AGI 東アジア 12 ヵ国・地域経済動向 東アジア 12 ヵ国・地域の経済動向を,主要統計のグラフとアジア成長研究所(AGI)の研 究員による解説とともにお知らせいたします。 (2015 年第 1 四半期) グラフの読み方 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 一国経済の基本的な経済動向を読む ○実質 GDP 国内総生産(GDP:Gross Domestic Product)は,国内で生み出された財・サービスの付 加価値の総計である。GDP には名目値と実質値があり,そのうち実質 GDP の伸び率は経済成長を 測る代表的な指数である。 ○ GDP デフレータ 名目 GDP を実質 GDP で除した値として計算される。その伸び率は,名目 GDP の価格上昇分を表し,インフレの程度を知ることができる。GDP デフレータのプラスの伸び率が 高いほどインフレ傾向にあり,マイナスの伸び率が高いほどデフレ傾向にある。 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 ○貨幣供給量 政府の金融政策と景気の関係を読む 経済全体に流通している貨幣の総量。通常,金融政策は中央銀行が貸出や公定歩合操 作,債券売買や外為市場介入等を行うことによって実施される。金融政策により貨幣供給量が増加 すれば,短期的には経済が拡大するが,長期的には貨幣価値が下がるので物価の上昇を招きやす い。M1 とは現金の流通額と預金(当座預金,普通預金等)を合わせたもので,M2 は M1 に定期 預金,外貨預金等を合わせたものである。 ○国内信用 銀行部門の貸出等(信用)の総額。政府向け信用と民間向け信用に大別される。政府向け 信用は主に銀行の国債保有残高,民間向け信用は主に企業向け貸出額にあたる。この伸び率が高け れば,国内市場に循環する資金が増加したことを示す。なお,一部の国では国内債権(Domestic Claims)を使用している。 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 ○消費者物価指数 インフレと景気動向を読む 消費者が購入する財・サービスの価格を加重平均したもの。インフレの程度を測る 代表的な指数である。指数が上昇すればインフレ傾向にあり,下落すればデフレ傾向にある。 ○株価指数 株式市場の上場銘柄全体の値動きを表す指標である。景気(および人々の期待)の動向を 知ることができる。指数の継続的な上昇は好況を,継続的な下降は不況を示唆する。 ○為替レート指数 自国通貨と米ドルとの交換レート(ドル/自国通貨)。指数の上昇は自国通貨高, 下落は自国通貨安を示す。自国通貨高は輸入価格の下落により,輸入がしやすくなる一方,対外的 に見て,輸出価格が上昇するので輸出が難しくなる。 図 4:輸出額と輸入額 対外経済部門の動向を読む ○輸出額 輸出数量×輸出価格。輸出は外貨獲得の重要な手段である。 ○輸入額 輸入数量×輸入価格。資本財や中間財の輸入は国内の生産能力を増大させ,消費財の輸入は 消費者の満足度を高める。 〒803-0814 北九州市小倉北区大手町 11-4 / TEL:093-583-6202 / URL:http://www.agi.or.jp 日本の経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 6 4 4 0 2 -4 実質GDP GDPデフレータ 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 0 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 200 80 175 60 150 125 40 100 75 消費者物価指数 株価指数 米ドル/円 輸出 輸入 東アジア輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 20 東アジア輸入 日本経済の動向(2015 年第 1 四半期) 2014 年の日本の実質 GDP 伸び率は,第 1 四半期に 2.44 %とプラスを記録した後,第 2∼第 4 四半期にはそ れぞれ,−0.35 %,−1.40 %,−0.79 %と 3 四半期連続でのマイナス成長となっている。原因は,4 月の消費税 率 3 %引き上げ後,予想以上の消費と住宅投資の低迷が生じたことであり,消費税増税と円安に伴う輸入物価 上昇による実質所得減少が重なったものとみられる。ただ,2014 年終盤以降,円安・原油安による企業収益 の改善などから景気は穏やかな回復傾向を見せている。2015 年 2 月成立の 3.1 兆円の経済対策が景気を下支 えする一方,10 月予定の消費税率 10 %への引き上げが延期されたことで,財政再建にややブレーキがかかっ た。貿易収支では,2015 年 3 月には 2012 年 6 月以来,2 年 9 ヵ月ぶりの黒字を記録した。これは世界的な原 油価格急落や米国経済の好調による自動車等の輸出増加が主な要因で,黒字が定着するかどうかは疑問視され ている。 (岸本千佳司) 1 中国の経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 40 12 30 8 20 4 10 0 実質GDP GDPデフレータ 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.Q1 2014.Q3 2014.Q1 2013.Q3 2013.Q1 2012.Q3 2012.Q1 2011.Q3 2011.Q1 2010.Q3 2010.Q1 2009.Q3 0 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 200 120 150 100 100 50 80 消費者物価指数 株価指数 米ドル/中国元 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 中国経済の動向(2015 年第 1 四半期) 中国の 2015 年第 1 四半期の実質 GDP 成長率は,前年同期比 7.0 %にとどまり,リーマンショック直後の 2009 年第 1 四半期以来の低い数字となった。