第 3 学 年 - 東京医科大学

第
3
【前期】
・
公衆衛生と疫学
… 1
・
コーチングの基礎
… 4
・
在宅看護援助論
… 7
・
治療看護技術論Ⅰ(成人・老年)
…12
・
治療看護技術論Ⅱ(こども・女性) …15
・
治療看護技術論Ⅲ(精神)
…22
・
災害看護論
…25
・
看護研究法
…27
・
保健行政論
…29
・
地域看護演習Ⅰ(保健指導の理論) …31
【後期】
・
看護展開実習Ⅰ(成人)
…33
・
看護展開実習Ⅱ(老年・在宅)
…36
・
看護展開実習Ⅲ(こども)
…40
・
看護展開実習Ⅳ(母性)
…42
・
看護展開実習Ⅴ(精神)
…44
・
災害看護論演習
…46
学
年
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
りの時間)
区分
専門基礎科目
開講時期
2 単位
3 年次
公衆衛生と疫学
必修
(15 時間)
病気と治療
授業形態
講義
科目担当者
前期
オフィスアワー・場所
井上茂、安部由美子、小田切優子、高宮朋子
木曜日 10:30~11:30・公衆衛生学分野研究室
福島教照
生まれてから死に至るまでのライフサイクルの中で、疾病を予防し、健康の保持増進を図
授業概要
(教育目標など)
るために必要な社会医学の知識を学ぶ。地域、学校、職域における公衆衛生活動について
理解を深めるとともに、医療の場においても地域とのつながりを意識した看護展開を実践
できる能力を養う。また、人間集団の疾病の特徴を観察分析する疫学についての知識と技
法を習得し、健康増進のための手段や政策への方法論の基礎を学ぶ。
1. 公衆衛生の概念と基本的な内容を理解することができる。
到達目標
2. 我が国における公衆衛生活動について理解することができる。
3. 公衆衛生における疫学の重要性とその方法について理解することができる。
教科書
公衆衛生
健康支援と社会保障
メディカ出版
参考図書
南江堂「NEW 予防医学・公衆衛生学」
評価方法
定期試験(90%)
、出席等受講態度(10%)により、総合的に評価をする。
公衆衛生の範囲は極めて広い。教科書の内容に沿って講義を進めるが、直近の統計データ
事前・事後学習
なども含め補足事項については講義の中でスライド等様々な資料を使用して進めていくた
め、講義を疎かにし教科書だけで学習することは困難である。事前、事後と、教科書の該
当部分に目を通しておくことが望ましい。
1
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
公衆衛生を学ぶ基礎として、公衆衛生の概念
1
公衆衛生と予防医学
を学ぶ。また、予防医学の分類と対策につい
井上
茂
て学ぶ。
我が国における健康指標や人口動態統計が表
2
人口と健康に関する指標
す特徴を理解するとともに、公衆衛生活動に
安部
由美子
安部
由美子
おける指標の活用方法について学ぶ。
「健やか親子 21」をはじめとする母子保健活
3
母子保健・学校保健
動や、子どもの健康増進を目指す学校保健
活動について学ぶ。
4
高齢社会の進展とともに変遷してきた老人保
老人保健福祉
高宮
朋子
健福祉施策の概要を学ぶ。
労働者の健康問題の特徴を知るとともに、産
5
産業保健(職場の健康管理)
業保健にかかわる各種法律に基づいた産業保
小田切
優子
健活動について理解する。
地域保健の特性および関連する法律や各種制
6
度を理解する。また、地域保健法に基づく保
地域保健・保健行政
高宮
朋子
健所と市町村保健センターの機能および連携
について学ぶ。
疫学の概要を理解し、我が国の公衆衛生や地
7
疫学Ⅰ
概念、疫学指標
域保健活動における疫学の重要性を学ぶ。
井上
茂
また疾病頻度の指標、曝露効果の指標を学ぶ。
生活習慣病に関連する法律や各種制度を理解
8
生活習慣と健康教育
するとともに、生活習慣の改善を目指す健康
高宮
朋子
教育の意義や方法について学ぶ。
9
疫学Ⅱ
疫学研究のデザイン
疫学調査法演習Ⅰ
10
調査票の作
成
代表的な疫学研究のデザインについて学ぶ。
井上
茂
井上
茂
調査票の作成、尺度の信頼性・妥当性、尺度
の種類、データ入力レイアウトの作り方など
福島
教照
を学ぶ。
11
疫学調査法演習Ⅱ
ーニング・単純集計
データクリ
データクリーニングの方法、集計方法、統計
ソフトの基本的な使い方を学ぶ。
2
井上
福島
茂
教照
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
集計結果を表やグラフで表す方法を学ぶ。
12
疫学調査法演習Ⅲ
表・グラフの
井上
茂
また、パワーポイントを用いたプレゼンテー
作成、プレゼンテーション
福島
教照
ション法を学ぶ。
13
疾病の早期発見・早期治療を目的としたスク
疾病予防とスクリーニング
小田切
優子
小田切
優子
リーニングの概要について学ぶ。
感染症の成立要因や流行現象といった基本的
14
概念を理解するとともに、必要な予防対策に
感染症の疫学
ついて学ぶ。また、感染症に関連する法律や、
感染症発生時の対策について学ぶ。
心疾患・脳血管疾患・がんなど、我が国にお
15
おもな疾患の疫学
-
定期試験
高宮
けるおもな疾患の疫学について学ぶ。
3
朋子
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
専門基礎科目
1 単位
必修
(30 時間)
看護の基礎
科目担当者
協力者
演習
前期
オフィスアワー・場所
竹内千惠子
藤本薫
授業形態
3 年次
コーチングの基礎
科目責任者
開講時期
講義終了後
小野田舞
講義担当者の研究室
看護の対象や協働する看護職間、他職種との人間関係の構築・調整、看護専門職の
キャリア開発・人材の育成、人事考課等におけるコーチングの有効性について理解
授業概要
し、コミュニケーションスキルの一つとして体系化されたコーチングの構造とスキ
ルの基礎を、体験を通して習得する。また、領域別実習における経験を振り返り、
コーチングの学びの定着を図る。
1
コーチングが、看護の対象や看護職間、協働する他職種との人間関係の構築、
看護専門職のキャリア開発および看護職の人材育成・人事考課の有効性について自
到達目標
身の言葉で説明できる。
2
基本的なコーチングスキルを体験的に学び、実習等で積極的に活用できる。
3
学んだコーチングスキルを活用して、コーチングの構造を念頭に置きながら、
コーチングセッションが実践できる。
教科書
伊藤守、コーチングの教科書、アスペクト
ジョン・ウィット、清川幸美、はじめのコーチング、ソフトバンクパブリッシング
スティーヴァン・C・ランディン他、相原真理子訳、フィッシュ、早川書房
L.ウィットワース他、CTI ジャパン訳
参考図書
東洋経済新報社
伊藤守、コーチングマネジメント、ディスカヴァー
鈴木義幸
コーチングスキル
伊藤守、鈴木義幸
いく
評価方法
コーチング・バイブル
ディスカヴァートゥエンティワン
図解コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまく
ディスカヴァー
試験又はレポート 70%
出席点・グループワークにおける貢献 30%
事前学習:1 年次に学習したコミュニケーション論を復習してから受講すること
必
要時事前課題を提示する
事前・事後学習
事後学習:毎回課題が出されるので、必ず課題に取り組んでその成果を全体で共有
する
4
授業
項
目
講義内容
担当者
回数
担当者の紹介
到達目標
授業の進め方・日程
コーチングの基礎知識
コーチングとは何か
竹内
コーチングの歴史、
藤本
看護におけるコーチングの効果と活用
小野田
1
1
コーチングとティーチング
「フィッシュ哲学」の紹介
課題の提示
課題の振り返り
コーチングの構造
コーチングの基礎知識
2
コーチングスキル
聴く(積極的傾聴)
質問(質問の種類と効果的な質問)
オープン・クローズド
チャンクダウン・アップ
承認(アクノレッジメント)
竹内
そのスタンス・効果・種類
2,3
藤本
リクエスト
小野田
フィードバックとその効果
ペーシング
コーチング学習におけるエクササイズの意義
と注意
コーチングエクササイズ
1
アイスブレイク
エクササイズ
・フィードバック
課題の提示
アイスブレイク
課題の振り返り
竹内
コーチングエクササイズ
2
エクササイズ
4,5
藤本
・聴く(積極的傾聴)
小野田
・ペーシング
課題の提示(ピアコーチング)
5
授業
項
目
講義内容
担当者
回数
アイスブレイク
課題の振り返り
エクササイズ
・質問
6,7
コーチングエクササイズ
竹内
藤本
3
コーチングの構造を意識してコーチングセッ
小野田
ションの体験(1)
テーマ「実習で手に入れたいこと」
課題の提示
アイスブレイク
前期の振り返り
課題の振り返り
竹内
実習で体験した様々なコミュニケーショ
8,9
コーチングエクササイズ
4
藤本
ン場面のシェア
小野田
・・・対患者・臨地実習指導者・看護師・
指導者・教員・学生
課題の提示(ピアコーチング)
アイスブレイク
課題の振り返り
竹内
エクササイズ
10,11
コーチングエクササイズ
5
藤本
・フィードバック
小野田
・リクエスト
課題の提示(ピアコーチング)
アイスブレイク
12,13
コーチングエクササイズ
6
課題の振り返り
竹内
エクササイズ
藤本
・承認
小野田
課題の提示(ピアコーチング)
アイスブレイク
課題の振り返り
コーチングエクササイズ
7
竹内
エクササイズ
14,15
藤本
・コーチングの構造を意識してコーチングセ
振り返り
まとめ
小野田
ッションの体験(2)
全体シェアリング
6
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
専門科目
開講時期
2 単位
授業形態
3 年次
在宅看護援助論
必修
看護援助の方法
(30 時間)
科目担当者
演習
前期
オフィスアワー・場所
