2015-message-from-dean

琉球大学医学部の組織図
琉球大学医学部長就任挨拶 琉球大学医学部長
松下正之
琉球大学医学部の現状
Ø 強み •  亜熱帯地域に設置されている唯一の医学部
•  東アジアの中心、本土から離れた地域に設置
•  沖縄県における唯一の医師養成機関
•  人口増加
•  西普天間での国際医療拠点形成に向けた機能強化
Ø 課題 •  人事・組織の硬直化
•  研究倫理の問題
•  業績に支えられた柱となる研究および先進医療の確立
医学教育分野での実績
Ø  医学科(医学科長、教務委員会、医学教育企画室) • 
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医学教育企画室の充実(専任教員)
総合試験制度への変更
学年制への移行
国家試験合格率の向上
国際認証への対応
5名の地域枠増員(離島・北部枠の新設)
グローバル化
(台北医学大学、ミシガン州立大学、タマサート大学との新しい学部交流)
国立台湾大学医学部との学部交流の開始へ
Ø  保健学科(保健学科長、教務委員長) •  フィリピン大学、チェンマイ大学、ラオス国保健科学大学との交流協定締結
•  国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム採択
•  保健師養成の選択性の導入(高い専門性を有する看護人材の育成)
研究分野での実績
Ø 大学院医学研究科改組と講座再編 •  感染制御専攻と医科学専攻を医学専攻の一つにした。
•  先進ゲノム検査医学講座、再生医学講座、ウイルス学講座、形成外科(診療科)
•  大学院医学研究科博士課程入学者の増加
•  客観的教員評価システムとインセンティブ
Ø 影響力のある論文 •  Sato T et al., Genome-wide SNP analysis reveals population structure and demographic history of the
ryukyu islanders in the southern part of the Japanese archipelago. Molelular Biology and Evolution (2014)
•  Higa N et al., Vibrio parahaemolyticus effector proteins suppress inflammasome activation by
interfering with host autophagy signaling. PLoS Pathogen (2013)
•  Kondo E et al., Tumour lineage-homing cell-penetrating peptides as anticancer molecular delivery
systems. Nature Communications (2012)
•  Kozuka C et al., Brown rice and its component, γ-oryzanol, attenuate the preference for high-fat diet
by decreasing hypothalamic endoplasmic reticulum stress in mice. Diabetes (2012)
Ø 研究費 •  課題解決型高度人材育成プログラム
•  概算要求プロジェクト経費:3件
•  科研費(基盤研究A1件、基盤研究B6件、厚生科研代表6件)
•  受託研究
(医療基盤活用型クラスター事業、先端医療産業開発拠点事業など)
平成23年度:1億3千万、平成24年度:1億6千万、平成25年度:3億8千万、平成26年度:6億円
上原キャンパスの安全衛生・施設強化
Ø 安全・衛生 •  キャンパス内にビデオカメラを設置
•  上原キャンパスの全面禁煙
Ø 施設整備 •  駐車場の拡張整備
•  動物実験施設の整備
•  共通機器センターの整備
•  大学院セミナー室の改修
•  再生医療センターの新設
医学部執行部体制
•  医学部長 松下正之
•  副医学部長
石田肇 (基礎教育研究・移転担当) 益崎裕章 (臨床教育研究担当)
宮崎哲次
(評価・点検担当)
•  医学研究科長 松下正之 •  保健学研究科長 福島卓也 •  医学科長 高山千利 •  保健学科長 福島卓也 •  医学部附属病院長 藤田次郎 今後の展望
•  人事システムの改革
年俸制、裁量労働制、クロスアポイント、テニアトラック
•  医学教育のグローバル化
国際交流、英語による教育、海外拠点の設置
•  琉球大学医学部の特徴ある医学研究確立
健康長寿社会の実現に向けて
(疫学研究、ゲノム研究、感染症研究、創薬研究)
•  上原キャンパスの西普天間への移転
国際医療拠点構想と移転の着実な推進
東アジアの中心に位置する地政
学的強みを生かし、先端的で特
色ある教育・研究・医療を提供
することにより、国際医療拠点
形成で中心的役割を担える組織
へと発展する。