介護保険のしくみについて - 中新川広域行政事務組合

すこや か な 暮らしを
お問い合わせ窓口
●中新川広域行政事務組合 介護保険課
舟橋村国重242番地 ☎076-464-1316
までも支える
いつ
介護保険 のしおり
●立山町役場 健康福祉課 ☎076-462-9958
●地域包括支援センター ☎076-462-9088
立山町前沢1169番地
(立山町元気交流ステーション3F)
●上市町役場 福祉課
●地域包括支援センター
☎076-472-1111
☎076-473-2811
上市町湯上野8番地
●舟橋村役場 生活環境課 ☎076-464-1121
●地域包括支援センター ☎076-464-1847
舟橋村仏生寺55番地
見やすいユニバーサルデザインフォントを採用しています。
環境に配慮し、古紙配合率100%の再生紙
及び植物油インキを使用しています
禁無断転載©東京法規出版
KG011990ーP15
中新川広域行政事務組合
∼保険証が交付されたら∼
介護保険の保険証は、介護保険の被保険者であ
ることの証明書です。また、サービスを利用する
もくじ
Index
介護保険とは
■ 介護保険とは ……………………………… 4
ための情報が記載されています。必ず記載内容を
■ 介護保険を利用するには …………… 6
確認し、大切に保管しましょう。
■ ①申請 ………………………………………… 7
記載内容のここを確認!
(−)
保険証の
番号を別に控えて
おきましょう。
介 護 保 険 被 保 険 者 証
番 号
被 保 険 者
住 所
フリガナ
住所、氏名、
生年月日などに誤りがない
か確認しましょう。
氏 名
明治・大正・昭和
交 付 年 月 日 平成
年
年 月 日
月
性別
生年月日
男・女
日
保険者番号
並 び に
保険者の
名称及び印
裏面の注意事項も
よく読みましょう。
介護保険の保険証には有効期限がありません。大切に保管しましょう!
■介護保険負担割合証(保険証ではありません)
■ ②認定調査
…………………………………
■ ④認定・通知 ……………………………… 8
■ ⑤ケアプランの作成 …………………… 10
……………………… 12
■ 要介護1∼5の人の場合 ……………… 12
■ 要支援1・2の人の場合 ……………… 18
要介護 1∼5
要支援 1・2
利用者負担
介護予防事業
■ サービスを利用したときの費用 …… 22 保 険 料
…… 26
■ 介護予防事業(地域支援事業)
■ 介護保険の保険料
……………………… 28
平成27年8月から利用者負担割合(1割または2割)が記載された
介護保険負担割合証が交付されます。サービス利用時に保険証と一
緒に提示してください。
2
ケアプラン
8
■ ③審査・判定 ……………………………… 8
■ ⑥サービスの利用
利用するには
3
介護保険とは
介護保険に加入する人は
介護保険のしくみ
●保険料の納付
●要介護認定の申請
市区町村
(保険者)
わたしたち
(被保険者)
サービス
事業者
地域包括支援センター(介護予防や地域の総合的な相談の拠点)
※平成27年8月から一定以上所得者(P22参照)の利用者負担は
2割になります。
4
原因を問わず介護が必要と
認定された場合に、サービス
を利用できます。
65歳になったら交付されます。
40∼64歳の人(第2号被保険者)
●利用者負担
の
(1割※)
支払い
●介護報酬の
支払い
65歳以上の人(第1号被保険者)
保険証は?
●サービスの提供
●要介護認定
●保険証の交付
●介護保険負担割合証
の交付
40歳以上の人は、お住まいの市区町村が運営す
る介護保険に加入します。
※医療保険に加入している人
老化が原因とされる病気(特
定疾病)により介護が必要であ
ると認定された場合に、サービ
スを利用できます。
保険証は?