[科目担当者]春日広美
[担当教員]平井和恵、小室佳文、小林信、
上野里絵、小野恵子、川野英子
科目の開始時に提示します。
〔協力者〕永島美香、田所良之、寺岡征太郎、佐々
木三和、安田由美
Ⅰ.在宅看護の概要(全 9 回)
1.在宅看護とは何か、社会的、歴史的背景を踏まえた概念を理解する。
2.病院とは異なる生活の場での療養の特徴を踏まえて、その看護の特徴を理解す
る。
3.在宅看護の対象者(療養者、家族)と、家族による介護を理解する。
4.在宅における他職種を理解し、看護との違いを認識して連携のあり方を知る。
5.居宅療養を支える制度(介護保険)の運用を理解する
6.在宅看護を提供する上で必要とされる倫理的な態度と知識を理解する。
授業概要
Ⅱ.在宅看護援助技術(全 19 回)
在宅療養者の主要な健康問題に対する在宅看護の援助技術を、事例への援助を展
開する演習(ロールプレイ)にて、事例ごとにオムニバス形式で学習する。在宅の
特徴を踏まえ、
「生活の場における看護」
「療養者を支える家族への援助」
「訪問看護
の技術」
「在宅他職種との連携」を軸に、問題解決的に学習する。
Ⅲ.在宅看護の発展と課題(全 2 回)
訪問看護の経営管理と職員教育の現状を理解する。諸外国における在宅看護の実
際について、その国の文化的、社会的背景を考慮して理解する。在宅看護がかかえ
る課題と展望について多方面から理解する。
Ⅰ.在宅看護の概要の学習目標
1.在宅看護の歴史、医療社会的な役割を理解する。
2.在宅看護の対象者と、その人らしい日常生活をおくる上での障害の特性を理解
到達目標
する。
3.在宅看護の提供者とその活動、活動の特徴、専門性について理解する。
4.在宅ケアシステムおよび在宅ケアチームを理解する。
Ⅱ.在宅看護援助技術の学習目標
7
1.「在宅」という療養の場と、医療を提供する状況を理解する
2.在宅療養者の健康障害について、観察・アセスメントを実施し、療養者の状態
に合った看護援助を考え、提供できる。
3.在宅療養者とその家族の生活を理解し、療養者と家族の状況に応じた支援を考
え提供できる
4.在宅療養者とその家族を中心とした関連他職種との連携を考え提供できる
5.自身や他者が実施した看護援助を、療養者・家族の安全・安楽、自立、倫理の
側面から評価できる
Ⅲ.在宅看護の発展と課題の学習目標
1.訪問看護ステーションの運営および経営を理解する
2.諸外国の在宅療養者と在宅看護を理解する。
3.在宅看護がかかえる課題を考察し、将来の展望を述べることができる
1.デジタルナーシンググラフィカ
2013(メディカ出版)
・在宅看護論
教科書
・小児看護学
①小児の発達と看護
・成人看護学
⑦緩和ケア
2.在宅看護学
第 4 刷増補版
・写真でわかる訪問看護
②小児看護技術
波川京子他編
押川眞喜子監修
・根拠がわかる在宅看護技術
第2版
2014(クオリティケア)
2013(インターメディカ)
岡崎美智子編
2013(メジカルフレンド社)
・訪問看護アセスメント・プロトコル‐生命・生活の両面から捉える‐
監修
山内豊明
2009(中央法規)
・パーフェクト臨床実習ガイド‐ライフステージに沿った看護技術と看護の展開‐
参考図書
在宅看護実習ガイド
・新体系
看護学全書
山田雅子編
2011(照林社)
小児看護学②健康障害をもつ小児の看護(メヂカルフレン
ド社)
・看護学テキストシリーズ NiCE 小児看護技術
子どもと家族の力をひきだす技
改訂第 2 版(南江堂)
・前田浩利
地域で支えるみんなで支える
・こよみの会編 はじめまして重症児
実践
小児在宅医療ナビ(南山堂)
私たちの在宅生活の体験と知恵(ぶどう社)
居宅介護サービス計画書、訪問看護計画書の作成とプレゼンテーション
評価方法
事例演習
40%
定期試験
50%
10%
1.Ⅰ.在宅看護の概要の理解は、Ⅱ.在宅看護援助技術の学習に影響するため、
Ⅰ.の間に e 自主自学小テストを実施するので、毎コマでの復習を十分にして
事前・事後学習
おくこと。
2.第 19、23、27 回の前に、事例に関する知識の確認をするための e 自主自学小
テストを行うので、必ず受験すること。この受験は演習に参加するための条件
8
とする。
3.第 18、22、26 回のロールプレイシナリオの作成は、講義時間内だけではなく、
グループ内でロールに関する知識を確認しあい、合意と協働のもとで作成する。
作成したシナリオは教員の指導を、講義時間に限らず複数回受け、ロールプレ
イの実施「可」をもらうこと。指導を受けるためのオフィス・アワーを設ける
ので利用すること。
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
Ⅰ.在宅看護の概要(全 9 回)
在宅看護の概念、役割、社
1.
「在宅」とはどこか。
会的意義
2.
「在宅療養者」とは誰か(小児、精神、高齢、難病、ター
1
ミナルなどの療養者を含む)
。
春日
3.
「在宅看護」とは何か。
川野
4.在宅看護が社会の中で果たす役割(在宅療養と在宅看護
の歴史を含む)
。
生活の場で療養すること
1.在宅療養者の生活。
2.在宅で介護する家族とその生活。
川野
2
3.在宅介護でおきること(虐待、介護離職/自己達成感、
春日
自己成長)
。
4.在宅介護にかかる費用(在宅診療報酬、訪問看護報酬)
在宅看護の種類と専門性
1.在宅での療養生活をサポートする人々/在宅における他
職種の理解。
3
2.訪問看護サービスとは/他職種と比較して理解する訪問
春日
看護の専門性。
川野
3.訪問看護師に求められる倫理的態度。
4.在宅療養者とその家族の権利を擁護すること。
4
5
居宅療養を支える制度の運
1.居宅介護サービス計画書(ケアプラン)の立案
用と他職種連携の理解
○事例によるグループワーク①
および訪問看護制度と看護
事例:内服が管理できず食事摂取量が減っている虚弱高齢者
の提供方法の理解
実際の居宅介護サービス計画書を使用して、限度額範囲内の
6
春日
2.訪問看護計画の立案(ケアプランの事例で)
川野
○事例によるグループワーク②
7
訪問看護計画の立案(情報収集~計画立案まで)
3.居宅介護サービス計画書および訪問看護計画のグループ
8
9
サービスを組み立てる。
発表
退院調整の役割と現状
1.退院調整とは
9
川野
1)急性期病院における退院調整と患者の状況
在宅看護援助技術のガイダ
2)慢性期病院における退院調整と患者の状況
ンス
3)退院調整の中での訪問看護との連携
春日
Ⅱ.在宅看護援助技術(全 19 回)
講義
・様々な場(家庭、通園・通学、通院)における子どもと家
10
族の生活と看護(医療的ケアの実施、外来での支援、子育て
在宅で療養する子どもと家
支援、療育・リハビリテーション)
族の理解
・医療・教育・福祉の連携と看護の役割
「在宅で生活している子どもの事例検討」
子どもの援助と家族へのかかわり
12
在宅で療養する子どもと家
13
族への看護
永島
安田
グループワーク
11
小室
春日
川野
シミュレーション学習
・事例の子どもと家族の援助(医療的ケア、日常生活援助)
精神障害を持ちながら地域
14
主に障害者総合支援法において、地域で生活する精神障害者
で生活する人を支える法・
が利用できる制度と専門職者の役割
制度・社会資源
小林
・精神障害を持ちながら地域で生活する人の事例検討【グル
15
ープワーク】
寺岡
精神障害を持ちながら地域
訪問看護事例の説明と知識の確認、訪問看護計画の立案と
で生活する人への看護
グループ発表
16
上野
佐々木
・精神科訪問看護とは【講義】
実際の訪問看護事例を用いて ACT、多職種連携などを学ぶ
事例(認知症)の説明と知識の確認
・独居の認知症高齢者への支援体制(地域包括支援センター、
17
独居で認知症のある人への
訪問介護サービス、地域住民などとの連携)
看護
・CGA(老年医学的総合評価)
・転倒時の看護(観察・アセスメント)と緊急対応の方法
・地域在住高齢者を対象とした介護予防活動
18
19
ロールプレイシナリオの作
訪問看護計画の立案とシナリオ作成、ロールプレイの打ち合
成
わせ
ロールプレイ
在宅療養の実際と訪問看護の援助(ロールプレイ)
20
10
春日
小野
川野
田所
事例(ALS)の説明と知識の確認
・日常生活支援技術、コミュニケーション方法
・医療管理技術(PEG、人工呼吸器、吸入・吸引)
21
難病を持つ人と家族への看
・家族への支援(退院時、在宅療養時、緊急時)
、レスパイト
春日
護
ケア
・在宅療養指導管理料と人工呼吸器管理支援体制
・社会資源の活用・調整、ネットワークとケアシステム
22
23
24
ロールプレイシナリオの作
訪問看護計画の立案とシナリオ作成、ロールプレイの打ち合
成
わせ
春日
川野
ロールプレイ
在宅療養の実際と訪問看護の援助(ロールプレイ)
平井
事例(消化器がん終末期)の説明と知識の確認
・退院調整、継続看護
25
終末期にある人と家族への
・医療管理技術(麻薬管理、在宅酸素療法)
平井
看護
・在宅における緩和ケアの方法と実際(調剤薬局との連携)
・看取りの実際と家族へのグリーフケア
26
27
28
ロールプレイシナリオの作
訪問看護計画の立案とシナリオ作成、ロールプレイの打ち合
成
わせ
平井
春日
ロールプレイ
在宅療養の実際と訪問看護の援助(ロールプレイ)
川野
Ⅲ.在宅看護の発展と課題(全 2 回)
1.訪問看護ステーションの経営と課題
29
訪問看護ステーションの管
1)訪問看護ステーションの収益
春日
理経営
2)労務管理と組織運営
川野
3)OJT
1.諸外国における在宅看護の実際
30
2.在宅看護の展望
春日
在宅看護の将来
・現在の課題と将来の展望(訪問看護師不足、対象の多様
化、EPA など、在宅看護をとりまく政治的な動きと問題)
11
川野
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
専門科目
治療看護技術論Ⅰ
必修・選択