不動産関連投資をはじめとする固定資産投資の減速および対外 輸出の低迷の影響で,経済成長の減速が鮮明になっている。ただし,景気下振れに反して,中国の株式市場で は株価の上昇が続いている。利下げや預金準備率の引き下げなど追加金融緩和対策が根強く期待されているほ か,国有企業の改革や産業構造転換の加速に対する期待も高まっているため,上海総合株価指数は,昨年 3 月 末の 2,000 台から 2015 年 3 月末の 3,700 台に上昇した。さらに,中国政府が提唱した「一帯一路」戦略構想 とアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を支持する国が増加しつつあることが市場に好感され,4 月下旬 に,上海総合株価指数は 4,500 台にまで急騰した。資本市場の役割を重視する習・李指導部は,株価指数の長 期的な上昇を期待しており,短期間の急上昇によるリスクを警戒し始めている。 2 (戴 二彪) 香港の経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 6 40 3 20 0 GDPデフレータ 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 実質GDP 2010.03 0 -3 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 50 120 40 110 30 100 20 10 90 消費者物価指数 株価指数 米ドル/香港ドル 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 香港経済の動向(2015 年第 1 四半期) 香港の 2014 年第 4 四半期の実質 GDP の伸び率は,前年同期比で 2.2 %となり,第 3 四半期の 2.7 %を下回っ た。2014 年通年の実質成長率は前年比 2.3 %増にとどまり,2013 年の 2.9 %増からかなり減速した。中国経 済の減速と欧米主要市場国の経済回復の鈍化,製品輸出の低迷,香港を訪問する観光客の支出減,などの要因 が影響したとみられる。内訳を見ると,2014 年通年の製品輸出(主に中国本土関連の中継輸出)は前年比 1 %増,サービス輸出は同 0.5 %増と伸び悩んでいる(2013 年は製品輸出が同 6.5 %増,サービス輸出が同 4.9 %増)。また,2014 年通年の個人消費は前年比 2.7 %増にとどまり(2013 年は 4.6 %増) ,2014 年通年の固定 資産投資は,前年比 0.3 %減に低迷した(2013 年は 2.2 %増) 。2015 年の見通しは,香港の対外貿易は引き続 き世界経済に左右されるが,個人消費と固定資産投資は緩やかな伸びになるとみられる。香港政府が 2 月に公 表した経済予測では,2015 年通年の実質 GDP の伸び率は 1∼3 %になると見込まれている。 3 (戴 二彪) 韓国の経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内債権の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 20 6 15 4 10 2 5 0 実質GDP GDPデフレーター 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 0 国内債権 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 50 120 40 110 30 20 100 10 90 消費者物価指数 株価指数 米ドル/ウォン 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 韓国経済の動向(2015 年第 1 四半期) 韓国の 2014 年第 4 四半期の実質 GDP の伸び率は前年同期比で 2.66 %増加しており,2014 年第 1 四半期を 頂点に韓国の経済成長の鈍化が続いている。GDP デフレータの伸び率は前年同期比で 0.71 %増加しており, 一時的にインフレの傾向が強くなっているが,長期的な傾向としては韓国のインフレ傾向は弱まっていると言 える(図 1)。2015 年に入って M1 は急激に伸びており,M2 も増加傾向が続いている。国内債権の伸び率は 2014 年 6 月に底を打ってからは増加傾向に転じており,韓国の金融状況の活性化がうかがえる(図 2)。2014 年後半に下落傾向に転じていた消費者物価指数と株価指数は,2015 年に入って上昇してきており,対米ドル ウォン高の傾向は続いている(図 3)。総合的に最近の韓国経済状況は良いと判断される。最近のウォン高の 影響による貿易額の伸び率は鈍化しているが,対世界貿易の黒字収支は拡大傾向にある。その一方で,対日貿 易の赤字収支は続いている(図 4)。 (韓 成一) 4 台湾の経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 30 10 20 5 10 0 -5 実質GDP GDPデフレーター 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 0 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 120 20 110 100 10 90 消費者物価指数 株価指数 米ドル/NTドル 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 台湾経済の動向(2015 年第 1 四半期) 台湾の四半期ごとの実質 GDP 伸び率は,2013 年第 4 四半期以降は 3 %以上で,特に 2014 年第 3 四半期は 4.32 %を記録した。2014 年通年の経済成長率は 3.74 %,GDP は 5,295.2 億米ドル(1 人当たり 2 万 2,632 米 ドル),消費者物価指数(CPI)伸び率は 1.20 %であった。2013 年の経済成長率 2.23 %と比して堅実な成長 を見せ,この傾向が今後も維持される見通しで,2015 年の成長率は 3.78 %と予測されている(2015 年 2 月 16 日付の行政院主計総處資料)。