要支援・要介護の認定を受
けた人に交付されます。
5
介護 保 険 と は
介護保険とは、40歳以上の人が加入者(被保険
者)となって保険料を納め、介護が必要になった
ときにサービスを利用できる制度です。住みなれ
た地域でいつまでも安心して暮らせるように、お
住まいの市区町村が運営しています。
介護保険を利用するには
サービス利用までの流れ
(P7参照)
1 申請
市区町村の担当窓口に申請します。
(P8参照)
2 認定調査
市区町村の担当者などが訪問して聞き取り調査などをします。
(P8参照)
3 審査・判定
調査の結果などをもとに介護認定審査会が審査します。
4
認定・通知(P8参照)
介護が必要な度合いに応じた区分に分けて認定します。
(P10参照)
5 ケアプランの作成
各種サービスを組み合わせたケアプランを作成します。
(P12参照)
6 サービスの利用
ケアプランにもとづいてサービスを利用します。
認定前にサービスを利用するときは?
要介護認定の効力は、申請日からとなっていますので、結果が出るま
での間については暫定的に介護保険サービスを利用することができま
す。ただし、認定結果が非該当になった場合や要介護度以上のサービス
を利用された場合は、介護保険の対象外となりますので、介護支援専門
員(ケアマネジャー)とよく相談の上、サービスを利用してください。
6
サービスを利用するには、
まずお住まいの市区町村の担
当窓口に申請します。申請
は、本人や家族のほかに、地
域包括支援センターまたは省
令で定められた居宅介護支援
事業者や介護保険施設などに
代行してもらうこともできま
す。
申請に必要なもの
●要介護・要支援認定申請書
●介護保険被保険者証(第1号被保険者の場合)
●健康保険被保険者証(第2号被保険者の場合)
●主治医意見書
居宅介護支援事業者とは?
ケアマネジャー(介護支援専門員)を配置している事業者で
す。要介護認定の申請代行やケアプランの作成を依頼するとき
の窓口となり、サービス事業者との連絡・調整をします。
ケアマネジャーとは?
介護の知識を幅広く持った専門家で、サービスの利用にあ
たりケアプラン作成などさまざまな役割を担っています。
7
利用するには
介護保険のサービスを利用するには、介護が必
要な状態(要介護または要支援状態)であるとい
う認定を受けることが必要です。
1 申請
2 認定調査
要介護状態区分
介護が必要な度合いに応じた区分によって、利用
できるサービス内容などが決まります。
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
3 審査・判定
認定調査の結果をコンピュータ処理した一次判定の
のち、主治医意見書、調査員の特記事項などをもとに
専門家で構成される介護認定審査会で、介護の必要性
や程度について審査し、二次判定が行われます。
介護保険のサービス
介護サービス(P12参照)
日常生活で介護を必要とする度合
いの高い人が、生活の維持・改善を
図るためのサービスを利用すること
ができます。
要介護5
要支援1
要支援2
4 認定・通知
介護予防サービス(P18参照)
要介護状態が軽い人が、心身機能
の低下を防ぎ、改善するためのサー
ビスを利用することができます。
介護予防事業(P26参照)
介護認定審査会の判定にもとづいて
「要介護1∼5」
「要支援1・2」
「非該当」
の
「要介護状態区分(P9参照)
」
に認定され、結果が通知されます。要介護状態区分
や支給限度額などは保険証に記載されます。
★認定結果に不服があるときは、60日以内に都道府県ごと
に設置されている介護保険審査会に申し立てができます。
8
非該当
介護が必要にならないように、市
区町村が行う生活機能の向上を支援
するためのプログラムを利用するこ
とができます。※
(介護保険のサービスではありません)
※平成29年4月までに介護予防・日常生活支援総合事業
に移行する予定です。
9
利用するには
中新川広域行政事務組合
の調査員が家庭を訪問し、
心身の状態などについて聞
き取り調査などをします。
5 ケアプランの作成
高齢者の生活を総合的に支える相談拠点で、介