区分
開講時期
3 単位
授業形態
3 年次
必修
(成人・老年)
看護援助の方法
演習
(45 時間)
科目担当者
前期
オフィスアワー・場所
科目責任者:平井和恵
講義後もしくは毎週金曜日
担当教員:田所良之
河田照絵
田中
昼休み
各担当教員
瞳
自己練習など実習室の使用に関しては担当教員に事前にア
山岸直子
五十嵐涼子
ポイントを取ること。
協力教員:小野恵子
様々な健康問題をもち、様々な健康レベルにある成人期・老年期の対象およびそ
の家族に対し、療養生活を支えるための看護援助について学習する。健康問題とそ
授業概要
の治療、健康レベル、成人・老年期の特徴を踏まえた統合的な判断およびそれに基
づく援助方法を習得する。実際の臨床場面を想定しながら思考過程を強化するため、
事例を用いたシミュレーション学習を実践し、看護過程を展開する。
・
慢性的な健康問題をもつ人、生命の危機状態にある人とその家族の特徴が説明
できる。
・
治療により身体侵襲を受ける人、生命の危機状態にある人の生命維持、回復促
進に向けた看護に必要な知識が説明でき、技術を実践できる。
・
到達目標
慢性的な健康問題をもち、長期にわたりコントロールを必要とする人の自己管
理を支援する看護に必要な知識が説明でき、技術を実践できる。
・
終末期にある人の全人的理解に基づき、苦痛を緩和し、その人らしく生きるこ
とを支援するための看護に必要な知識・技術が説明できる。
・
様々な機能低下をもつ高齢者が QOL を保持し、最適な健康状態を維持するため
の看護に必要な知識が説明でき、技術を実践できる。
・
対象の特徴を踏まえた看護過程の展開方法を説明できる。
デジタルナーシンググラフィカ(メディカ出版)
教科書
・成人看護学①②③④⑤⑥⑦
・老年看護学①②
臨床外科看護総論、臨床外科看護各論(医学書院)
参考図書
評価方法
適宜提示する
筆記試験(50%)
、課題への取り組み(50%)
30 分以上の遅刻は欠席として扱う。
提示された事前学習・事後学習は必ず行うことを前提とします。
事前・事後学習
予習、復習には、提示する教科書、参考図書以外にも、これまでに学習した知識・
技術を活用できるよう準備して授業に臨んでください。
12
授業
項
回数
1
目
オリエンテーション
講義内容
授業のすすめ方
継続的な生活習慣の調整が必要な慢性的な健
看護①
康問題をもつ人の疾病や生活、看護の特徴
3
慢性的な健康問題をもつ人への
慢性的な健康問題をもつ人のフィジカルアセ
4
看護②③
スメント
5
慢性的な健康問題をもつ人への
継続的な生活習慣の調整が必要な人のセルフ
6
看護④⑤
ケア行動に影響を及ぼす因子のアセスメント
慢性的な健康問題をもつ人への
血糖自己測定の技術
看護⑥
インスリン自己注射の技術
慢性的な健康問題をもつ人への
継続的な生活習慣の調整が必要な人のセルフ
看護⑦
ケア促進のための援助
急性的な健康問題をもつ人への
急性期看護の概念
看護①
急性的な健康問題をもつ人の疾患、症状、治
7
8
9
平井、他全員
この講義で用いる看護過程について
慢性的な健康問題をもつ人への
2
担当者
山岸、他全員
山岸、他全員
山岸、他全員
山岸、他全員
山岸、他全員
五十嵐、他全員
療、看護の特徴
10
急性的な健康問題をもつ人への
急激な健康破綻にある人の全身状態のアセス
11
看護②③
メント
12
急性的な健康問題をもつ人への
生命の危機的状態にある人のアセスメントと
13
看護④⑤
対処
14
高齢者の看護の基本
高齢者の看護の基本
田所、他全員
リハビリテーションを受ける人
リハビリテーション看護
田中、他全員
への看護①
摂食・嚥下障害をもつ人のアセスメント
リハビリテーションを受ける人
摂食・嚥下障害をもつ人の誤嚥性肺炎予防の
への看護②
ための援助計画の立案
リハビリテーションを受ける人
摂食・嚥下障害をもつ人の誤嚥性肺炎予防の
への看護③
ための援助
リハビリテーションを受ける人
中枢神経麻痺による運動機能障害と日常生活
への看護④
動作のアセスメント
リハビリテーションを受ける人
運動機能障害を持つ人の移動のための援助計
田中、他全員
20*
への看護⑤⑥
画の立案と援助
田中、他全員
21*
高齢者への看護①
肺炎をおこした高齢者のアセスメント
田所、他全員
高齢者への看護②③
肺炎をおこした高齢者への看護援助
田所、他全員
15*
16*
17*
18*
19
*
22
23
24
五十嵐、他全員
五十嵐、他全員
田中、他全員
田中、他全員
田中、他全員
田所、他全員
認知症をもつ人への看護①
認知症をもつ人の理解と看護の基本
13
田所、他全員
授業
項
回数
25*
目
認知症をもつ人への看護②③
26*
27
手術を受ける人への看護①②③
28
講義内容
担当者
認知症をもつ人への看護援助
田所、他全員
出会い・見る・話す・触れる
田所、他全員
周手術期看護の特徴
河田、他全員
術前の身体状態のアセスメントと術前訓練
29
30
手術を受ける人への看護④⑤⑥
手術中~術直後の援助
31
術直後の身体変化の予測と観察、ドレーンの
32
管理技術
33
河田、他全員
手術を受ける人への看護⑦⑧
術後の早期体動を促す援助
河田、他全員
35
手術を受ける人への看護⑨
手術を受けた人の全体像の作成
河田、他全員
36
手術を受ける人への看護⑩⑪
術後合併症の早期発見と予防、重症化を予防
河田、他全員
34
するための援助
37
38
手術を受ける人への看護⑫⑬
手術を受けた人への退院支援
河田、他全員
40
化学療法を受ける人への看護①
化学療法・放射線療法と看護の役割
平井、他全員
41
②
抗がん剤投与を受ける人への援助
42
化学療法を受ける人への看護③
骨髄抑制期にある人への援助
平井、他全員
43
④
44
終末期にある人への看護①②
緩和ケアと補完代替療法
平井、他全員
39
45
-
定期試験
【服装について】
回数欄に網掛けがされている部分は演習のためユニフォーム、ナースシューズを着用し、演習にふさわしい格
好で臨むこと。15~21 コマ、25・26 コマに関しては別途指示する。
【その他】
毎回、必ず iPad を持参すること。
14
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
専門科目
治療看護技術論Ⅱ
必修・選択
区分
3 単位
開講時期
授業形態
3 年次
必修
(こども・女性)
看護援助の方法
(30 時間)
科目担当者
演習
前期
オフィスアワー・場所
[科目責任者]小室佳文・鈴木祐子
[科目担当者]永島美香・成田みゆき・藤本薫・
各担当者研究室
田村知子・安藤美香・黒岩美幸・安田由美
女性の健康を「生涯を通じた健康」ととらえ、女性の生物学的側面のみならず、
心理社会的側面、文化的側面の視野から学習する。マタニティサイクルでは、妊娠・
分娩・産褥にある母子および子どもとその家族を対象として、健康な成長発達を促
進するための援助方法について学習する。また、子どもの成長発達段階に応じた知
識を学び、子どもと家族に特徴的な看護援助を実践するための思考過程を学ぶ。
(オ
ムニバス形式/全 45 回)
【1~23 回:女性】
授業概要
女性のライフステージにおける発達課題や健康課題、女性特有の健康障害(性差
医療)など、女性の生涯を通じた健康と看護について理解する。マタニティサイク
ルにおける母子とその家族のケアとより健康な生活に向けた看護を実践するために
必要な知識および看護技術を理解する。また、母子に看護援助を提供する上で必要
な思考過程について、TBL、グループ学習、シミュレーション学習により理解する。
【24~45 回:子ども】
子どもの発達段階、健康状態とその家族のおかれている状況を総合的に捉えて適
切な援助を実践するために、子どもの看護に必要な看護技術の根拠となる理論や知
識について理解する。そして、個々の子どもとその家族に適した援助を展開するた
めの思考過程を強化できるよう、シミュレーション学習を行う。
1.女性の健康を「生涯を通じた健康」ととらえることができる。
2.女性のライフステージにおける発達課題や健康課題、女性特有の健康障害(性
差医療)など、女性の生涯を通じた健康と看護について理解できる。
3.妊娠、分娩、産褥期の女性の生理的変化及び、新生児の生理的特徴を理解する。
4.周産期の母子とその家族の健康課題をアセスメントし、看護援助を実践するた
到達目標
めに必要な基本的知識・技術について理解する。
5.良好な母子関係、親役割獲得などの援助方法を理解する。
6.子どもの健全・健康な生活を支援する方法やシステムを理解する。
7.子どもが健康障害を持つこと、入院することが、子どもや家族にとってどのよ
うな体験であるかを理解する。
15
8.子どもの成長発達、健康障害の段階に応じた援助の特徴と方法について理解す
る。医療を受ける子どもと家族の診断・治療過程に伴う看護援助に必要な知識
と技術を理解し、その子どもの成長発達の特性、健康状態、家族のニーズを考
慮した適切な看護援助を実践するための方法を自ら考えることができる。
【女性】
系統看護学講座
母性看護学各論
デジタルナーシンググラフィカ
母性看護学2
教科書
医学書院
母性看護学①②
【子ども】
ナーシンググラフィカ
小児看護学①小児の発達と看護、小児看護学②小児看護技
術、中野綾美編、2013、メディカ出版.
系統看護学講座
小児臨床看護各論、奈良間美保他著、2011、医学書院.
【女性】
病気が見える 10 産科
第 3 版 メディックメディア
ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程
参考図書
ウェルネスからみた母性看護過程
第2版
第2版
根拠と事故防止からみた母性看護技術
医歯薬出版
石村
佐世正勝ほか
由利子ほか
医学書院
医学書院
【子ども】
こどものフィジカルアセスメント、小野田千枝子監修、金原出版.
病気の子どもへのプレパレーション、及川郁子他編、中央法規.