2014 年は電子製品が牽引し輸出額は過去最高を記録したが,その後の勢い はやや鈍化しているようである。即ち,2015 年 1∼3 月期の輸出総額は 702.5 億米ドル,輸入総額は 568.3 億 米ドルで,各々対前年同期比 −4.2 %,−15.0 %とマイナスの伸び率であった。特に輸出に関して主要相手国 別に見ると,中国・香港 −4.4 %,ASEAN 6 ヵ国 −10.2 %,欧州 −10.5 %,他方,日本 0.2 %,米国 7.0 %の 伸び率であった。 (岸本千佳司) 5 インドネシアの経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内債権の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 8 30 6 20 4 10 実質GDP GDPデフレーター 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 2 国内債権 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 180 15 150 10 120 5 90 消費者物価指数 株価指数 米ドル/ルピア 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 インドネシア経済の動向(2015 年第 1 四半期) 2015 年 3 月下旬に来日したインドネシアのジョコ・ウイドド大統領は,滞在中,日本企業を含む外国企業に よるインドネシアへの投資促進を積極的にアピールした。外国企業による投資を促進するため,発電所,空 港,高速鉄道,高速道路,港湾などのインフラ整備に必要な予算も大幅に増加された。一方,頭打ちとなって いる自動車や自動二輪の販売が,新政権によって実施された燃料補助金削減による燃料価格上昇によって,さ らに減少することが懸念される。このような状況の下,2014 年における 4 半期毎の実質 GDP 前年同期比伸 び率は 5.0 %前後のまま停滞している(図 1) 。結果として,通年の実質 GDP 成長率は,2013 年の 5.7 %から 2014 年は 5.1 %に落ち込む結果となった。インフラ整備により海外投資を呼び込み,輸出を拡大し,経済成 長に繋げていくことができるか,ジョコ・ウイドド政権による経済の舵取りに注目したい。 (今井健一) 6 マレーシアの経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内債権の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 10 16 5 12 0 8 -5 -10 実質GDP GDPデフレーター 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 4 国内債権 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 20 130 15 120 110 10 100 5 消費者物価指数 株価指数 米ドル/リンギ 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 90 日本からの輸入 マレーシア経済の動向(2015 年第 1 四半期) 2014 年第 4 四半期の実質 GDP の伸び率は前年同期比 5.8 %と,前期の 5.6 %から小幅加速した。良好な雇用 環境を背景に民間消費が前年同期比 7.8 %と前期の 6.7 %から加速したこと,また民間投資が同 11.2 %と前期 の 6.8 %から回復したことなどが成長率を上昇させる主な要因となった。その結果,2014 年通年の実質 GDP 成長率は 6.0 %となり,2010 年(7.4 %)以来となる 6 %台の高成長を達成した。しかし,原油価格の下落に 連動して天然ガスやパーム油の価格も下落傾向にあることから,貿易収支や財政への影響をとおして,一次産 品価格の下落が今後経済成長率を鈍化させることが懸念される。実際,マレーシア政府は,1 月 20 日,2015 年度予算の一部見直しを発表し,2015 年の実質 GDP 成長率の見通しを 5.0∼6.0 %から 4.5∼5.5 %に下方修 正した。一方,原油安によってインフレ圧力が緩和されていることなどから, 3 月 5 日の政策会合で政策金利 が引き続き据え置かれることとなった。 (新見陽子) 7 フィリピンの経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 40 7.5 30 5.0 20 2.5 実質GDP GDPデフレーター 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q3 2014.Q1 2013.Q3 2013.Q1 2012.Q3 2012.Q1 2011.Q3 2011.Q1 2010.Q3 2010.Q1 2009.Q3 10 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 6 200 4 160 2 120 消費者物価指数 株価指数 米ドル/ペソ 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 80 日本からの輸入 フィリピン経済の動向(2015 年第 1 四半期) フィリピンの 2014 年第 4 四半期の実質 GDP の伸び率は,前年同期比 6.9 %と前期の同 5.3 %から持ち直した (図 1)。その結果,2014 年の年間実質 GDP 伸び率は 6.1 %となり,2013 年の値(7.2 %)および 2014 年の 政府目標(6.5∼7.5 %)には及ばなかったものの,アジア太平洋地域では中国に次いで 2 位であった。第 3 四 半期には,一部の政府支出が議会承認を経ずに実行されたことに対する最高裁判所の違憲判決が 7 月に下され たことを受け,政府が予算執行に慎重になり政府消費が減少したが,第 4 四半期には政府消費が回復し経済成 長をけん引した。