護・医療・福祉などさまざまな面から、専門スタッ
フが高齢者とその家族を支えます。
主任ケアマネジャー
リーダー的な
ケアマネジャー
保健師または
経験豊富な看護師
社会福祉士
福祉相談の国家資格を
もった専門家
■自立した生活を支援します
要介護状態区分
ケアプラン作成依頼先
要介護状態区分が「要支援1・2」や「非該当」と認定さ
れた人などが自立して生活できるように、介護予防の支援
をします。
要介護1∼5
居宅介護支援事業者
■さまざまな相談に対応します
要支援1・2
地域包括支援センター
※ケアプラン作成は、全額が保険給付の対象となりますので、利用
者負担はありません。
施設へ入所したいときは(要介護1∼5の人のみ)
入所を希望する介護保険施設へ直接申し込んで契約し、施
設においてケアマネジャーがケアプランを作成します。施設
は自分で選ぶほか、居宅介護支援事業者などに紹介してもら
うこともできます。
10
介護予防に関する相談だけでなく、福祉や医療のことなど、
さまざまな相談に対応します。お気軽にご相談ください。
■みなさんの権利を守ります
虐待の早期発見、成年後見制度の紹介、消費者問題への
対処など、高齢者が日々安心して暮らせるようその権利を
守ります。
■地域ネットワークをつくります
問題や悩みを解決するために、医療機関や民生委員など
関係機関との連絡や調整を行い、地域のネットワークをつ
くります。
11
ケアプラン
要介護状態区分の認定結果をもとに、居宅介護支
援事業者や地域包括支援センター(P11参照)に依
頼して、ケアマネジャー
などに、どのようなサー
ビスをどのくらい利用す
るかといった各種サービ
スを組み合わせたケアプ
ランを作成してもらいま
す。
地域包括支援センターとは
6 サービスの利用
要介護1∼5の人の場合
要介護1∼5の認定を受けた人
は、介護保険の介護サービスを利
用します。居宅介護支援事業者に
依頼してケアプランを作成しても
らい、それにもとづいてサービス
を利用します。
在宅サービス
訪問を受けて利用する
■訪問介護(ホームヘルプ)
ホームヘルパーに訪問しても
らい入浴、排せつ、食事などの
身体介護や、調理、洗濯など生
活援助が受けられます。
■訪問入浴介護
在宅サービス
居宅介護支援事業者にケアプランの作成を依頼
介護職員と看護職員に居宅を訪問してもらい、浴槽
の提供を受けて入浴介護が受けられます。
サービス担当者会議で原案を検討しケアプランを作成
■訪問リハビリテーション
サービス事業者と契約
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士に訪問しても
らいリハビリテーションが受けられます。
サービスの利用を開始
■訪問看護
施設サービス
入所を希望する介護保険施設へ直接申し込んで契約する
入所した施設のケアマネジャーが利用者に合ったケアプランを作成
サービスの利用を開始
12
看護師などに居宅を訪問してもらい療養上の世話や
診療の補助が受けられます。
■居宅療養管理指導
医師や歯科医師、薬剤師などに居宅を訪問してもら
い療養上の管理や指導が受けられます。
13
要介護1∼5
介護サービスの利用の流れ
介護サービス(要介護1∼5の人が対象)
通所して利用する
■通所介護(デイサービス)
通所介護施設で、食事、入浴、機能訓練などの支援を
日帰りで受けられます。
■通所リハビリテーション(デイケア)
介護老人保健施設などで、食事、入浴などの日常生活の
支援やリハビリテーションなどを日帰りで受けられます。
■住宅改修費支給(事前の申請が必要です)
手すりの取り付けや段
差解消など住宅改修をし
た際、20万円を上限に費
用が支給されます。ただ
し、現在お住まいの住宅
に対して原則1回、費用
はいったん全額自己負担
となります。
■福祉用具貸与
日常生活の自立を助けるための福祉用具の貸与が受け
(●印は原則として要介護2∼5の人、★印は原則として要
られます。
介護4∼5の人が対象、要介護1や要支援1・2の人は原則として◆印の
みの利用となります)
●車いす ●車いす付属品 ●特殊寝台 ●特殊寝台付属品
●床ずれ防止用具 ●体位変換器 ●認知症老人徘徊感知機器
