平成26年度 東かがわ市立丹生こども園評価書 1.園の概要 幼稚園名 園 住 所 東かがわ市立丹生こども園 男 児 園 児 数 学級数等 0879(25)4804 0879(25)4804 TEL FAX 〒769-2515 東かがわ市町田182-1 41 名 女 児 56 名 0歳児 1歳児 2歳児 3歳児 4歳児 5歳児 合 計 2名 8名 14名 32名 21名 20名 97 名 1学級 1学級 1学級 2学級 1学級 1学級 7 臨時保育士 講 師 調理員 教育目標 心身ともに健康でたくましく生きる丹生っ子の育成を目指す めざす ☆ よく考えて行動する子ども ☆ やさしく思い合う子ども 幼児像 ☆ 健康でたくましい子ども 教職員 園 長 1 教 諭 保育士 9名 5名 3名 4名 合計 学級 22 名 2.幼稚園評価書 評 価 項 目 達 成 状 況 自己 評価 幼稚園関 係者評価 改善に向けて ◎ 「生きる力」の基礎を育むために個や学級の実態に応じた適切な指導が計画的に行われているか 教 育 活 動 の 充 実 ・園外保育は年間計画のもと年齢や体力を考 ○ 身近な地域環 慮し、場所や時期を考えながら実施できた。 境を生かした ・3~5歳児もチャレンジカードや縄跳び 心や体つくり カードの活用で具体的な目標となり体力つく りに取り組めた。 A A ・早寝・早起き・朝ごはんなどを項目に入れ ○ 基本的な生活 ながら、子どもの実態や年齢に合わせた生活 習慣の確立 調べを実施した。朝食摂取も定着しつつある が個人差があり、今後も啓発は必要である。 B ・園南にある畑にひまわりやコス モスの花を植えたことで、低年齢 の子どもも園外で過ごす機会につ ながった。今後も地域環境を見直 していきたい。 ・年齢ごとに、体力つくりにつな がる遊びを取り入れる工夫をさら にしていきたい。 ・生活調べを実施し、内容を精査 しながら、個々に必要な習慣や生 活を具体的に保護者と話しあう中 で子どもへのかかわりを確認共有 していきたい。 ◎ 幼稚園教育の充実のため保護者や地域と積極的に連携し、共働した子育てが図られているか 家 庭 と や の 地 連 域 携 職 員 の 資 質 向 上 ・子ども園新聞を作成し、地域へ子どもたち が配布し園の状況を発信した。老人会や地域 ○ 開かれた存在 との定期的交流では、触れ合いや伝統行事の 感のある幼稚 継承の場となったり園経営等を伝えたりして 園をめざす 肯定的評価をいただいた。 A ・小学校、他幼稚園・保育所との交流年間計 画を作成し実施した。保育所との交流を実施 できたが、小学校との交流は、時間の確保が 難しい。 B ・情報発信に努 める A ・連絡帳やクラス便り、こども園 新聞は保護者、地域の方から好評 を得ている。より具体的な内容や 視点を明確にし園の情報発信に努 めたい。 ・各交流は、バスでの移動のため 回数に制限がある。交流のねらい や意図を明確にしていく必要があ る。 ◎ 教育課題達成を目指し、教職員の指導力を向上させるための研修に積極的に取り組めているか ・現職教育では研究保育・討議の実施、実践 資料の作成などを実施した。研究保育は記録 シートを活用し、討議の効率化を図った。園 ○ 就学前教育を 生活の流れの違いから全員での研修は困難な 担う専門性の ため、記録回覧をし共通理解に努めている。 向上に努める また、外部指導者を招聘したり、講評を輪番 にする等研修方法や内容の工夫をしている。 時間制限や参加が不定期な状況があり、話し 合いの深まりや継続性をもてない等の課題も ある。 ・定期的な教育支援センターや保健師との交 流は情報交換の場となり、個別の支援方法な ど話し合い見直しにつながっている。5歳児 ○ 発達支援の研 健診後は、支援の必要な園児の保護者へ、行 修の充実 政や専門機関と相談しながら理解が得られる よう働きかけている。 ・巡回相談などを実施し、具体的な対応を学 ぶ機会を設け、資質の向上に努めている。 B B A ・現職教育では、計画通りに研究 保育等が実施できているが、職員 が継続的に参加できない現状があ る。また、参加者や時間の制限も あるため、討議の視点を明確にし たり、討議内容や課題となったこ とをつないだりすることが必要で ある。 ・職員全員が、全園児に同様のか かわりができるように子どもの状 況やかかわり方を相互に伝え合っ ていきたい。 ◎ 園児が安全に楽しい幼稚園生活を送るための環境を整えるとともに、様々な環境を有効に活用できているか 教 育 環 境 の 整 備 ○ 安全管理と 危機の対応の 充実 ・安全点検を定期的に実施し、危険箇所や修 繕箇所は、随時修理し安全確保に努めた。 また、感染症対策など衛生管理にも努め た。 A ・毎月の避難訓練を計画的に重ねる中で役割 をより具体的に認識することができた。 A A ・安全点検や避難訓練は、毎月計 画的に実施できている。