それに加え,コールセンターなどのようなビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO) 部門,対外貿易(図 4) ,個人消費,海外からの直接投資および在外フィリピン人からの送金がすべて堅調だっ たことも経済成長を下支えした。フィリピン経済が好調だったことを受け,他の通貨に対してドル高が進んだ にも関わらず,ペソはドルに対し 1.5 %も上昇した(図 3)。 8 (チャールズ・ユウジ・ホリオカ) シンガポールの経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 20 15 20 10 10 5 0 0 実質GDP GDPデフレータ 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 -5 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 40 115 110 30 105 20 100 10 95 90 消費者物価指数 株価指数 米ドル/Sドル 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 シンガポール経済の動向(2015 年第 1 四半期) 2014 年第 4 四半期のシンガポールの実質 GDP の伸び率は前年同期比で 2.15 %であった。2 %台での緩やか な成長が 3 期続き,2014 年通年での伸び率も 2.92 %という比較的低い水準となった。通商産業省(MTI)は 2015 年の経済成長率を 2.0∼4.0 %と予測しているが,MTI が 4 月 14 日に発表した 2015 第 1 四半期の成長 率の速報値は 2.1 %で,2014 年第 4 四半期と同程度となっている。消費者物価指数が 4 カ月連続で前年同月 比でマイナスとなっている。食品やサービスの価格は上昇しているものの,居住費や車両購入権(COE),石 油の価格が低下しており,物価全体を押し下げている。また,シンガポールドル安が続いており,月平均価格 で 1 米ドル= 1.3 シンガポールドルを超えたのは,2010 年 12 月以来 4 年ぶりである。貿易額も減少してお り,2014 年第 4 四半期の輸出額は,前年同期比で 8.0 %のマイナスであった。シンガポール建国の父といわ れる初代首相のリー・クアンユーが亡くなった。この場を借りて,追悼の意を表したい。 9 (田村一軌) タイの経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内債権の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 20 15 10 10 0 5 実質GDP GDPデフレーター 貨幣供給量(狭義) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(広義) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 -10 国内債権 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 25 175 20 150 15 125 10 100 5 消費者物価指数 株価指数 米ドル/バーツ 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 75 日本からの輸入 タイ経済の動向(2015 年第 1 四半期) 2014 年第 4 四半期のタイの実質 GDP の伸び率は,前期(0.57 %)からは改善したものの,前年同期比で 2.26 %という緩やかな上昇にとどまった(図 1)。この結果,2014 年通年での実質 GDP の伸び率は 0.71 %とな り,従前の予想(1.0 %)を下回る結果となった。なお国家経済社会開発庁(NESDB)は,2015 年の GDP 成 長率を 3.5∼4.5 %としている。また消費者物価指数が低下傾向にあり,特に最近 3 ヵ月は前年同月比でマイ ナスとなっている(図 3)。ただしこれには原油価格の低下が影響しており,食料とエネルギーを除いたコア CPI では 2015 年 3 月で前年同月比 1.3 %の増加となっている。低成長とマイナス・インフレという状況を受 け,中央銀行は政策金利を 2.0 %から 1.75 %へと,1 年ぶりに引き下げた。昨年末から外国人観光客数が回復 してきており,2015 年 2 月にタイを訪れた外国人観光客は 269 万人と,前年同月比で 30 %の増加となった。 輸出が伸び悩むなか,成長産業としての観光産業の動向にも注目したい。 10 (田村一軌) ベトナムの経済指標 図 1:実質 GDP の伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 60 7.0 6.5 40 6.0 20 5.5 5.0 実質GDP 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.Q1 2014.Q3 2014.Q1 2013.Q3 2013.Q1 2012.Q3 2012.Q1 2011.Q3 2011.Q1 2010.Q3 2010.Q1 2009.Q3 0 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 15 130 10 110 5 90 70 消費者物価指数 株価指数 米ドル/ドン 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 ベトナム経済の動向(2015 年第 1 四半期) 2015 年第 1 半期の実質 GDP の伸び率は 6.0 %に下落したが,2014 年第 3 四半期以降の比較的高い成長が続 いた。しかし,2014 年の 1 人当たり名目 GDP が 22 万円弱の国にとって,成長をどのように加速させるか が以前からの最大政策課題である。低成長の影響を受け,約 10 年ぶりにインフレ圧力が低水準に弱まった。 2014 年 2 月以降は消費者物価の月次伸び率が 5 %以下に留まり,特に 12 月以降は 2 %以下であった。