(つり具は除く) ●◆手すり
(工事をともなわないもの)
●移動用リフト
●◆スロープ(工事をともなわないもの)●◆歩行器
●◆歩行補助つえ ★自動排泄処理装置
■特定福祉用具販売(申請が必要です)
入浴や排せつなどに使用する福祉用具の購入費が10
万円を上限に支給されます。
●腰かけ便座 ●入浴補助用具 ●自動排泄処理装置の交換
可能部品 ●簡易浴槽 ●移動用リフトのつり具
施設に短期で入所する
■短期入所生活介護/療養介護(ショートステイ)
介護老人福祉施設や医療施設などに短期間入所し、
日常生活上の支援や機能訓練などが受けられます。
在宅に近い暮らしをする
■特定施設入居者生活介護
有料老人ホームなどに入居している高齢者が、日常
生活上の支援や介護を受けられます。
※都道府県の指定を受けた事業者から購入した場合のみ支給されます。
14
15
要介護1∼5
居宅での暮らしを支える
居宅の住環境を整える
施設サービス
■介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
常時介護が必要で、居宅での生
活が困難な人が入所し、日常生活
上の支援や介護が受けられます。
※新規入所は原則として要介護3以上と
なります。
■介護老人保健施設(老人保健施設)
■介護療養型医療施設(療養病床等)
急性期の治療を終え、長期療養が必要な人のための医
療施設です。
他の市区町村の介護保険施設などに入所したときは?
他の市区町村にある介護保険施設などに入所するために住
所を変更した場合は、住所変更前の市区町村の被保険者とな
り、保険証も住所変更前の市区町村から交付されますのでご
注意ください。
地域密着型サービス
■小規模多機能型居宅介護
※原則として他市区町村のサービス
は利用できません。
通所を中心に、泊まりや訪問を組み合わせた多機能
なサービスを受けられます。
16
認知症高齢者が日常生活の世話や機能訓練などを日
帰りで受けられます。
■認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症高齢者が共同生活する住居で、日常生活上の
世話や機能訓練などを受けられます。
■地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
定員29人以下の介護老人福祉施設で、日常生活上の
世話や機能訓練などを受けられます。
※新規入所は原則として要介護3以上となります。
■定期巡回・随時対応型訪問介護看護
定期巡回と随時対応による訪問介護と訪問看護を、
24時間いつでも受けられます。
■地域密着型通所介護
定員が18人以下の小規模な通所介護です。
※平成28年4月から小規模通所介護が地域密着型サービスに
移行します。
17
要介護1∼5
状態が安定している人が在宅復帰できるように、リハ
ビリテーションを中心としたケアを受けられます。
■認知症対応型通所介護
6 サービスの利用
要支援1・2の人の場合
要支援1・2の認定を受け
た人は、介護保険の介護予
防サービスを利用します。
地域包括支援センターに依
頼して介護予防ケアプラン
を作成してもらい、それに
もとづいてサービスを利用
します。
地域包括支援センターに介護予防ケアプランの作成を依頼
アセスメント表や本人・家族との話し合いにより、利用
者の心身の状態や生活環境などを把握し、課題を分析
目標を定めた支援メニューをサービス担当者と検討
目標を達成するための介護予防ケアプランを作成し、
サービスの種類や回数を決定
介護予防サービスの利用を開始
18
在宅サービス
訪問を受けて利用する
■介護予防訪問介護(ホームヘルプ)
利用者が自立した生活ができるように、ホームヘル
パーによる食事や生活の支援が受けられます。
■介護予防訪問入浴介護
居宅に浴室がない場合や感染症などで浴室の利用が
難しい場合に、介護職員と看護職員に訪問してもら
い、入浴の支援が受けられます。
■介護予防訪問リハビリテーション
居宅での生活行為を向上させる訓練が必要な場合に、
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士に訪問してもらい