【女性】
定期試験
課題提出物
授業態度・参加状況
【子ども】定期試験 50%、
評価方法
課題・演習への取り組み姿勢(50%)
(遅刻は演習進行の妨げとなるため特別な事情がない限りは認めない。
)
【女性】
事前学習:授業ごとに課題を提示する。取り組んで授業に臨むこと。授業内容につ
いては、事前に教科書を読み、把握してください。
事後学習:学んだことを見直し、疑問点・不明な点等はオフィスアワーを利用し理
解を深めてください。
事前・事後学習
【子ども】
授業は、TBL とシミュレーション学習により実施します。
演習項目に沿って各フェーズの 1 週間前に事前課題、各フェーズ終了時に事後課題
を自主自学に掲示しますので、配布する演習ノートに沿って必ず授業毎に実施する
こと。実施内容・提出方法は授業のイントロダクションで説明します。
16
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
①女性の健康とヘルスプロモーション
②リプロダクティブヘルス/ライツ
1
女性の健康と看護(1)
③女性の健康とメンタルヘルス
④女性の健康と栄養
⑤女性の健康と制度・法律
①女性特有の問題、予防・看護
・女性特有の疾患(子宮がん.乳がん)と QOL
2
女性の健康とヘルスケア
・家族計画・望まない妊娠の防止
・性感染症の予防と看護
・不妊症の看護
鈴木・成田・藤本・
①周産期とは
田村・安藤・黒岩
②周産期における看護の役割
③周産期をとりまく社会の現状
3
④周産期医療システム
周産期看護の基礎
⑤周産期における生殖の構造・生理
⑥周産期の心理的特徴/新しい家族の誕生
⑦周産期と薬物
⑧周産期の健康診査
①母性看護における看護過程の考え方
4
母性看護過程
②ウェルネス型の看護診断
*課題:妊娠期のアセスメント
1)妊娠期の健康状態のアセスメント
5
正常な妊娠の経過とアセスメン
2)胎児発育および健康状態のアセスメント
ト
3)妊娠期のメンタルヘルスの特徴
1)妊娠初期・中期・末期の看護
成田・鈴木・藤本・
田村・安藤・黒岩
2)セルフケア向上のための援助
6
妊婦の生活とヘルスプロモーシ
3)親役割獲得の準備への援助
ョン・健康相談/健康教育
4)法的保護
5)健康教育・保健指導の実際
1)産褥経過
①全身状態のアセスメント
②生理的復古現象(退行性変化)のアセス
7
正常な褥婦のアセスメントと看
藤本・鈴木・成田・
メント
護
田村・安藤・黒岩
③進行性変化のアセスメント
④褥婦の心理社会的変化のアセスメント
*課題:子宮復古の初期アセスメント
17
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
2)産褥期女性の健康促進のための援助
①退行性変化の促進
②会陰部創傷治療の援助
③マイナートラブル緩和の援助
正常な褥婦のアセスメントと看
8
3)母乳育児と援助(正常からの逸脱含む)
護
藤本・鈴木・成田・
健康生活にかかわるセルフケア
1)日常生活の援助
支援
2)育児技術の習得
田村・安藤・黒岩
3)出産体験の想起(レビュー)
4)母乳育児に向けての支援
5)親性発達への支援
親子関係、家族関係のアセスメント
1)褥婦の精神状態
2)マタニティブルーズ
3)産後うつ病
9
産後のメンタルヘルスと看護
4)死産時・新生児死亡時の看護の役割
産後の母子・家族の健康支援
田村・鈴木・成田・
藤本・安藤・黒岩
1)産後 1 ヶ月までの健康支援
2)産後の届け出と母子保健施策
3)バースコントロール
1)新生児の生理(胎外生活への適応過程)
呼吸、循環、消化器系(栄養)
、ビリルビン
10
正常な新生児のアセスメントと
代謝と生理的黄疸、免疫、体温調節、原始
看護(1)
反射
黒岩・鈴木・成田・
藤本・田村・安藤
2)新生児看護の原則
3)日齢に応じた生理的変化
課題「子宮復古の初期アセスメント」
11
藤本・鈴木・成田・
褥婦における看護過程(1)
TBL について(担当教員の紹介)
田村・安藤・黒岩
*課題:褥婦と新生児の看護過程
1)分娩進行状態のアセスメント(分娩の 3 要
素)
12
分娩の経過と胎児の健康状態の
2)胎児の健康状態のアセスメント(胎児の
アセスメント
well-being の判断・胎児モニタリング・胎
児機能不全)
13
1)産婦の観察(陣痛・胎児心音聴取・腹部触
分娩期の看護
診)
18
田村・鈴木・成田・
藤本・安藤・黒岩
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
2)分娩進行に伴う産婦の看護(産痛緩和・
破水・医療介入)
3)分娩期における基本的欲求に対する看護
4)産婦および家族の心理と看護
*シミュレーション学習
4)身体の計測とアセスメント
14
正常な新生児のアセスメントと
黒岩・鈴木・成田・
5)出生直後の新生児のアセスメントと援助
看護(2)
藤本・田村・安藤
6)新生児期の看護
1)ハイリスク妊娠(ハイリスク妊婦)とは
2)妊娠(性)糖尿病
15
3)妊娠高血圧症候群
安藤・鈴木・成田・
妊娠期のハイリスクと看護
4)切迫流産と流産
藤本・田村・黒岩
5)切迫早産と早産
6)妊娠と感染症
16
褥婦における看護過程(2)
17
褥婦における看護過程(3)
*事例の看護過程
TBL
藤本・鈴木・成田・
田村・安藤・黒岩
*事例の看護過程
TBL
1)帝王切開術による出産(予定/緊急)
18
2)血栓性静脈炎
成田・鈴木・藤本・
3)子宮復古不全
田村・安藤・黒岩
異常分娩および異常産褥の看護
4)低出生体重児(正期産)
1)正常褥婦のフィジカルアセスメント
藤本・鈴木・成田・
19
*シミュレーション学習
田村・安藤・黒岩
正常な経過をたどっている褥
婦の看護
2)授乳の援助(乳房の観察・乳頭マッサー
成田・鈴木・藤本・
20
ジ・授乳時のポジショニング・ラッチオン)
田村・安藤・黒岩
*シミュレーション学習
3)正常新生児のアセスメント(観察)
黒岩・鈴木・成田・
21
*シミュレーション学習
藤本・田村・安藤
正常な経過をたどっている新生
児の看護
4)沐浴と保清、抱っこ、着替え、おむつ交
安藤・田村・鈴木・
22
換
成田・藤本・黒岩
*シミュレーション学習
23
鈴木・成田・藤本・
女性まとめ
1)生涯を通じた女性の健康
田村・安藤・黒岩
19
授業
回数
24
項
目
講義内容
担当者
「授業の進め方ガイダンス」
【子どもの授業のガイダンス】
・TBL、シミュレーション学習の方法
「これまでの授業の振り返り」
25
【看護対象論Ⅰ.Ⅱ、フィジカル
・TBL によるグループワーク、IRAT の実施
アセスメントの振り返り】
・小児看護の原則
グループワーク
26
課題1「子どもの看護の場における環境と管
「小児医療と子どもの看護」
理-小児病棟を設計してみよう―」
27
・子どもの生活と医療
課題1の発表
28
・小児病棟の設計図をみて看護の場の環境を
子どもと家族への看護援助の考
29
え方とシミュレーション学習オ
・子どものがんばりを引き出す技術
リエンテーション
オリエンテーション
30
・シミュレーションセンターの使用方法
小室、永島、安田
マネキン、各実習室の使用方法など
安藤、黒岩
課題2「外来受診時から入院直後の看護」
「子どもの治療看護技術①」
31
考える
内容:TBL によるグループワーク
急性期にある乳幼児期の子ども
シナリオシミュレーション学習
と家族の看護
・課題事例への日常生活援助
32
・観察の知識とアセスメント
課題3:「入院している子どもと家族の看護;
33
検査」
内容:TBL によるグループワーク
34
「子どもの治療援助技術②」
シミュレーション学習
検査・治療を受ける乳幼児期の子
・課題事例への援助:治療・処置
どもと家族の看護
(尿検査)
35
36
・腰椎穿刺、骨髄穿刺
課題3:
「入院している子どもと家族の看護;
「子どもの治療援助技術③」
治療」
小室、永島、安田
検査・治療を受ける乳幼児期の子
37
内容:TBL によるグループワーク
どもと家族の看護
シミュレーション学習
20
安藤、黒岩
授業
項
回数
目
講義内容
・課題事例への援助:輸液管理、与薬
課題4:
「入院している子どもと家族の看護;
38
課題事例に必要な治療、処置時の看
護」
「子どもの治療援助技術③」
39
子どもの症状に応じた看護
内容:TBL によるグループワーク
シミュレーション学習
・課題事例に必要な援助:
吸引(気管・口腔)
、酸素療法、吸入
40
課題6「課題事例の全体像と必要な援助」
内容:①課題事例全体像のグループ発表
41
実施した援助の振り返り
「子どもの治療援助技術の統合」
42
②課題事例への援助の実践
シナリオシミュレーションを実践
43
44
45
-
課題5「低出生体重児の看護技術」
「子どもの治療援助技術③」
低出生体重児の看護
内容:演習
・NICU 看護の実際
・ディベロップメンタルケア
定期試験
21
担当者
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
専門科目
治療看護技術論Ⅲ
開講時期
2 単位
授業形態
3 年次
必修
(精神)
看護援助の方法
演習
(30 時間)
科目担当者
前期
オフィスアワー・場所
[科目責任者]小林信
開講時に提示します
[担当教員]上野里絵、佐々木三和、寺岡征太郎
場所は講義担当者の研究室
精神障がいをもちながら地域で生活する人を対象として、エビデンスに基づく看護
援助を提供するために必要な知識・技術を学習する。特に、その人が生きる環境を
授業概要
整える方法、看護の対象と治療的援助関係を形成する方法、精神障がいをもちなが
ら生活する人々とその家族を支えるケアシステムについて、講義・演習を通して学
習する。
1. 精神の健康とは何か理解する
2. 精神疾患・障がいの回復過程に応じた看護について理解する
3. 精神科における治療的アプローチとしての看護、および治療的コミュニケーシ
ョンについて理解する
到達目標
4. 精神科における医療安全と人権擁護について理解し、看護の役割を認識できる
5. 当事者の体験を理解し、当事者主体の視点をもった看護について理解する
6. 精神障がいをもつ人の家族への看護について理解する
7. 以上をもとに、精神障がいをもつ人へのアセスメントとケアプランの立案がで
きる
教科書
特に指定なし。
随時、文献や資料を配布する。
デジタル
参考図書
評価方法
ナーシング・グラフィカ
35 巻 情緒発達と看護の基本
出口禎子(編集)
2013 年
メディカ出版
36 巻 精神障害と看護の実践
出口禎子(編集)
2013 年
メディカ出版
レポート、小テスト、授業態度(欠席日数を含む)
、定期試験などから総合的に評価
する。
事前学習:参考図書の該当箇所を読んでおくこと。
事前・事後学習
事後学習:講義で学んだ内容は教科書や配布資料で復習し、その都度理解しておく
こと。また、不明な点、理解できない部分については、オフィスアワーを利用して
担当教員に確認すること。
22
授業
項
回数
1
2
3
目
精神の健康と精神看護の対象
精神の健康の基本的な考え方
【講義】
精神医療および精神看護の対象の理解
精神機能と症状のアセスメント
10
精神機能および精神症状の種類と特徴
小林信
【講義】
精神医療の歴史的背景
治療的援助関係【講義】
9
小林信
精神機能と症状のアセスメント
5
8
精神健康の基準および客観的評価
【講義】
精神医療の歴史【講義】
7
小林信
わが国の精神医療に関する政策の動向と課題
看護師-患者関係の展開
小林信
対象の自己決定と自律を促す看護
小林信
統合失調症の特徴と治療およびその看護
小林信
オレム・アンダーウッドのセルフ
ケア理論【講義】
統合失調症とその看護(1)
【講義】
統合失調症とその看護(2)
小林信
【演習】
当事者の体験
統合失調症とその看護(3)
当事者主体の視点をもった看護のあり方
上野里絵
佐々木三和
寺岡征太郎
【演習】
気分障害とその看護(1)