同様 にドン/米ドルの下落が 2011 年第 1 四半期からかなり減速した。輸出額と輸入額の伸び率は前年比で比較的 低い 13 %に留まり,2012 年以降の貿易収支は黒字であった。この安定化を受けて,政府や中央銀行はインフ レの管理から成長促進へ重点を置き換えている。しかし,商品輸出・輸入のそれぞれが GDP の 8 割を占めて いるので,金融・財政策はあまり効果的ではない。なお,金融機関の強化や国営企業の民営化等が求められる が,構造的な制約が大きい。 (エリック・ラムステッター) 11 インドの経済指標 図 1:実質 GDP と GDP デフレータの伸び率 図 2:貨幣供給量と国内信用の伸び率 (前年同期比,%) (前年同月比,%) 20 10 15 10 5 実質GDP GDPデフレータ 貨幣供給量(M1) 図 3:消費者物価指数,株価指数,為替レート指数 貨幣供給量(M2) 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2014.Q4 2014.Q2 2013.Q4 2013.Q2 2012.Q4 2012.Q2 2011.Q4 2011.Q2 2010.Q4 2010.Q2 2009.Q4 2009.Q2 5 国内信用 図 4:輸出額と輸入額 (2010 年= 100) (10 億米ドル) 160 40 140 30 120 20 100 10 80 消費者物価指数 株価指数 米ドル/ルピー 輸出 輸入 日本への輸出 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 2015.03 2014.09 2014.03 2013.09 2013.03 2012.09 2012.03 2011.09 2011.03 2010.09 2010.03 2009.09 0 日本からの輸入 インド経済の動向(2015 年第 1 四半期) 改定後の 2014 第 3∼4 四半期の実質 GDP の伸び率は前年同期比 8.25 %と 7.5 %であり,第 1∼2 四半期の 6.5∼6.7 %を上回った。2014 年の 1 人当たり名目 GDP が 17 万円弱の国にとって,高成長の再実現が重要な 政策課題として残る。他方,2014 年 1 月以降の消費者物価指数の伸び率(前年同月比)の平均が 6.4 %に留 まり,2011 年 3 月∼2013 年 12 月の 10 %を大きく下回った。インフレ圧力が弱まったため,2015 年 1 月か ら中央銀行は政策金利(repo rate)を 8.0 %から 7.5 %に引き下げた。インフレの減速が継続すれば,さらに 金利が下がる可能性が高いが,財政赤字の GDP 比が 5 %近い高水準であり,財政政策で成長を刺激すること が困難である。なお,2014 年 5 月に誕生した新政権の下で経済成長率は緩やかに上向くと予測され,平均株 価が急上昇し,2015 年 1∼2 月末には前年比で 38∼42 %上昇した。3 月には株価の上昇は落ち着いたものの, 前年比では 25 %の上昇となった。 (エリック・ラムステッター) 12 図に関するデータの出所および注 日本: 図1 図2 図3 図4 内閣府経済社会総合研究所(http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html) 日本銀行(http://www.stat-search.boj.or.jp/index.html) 消費者物価指数:総務省統計局(http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.htm) ;株価指数:Yahoo(http:// finance.yahoo.com/q/hp?s=%5EN225) ;為替レート指数:日本銀行(http://www.stat-search.boj.or.jp/ssi/mtshtml/m.html) 財務省(http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time.htm) ;東アジアは中国,香港,韓国,台湾,インドネシア,マレーシ ア,フィリピン,シンガポール,タイ,ベトナムの合計 中国: 図1 図2 図3 図4 China, National Bureau of Statistics(http://www.stats.gov.cn/english) 中国人民銀行(http://www.pbc.gov.cn/diaochatongji/tongjishuju) 消費者物価指数:China, National Bureau of Statistics(http://www.stats.gov.cn/english) ;株価指数:Yahoo(http://finance. yahoo.com/q/hp?s=000001.SS) ;為替レート指数:International Monetary Fund,IMF Exchange Rates(http://www.imf.org/external/ np/fin/ert/GUI/Pages/CountryDataBase.aspx) China, General Administration of Customs, China’s Customs Statistics,(Monthly Exports & Imports)(http://www.chinacustomsstat. com/aspx/1/NewData/Stat_Data.aspx?State=1&next=3) 香港: 図 1,図 4 Hong Kong, Census and Statistics Department, Hong Kong Statistics, Quick Links of Statistical Products(http://www.censtatd.gov. hk/hkstat/quicklink/index.jsp) 図 2,図 3 Hong Kong, Monetary Authority, Monthly Statistical Bulletin(http://www.hkma.gov.hk/eng/market-data-and-statistics/ monthly-statistical-bulletin/) 