リハビリテーションが受けられます。
■介護予防訪問看護
看護師などに居宅を訪問してもらい、介護予防を目
的とした療養上の世話や診療の補助が受けられます。
■介護予防居宅療養管理指導
医師や歯科医師、薬剤師などに居宅に訪問してもら
い、介護予防を目的とした療養上の管理や指導が受け
られます。
19
要支援1・2
介護予防サービスの利用の流れ
介護予防サービス(要支援1・2の人が対象)
通所して利用する
■介護予防通所介護(デイサービス)
通所介護施設で、食事、入浴、機能訓練などの支援を日
帰りで受けられます。また、生活行為向上のための支援の
ほか、目標に合わせた選択的サービス※が利用できます。
■介護予防通所リハビリテーション(デイケア)
介護老人保健施設などで、食事、入浴などの日常生活の
支援やリハビリテーションを日帰りで受けられます。ま
た、目標に合わせた選択的サービス※が利用できます。
※運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能の向上など
■介護予防福祉用具貸与
日常生活の自立を助けるための福祉用具の貸与が受けられます。
◆手すり(工事をともなわないもの) ◆スロープ(工事をともなわないもの)
◆歩行器 ◆歩行補助つえ
■特定介護予防福祉用具販売(申請が必要です)
⇒P14をご覧ください。
居宅の住環境を整える
■介護予防住宅改修費支給(事前の申請が必要です)
⇒P15をご覧ください。
20
■介護予防短期入所生活介護/療養介護(ショートステイ)
介護老人福祉施設や医療施設などに短期間入所し、
日常生活上の支援や機能訓練などが受けられます。
在宅に近い暮らしをする
■介護予防特定施設入居者生活介護
有料老人ホームなどに入居している高齢者が、日常
生活上の支援や介護を受けられます。
地域密着型サービス
※原則として他市区町村のサービス
は利用できません。
■介護予防小規模多機能型居宅介護
通所を中心に、泊まりや訪問を組み合わせた多機能な
サービスを受けられます。
■介護予防認知症対応型通所介護
認知症高齢者が日常生活の世話や機能訓練などを日帰
りで受けられます。
※
■介護予防認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症高齢者が共同生活する住居で、日常生活上の世
話や機能訓練などを受けられます。
※要支援1の人は利用できません。
21
要支援1・2
居宅での暮らしを支える
施設に短期で入所する
サービスを利用した
ときの費用
介護(介護予防)サービスを利用したときは、
原則としてサービスにかかった費用の1割※が利用
者の負担になります。
※平成27年8月から一定以上所得者(本人の合計所得金額が160
万円以上で、同一世帯の第1号被保険者の年金収入+その他の合
計所得金額が、単身世帯280万円以上、2人以上世帯346万円以
上ある人)は2割負担になります。
利用できる額には上限があります
■主な在宅サービスの支給限度額
1か月の支給限度額
要支援1
50,030円
要支援2
104,730円
要介護1
166,920円
要介護2
196,160円
要介護3
269,310円
要介護4
308,060円
要介護5
360,650円
22
介護保険施設を利用した
場合などは、利用者負担
(1割または2割)のほか
に、日常生活費、食費、滞
在費、居住費が全額利用者
の負担になります。
●通所介護、
通所リハビリテーション等
※
費用の1割
日常生活費
食 費
●短期入所生活介護、短期入所療養介護等
※
費用の1割
日常生活費
食 費
滞在費
日常生活費
食 費
居住費
●施設サービス
※
費用の1割
※平成27年8月から一定以上所得者の場合、2割負担になります。
低所得の人には負担限度額があります
低所得の人の施設サービス利用が困難とならないように、
申請により一定額以上は保険給付されます。所得に応じた負
担限度額までを負担し、残りの基準費用額との差額分は介護
保険から給付されます(特定入所者介護サービス費)
。
23
利用者負担
要介護状態区分
施設を利用したときにかかる費用
利用者負担が高額になったとき①
