文系学生のためのExcel活用術 目的 Excelデータベース機能の理解と活用 獲得できる技術 • 操作の基本 • 検索システムの理解 • マクロの基礎 • VBAの基礎 跡見学園女子大学文学部准教授 福田 博同 2013年11月~ 目次 • データベースとは • RDBMS • RDBMSの利点 • Excelデータベース機能 • • Excelの欠点・利点 Excel操作 • • • • フォルダ作成 スタート画面 Excelの機能 シート名変更 • • • • • • • • • • ファイル保存 ショートカットキー 折り返し表示 ハイパーリンク 見出し固定 コピー, ペースト, 復活 連番 値のコピペ 検索 ふりがなとふりがな関 数 • 並び替え データベース機能の理解 図書館 膨大な図書等情報→ データベース(DB)を持つ 必要なのは 図書等の探し方, 実際の検索→ DB検索システム • 関係データベース検索システム(RDBMS)→ 検索システムが、データ群のデータを関連付けて検索し、表示→ Web上で応答か、リストアップ(ブラウズかXMLDB変換) データベース • ベース=基地→データ基地=ファイル群 • 複数レコードのまとまり=ファイル • レコードは、識別用コード, 固有番号, 文 字列のデータなどに分割 データストレージ • 縦横の表形式で表現できる 例:図書書誌ファイル A 1 固有番 号 B 書名 C 著者名 データ構造の 情報=スキーマ 2 3 行=レコード 列=フィールド RDBMS データベースとアプリを分割管理 データストレージ 図書書誌ファイル A B C 1 書誌ID タイト ル 2 40001 情報術 福田, 博同 コンピュータ 著者名 3 DBMS スキーマ情報 図書所蔵ファイル A B C 1 所蔵ID 書誌ID 配架記号 2 50001 40001 007.65-F38 例:検索アプリ 3 検索, 表示 スキーマ情報 スキーマ=データ構造 RDBMS データベースとアプリを分割管理 データストレージ 列=フィールド A B C 1 書誌ID タイト ル 2 40001 情報術 福田, 博同 3 行=レコード A 著者名 図書書誌ファイ ル スキーマ情報 B コンピュー タ DBMS C 1 所蔵ID 書誌ID 配架記号 2 50001 40001 007.65-F38 例:検索アプリ 3 例:図書所蔵ファイ ル 検索, 表示 スキーマ情報 スキーマ=データ構造 DBMSの利点 • データとDBMSの分離によるメリット(保守が容 易) • データの一元管理 • データの機密性・安全性確保 • DBMSで一貫性(整合性)保持 • データを共有できる • 様々なデータを関連付けて格納できる • 複数データアクセスを同時処理可能 • 処理に高度な知識が必要 → エクセルの欠点・利点 • データベースソフトでない:複数人同時利用できない→共有ブッ ク設定で若干解決 • データの一元管理ができない→ XML出力やAccess併用で解 決 • 1シート上限100万レコード→ ブック分割個人使用では問題ない ↑ これらの欠点はあるが、使い勝手が良すぎる • 縦横の表形式で表現→ データベース仕組み理解 • マクロ(複数手順をショートカット)でプログラム理解 • VBAで複雑なプログラムを書ける→ プログラム教育に役立つ A 1 固有番 号 B タイトル C 著者名 2 3 列=フィールド 行=レコード フォルダ作成(実習) データ保存のためフォル ダ作成 方法(実習) • ウィンドウズキー+D キーでデスクトップに 行く • Ctrl + Shift + Nキー または • (右クリック→新規作成→ フォルダ) • そのまま名前を入れ る 例:「h初めてのPC」 最初にアルファベット を入れると便利 では試してください • • • 画面切り替えはAlt + Tabキー エクセルの起動 Windows XP編 • マウスで操作は図を参照。次の手順は→で示します。 • ショートカットキー操作 • スタートボタン→ Pキー Mキー複数回でMicrosoft Office選択→ エンドキー(右矢印)→ PgDnキー(下矢印)でMicrosoft Excel選 択→ Enterキー エクセルの起動 Windows 7以降編 • マウスで操作は図を参照 • ショートカットキー操作 • スタートボタン→ Eキー → PgDnキーでMicrosoft Excel選択→ エンターキー エクセル2010初期画面→シート名変更 新規ブックが開かれます。 Sheet1の名前を右クリックして変更します。 ショートカットキーはAlt, O, H, R シート名変更→ シート移動 Sheet1の名前をヘルプに変更します。 次に、Ctrl + PageDownキーでSheet2に移動し、 Alt, O, H, Rで“典拠”とSheet2を変更しましょう。 シート┌ヘルプ┐→ 見出し記入 1. シートヘルプのA1セルにIDと入れる 2. 右矢印キー(Endキー)でB1セルに移動し 3. 「項目(質問等」と入れる 「折り返し」ヘルプ 早速, セル内折り返し表示のヘルプを書きましょう。 • A2セルに移動→ 70001と入れる→ 右矢印→ B2セルにいく • 折り返し表示と入れる→ Ctrl+スペースバーでB列全体が選択される • Ctrl+1キー → 「セルの書式設定」が出る→ • 右矢印で配置に移動→ Alt+Wで折り返し全体表示チェック→エンター 「折り返し」ヘルプ 2 では、C2セルへ移動し、今行った手順を書いてから、 C2セルも折り返してみましょう D1セルに利用場面, E1セルに典拠1と入れましょう ハイパーリンクヘルプ Excelのシート“典拠”に移動し(Ctrl + PageDown) → A1セルにID, B1セルにタイトル,C1セルに著作者等, D1セルにアドレスを 入れ A2セルに40001, B2にユーザビリティ, C2セルに福田, 博同, D2セルに移 動し、Ctrl+Kキー(右クリック→ハイパーリンク)でハイパーリンクの挿入画 面が出ます。ブラウザを立ち上げ、Googleへ行き、artnavi1で検索しよう ハイパーリンクヘルプ ユーザビリティが出ます。これが教材です。 アドレスをコピーし、エクセルのハイパーリンクへ貼り付けます。 一連の手順は次の通り。ブラウザにいる時です。 Alt+D(アドレス反転), Ctrl+C(コピー), Alt+Tab(画面切り替え), Excelで 手を離す。アドレスが反転しているのでCtrl+V(貼付け)→Enterキーで確 定。 ハイパーリンクヘルプ 次に, このドキュメント内のハイパーリンクを覚えましょう。 シートヘルプにつぎのように書きます。A3セルに70002, B3セルに「Excelのショー トカットはどうすれば?」。 【Google】で「Excel △ショートカットキー」と検索し、Microsoftを選びます。ハイ パーリンクをしておきましょう。 (注:△はスペースの意味) ハイパーリンクヘルプ できましたね? 次は、このシート“典拠”のD3セルがリンク先、と記憶しておき、 シートヘルプに移動→ E3セルをCtrl+Kで「ハイパーリンクの挿入」→ このドキュメント内を選択します。 ハイパーリンクヘルプ セルをCtrl+Kで「ハイパーリンクの挿入」→ このドキュメント内(Alt + A)を選択→ またはドキュメント内の場所(Alt + C)を選択→“典拠”(PgDnで) 選択→ セル参照を入力してください(Alt + E)を選択し、D3と入れる→ Enterで確定 ハイパーリンクヘルプ これで、ドキュメント内のハイパーリンクや外部ファイルのハイパーリンク ができました。 おめでとう! シートヘルプのE3セルをクリックすると、シート“典拠”のD3セルに飛び、 それをクリックするとWebページに行きます(すばらしい) では、なぜ直接Webページにしないのでしょうか? 考えてみましょう ハイパーリンクヘルプ では、宿題です シートヘルプに「はじめての情報探索はどうしますか?」の自問自答ヘ ルプを作成し、引用した典拠を必要なだけ作り、 シート“典拠”にサイトの解説とアドレスを書き、 それぞれをハイパーリンクしなさい
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