龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC) 第 2 研究班「政策実装化」研究班「ソーシャルスキル育成」研究ユニット 研究会 龍谷大学政策学部 FD 研究会 〈新しい能力〉の形成と評価-地域公共人材の育成のために- 日 時 場 所 講 師 講師略歴 : : : : 2015 年 6 月 24 日(水)15:00~17:00 龍谷大学深草学舎 和顔館 4 階会議室3 松下 佳代(まつした かよ)氏 京都大学高等教育研究開発推進センター 高等教育教授システム研究開発部門 教授 開催趣旨 : この度,教育方法学(能力論・評価論など)を専門とされ,<新しい能力>※1と大学教育との関係に関し て積極的かつ批判的に論じておられる松下佳代氏をお招きし,研究会を開催いたします。<新しい能力>は, ポスト近代社会,知識基盤社会,生涯学習社会で必要になるとされ,国内,海外を問わず,高等教育を含む学 校教育のあらゆる段階で,その育成が重視されてきています。 LORC の第4ステージでは,限界都市化に抗する持続可能な地方都市行政の「かたち」とそれを実現するため の地域政策実装化への道筋を研究しているのですが,その政策実装化を担う地域公共人材が身につけるべき能 力をソーシャルスキルと呼んでいます。ソーシャルスキルとは,地域において住民と連携しながら,公的セク ター,民間営利セクター,民間非営利セクターといったセクター間の垣根を越えた関係性を構築することがで きる能力であるといえます。そうした能力は,<新しい能力>と同等あるいはそれに含まれるものと考えられ ます。松下先生には,<新しい能力>を大学における教育プログラムの中でどのように育成し,またその達成 度をどのように評価するのかについて,地域公共人材の育成,ソーシャルスキルの養成の問題ともかかわらせ て,お話しいただきます。 龍谷大学政策学部では,LORC および大学間連携共同教育推進事業の成果を具体化すべく,PBL 科目「政策実 践・探究演習」を開発し,地域における様々な連携先とのプロジェクトを展開しています。PBL(課題解決型学 習)やアクティブラーニングは,<新しい能力>の育成において重視されている学習方法です。しかし,それ らの学習方法は,時に“Hands-on without being Minds-on” (手は動かすが,頭を動かさない)になりがちで す。これを乗り越えるために松下氏は, “Deep Active-Learning”つまり「深い学び」につながるようなアク ティブラーニングを提唱されています。では,そうした「深い学び」につながるようなアクティブラーニング とはどのようなものなのでしょうか。松下先生のお話は,私どもが取り組んでいる PBL やアクティブラーニン グの意義を改めて捉え直す機会にもなると思います。 ご多用のことと存じますが,多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。 ※1 <新しい能力>概念とは,1990 年代以降(日本では特に 2000 年代以降),欧米では competence/ competency,generic skills,employability,日本では「生きる力」,「学士力」,「社会人基礎力」といった 多様な用語で表される諸概念の総称です。知識・技能などの認知的側面だけでなく、興味・関心などの情意的 側面や対人関係能力などの社会的側面をも含む人間の能力の全体を包含していることを特徴としています。 プログラム: 14:45~ 15:00~ 受付 開会挨拶: LORC センター長 白石克孝 講師紹介: LORC 第 2 研究班ユニット 2 ユニット長 大田直史 15:05~ 講演(80 分) 「 〈新しい能力〉の形成と評価-地域公共人材の育成のために-」 :松下佳代氏 16:25~ 質疑応答・意見交換 (30 分) 16:55~ まとめ,閉会挨拶: 龍谷大学政策学部長 石田徹 17:00 終了予定 進行: LORC 博士研究員 佐倉弘祐 主 催: 龍谷大学政策学部,龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC) 参加対象: 龍谷大学政策学部, 地域協働総合センター,LORC 他 ※会場・資料準備の関係上,事前に参加申し込みをお願いいたします。 お問合せ・申込先: 龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC) 担当:上野敏寛 < [email protected]>
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