は防げない。増える猛暑日、ゲリラ豪雨…深刻化する「地球温暖化」問題への新提言代替フロンでは地球温暖化各部屋にかならずエアコンはついてい大歓迎な話だが…。フロン回収・廃棄を徹底するわけで、干からびた大地、溶け出す流氷、多発する森林火災…。地球温暖化が止まらない。異常気象も同様だ。５月の東 . ℃となり、京は年間の観測史上最多となる夏日を記録。最終日の日は５月の最高気温まで更新した。これから夏本番、いったいどうなるんだぁ？地球温暖化に歯止めを。４月から改正フロン法が施行層を破壊するということでフロンガスさて、地球温暖化といえば、オゾンを想起する人も多いことだろう。じつは、４月１日から従来のフロンガスに関する規制をさらに強めた「フロン排出抑制法」が施行されている。それまでは特定機器（エアコン、ショーケースなど）の使用済みフロン類の回収・破壊が規制の対象となっていた。だが、その回収率は約３割と低迷していた。「大きなビルをひとつ壊すにしてもは一般社団法人世界自然冷媒協会の媒などに代表される自然冷媒です」と R12 R22 R410A N -10 即座に自然冷媒を導入せよる。それをいちいち丁寧に回収してい中野耕平理事長である。言葉どおり、自然冷媒の - の数値は、オゾン破壊係数はゼロ、温室効果係数もわずか日本は今こそ環境政策でも国際貢献を果たすべきだ果も高いのです」（中野氏） ※オゾン層破壊係数(ODP)…オゾン層破壊の強度を示す係数[R12→“1” ] なかの・こうへい　一般社団法人世界自 ※地球温暖化係数(GWP)…温室効果の強度を示す係数[CO2→“1” ] 然冷媒協会理事長。Ａ・Ｐグループ代表。自然冷媒による省エネ効果を確認し、満当初はオゾン層破壊ばかりがクローズアップされたフロンガス。今では地球温暖化係数の数値が重要なのであるを持して’15年１月に協会を設立実際に自然冷媒 - の販売を手がける㈱ＲＥＩで写写丸は省エネ効果 !! たら手間がかかるから、室内機と室外現行の代替フロンで温室効果係数が逆に上がった 2020年生産全廃京都議定書で温室今後、地球温暖化効果ガスとして指定抑止として、普及が排出削減対象。見込まれる。 1995年生産全廃今回の改正フロン法では業務用の冷スはそのまま放出されていたわけだ。に現行の代替フロンへと順に切り替い特定フロンから指定フロンへ、さらい。冷媒ガスは、オゾン層破壊力の強暑くなるばかりですよね。世界的にみ明らかに - の数値が低かったのである。同社のゼネラルマネージャー・～ - を使用して、排出量と消費電力を比較すると代替フロンと圧力が現行の代替フロンよりも％で運転するので、省エネ稼働が可ますが、日本国内ではまったく進展しれており、これが蓄積されれば、当然、を目のあたりにした。同じエアコンで凍・冷蔵機器や業務用エアコンなどえられてきた。たしかにオゾン層破当たり前のように切り替えが進んでいるとドイツをはじめとする先進国では年未満。代替フロンは不明といわを対象にその管理者に対して、漏れ壊係数の数値は小さくなっているが、定フロンよりも約１割上がっている代替フロンの温室効果係数は逆に指している。家庭用のエアコンは家電ていないのが現状です」（中野氏）能となるのです。さらに既存の空調機の冷媒ガスを入れ替えるだけなので、す」という。電気料金の約半分は空調新たな設備投資や大幅な工事は不要でモラルの高い日本、きれいな日本と％の省エネが見込める関係だといわれる。その意味でも空調～で - は、高い電気料金に四苦八苦する人にはおすすめだ。排出量の多ゲリラ豪雨の多くなった日本。これ回収率の低さ、さは地球全体で日本は５番め。中国、「アメリカ、インド、ロシアと人口の多い 10 うだろうか。 N ではないか 10 を機に読者の皆様も、地球温暖化と冷ロンですから定期点検の必要はありま 10 国では主流となっている炭化水素系冷 N 10 国と１億人そこそこの日本が名を連ね 55 媒ガスについて検討してはど排出量を年比％削減すると明言しのが、さきに紹介した - だ。「今回の改正でも自然冷媒はノンフ N 「この問題を解決できるのがＥＵ諸 N 2 20 ているのは恥ずかしい話です」（中野氏）対策が遅れているのでは」と記者会見さらに先日のＧ７では「日本は温暖化で質問が出るほどだ。 ? 安倍首相は年までに温室効果ガス 26 コンなどは自動車リサイクル法で処 80 対策は後進国といわざるをえない。ＣＯ排出量で大国と名を連ねる恥ずかしいニッポン 50 ゼータイメージ ’30 ている。その切り札として期待される ’13 リサイクル法で、自動車のカーエアけ、さらに違反した場合の罰則も強化 10 機をつないでいるパイプなんかも気にせず切ってきたよ」（某解体業者社員）自然冷媒がないかなど定期的な点検を義務づに３というからびっくりだ。代替フロン長口泰宏氏によれば「コンプレッサーつまり、回収できていないフロンガ右ページ下の表を見ていただきた冷媒ガスの移り変わり C O 「しかも、地球における存続年数が指定フロン (HFC) 0 3 ODP GWP 2 ODP GWP 0 2,090 0.055 ODP 1,810 GWP ODP 1.0 GWP 10,900 N 32 C O2 海外からの評価も高い日本だが、環境 2 せん。さらに環境に優しく、省エネ効写真・福田ヨシツグ特定フロン (HCFC) 31 10 (CFC) 140 !! 自然冷媒N-10に関するお問い合わせは、一般社団法人世界自然冷媒協会　☎03－3516－8657まで N Ingram Publishing / ゼータイメージ左の写真がN-10を使用した数値。右の写真は代替フロンを使用した数値。いずれの写真も左がＣＯ２排出量測定値、右が電流値を示すメーター。Ｒ410ガスはＣＯ２排出量2.31kg、電流値4.3A（アンペア）に対し、N-10ガスは1.82kg、3.1A。ＣＯ２排出量の削減率は21％、電流の削減率は28％と短時間でも明確な違いが出た。※左右いずれも同一時間の経過時で比較。 1 C O2 !? 理される。それ以外の機器に対して、「台湾、中国、フィリピンなど海外からの問い合わせも多いですね」と長口氏