬分工場から排出され
た亜硫酸ガスの悪影響や山林の乱伐、大火により
住居は減少していきました。その後、鉱毒予防工
事命令により設置された脱硫塔が煙害を著しくし、
住民は移転を余儀なくされました。明治 35 年に
は地権者との示談が終結し廃村となりました。現
在、多くの方により植樹が行われています。