【講義】
気分障害の特徴と治療およびその看護
11
担当者
小林信
4
6
講義内容
上野里絵
気分障害とその看護(2)
【演習】
不安障害、身体表現性障害、強迫性障害、
12
神経症やストレス関連障害と
心因反応、解離性障害の特徴と治療および
小林信
その看護【講義】
その看護
13
14
摂食障害とその看護【講義】
摂食障害の特徴と治療およびその看護
パーソナリティ障害とその看護
パーソナリティ障害の特徴と治療およびその
【講義】
看護(境界性パーソナリティ障害を中心に)
佐々木三和
物質関連障害の特徴と治療およびその看護
15
物質関連障害とその看護【講義】
16
発達障害とその看護【講義】
17
佐々木三和
小林信
(アルコール関連障害を中心に)
発達障害の特徴と治療およびその看護
上野里絵
(自閉症スペクトラムを中心に)
その他の精神障がいとその看護
器質性精神障害、症状性精神障害等の特徴と
【講義】
治療およびその看護
小林信
23
授業
項
講義内容
担当者
統合失調症患者へのセルフケア
統合失調症の特徴的な症状を呈する患者への
小林信
援助(1)
【演習】
セルフケア援助の実際(幻覚妄想、無為自閉
上野里絵
統合失調症患者へのセルフケア
など)
佐々木三和
援助(2)
【演習】
仮想幻覚体験演習(DVD 視聴)
寺岡征太郎
回数
18
19
目
社会復帰に向けて行われる治療(デイケア・
20
精神科で行われる治療と看護
作業療法等)
・認知行動療法・社会技能訓練等
小林信
(1)
【講義】
の実際とその看護
21
精神科で行われる治療と看護
薬物療法の実際と看護師の役割
小林信
(2)
【講義】
患者の安全を守る技術と看護師の役割
22
暴力や自殺の問題【講義/演習】
23
家族支援【講義/演習】
24
リエゾン精神看護【講義/演習】
寺岡征太郎
行動制限を受ける患者への看護援助
精神障がいをもつ人の家族に対する看護援助
上野里絵
コンサルテーション・リエゾン精神看護の
寺岡征太郎
理念、およびその機能と役割
小林信
25
事例のアセスメントとケアプランの立案
上野里絵
看護過程の展開(1)
【演習】
(退院支援と地域生活に向けて)
佐々木三和
寺岡征太郎
26
27
28
医療者としての姿勢や態度を考
小林信
える(1)
【演習】
「カッコーの巣の上で」の映画鑑賞を通して
医療者としての姿勢や態度を考
の考察
上野里絵
佐々木三和
寺岡征太郎
える(2)
【演習】
アドボケーターとしての看護の
精神科看護における倫理とインフォームド・
役割【講義/演習】
コンセント
寺岡征太郎
小林信
29
事例のアセスメントとケアプランの立案
上野里絵
看護過程の展開(2)
【演習】
(退院支援と地域生活に向けて)
佐々木三和
寺岡征太郎
小林信
30
上野里絵
看護場面の再構成【講義/演習】
再構成(プロセスレコード)の活用法
佐々木三和
寺岡征太郎
-
定期試験
24
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
専門科目
開講時期
2 単位
授業形態
3 年次
災害看護論
必修
前期
科目担当者
山﨑
達枝
講義
15 時間
グローバルヘルス
オフィスアワー・場所
場所:講義担当者研究室 第一看護学科棟
5 階 507 号室
自然災害や人的・特殊災害等、地域あるいは国内だけでは対応が困難となる予測不能な災
授業概要
(教育目標など)
害が、人々の健康生活に影響を及ぼす影響を理解し、被災者、被災地域への支援を実践す
るための災害に関する基本的な知識を学ぶ。そして、災害支援活動における看護の役割を
理解し、国内外で発生する災害により生命や健康生活への被害を少なくするための予防か
ら災害後の看護活動について学ぶ。
1.国内外で発生する災害の現状と今日的課題について説明できる
2.災害医療・看護の概念、災害時の健康障害について理解する
到達目標
3.災害被災者を支える法・制度を理解する
4.災害時の人々の生命や健康障害を支えるために、災害看護の特殊性、災害サイクルに
応じた看護師・保健師の役割について理解できる。
5.国や地域における組織的、制度的災害対策について理解できる
教科書
参考図書
評価方法
事前・事後学習
災害現場でのトリアージと応急処置
ナーシンググラフィカ
災害看護
山﨑
2014 年
達枝
2009 年
日本看護協会出版会
メディカ出版
定期試験:80%
授業態度:20%
事前学習:教科書・参考図書はしっかりと読んでから受講すること。
事後学習:講義で伝えた内容はもう一度復習すること。
25
授業
項 目
回数
1
講義内容
担当者
近年の国内外の災害発生の現状と今日的課題
災害・災害看護の概要
1
災害医療とは、災害の定義
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
災害の分類
災害の種類と特徴的な疾患
2
災害・災害看護の概要
2
災害医療と救急医療の相違点
病院での備えと役割
3
4
5
6
7
8
9
災害・災害看護の概要
3
災害サイクルと災害医療の特徴
災害発生時の社会の対応や仕組み
災害と法律
災害・災害看護の概要
災害看護とは
3
災害看護の定義と特殊性
災害発生時の社会の対応や仕組み
災害看護の対象者
災害サイクル別看護
災害サイクルと看護活動現場の違い
1
急性期
災害時要援護者
急性期の看護職の役割
災害サイクル別看護
2
トリアージ
急性期
C・S・C・A・T・T・T
トリアージタッグの書き方
避難所
災害サイクル別看護
被災者に対する安全な環境
3
福祉避難所
災害サイクル別看護
4
在宅被災者の健康問題
亜急性期~慢性期
災害サイクル別看護
仮設住宅による健康問題
5
復興期の健康問題
復旧・復興期~静穏期
災害への備え
協働のあり方とは
10
地域における多職種との連携
11
精神衛生
1
被災者のこころのケア
山﨑
達枝
12
精神衛生
2
救援者のこころのケア
山﨑
達枝
13
精神衛生
3
山﨑
達枝
14
地域外からの救援活動
山﨑
達枝
山﨑
達枝
15
-
職種横断的連携
遺族のこころのケア
DMORT 活動紹介
災害支援ナースの活動紹介
1
国内災害における災害看護活動 GO・NGO(NPO)
地域外からの救援活動
2
自然災害における国際援助活動の実際
定期試験
26
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
開講時期
区分
(2015 年度)
りの時間)
専門科目
看護研究法
看護の統合
2 単位
必修
(15 時間)
3 年次
授業形態
講義
前期
科目担当者
オフィスアワー・場所
講義日の授業終了後から放課後
岡谷
恵子
第一看護学科棟1階
学科長室
メールでも質問等可:[email protected]
この科目では、看護学における研究の基本的な考え方、研究のデザインと研究プロセス、
研究のまとめ方や発表の仕方、研究の倫理的問題とその対応について学習し、研究の基礎
授業概要
的な知識を習得する。またこれらの学習を通して、看護研究が看護の理論の発展とどう関
(教育目標など)
係しているのか、看護実践にどう役立てられるのかについて考えることができ、看護専門
職に必要な研究的思考を身につけることを目指す。
1.看護における研究の意義や役割を述べることができる
2.研究のデザインと研究プロセスについて理解できる
3.研究計画を立て、研究計画書作成までのプロセスを理解できる
到達目標
4.データ分析の方法を理解できる
5.研究論文のまとめ方を理解できる
6.研究の倫理的問題とその対応について述べることができる
・南裕子編集:看護における研究、日本看護協会出版会、2008 年
教科書
・川村佐和子編集:ナーシング・グラフィカ基礎看護学④、看護研究、メディカ出版、2014
年(iPad にインストールされている教科書)
・数間恵子、岡谷恵子、河正子著:看護研究のすすめ方、よみ方、つかい方(第 2 版)
、日
参考図書
本看護協会出版会、1997 年
・大木秀一著:基本からわかる看護統計学入門、医歯薬出版株式会社、2008 年
評価方法
定期試験 70%、小テスト 30%
毎回の授業で、次の授業の範囲を提示するので、必ず教科書を読んで予習をしてくること。
授業の後で、授業内容に関連した研究文献を提示するので、必ずその文献を読んで復習す
事前・事後学習
ること。
「看護研究法」の授業では、専門用語が多く出てくるので、質問したり、自分で調べたり
して、研究に関する専門用語を理解できるように努力すること。
27
授業
項
回数
1
目
講義内容
授業科目のオリエンテーション
・研究とは何か
看護における研究の役割
・看護における研究の重要性
担当者
岡谷恵子
・研究と看護の実践の関係
疑問から研究課題へ
・研究プロセスの概観
・研究課題の見つけ方、絞り方
2
・研究課題から見た研究のタイプ
岡谷恵子
(因子探索研究、関係探索研究、関連検証
研究、因果仮説検証研)
研究デザイン
3
・質的研究と量的研究の概観
・実験研究、仮説検証型研究、実態調査研究
岡谷恵子
4
の特徴
・質的・帰納的研究の特徴
研究プロセス
・文献検討の意義
・文献資料の活用のしかた
5
岡谷恵子
・文献の読み方、整理方法
・概念枠組みと仮説設定
研究プロセス
6
・研究方法の選定
(対象の選定、標本の抽出、変数の測定方
岡谷恵子
法の選定)
7
8
9
10
研究プロセス
・データの収集
岡谷恵子
・データの分析
研究計画書作成のプロセス
・研究計画書の意義と作成上の留意点
岡谷恵子
・研究計画書の形式
研究論文の書き方
・研究論文の構成方法と留意点
岡谷恵子
・研究発表の形式
具体的な研究例を読む
・事例研究、実態調査研究、実験研究につい
11
てそれぞれ研究例を読み、研究例を通して、
12
研究プロセスを具体的に学ぶ
13
研究の倫理
岡谷恵子
・研究の倫理的問題
岡谷恵子
・研究における倫理的配慮
14
看護研究における測定用具
・看護の現象を測定できる主な尺度
岡谷恵子
15
看護研究を行うための課題
・研究活動にとって重要な態度や態勢
岡谷恵子
-
定期試験
28
科
目
単位数
科目区分
(時間)
専門科目
選択区分
2 単位
開講時期
3 年次
保健行政論
自由
(30 時間)
コミュニティヘルスケア
科目担当者
授業形態
講義
(前期)
オフィスアワー・場所
毎回講義終了後に森山研究室503にて
森山幹夫
それ以外にも随時
基本的な行政の成り立ち、仕組みについて理解し、特に保健医療福祉行政の目的及び理念について
学習する。現代社会における保健医療福祉行政が担う役割、行政の行う保健医療福祉の活動と民間
等との役割分担などについて、人間の安心安全な生活を実現する保健医療福祉の理念や基本的理論
を通じて教授する。さらに、保健分野の具体的施策を学び、国、都道府県及び市町村などの役割を
授業概要
理解するとともに、保健医療福祉サービスを評価し、調整する基本的知識と能力を養う。加えて、
地方公共団体等が実施する行政施策の計画・策定・実行・評価の各段階の基本的知識及び技能を学
ぶことにより保健医療福祉各分野における保健師・看護師の役割と地域活動の基礎的知識と能力を
養う。
保健師または看護師として行政を理解し、各種社会的資源や制度を活用し、住民の保健水準の向上
教育目標
のために各施策と連携をとって活動できる資質を養う。
国や都道府県、市町村の行政の仕組みの理解と保健及び周辺分野の制度と社会資源の把握能力、地
到達目標
域住民へそれらを説明する能力を獲得する。
教科書
参考図書
ナーシンググラフィカ 健康と社会・生活
系統看護学講座
看護関係法令
メディカ出版
医学書院
毎回の出席・ミニレポート 50%
評価方法
定期試験 50%
事前学習:教科書の該当箇所は必ず読んでから受講すること。
事前・事後学習
事後学習:講義で学んだ内容をノートに整理し、自分の考えをまとめること。ミニレポートを課す。
事後学習には 30 分以上の時間を充てること。
29
授業
回数
