高速アミノ酸分析計 L-8900(日立) の使用について(受託解析の要領) 学術支援センター遺伝子解析部門では、下記のアミノ酸分析計を使用して、一覧表の価格で受 託解析を行います。装置、分析の特徴、依頼方法、注意事項等は以下の通り。 高速アミノ酸分析計(日立 L-8900) 陽イオン交換カラムに試料を注入し、溶離液の pH を段階的に上げていく ことによりアミノ酸を分離溶出します。この溶出液をニンヒドリン試液と混合、 加熱して発色させ、570nm(α アミノ酸)および 440nm(イミノ酸)の吸光度 を自動記録します。この呈色物のピーク面積を標準液のピーク面積と対比 して試料中のアミノ酸の定量分析を行います。 アミノ酸受託解析 学術支援センター遺伝子解析部門では、日立 L-8900 アミノ酸分析計を用いたアミノ酸の依頼分 析を行っています。なお、細菌またはウイルス感染のおそれのある試料は分析できません。電話 もしくはメールで予約の後、サンプル、標準液用バイアル、解析依頼シートを準備し、学術支援セ ンター遺伝子解析部門へ 15 時までに持ってきてください。 担当;河田(2F 教官室 1), 電話:946-9968 (内線 508), E-mail:[email protected] なお、サンプルは必ず pore size 0.45 μm 以下のフィルターを用いてろ過処理を行い、分析用バイ アルに分注してください。バイアルは必ずセンター指定のものを使用してください。 分析用バイアルにいれたサンプルと、空の標準液用バイアル 1 個をお持ちください。 その他、以下の注意事項をよく読んでご依頼ください。不明な点がありましたら、センタースタッフ にお尋ねください。 1)L-8900 によるアミノ酸の定量分析には、1サンプルにつき約 150 分かかります。 2)サンプルは 0.02 N HCl 溶液として、140 µL 以上準備してください。なお、蛋白質成分及び不溶 性物質の除去を確実に行ってください。試料の調製法について不明な点があればご相談くださ い。 3)アミノ酸標準液は原則センターで準備します。ご自身で調製されたものを使用したい場合には お知らせください。 4)バイアルにはサンプル名を明記してください(できるだけ簡単な記号や数字で)。 5)サンプル中のアミノ酸濃度が高いと、反応カラムを詰まらせる恐れがあります。高濃度のサンプ ル(各アミノ酸 10 nmol/20 µL 以上)と予測される場合には、希釈したサンプルを必ずお持ちくだ さい。 6)結果はメール添付もしくは印刷体にてお渡しいたします。クロマトグラムの画像データが必要な 場合は、別途お知らせください。 7)解析終了後のバイアルは返却いたします。洗浄後、再利用してください。洗浄方法などについ て不明な点があれば、センタースタッフにお尋ねください。 【アミノ酸分析 解析依頼シート】 結果をメールで受け取りたい方は、備考欄にメールアドレスをご記入ください。 クロマトグラムの画像データが必要な場合は、その旨ご記入ください。 依頼日 年 月 日 所属及び指導教官 依頼者名 サンプル数 ろ過処理 サンプル名 備考 □ 未処理 □ ろ過処理済み
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