さらに職 員の危機意識を高めていきたい。 また、訓練では、具体的な状況を 想定しながら計画実施していきた い。 ・感染症対策などの衛生管理につ いてもさらに徹底していきたい。 評価[A:十分達成できている、B:おおむね達成できている、C:やや改善の必要がある、D:改善の必要がある] Dの場合は改善策を記入 3.保護者等の意見 ・ 毎日、すごく楽しそうに通っています。先生が丁寧に子どもとかかわり、楽しく保育してくれているので、子ども は丹生こども園が大好きです。 ・ 連絡帳、園からの手紙で子どもの生活を知りますが、園でしたことや歌、絵本、遊びなどがより具体的に分かる と、家での会話が広がり、助かります。 ・ 進級し、戸惑う子どもに寄り添っていただき、親子共々ありがたく思っています。これからも温かく、時には厳し くお願いします。子どもの話から、たくさんの先生がかかわってくれているんだなと思いました。 ・ 子どものことで、心配をかけていますが、焦らずに見守ってくれているので、助かっています。 ・ 連絡帳やクラス便りで、園の様子を知らせてくれるので、子どもの様子が分かり、家庭での会話のきっかけになっ ています。地域への手紙配布も子どもが楽しみにしていて、よい取り組みだと思います。地域の施設で掲示してあ り、見つけて喜んでいます。 ・ 毎月のてくてくデーは、親子で交通ルールを確認するよい機会ですが、ダンプなどがよく通るので、危険を感じた ことがあります。通る道を工夫できたらいいと思います。 ・ 持ち物や準備物などの周知が分かりにくいことがありました。 4.自己評価講評 ・ 昨年度の保育内容や行事等を振り返りながら、子どもの生活や意識の流れに無理がないものになっているかを保育 者間で話し合い進めてきた。内容や視点を具体的にしていくことで、見通しをもつ、共通理解を図ることにつな がったと感じる。 ・ 職員研修は、研究保育や討議を実施することで、保育内容や子どもの受け止めについて具体的な話をする場がもて た。また、職員一人一人の人権意識を高めるために、自分の思いや考えを伝え合ったり、人権について考えたりす る機会を設けた。 ・ 丹生こども園新聞を発行することで、園全体や園児の様子、行事、交流内容などの情報発信につながった。また、 新聞を園児が地域へ持参することで、地域の方との触れ合いの場となり、地域の方からも肯定的評価をいただい た。また、園新聞を地域施設で掲示していただいていて、施設以外の方へも発信の機会となっている。 ・ 基本的生活習慣の定着を図るために、生活調べを実施し、その内容を元に子ども一人一人の実態に合わせた具体的 なかかわり方を保護者と話し合うように努めた。保護者との話し合いを通して、保育者自身も子どもの生活状況を 細かく見たり分析したりすることにつながった。しかし、保護者の価値観や意識の相違があることから、引き続き 基本的生活習慣が子どもの育ちを支える根底にあることを啓発しながら、協力を依頼していく必要がある。 ・ 地域・幼小保などとの交流は、計画を立て実施するなど定着している。園だけで経験できないことや様々な刺激の 場となっている。 5.幼稚園関係者評価講評 ・ 1歳児の研究保育に参加し、子どもの成長を実感するとともに、先生を信頼し楽しく遊ぶ姿から先生との信頼関係 の強さを感じた。 ・ 若年経験保育者の増加が見られる現状から、個々の実力をつけてiく為に、大勢での研究保育や討議への参加が必要 であると思う。また、ゆとりある保育実践のためにも人員の配置を考えてほしい。 ・ 職員の勤務状況として、研修会への参加や振替代休取得等に関して、人数不足が気になる。質の高い幼児教育を求 めると先生の不足は、保護者にとって安心して預けられる場ではないと思う。また、先生同士の意見交換や新規採 用者への指導教育、コミュニケーションの時間確保ができるのか疑問を感じる。安心して預け、質の高い保育実践 ができるように、行政に対しての要望として、職員の配置を再考し、他の市町村に自慢できるこども園になること を望む。 ・ 入園当時から、毎月こども園を訪問しているが、子どもたちは、そのつど心身ともに成長した姿が見られる。しっ かりしたカリキュラムのもとで、遊び・学び、子どもたちは幸せだと感じる。一人ひとりの人格を大切にしっかり 見守ってほしいと願う。 ・ 園で突然、地震発生に直面した。子どもたちは、先生方の指示に従い、しっかりと行動ができ、整然と避難ができ た。小さい組の先生は、大変だと思った。 ・ 1年間の行事に参加させてもらい、各クラスの子どもたちの成長を見るにつけ、先生方の子どもたちとの接し方、 また協調性や我慢の必要なことへの配慮等への努力は大変であることを痛切に感じた。先生、事務員の不足を感じ る時、行政のもう少し現場を見てほしいと思う。
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