項目
講義内容
担当者
1
保健行政論の全体像
保健行政の全体について概要を把握
森山
幹夫
2
行政の意味と保健における位置づけ
行政とは何か行政機関・職員とは何かの理解
森山
幹夫
3
保健行政における国・都道府県
国と地方の役割分担と連携
森山
幹夫
4
保健行政における市町村の役割
住民に身近な行政の役割内容と重要性
森山
幹夫
5
保健行政における財政の役割
保健システムを動かす各種財源の理解
森山
幹夫
6
保健行政における各種計画Ⅰ
医療計画を始め保健分野の計画
森山
幹夫
7
保健行政における各種計画Ⅱ
福祉や介護などの各種計画における保健活動
森山
幹夫
8
保健行政における各種計画Ⅲ
計画の策定、実施、評価経過と看護職の役割
森山
幹夫
9
保健行政における各種機関の役割
保健の周辺にある各種機関の役割と連携
森山
幹夫
10
保健行政における各種資格の役割
保健行政における各種資格の役割と連携
森山
幹夫
11
人材確保行政の概要
保健医療福祉における人材確保行政の重要性
森山
幹夫
12
保健行政における住民の位置づけ
主権者及び利用者としての住民概念の理解
森山
幹夫
13
保健行政における住民の主体性
住民のエンパワメントの行政上の重要性
森山
幹夫
14
行政における民間団体の役割
看護協会やNPO等の理解と役割分担
森山
幹夫
15
保健行政のまとめ
保健行政論の講義のまとめと理解の深化
森山
幹夫
-
定期試験
30
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
専門科目
地域看護学演習Ⅰ
(保健指導の理論)
1 単位
3 年次
自由
コミュニティヘルス
演習
30 時間
前期
ケア
科目担当者
オフィスアワー・場所
◎黒田眞理子、吉岡京子
講義終了後・研究室
〔協力者〕成瀬和子
地域で生活するすべての人を対象とし、健康を保持・増進し、健康障害を予防し健
授業概要
康増進に寄与する公衆衛生看護活動の基礎を理解する。シミュレーション教育を通
して、ライフステージや疾病を考慮した家庭訪問、保健指導について理論と方法を
学習する。
1.主に個人とその家族に対する健康問題のアセスメントについて習得し、模擬的に
展開することができる。
到達目標
2.ライフステージや疾病を考慮した家庭訪問や健診等における援助方法について習
得し、模擬的に展開することができる。
3.ライフステージや疾病を考慮した保健指導における援助方法について習得し、模
擬的に展開することができる。
標準保健師講座 1
教科書
標準保健師講座
地域看護学概論
第3版
医学書院
3 対象別公衆衛生看護活動 第3版
医学書院
その他必要な資料は、適宜指定する
参考図書
系統看護学講座 専門基礎分野
健康支援と社会保障制度[2] 公衆衛生第 13 版
医学書院
出席・課題・試験の総合評価
評価方法
なお、欠席と遅刻は減点とする。遅刻 2 回で、欠席 1 回と見なす。
再試験は実施しません。
事前に必ずテキストを読んで内容をよく理解しておくこと。
事前・事後学習
毎回講義時に、ミニテストを行う。
事後に重要事項をまとめておくこと。
事前学習 1.5 時間
・
事後学習
31
0.5 時間
授業
項
回数
1
目
講義内容
オリエンテーション
オリエンテーション
地域における感染症発生時の対
地域における感染症発生時の対応方法につい
応について
て学ぶ。
担当者
黒田・成瀬・吉岡
感染症に罹患した患者本人とその家族への支
2-5
感染症患者とその家族への支援
6
地域における育児支援について
黒田・成瀬・吉岡
援方法について学ぶ。
地域における妊娠・出産・育児の切れ目ない
黒田・成瀬・吉岡
支援について学ぶ
家庭訪問や健診を通して、地域で生活する新
7-10
新生児および乳幼児とその親へ
生児および乳幼児とその親への支援方法につ
黒田・成瀬・吉岡
の支援
いて学ぶ。
健診結果の事後相談における成
健診結果の事後相談における成人に対する支
人への支援について
援について学ぶ。
健診結果の事後相談における成
健診事後相談場面を通して、成人に対する保
14
人への保健指導
健指導方法について学ぶ。
15
まとめ
-
定期試験
11
12-
黒田・成瀬・吉岡
黒田・成瀬・吉岡
黒田・成瀬・吉岡
32
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
専門科目
開講時期
4 単位
3 年次
看護展開実習Ⅰ(成人)
必修
看護援助の方法
(180 時間)
科目担当者
授業形態
実習
後期
オフィスアワー・場所
◎平井和恵、河田照絵、田中瞳、山岸直子、
随時・教員研究室及び実習場所
五十嵐涼子
健康問題をもつ成人期にある人およびその家族に対する、個別性を尊重した看護を
実践できる能力を養うことを目的とする。具体的には、成人期にある入院している
授業概要
人を受け持ち、援助的関係を形成するとともに、健康問題や健康レベルが、身体的・
心理的・社会的側面に及ぼす影響について学ぶ。さらに、その人にとって最適な健
康状態をめざした根拠に基づいた援助を実践し、行った看護について考察する。
【看護展開実習Ⅰの到達目標】
【看護展開実習Ⅰa(周手術期にある人を受け持つ実習)
】
周手術期(術前、術中、術後)にある人と家族に対して、根拠に基づいた看護実
践ができる基本的能力を養う。
1)手術を受ける人とその家族を身体的、心理的、社会的側面から理解し、その特
性について説明できる。
2)術前の心身の準備を整える援助について説明できる。
3)心身の回復を促進するための援助を行うことができる。
4)対象者の退院後の生活を踏まえて、退院に向けた援助について説明できる。
5)保健医療チームにおける看護師の役割を理解し、看護者としての基本的な態度
を身につけることができる。
到達目標
【看護展開実習Ⅰb(慢性的な健康問題を持つ人/リハビリテーションの必要な人/
緩和ケアの必要な人を受け持つ実習)
】
慢性的な健康問題を持つ人/リハビリテーションの必要な人/緩和ケアの必要な人
や家族に対して、根拠に基づいた看護実践ができる基本的能力を養う。
1)慢性的な健康問題や障害を持ちながら生活する人とその家族を身体的、心理的、
社会的側面から理解し、その特性について説明できる。
2)対象の置かれた状況、セルフケア能力をアセスメントしながら、生活と療養の
折り合いをつけることを支援できる。
3)症状、機能障害、ADL のレベルに合わせた日常生活の援助を行うことができる。
4)長期的な視点を持って、退院支援について説明できる。
5)保健医療チームにおける看護師の役割を理解し、看護者としての基本的な態度
を身につけることができる。
33
教科書
参考図書
これまでの学習で使用したテキスト、資料
必要に応じて紹介する
実習目標の達成度、実習に取り組む姿勢・態度、記録・レポート等により総合的
に評価する。
・看護展開実習Ⅰa、看護展開実習Ⅰb の実習で、各々60 点以上取ることで看護展開
実習Ⅰの単位認定がされる。
・評価の対象は看護展開実習Ⅰa、看護展開実習Ⅰb のそれぞれで 2/3 以上出席した
ものを評価の対象とする。
評価方法
・実習目標と評価の視点に則り、到達目標の達成状況、実習への取り組みの姿勢・
態度、実習記録の内容、カンファレンスへの参加度、面接、出席状況などから総
合的に評価を行う。
・評価は A、B、C、D の 4 段階で行い、A、B、C を合格とする。
※原則として補習実習は行わない。
事前・事後学習
実習オリエンテーション時に提示する
34
実習内容と方法
*詳細については看護展開実習Ⅰ(成人)実習要項を配布し、実習オリエンテーション時に説明を行う。
実習期間)平成 27 年 9 月 28 日~平成 28 年 2 月 5 日までの期間で配置された 4 週間
※上記の期間の中で看護展開実習Ⅰa、看護展開実習Ⅰb の実習で各々に 2 週間ずつ実習を行う。
実習施設)東京医科大学病院、東京医科大学八王子医療センター
実習場所)東京医科大学病院、東京医科大学八王子医療センターの配置された病棟
*受け持ち対象者が ICU 等に入室する場合には、学生も実習場所を移動する。その他、受け持ち対象者の
状況に応じて外来・透析室・リハビリ室・各種検査室・栄養相談室等に同伴することがある。
実習時間)
実習施設により異なるため要項参照
実習方法)1)以下 2 つの方法で、各々につき 2 週間の実習を行う。
・看護展開実習Ⅰa:周手術期にある人を受け持って学ぶ
・看護展開実習Ⅰb:慢性的な健康問題をもつ人/リハビリテーションの必要な人/緩和ケアの必要な
人を受け持って学ぶ
2)各実習につき、対象者 1 名以上を受け持ち、看護過程を展開する。
3)日々の学習課題(看護目標・学習目標)について予め行動計画を作成し、教員・指導者の助言のもと
実習をすすめる。
4)必要な看護技術の習得に努める。
5)カンファレンスを通して学ぶ。
実習スケジュール)
1 週目
内容
2 週目
内容
月
オリエンテーション、受け持ち開始
月
病棟実習
火
病棟実習
火
病棟実習
水
学内日
水
病棟実習
木
病棟実習
木
病棟実習・病棟最終カンファレンス
金
病棟実習
金
学内日
*患者の状態によっては必ずしもスケジュール通りではない
35
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
専門科目
看護展開実習Ⅱ
必修・選択
区分
4 単位
開講時期
3 年次
必修
(老年・在宅)
(45 時間)
看護援助の方法
科目担当者
授業形態
実習
後期
オフィスアワー・場所
[科目担当者]春日広美
[担当教員]小野恵子、川野英子
[協力者]田所
実習オリエンテーションにて提示する
良之
高齢者、および在宅で療養生活をおくる人とその家族に対する看護を実践的に学習
し、これらの人々への看護のあり方を理解するとともに、関連する他職種との連携の
実際から看護の役割、専門性を考察する。老年実習では、高齢者の特徴をふまえた看
護の展開を理解し、在宅の実習では、在宅療養の特徴をふまえた看護の提供の実際を
理解する。下記に各実習の概要を示す。
【老年看護実習】2 単位
・健康上ならびに生活上の支援を要する高齢者への看護実践を通して、老年期にある
授業概要
人々への看護のあり方を理解する。
・高齢者の特徴をふまえた看護を計画・実施・評価する基礎的能力を養い、適切なア
セスメントと看護の方法を修得することができる。
・高齢者とその家族への支援における保健・医療・福祉の多職種連携、ならびに、看
護の役割・機能と専門性について理解を深める。
以上を目的とした実習を行う。
【在宅看護実習】2 単位
在宅療養者と家族に対する在宅ケアの実際について、訪問看護サービスを通してそ
の展開方法を知り、在宅における看護の提供方法を理解する。また、在宅ケアシステ
ムにおける看護の役割と専門性について、他職種との連携の実際から理解する。
【老年看護実習】
1)高齢者の全体像を 5 つの側面(からだ、こころ、かかわり、暮らし、生きがい)か
ら統合して理解できる。
2)高齢者の健康で心豊かな生活を支援する看護実践を通して、適切な援助について理
解できる。
到達目標
3)高齢者を支援する多職種の役割と連携、ならびに、多職種連携における看護の役割・
機能と専門性について理解できる。
4)生活の場の変化に応じた高齢者とその家族へのケアや社会資源の活用、継続看護の
必要性を理解できる。
36
【在宅看護実習】
1)療養者の健康障害と生活、および家族の生活への影響が理解できる。
2)在宅で療養生活をおくることを支える看護の援助を理解できる。
3)療養者や家族をサポートするケアシステムと在宅におけるチームケアの実際が理解
できる。
4)在宅で看護を提供する上での適切な態度がとれる。
ナーシンググラフィカに加えて、以下のテキストを使用する。
・看護学テキストシリーズ NiCE 老年看護学概論
教科書
「老いを生きる」を支えることと
は,正木治恵・真田弘美編,2011,南江堂.
