No.02 原子の構造と 元素の周期表 5 電子配置 (陽子の数を記入する場合が多い) 電子は原子核の決まった場所しか飛べない。 この場所の名前は覚えておこう ⇒ K L M N K なお、電子は内側の___殻から入っていく。 同じ殻内の電子は離れた場所に落ち着く。 9 4 たとえば、ヘリウム Heとベリリウム Beの 4 2 2 殻 こ 8 殻 こ 殻 こ 18 32 殻 こ 「にはちじゅうはち」 電子配置は次のようになる。 閉殻 電子が満タン入った殻は______の状態であるという。 オリジナル 12 24 炭素 Cとマグネシウム Mgの電子の様子(電子配置)を●で記入しなさい。 6 12 ヒント:電子は原子核内の陽子と同じ数だけ飛んでいる。そして、K殻から入っていく。 12 6 C 24 Mg 12 ● ● ● 核 6+ ● ● ● ● ● ● ● ● 核 12+ ● ● ● ● ● ● ● <詳しい電子配置の入り方> 電子は基本的にはK殻から入っていくのだが、一部例外がある。図を利用して理解しよう。 M K N L この順で埋まっていくので、 M殻は電子8こで仮の満タン となる。 殻 問 2 塩素原子 Cl の電子配置は,K,L,M 殻の順に,2,8,7 と表される。次の各原子の 17 電子配置を表にまとめなさい。 K L M N (4) 15P 2 2 2 2 3 7 8 5 (5) 19K 2 8 8 (1) 2He (2) 5B (3) 9F 1 6 価電子 一番外側の殻に電子が満タン入った状態も安定した状態となる。よって、電子が「少し足りない」殻や 「少しだけ多い」殻は次のようにふるまう。 【少し足りない殻】 ● ● ● ● ● 核 ● 1つ入ると 美しく満タン! ● ● ● ● 核 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 陰 これが___イオンの生まれ方 閉殻 (後は何も起こらない_____状態となる) ● ● ● 1つとれると 美しく満タン! ● ● ● ● ● ● 核 ● ● ● ● ● ● ● 核 ● ● ● ● ● 陽 これが___イオンの生まれ方 (後は何も起こらない閉殻状態となる) 最外殻電子 最も外側の殻の電子を__________という。その中でも、変化の原因を作った ●は 価電子 ______という。 <価電子0の原子> 下の He や Ne、Ar は最初から最外殻が満タンで美しい形をしている。よって、電子の移動による変化 0 は起こらない。よって、変化の原因となる「価電子」は__個とみなす(最外殻電子はそれぞれある) 。 希ガス このような原子は_____とよばれ、安定した原子である。 各原子の電子配置と荷電子の様子をまとめると右の表となる。 電子式 原子の種類と最外殻の電子を簡易的に表したものが______ である。元素記号と●(電子)で表現する。 例 ● ● He 電子対 ● ● C たった2つだが、閉殻状態のなので そろえて書く。 ● ● ● N ● ● ● 不対電子 O ● ドリル [p13] [4] 次の各原子の電子配置を,例にならって記せ。 ( 例 ) 20Ca:K2,L8,M8,N2 (1) 1H (2) 4Be (3) 10Ne (1) K1 (2) K2,L2 (3) K2 , L8 [5] 次の各原子の価電子の数を記せ。 (1) 2He (2) 3Li (3) 8O (1) 0 (2) 1 (3) 6 [6] 次の各原子の電子式を記せ。 (1) 2He (2) 6C (3) 7N (4) 9F p56~57 [4] 原子の電子配置 (1) ( ア ) 炭素 ( イ ) フッ素 ( ウ ) ネオン ( エ ) マグネシウム ( オ ) 塩素 (2) ( ア ) 4 ( イ ) 7 ( ウ ) 0 ( エ ) 2 ( オ ) 7 (3) ( イ ) と ( オ ) (4) ( エ ) (5) ( ウ ) 2 元素の相互関係 1 元素の周期律 各元素について、価電子の数やイオン化 エネルギーを調べると、同じような規則性が 現れる(He や Ne,Ar が節目となる)。 周期律 これを元素の______という。 続く⇒ <イオン化エネルギー> 原子から電子を無理やり1つ取り外すのに 必要なエネルギーのこと。 続く⇒ 元素の性質を原子番号順に調べていくと、横に 100 以上連なる表となり、とても横長になってしまう。 そこで、He や Ne,Ar などの特徴的な元素の場所で折り返してコンパクトな表とする。これが次の 周期表である。この周期表はロシアの科学者メンデレーエフが作った。
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