1か月間に支払った、世帯の利
用者負担の合計額が、下表の上限
額を超えた場合、申請して認めら
れると、超えた分が「高額介護
サービス費等」として、あとから
支給されます。
※市区町村に「高額介護サービス費等支給申請書」を提出してください。
利用者負担上限額
現役並み所得者※
世帯 4万4,400円
一般世帯
世帯 3万7,200円
住民税非課税世帯
世帯 2万4,600円
個人 1万5,000円
個人 1万5,000円
世帯 1万5,000円
※平成27年8月から新設されます。同一世帯に住民税課税所得145万円以上の
第1号被保険者がいて、収入が単身383万円以上、2人以上520万円以上の人
です。
24
■限度額(年額/8月∼翌年7月)
70歳未満の人
平成26年8月∼
(基礎控除後の総所得金額等) 平成27年7月
平成27年8月∼
901万円超
176万円
212万円
600万円超901万円以下
135万円
141万円
210万円超600万円以下
67万円
67万円
210万円以下
63万円
60万円
住民税非課税世帯
34万円
34万円
所得区分
現役並み所得者
70∼74歳の人 後期高齢者医療制度
67万円
67万円
一般
56万円
56万円
低所得者Ⅱ
31万円
31万円
低所得者Ⅰ※
19万円
19万円
※低所得者Ⅰで介護保険の受給者が複数いる世帯の場合は、限度額の適用方
法が異なります。
25
利用者負担
利用者負担段階区分
●生活保護の受給者
●利用者負担を1万5,000円に
減額することで、生活保護の
受給者とならない場合
介護保険と医療保険の上限額をそれぞれ適用し
たあと、1年間に支払った自己負担額を合算して、
下表の限度額(年額)を超えた場合、申請により
その超えた分が支給されます(「高額医療・高額介
護合算制度」)。
所 得
■利用者負担の上限額(月額)
●合計所得金額と課税年金
収入額の合計が80万円
以下の人
●老齢福祉年金の受給者
利用者負担が高額になったとき②
介護予防事業
(地域支援事業)
非該当の人などの場合
要介護認定で「非該当」と認定さ
れた人や、市区町村が行う「基本
チェックリスト」で生活機能の低下
がみられた人は、市区町村が実施す
る介護予防事業のプログラムが利用
できます。
介護予防事業の利用の流れ
「基本チェックリスト」で生活機能が低下していないか調べる
地域包括支援センターで利用者の状態等の把握と課題の分析
必要な場合には介護予防ケアプランを作成
■運動器の機能向上プログラム
理学療法士などの指導により、ストレッチや有酸素
運動、筋力トレーニングなどを行います。
■栄養改善プログラム
管理栄養士などが、低栄養を予防するための食べ方
や食事づくり、食材購入方法の指導などを行います。
■口腔機能の向上プログラム
歯科衛生士や言語聴覚士などが、歯みがきや義歯の
手入れ方法の指導、摂食・えん下機能を向上させる訓
練などを行います。
そのほかに「膝痛・腰痛対策」
「閉じこもり予防・支援」
「うつ予防・支援」
「認知症予防・支援」などのプログラム
があります。
介護予防・日常生活支援総合事業※
※平成29年4月までに介護予防事業から移行する予定です
「要支援」と認定された人や要介護状態になる危険性の高
い人を対象に、ケアマネジメントにもとづき利用者の状態
に応じたサービスが提供されます。
●訪問型サービス 利用できる
●通所型サービス
サービス
●生活支援サービス(配食や見守りサービスなど)
生活機能を向上させるプログラムの利用を開始
26
27
介護予防事業
要介護認定で「非該当」と認定された人と、生活機能の
低下がみられた人が対象者となる
利用できるプログラム
介護保険の保険料
みなさんが納める保険料は、介護保険を運営してい
くための大切な財源です。誰もが安心してサービスを
利用できるように、保険料は必ず納めましょう。
介護保険の財源構成
●国の負担金
約25%
●65歳以上の
人の保険料
22%
12.5%
28%
12.5
%
●都道府県の
負担金
サービスの利用者負担
(原則として費用の1割または2割です)
※上記財源グラフは居宅給付費の負担割合。
28
加入している医療保険の算定方法により