・家族看護学
理論と実践第 4 版,鈴木和子他,2012,日本看護協会出版会.
・在宅看護学第 4 版増補版,波川京子編,2014,クオリティケア.
・看護学テキストシリーズ NiCE 老年看護学技術
最後までその人らしく生きること
を支援する,真田弘美・正木治恵編,2011,南江堂.
・パーフェクト臨床実習ガイド -ライフステージに沿った看護技術と看護の展開- 老
参考図書
年看護実習ガイド,正木治恵編,2007,照林社.
・根拠がわかる在宅看護技術第2版
岡崎美智子編
メジカルフレンド社
・写真でわかる訪問看護改訂第2版
押川眞喜子監修
インターメディカ
2013
2013
他、必要時に提示する。
実習の目的・到達目標に基づき、以下の視点で総合的に評価する。
・実習状況(出席/欠席日数、遅刻・早退、記録の内容、カンファレンスでの発言、
評価方法
実習態度、学習への努力)
・実習レポートおよび実習自己評価表
※本科目の単位認定では、老年看護実習、在宅看護実習ともに合格点である必要があ
る。
【老年看護実習】
<事前学習>実習では、看護学的知識と技術、医学的知識、医療保健福祉制度の知識
に加え、学際的な知識を総合的に活用する必要がある。特に高齢者看護の特徴や支援
に関連する、これまでの学習内容を十分復習しておくこと。
<事後学習>受け持ち高齢者の看護を通して、興味をもった学習課題について探究的
に自己学習を行い、また、実習における今後の自己の課題を明らかにすること。
事前・事後学習
【在宅看護実習】
<事前学習>在宅看護論は統合分野の科目であるため、実習ではこれまでに学んだ医
学、看護の知識と技術が必要である。実習前には、家族看護論、在宅看護援助論の復
習のみならず、特に在宅と関連の深い、基礎、成人、精神、小児、老年、地域看護学
で学んだ知識と技術を復習して実習に臨む。
<事後学習>実習後に明らかになった個々の学習課題について、テキスト、文献等で
復習し、他の実習や次の学習へ発展させる。
37
実習内容と方法
【老年看護学実習】
■実習場所:附属病院/サービス付き高齢者向け住宅
■実習方法
病院入院中、あるいはサービス付き高齢者向け住宅利用中の高齢者を受け持ち、看護計画を立て、看護にあたる。
また、ケアの実践を通して、他職種の役割・機能、ならびに多職種連携について理解を深める。
■実習期間
平成 27 年 9 月 28 日(月)~平成 28 年 2 月 5 日のうちの 2 週間/グループ
■実習スケジュール(例)
1 週目
内
容
2 週目
内
容
月
オリエンテーション・演習(学内実習)
月
臨地実習(病院/高齢者向け住宅)
火
臨地実習(病院あるいは高齢者向け住宅)
火
臨地実習(病院/高齢者向け住宅)
水
臨地実習(病院あるいは高齢者向け住宅)
水
臨地実習(病院/高齢者向け住宅)
木
臨地実習(病院あるいは高齢者向け住宅)
木
臨地実習(病院/高齢者向け住宅)
金
臨地実習(病院あるいは高齢者向け住宅)
金
実習の統合まとめ・個人面接(学内実習)
※祝日が入る場合はスケジュールを調整する予定。参考 2015 年度の祝日 10/12(月):1 週目、11/3(火):1 週目、11/23(月):2 週目、1/11(月):1 週目
■実習内容
①臨地での実習 1 日目は、臨地の看護責任者あるいは実習指導者より、病院/病棟や施設の概要・看護体制等、実習
にあたって必要な内容についてのオリエンテーション、ならびに、受け持ち高齢者の説明と紹介を受ける。
②臨地での実習 1、2 日目は臨地の実習指導者に同行し、実践している看護の実際を見学、あるいは、実習指導者の指
導・見守りのもと実施することを通して、情報収集・アセスメントを行い受け持ち高齢者への看護のあり方を理解
する。
③臨地での実習 3 日目以降は、自ら受け持ち高齢者への看護を計画し、臨地の実習指導者の確認・指導のもとで、看
護チームの一員として受け持ち高齢者の看護援助を展開していく。また、臨地での実習 3 日目午後に、臨地施設内
で計画立案および検討の時間を設ける。
④受け持ち高齢者の情報取集、アセスメント、看護計画立案、看護実践の展開と評価に関しては、適宜、臨地の実習
指導者および教員の指導を受ける。
⑤実習期間中、2 週目に臨地の実習指導者をまじえて臨地でのカンファレンスを行い、質疑応答・アドバイスを通して
学びを深める。
⑥実習最終日の統合まとめにおいては、病院および施設での高齢者の状況・看護・学びをグループで共有し、学びを
得る。
■実習記録
1. 全体像把握用紙,看護計画用紙(実習 3 日目以降毎日提出)
2.日々のワークシート(毎日提出)
3.実習サマリー(臨地でのカンファレンス、および、学内での統合まとめに使用)
4.ケーススタディ(実習終了後提出。提出期限はグループ毎に別途設定)
38
実習内容と方法
【在宅看護実習】
■実習場所:東京都内の訪問看護ステーションまたは病院の訪問看護部
■実習方法
各実習場に学生 1~2 名を配置し、看護師や理学療法士と在宅療養者宅へ同行して学習する。
■実習期間
平成 27 年 9 月 28 日(月)~平成 28 年 2 月 5 日(金)のうちの 2 週間
■実習スケジュール
1週目
内
容
2週目
内
容
月
オリエンテーション・演習(学内実習)
月
臨床実習(訪問看護)
火
臨床実習(訪問看護)
火
臨床実習(訪問看護)
水
臨床実習(訪問看護)
水
臨床実習(訪問看護)
木
臨床実習(訪問看護)
木
臨床実習(訪問看護・臨床カンファレンス)
金
臨床実習(訪問看護)
金
実習のまとめ・カンファレンス(学内実習)
※実習期間中に祝日が入る場合は、1 週目の月曜日は臨地での実習になる。
■実習内容
①訪問看護ステーションの運営・管理・および実習に際して療養者や家族に対する配慮などに関する説明を実習指導
者から受ける。
②ケアマネージャーから利用者のケアプランの立案の実際について説明を受ける。
③当日訪問する利用者に関する情報を、記録や実習指導者、同行する看護師から得る。
(臨床実習 2 日目以降はある程
度前日に記録などから情報を得ておく)
④同行訪問する看護師の療養者・家族への援助の実際を見学、または実習指導者・同行看護師の指示により援助を実
践して訪問看護の実際を学ぶ。
⑤療養者への援助の実際の中から、在宅看護の特徴を考察する。
⑥療養者への在宅ケアチームの活動を通して、在宅ケアシステムの中での訪問看護の役割と専門性、関連職種、関連
機関との連携の実際を学ぶ。
■実習記録
1. 毎日提出:その日の実習で学んだこと。
2. 実習終了時:ケース記録(1ケース)
、レポート「在宅看護論実習での学び」
。
※基本的に記録は e 自主自学内で提出・閲覧する。
39
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
専門科目
看護展開実習Ⅲ
必修・選択
区分
2 単位
開講時期
3 年次
必修
(こども)
実習
(45 時間)
看護援助の方法
科目担当者
授業形態
後期
オフィスアワー・場所
[科目責任者]小室佳文
実習当日
[担当教員]永島美香、安田由美、安藤美香
実習施設
成長発達する子どもとその家族の健康生活ならびにニーズ、健康問題を理解し、個々
授業概要
の子どもの発達段階や健康段階に応じた基本的な看護方法を体験し習得する。
また、子どもや家族に関わる看護の場を体験することで、保健、医療、福祉、教育にお
ける子どもの看護の機能を学ぶ。
1.子どもの健康状態と発達の状況を把握できる。
2.子どもの生活背景や家族の状況を把握できる。
到達目標
3.子どもの身体的・心理的・社会的な看護上の問題を把握し援助を実施できる。
4.子どもの発達段階、生活歴、個性、疾病や治療を考慮した生活の援助ができる。
5.子どもが生活するあらゆる場における看護の機能を考察できる。
教科書
なし
・デジタルナーシンググラフィカ(メディカ出版)
・系統看護学講座
小児看護学Ⅰ
小児看護学概論
・看護学テキストシリーズ NiCE 小児看護学概論
参考図書
小児臨床看護総論(医学書院)
子どもと家族に寄り添う援助
改訂
子どもと家族の力をひきだす技
改訂
第 2 版(南江堂)
・看護学テキストシリーズ NiCE 小児看護技術
第 2 版(南江堂)
評価方法
・新体系
看護学全書
小児看護学①小児看護学概論
小児保健(メヂカルフレンド社)
・新体系
看護学全書
小児看護学②健康障害をもつ小児の看護(メヂカルフレンド社)
目標の到達度(自己評価表参照)80%、最終カンファレンスの態度・討議内容 10%
最終レポート 10%
40
子どもの看護に関して
・3 年前期までの学習内容を復習して臨んでください。
・実習後は、文献を活用して実習内容を振り返り、自分の行った看護援助や観察したこ
事前・事後学習
とを、意味づけ、考察しましょう。
自己の課題に関して
・学習者として、自己の課題をもって実習に臨みましょう。
・実習後は、次の実習でとりくむ自己の課題を明確にしましょう。
実習内容と方法
実習期間
平成 27 年 9 月 28 日(月)~平成 28 年 2 月 5 日(金)における 2 週間
実習場所
東京医科大学病院、東京医科大学八王子医療センター、島田療育センター
実習方法
1.小児病棟や障害児施設において健康障害のある子どもを受け持ち、全体像の把握、看護計画立案・実施・評価の過
程において、可能な限り子どもへの看護援助を実践する。
2.小児科外来において、子どもや家族とコミュニケーションをとり、可能な範囲で診察・処置に参加する。
3.小児科外来と障害児施設では、可能ならば訪問看護に参加する。
4.各施設の学びをグループ全体で共有し、様々な発達段階、健康状態、場における子どもの看護を話し合う。
実習スケジュール
小児病棟、小児科外来、障害児施設の病棟・外来・デイケアいずれかをローテーションし、最終金曜日は学内で最
終カンファレンスを行う。詳細なスケジュールは実習前のオリエンテーションで提示する。
41
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
専門科目
看護展開実習Ⅳ
開講時期
2 単位
3 年次
必修
(母性)
看護援助の方法
授業形態
実習
(45 時間)
後期
科目担当者
オフィスアワー・場所
科目責任者:鈴木祐子
担当教員:成田みゆき、藤本薫、田村知子、
必要に応じて、各研究室
安藤美香、黒岩美幸
ライフスタイルの多様性をふまえ、女性のライフサイクルにおける支援の実際に参
授業概要