韓国: 図 1,図 2,図 3 Korea, Bank of Korea(http://www.bok.or.kr) 図2 国内債権:International Monetary Fund, International Financial Statistics, March 2015 CD-ROM 図3 株価指数:Yahoo(http://finance.yahoo.com/q/hp?s=%5EKS11) 図4 Korea, Korea Customs Service(http://customs.go.kr) 台湾: 図1 図2 図3 図4 Republic of China, Directorate-General of Budget, Accounting and Statistics, National Statistics(http://statdb.dgbas.gov.tw/pxweb/ dialog/statfile1L.asp) Republic of China, Central Bank of China(http://www.cbc.gov.tw/content.asp?mp=2&CuItem=2069) 消費者物価指数:Republic of China, Directorate-General of Budget, Accounting and Statistics, National Statistics(http://eng.stat.gov. tw/ct.asp?xItem=12092&ctNode=1558&mp=5);株価指数:Yahoo(http://finance.yahoo.com/q/hp?s=%5ETWII);為替レート指 数:Republic of China, Central Bank of China(http://www.cbc.gov.tw/ct.asp?xItem=1880&ctNode=511&mp=2) Republic of China, Directorate-General of Budget, Accounting and Statistics, National Statistics (http://eng.stat.gov.tw/np.asp? CtNode=5606) インドネシア: 図1 図2 図3 図4 International Monetary Fund, International Financial Statistics, April 2015 CD-ROM Indonesia, Bank Indonesia, Indonesian Financial Statistics(http://www.bi.go.id/en/statistik/seki/terkini/moneter/Contents/ Default.aspx) 株価指数:Yahoo(http://finance.yahoo.com/q/hp?s=%5EJKSE) ;2011 年 7 月までの消費者物価指数および 2011 年 6 月までの為替 レート:International Monetary Fund, International Financial Statistics, September 2011 CD-ROM;2011 年 8 月以降の消費者物価指数: Indonesia, Statistics Indonesia(http://www.bps.go.id/linkTabelStatis/view/id/907);2011 年 7 月以降の為替レート:Indonesia, Bank Indonesia(http://www.bi.go.id/en/moneter/informasi-kurs/referensi-jisdor/Default.aspx) Indonesia, Statistics Indonesia(http://www.bps.go.id/all_newtemplate.php) 13 マレーシア: 図 1,図 2,図 3,図 4 Bank Negara Malaysia, Monthly Statistical Bulletin, various issues(http://www.bnm.gov.my/index.php?ch= statistic&lang=en) 図2 国内債権:International Monetary Fund, International Financial Statistics, September 2014 CD-ROM 図3 株価指数:Yahoo(http://finance.yahoo.com/q/hp?s=%5EKLSE) 図4 日本との輸出入:Malaysia, Department of Statistics, Monthly External Trade Statistics Online(http://trade.stats.gov.my/tradeV2/ mainEN.php) フィリピン: 図1 図2 図3 図4 Philippines, National Statistical Coordination Board, National Accounts of the Philippines, various issues(http://www.nscb.gov.ph) Philippines, Bangko Sentral ng Pilipinas, Economic and Financial Statistics(http://www.bsp.gov.ph) 為替レート:Philippines, Bangko Sentral ng Pilipinas, Economic and Financial Statistics(http://www.bsp.gov.ph) ;株価指数:Bloomberg (http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=PCOMP%3AIND) ;消費者物価指数:Philippines, National Statistics Office, Price Indices(http://www.census.gov.ph/business/price-indices) Philippines, National