保険料額が決められ、医療保険料と合わせ
て納めます。
■国民健康保険に加入している人
保険料は所得などによって決められ、国民健康保
険税として世帯ごとに世帯主が納めます。
■職場の医療保険に加入している人
保険料は介護保険料率と給与・賞与に応じて決め
られ、医療保険料と合わせて徴収されます。
65歳以上の人の保険料(決まり方)
市区町村での介護保険サービスにかかる
費用の総額(利用者負担を除く)の22%
分に応じて、65歳以上の人の保険料基準
額が決まります。その基準額をもとに、所
得に応じた段階別の保険料が決められま
す。
基準額
(年額) =
市区町村で
介護保険給付に
かかる費用
×
65歳以上の
人の負担分
(22%)
÷
市区町村の
65歳以上の
人数
※市区町村によって、必要となるサービスの量や65歳以上の人数が異なるため、
基準額も市区町村ごとに異なります。
29
保険料
●市区町村の
負担金
●40歳∼64歳の
人の保険料
40∼64歳の人の保険料
65歳以上の人の保険料(納め方)
受けとっている年金額(年額)によって、納め方
が2種類に分かれています。
第6期の所得段階区分別保険料 (平成27年度∼29年度)
段階
所得段階区分
保険料年額 割 合
次のいずれかに該当する人
・生活保護受給者
第1 ・世帯全員が町村民税非課税で老齢福祉年金受給者
・世帯全員が町村民税非課税で、本人の前年
段階
の合計所得金額+課税年金収入額の合計が
80万円以下の人
28,000円 0.4
第2 世帯全員が町村民税非課税で、本人の前年の
合計所得金額+課税年金収入額の合計が120
段階 万円以下の人
45,500円 0.65
第3 世帯全員が町村民税非課税で、本人の前年の
合計所得金額+課税年金収入額の合計が120
段階 万円超の人
52,500円 0.75
※老齢福祉年金等については、年金からの差し引きの対象となりません。
第4 世帯に町村民税課税の人がいるが、本人は町
村民税非課税で、前年の合計所得金額+課税
段階 年金収入額の合計が80万円以下の人
63,000円 0.9
年金が年額18万円未満の人
第5 世帯に町村民税課税の人がいるが、本人は町
村民税非課税で、前年の合計所得金額+課税
段階 年金収入額の合計が80万円超の人
70,000円 1.0
第6 本人が町村民税課税者で、前年の合計所
段階 得金額が120万円未満の人
77,000円 1.1
第7 本人が町村民税課税者で、前年の合計所
段階 得金額が120万円以上190万円未満の人
87,500円 1.25
年金が年額18万円以上の人
(月額1万5,000円以上の人)
年 金 から納めます
(特別徴収)
年金の定期払い(年6回)の際に、介護保険料が
あらかじめ差し引かれます。
(月額1万5,000円未満の人)
納付書や口座振替 で納めます
(普通徴収)
送付される納付書にもとづき、介護保険料を市区
町村に個別に納めます。
●保険料の納付書 ●預
(貯)
金通帳
●印かん(通帳届け出印)
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第9 本人が町村民税課税者で、前年の合計所
段階 得金額が290万円以上400万円未満の人 122,600円 1.75
第10 本人が町村民税課税者で、前年の合計所
126,100円 1.8
段階 得金額が400万円以上の人
●老齢福祉年金
明治44年4月1日以前に生まれた人など
で、一定の所得がない人や、ほかの年金を
受給できない人に支給される年金です。
●合計所得金額
収入金額から必要経費に相当する金額を
控除した金額のことで、扶養控除や医療費
控除などの所得控除をする前の金額です。
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保険料
∼口座振替がおすすめです∼
普通徴収の人の保険料の納付には、便利で確実な口
座振替がおすすめです。次のものを持って市区町村指
定の金融機関で手続きしてください。
第8 本人が町村民税課税者で、前年の合計所
段階 得金額が190万円以上290万円未満の人 105,000円 1.5