加し、母性看護の役割を考察する。特に、周産期における母子とその家族を対象と
して、より健康な生活を目指した看護実践能力を養い、加えて母子と家族に必要な
母性看護の役割を考察することを目的とする。
1.褥婦、新生児およびその家族をアセスメントし、基本的な看護を実践できる。
2.妊婦、産婦およびその家族の看護実践に参加し、基本的な看護を理解できる。
到達目標
3.ハイリスク児やその家族に対する看護の特性を述べられる。
4.母性看護における健康教育や保健指導の意義が理解できる。
5.地域で生活する女性の健康支援や子育て支援の実際が理解できる。
6.性や生命の尊重について考える機会とする。
教科書
系統看護学講座
母性看護学 2
母性看護学各論 医学書院
デジタルナーシング・グラフィカ
病気が見える 10 産科
母性看護実践の基本、母性看護技術
第 3 版 メディックメディア
ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程
参考図書
ウェルネスからみた母性看護過程
第2版
第2版
根拠と事故防止からみた母性看護技術
医歯薬出版
石村
佐世正勝ほか
由利子ほか
医学書院
医学書院
治療看護技術論Ⅱ(女性)で使用した資料、自己学習ノートなど全て
実習目標の達成度
評価方法
実習姿勢・態度、実習記録、レポート、出席日数等により、総合的に評価する。
出席は実習日数の4/5以上とする。
事前学習:
「診断治療学Ⅱ(産婦人科)
」、
「治療看護技術論Ⅱ(女性)
」など母性看護
事前・事後学習
学実習に関連する科目について、十分に復習しておいてください。
事後学習:デジタルナーシング・グラフィカのグラフィカ問題集の母性看護学該当部
分の問題を解き自己学習する。
42
実習内容と方法
◎実習内容の詳細について、実習要項を参照のこと。
【実習期間】
平成 27 年 9 月 28 日(月)~28 年 3 月 4 日(金)
2 週間
【実習場所】
病院内施設;①東京医科大学病院(NICU 実習含む)
、②東京医科大学病院八王子医療センター(育児相談室は
ちっこ含む)
、③米山産婦人科病院、④武蔵野赤十字病院(NICU 実習のみ)
、
病院外施設;①性を語る会、②助産師訪問 PAM、③たらちね助産院、④あかり助産院、⑤NPO リトル
ワンズなど
【実習スケジュール】
月
火
水
木
金
月
火
水
木
金
産科病棟における受け持ち実習
NICU 見学実習
学内発表
産科外来実習
病院外施設 2 施設におけ
個人面接
カンファレンス
る見学実習
記録物提出
【実習方法】
1)病棟
・1~2 名の学生で、分娩および帝王切開術後に正常経過をたどると予測される一組の母児を受け持ち、看護
過程に基づきケアを実践する。
・1~2 名の学生で、褥婦、新生児に基本となる援助技術を実践する。
・分娩第 1 期~第 4 期の産婦の援助に参加する。
2)産科外来
・定期妊婦健康診査、助産師外来、妊婦相談など妊婦に実施される健康診査や保健指導を見学する。
・産後 1 か月健診で産科外来を受診される褥婦の診察や保健指導を見学する。
・母親学級・両親学級など出産準備教育の集団指導に参加する。
3)NICU
・NICU における見学実習を通して、ハイリスク児やその家族に対する看護の特性について考察する。
4)病院外施設
・病院外施設における女性の健康支援や子育て支援の実際に参加し、母性看護の役割を考察する。施設ごと
に学習の内容をまとめて発表する。
【留意事項】
・体調自己管理をすること。流行性角結膜炎、口唇ヘルペス、腸炎(下痢・嘔吐)などの感染症罹患(疑いを
含む)の場合は実習ができません。
・麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎については、抗体価陽性であること。陰性の場合はワクチン接種を受け
ていること。
43
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
専門科目
看護展開実習Ⅴ
必修・選択
区分
開講時期
2 単位
授業形態
3 年次
必修
(精神)
看護援助の方法
(45 時間)
科目担当者
実習
後期
オフィスアワー・場所
[科目責任者] 上野里絵
随時・教員研究室および実習場所
[担当教員] 小林信、佐々木三和、寺岡征太郎
精神障がいをもつ人を全人的に捉え、セルフケア理論に基づいたアセスメントから
ケアプランの立案・実施・評価まで一連の過程を実践する。また、その過程を通し
授業概要
て、患者-看護師間の治療的援助関係について理解し、精神看護における基礎的な看
護実践能力を養う。さらに、地域で生活する精神障がいをもつ人および支援の実際
を理解する。
1. 生育歴、生活歴、病歴などを統合し、現在の対象のありのままの存在を理解で
きる。
到達目標
2. セルフケア理論に基づいて対象が抱える問題をアセスメントし、ケアプランを
立案・実施・評価できる。
3. 患者-看護師関係を通して、治療的援助関係について理解できる。
4. 地域で生活する精神障がいをもつ人および支援の実際を理解できる。
教科書
特になし
デジタルナーシング・グラフィカ
参考図書
35 巻
情緒発達と看護の基本 出口禎子(編集)2013 年
メディカ出版
36 巻
精神障害と看護の実践
メディカ出版
出口禎子(編集)2013 年
その他、必要時提示します。
評価方法
実習内容・実習態度・実習記録・記録提出状況・出席状況・レポートを総合して
評価する。
事前学習:診断治療学Ⅲ(精神科)
、治療看護技術論Ⅲ(精神)および看護対象論Ⅱ、
事前・事後学習
在宅看護援助論の精神看護学に関する内容を中心に復習しておくこと。
事後学習:実習後に評価表や面談、指導者のコメントなどで明らかになった個々の
課題について、教科書、参考書、授業資料などを用いて復習する。
44
実習内容と方法
【実習場所】駒木野病院または長谷川病院の精神科病棟および地域活動支援センター
【対象】精神科病院に入院し療養生活を送っている人、地域で生活する精神障がいをもつ人
【実習時間】9 時~16 時
【実習内容】
Ⅰ.実習初日オリエンテーション
1. 実習にあたり留意事項の確認
2. 病院・病棟の特性について
3. 看護業務について
4. 診療用具、看護用具、ケア物品等の保管場所
Ⅱ.実習の進め方
1. 看護過程に沿った看護の展開(学生一人につき一人の患者を受け持つ)
2. 作業療法・地域活動支援センターなどでの体験実習
3. カンファレンスの実施
*別途、精神看護学実習要項を配布し、実習オリエンテーション時に詳細を説明する。
Ⅲ.実習スケジュール
・精神科病棟での実習、作業療法・地域活動支援センターなどでの体験実習を行う。
・第 1 週木曜日は、学内で再構成を行い、最終金曜日は、学内でまとめのディスカッションを行う。
45
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
専門科目
1単位
開講時期
授業形態
3 年次
災害看護論演習
必修
30 時間
グローバルヘルス
科目担当者
山﨑
達枝
講義
後期
オフィスアワー・場所
場所:担当者研究室 第一看護学科棟 5 階 507 号室
災害発生時の災害対応について災害看護の視点から災害急性期、中長期の看護についてシ
授業概要
(教育目標など)
ミュレーション演習を通し具体的に学ぶ。災害急性期の看護では看護活動に必要な基本的
判断力、救護技術、チーム連携の取り方を習得する。災害中長期の看護では、災害中長期
である被災者に起こりやすい健康や生活問題、特に時期的変化をふまえた心のケアに必要
性と具体的な方法を理解する。
1.災害現場のシミュレーション事例を通して、状況の情報収集、必要な支援について災
害時の地域アセスメントができる。
2.災害現場において、救援活動に関連する行政の役割システム、連携とチームワークの
いぎとそのあり方について考え、看護職として自分の役割について説明できる。
到達目標
3.災害現場、救護所のシミュレーションを通し、傷病者の状況把握を迅速に評価し、救
命の効果を上げるための適切な観察とトリアージ、ファーストエイド、心肺蘇生法、搬送
ができる。
4.避難所シミュレーションを通して、被災者の健康、生活課題に対する支援、その設営
に必要な支援をチームメンバーと協働し考え、実施できる。
教科書
災害現場でのトリアージと応急処置
山﨑
達枝
2009 年
日本看護協会出版会
参考図書
評価方法
実技試験:50%
授業態度:レポートおよびグループワーク参加態度等 50%
事前学習:前回行った演習を復習してくること。特に三角巾を使った固定法などは、スム
ーズに行えるように技術訓練を行うこと。
事前・事後学習
各科の疾患と病態生理・特徴的症状などしっかり復習してくること
テキスト特に DVD を見てくること
事後学習:実技訓練はできるまで練習すること
46
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
トリアージタッグへの記載
1
机上シミュレーション
トリアージの実施
山﨑
達枝
映像シミュレーション
(第 1 次・第 2 次トリアージ)
2
演習:トリアージ
外傷メイク後模擬患者によるトリアージ
山﨑
達枝
3
演習:情報収集と報告
現場の情報収集と報告
山﨑
達枝
机上シミュレーション:
避難所の立ち上げ
山﨑
達枝
避難所
被災者の安全を守る避難所運営
演習:避難所
避難所模擬体験
山﨑
達枝
救護所から医療施設への受け入れ体制
山﨑
達枝
三角布を利用した被覆
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
山﨑
達枝
4~5
6
机上シミュレーション
7~8
エマルゴトレーニングシステ
ムを使用
9
演習:応急処置
10
演習:搬送
11
演習:ロールプレイグ
事例から学ぶ、被災者への関わり
演習:ロールプレイグ
事例から学ぶ、救援者への関わり
グループワーク
事例から学ぶ
DVD 鑑賞
DVD 鑑賞後のグループワーク
12
13
応急処置
担架による搬送
簡易トイレの作成
段ボールを利用した簡易トイレ
「遺体」
遺族への関わり
事例から被災者の感染・健康問題を
グループワーク
考える
現場救護所の設営と C・S・C・A・T・ T・T
14~
15
(災害医療の体系に基づいたシミュレーショ
災害看護統合演習
ン)実施後は振り返りを行い、看護職の役割
職の役割看護保健活動のあり方について考え
る。
―
定期試験
47