Statistical Office, Foreign Trade(http://www.census.gov.ph/business/foreign-trade) シンガポール: 図1 図2 図3 図4 Singapore, Ministry of Trade and Industry, Economic Survey of Singapore(http://www.mti.gov.sg) Singapore, Monetary Authority of Singapore(http://www.mas.gov.sg) 消費者物価指数:Singapore, Department of Statistic, Monthly Digest of Statistics Singapore(http://www.singstat.gov.sg); その他: Singapore, Monetary Authority of Singapore(http://www.mas.gov.sg) Singapore, Department of Statistic, Monthly Digest of Statistics Singapore(http://www.singstat.gov.sg) タイ: 図1 図2 図3 図4 Thailand, National Economic and Social Development Board(http://www.nesdb.go.th/Default.aspx?tabid=95) Thailand, Bank of Thailand(https://www.bot.or.th/English/Statistics/EconomicAndFinancial) 消費者物価指数:Thailand, Ministry of Commerce, Bureau of Trade and Economic indices(http://www.price.moc.go.th/en) ;その他: Thailand, Bank of Thailand(https://www.bot.or.th/English/Statistics/FinancialMarkets) Thailand, Bank of Thailand(https://www.bot.or.th/English/Statistics/EconomicAndFinancial) ベトナム: 図1 図2 図3 図4 Asian Development Bank, Asia Regional Integration Center, Databases, Economic and Financial Indicators(http://aric.adb.org/ macroindicators?category=15&sel_country=14&frequency=4) ;General Statistics Office(http://www.gso.gov.vn/Default_en. aspx) International Monetary Fund, International Financial Statistics, April 2015 CD-ROM 2014 年 12 月までの消費者物価指数および 2014 年 5 月までの為替レート:International Monetary Fund, International Financial Statistics, April 2015 CD-ROM;それ以降の消費者物価指数と為替レート:Vietnam, General Statistics Office(http://www.gso.gov.vn/Default_ en.aspx)より推計;2014 年 12 月までの株価指数:Hochiminh Stock Exchange(http://www.hsx.vn/);それ以降の株価指数:Fusion Media,Investing.com(http://www.investing.com/indices/vn-historical-data) 2014 年 11 月まで:International Monetary Fund, Direction of Trade Statistics, April 2014 CD-ROM;それ以降:Vietnam, General Statistics Office(http://www.gso.gov.vn/Default_en.aspx) インド: 図1 図2 図3 図4 Reserve Bank of India(http://dbie.rbi.org.in/) International Monetary Fund, International Financial Statistics, April 2015 CD-ROM 2015 年 2 月までの為替レートおよび 2015 年 1 月までの消費者物価指数:International Monetary Fund, International Financial Statistics, April 2015 CD-ROM;それ以降の為替レート:OANDA Corporation (http://www.oanda.com/currency/historical-rates);それ以 降の消費者物価指数:Reserve Bank of India Bulletin, April 2015(http://www.rbi.org.in/scripts/BS_ViewBulletin.aspx);株価 指数:Yahoo(http://finance.yahoo.com/q/hp?s=%5EBSESN+Historical+Prices) 2014 年 11 月まで:International Monetary Fund, Direction of Trade Statistics, April 2015 CD-ROM;それ以降:Reserve Bank of India Bulletin, April 2015(http://www.rbi.org.in/scripts/BS_ViewBulletin.aspx)から推計 14
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