3回目

材料機能工学科 電気回路および演習 担当 岩谷素顕
学籍番号
3回目
氏名
1 図1の回路において図中に示した抵抗に流れる電流Iを求めなさい。
1kΩ
5V
重ね合わせの定理を用いて解く
5Vの電圧源に注目した場合
1kΩ
5V
I’=2mA
I’
10mAの電圧源に注目した場合 1kΩ
I’’=2mA
1kΩ
1kΩ
4V
1kΩ 1kΩ
10mA
図1
1kΩ
1kΩ
I’’
1kΩ
1kΩ
1kΩ 4V
4Vの電圧源に注目した場合 1kΩ
I’’’=-0.80mA
I
1kΩ
I’’’
1kΩ
1kΩ
10mA
よってI=I’+I’’+I’’’=3.2mA
I=
3.2 [mA]
2 図2の回路において、V1はいくらか?導出方法を明記して求めなさい。
1[k]
1[mA]
1[k]
1[k]
1[k]
V1
1[k]
3[mA]
図2
重ね合わせの定理を用いて考える。1mAの電流源について考える。このとき3mAの電流源は解放する
1[k]
1[k]
1[mA]
1[k]
1[k]
V’1
このとき1Ωの抵抗に流れる電流は 5/8 [mA]
したがって、V1’は5/8[V]
1[k]
次に3Aの電流源について考え、1mAの電流源は解放する
1[k]
1[k]
1[k]
1[k]
V’’1
1[k]
3[mA]
このとき1Ωの抵抗に流れる電流は 3/8 [mA]
したがって、V1’’は3/8[V]
3回目
3. 図3の回路においてR2にかかる電圧V2およびR5にかかる電圧V5を求めなさい。解答は有効数字2ケ
タで答えなさい。
I=10[mA]
R4
V2 
R1
R2
V2 R3
R5
V5
V5 
図3
R1 R2
I  7.5V 
R1  R2
 R3 R5
I  5.0V 
R3  R4  R5
R1=1kΩ
R2=3kΩ
R3=4kΩ
R4=3kΩ
R5=1kΩ
4. 図4の回路においてab間の合成抵抗R0を求めよ。(有効数字は2桁とする)
8k
s
2k
a
b
この回路でstbは結線を構成しているので、これをY結線に
変換すると
2k
2k
t
4k
図4
3
8.0kΩ
s
a
t
1
2.0kΩ
R1 
22
1
  0.5[k]
242 2
R2 
R1
R3
b
R2
24
8
  1[ k]
242 8
したがって、全体の合成抵抗R0は
R0 
1
1 1

8 .5 3
R3 
 1  3.2[k]
24
8
  1[k]
242 8
3回目
5. 単位長さあたりの抵抗が1.0kである銅線を用いて図5のような立方体を作製した。この回路全体の
合成抵抗を求めなさい。有効数字は2ケタとする。
t
t
I/3
I
s
I
図5
I/6
I/3
s
sから入って流れ込む電流をIとすれば左図のように電流は流れる。
Vst=I/3+I/6+I/3=5I/6
また回路全体の合成抵抗をR0とすればVst=R0I
よって、R0=5/6=0.83kΩ=830Ω
材料機能工学科 電気回路および演習 担当 岩谷素顕
学籍番号
3回目
氏名
演習1 図1の回路においてR2にかかる電圧V2およびR5にかかる電圧V5を求めなさい
I
R1
R2
R4
V2 R3
R5
V5
V2 
R1 R2
I
R1  R2
V5 
 R3 R5
I
R3  R4  R5
図1
演習2 図2の回路において電流i1~ i3を求めよ。ただし、
各抵抗は1[k]、電源電圧は1[V]とする。
網目電流による回路方程式を行列の形で表すと
 2  1 0   i1   1 
  1 3  1 i    1 

 2   
 0  1 2   i3    1
i1 
i1
i3
i2
図2
これを解くと、
1
1
0
2
1
0
2
1
1
1
3
1
1
1
1
1
3
1
1 1 2
6
  0 .75[ mA ]
2 1 0
8
1 3 1
0
1
 a11 a12
a
 21 a22
a31 a32
i2 
2
a13   x1   k1 
a23   x2   k 2 
a33   x3   k3 
0 1 2
4
  0 .5[ mA ]
2 1 0
8
1 3 1
0
a11
1
0 1 1
2
    0 .25[ mA ]
2 1 0
8
1 3 1
2
a12
a13
 a  a21 a22
a23
a31
a33
a32
i3 
0
x1 
k1
k2
a12
a22
a13
a23
k3
a32
a33
a
x2 
1
a11 k1
a21 k 2
a31 k3
a
2
a13
a23
a33
x3 
a11
a21
a31
a12
a22
a32
a
k1
k2
k3