科目名 環境衛生学・同実習 配当〔技:2 年次 後期 2 単位 必修 講義

科目名 環境衛生学・同実習
(英語表記)Environmental Hygiene and Practices
配当〔技:2 年次 後期 2 単位 必修 講義〕
〔コーディネーター 関本 征史(環境衛生学研究室)
〕
授業の概要
生活環境や作業環境では人の健康に影響を及ぼす環境要因が存在します。その実態を把握し有効な対策を講じること
は健康な生活を維持するために重要です。本講義及び実習では、生活環境や作業環境で健康に影響を及ぼす環境要
因についてその主なものを解説し、さらにそれらの測定法や測定結果の評価などについて実習します。なお本科目は第
一種衛生管理者の資格取得に必要な科目であり、「作業環境管理」及び「作業管理」についての内容も含みます。。
教育目標
(ねらい)
健康に影響を及ぼす環境要因に関する様々な知識を習得すると共にそれらの測定法及び評価法などについて学び、健
康に影響を及ぼす環境要因を理解する能力を身につけることを目標とします。更に、それらの測定法に関連する情報を
出来るだけ提供し、良好な環境を維持するための環境スペシャリストの養成に寄与します。
到達目標
健康的な環境を評価し維持するための能力を補強する。即ち、生活環境や様々な有害化学物質の毒性に関して、毒性
発現メカニズム、毒性検出法、それらの利点や欠点などを詳細に解説し、更に複合汚染に関する注意点などを習得し、
化学物質汚染や物理的環境因子に関する問題解決能力の向上を目指します。
成績評価方法
の割合
実習結果及びそのレポート 60%、講義及び実習への出席率 40%
教科書
参考文献
参考文献:衛生試験法注解(日本薬学会編・金原出版)、必携・衛生試験法(日本薬学会編・金原出版)
履修条件
健康的な環境衛生の維持・向上に興味のある学生さんの受講を希望します。
専門用語が頻繁に出てきますので、最低限の科学的知識が必要です。生物・化学を履修してこなかった人、苦手な人は
学習課題
予習しておくことを推奨します。また、第 1 種衛生管理者(作業環境管理及び作業管理)の取得に必要な科目です。一般
(予習・復習) 環境や作業環境に日常的に関心を持ち、基礎的情報を調べておくこと。
オフィスアワー
当該日の昼休み(事前に連絡して下さい)
連絡先:sekimoto××@azabu-u.ac.jp
回
担当者
授業内容
1
関本・遠藤
ガイダンス:講義及び実習計画やそれらの進め方及び成績評価の原則などについてガイダンスを行う。
2
関本
講義(室内環境①):一般環境や作業環境における騒音、照度、湿度、風速などについて測定法やその基準等について
解析する。また、CO、CO2濃度の測定法についても解説する。
3
関本
[実習](室内環境②):実習室、研究室、教室などを評価するため、騒音計、照度計、温度計、風速などを用いて測定す
る。室内空気中の CO2濃度や呼気中の CO 濃度を測定する。
4
関本
[実習](室内環境③):実習室、研究室、教室などを評価するため、騒音計、照度計、温度計、風速などを用いて測定す
る。室内空気中の CO2濃度や呼気中の CO 濃度を測定する。また、小テストを行う。
5
関本
講義(悪臭①):空気中のガス状汚染物質の測定法について、インピンジャーを用いて液体に吸収し採取する方法、ガス
センサーで直接測定する方法、吸光光度法による濃度測定などを解説する。
6
関本
[実習](悪臭②): 動物舎付近のアンモニアを含んだ空気をインピンジャーを用いて吸収液に採取し、発色させた後、吸
光光度計で測定し空気中濃度を求める。
7
関本
[実習](悪臭③): 動物舎付近のアンモニアを含んだ空気をインピンジャーを用いて吸収液に採取し、発色させた後、吸
光光度計で測定し空気中濃度を求める。
8
関本
[実習](悪臭④): 動物舎付近のアンモニアを含んだ空気をインピンジャーを用いて吸収液に採取し、発色させた後、吸
光光度計で測定し空気中濃度を求める。また、小テストを行う。
9
関本・遠藤
講義(大気汚染物質①):空気環境中の光化学オキシダント、粒子状汚染物質(PM)の測定法についてあるいはその曝露
影響などについて解説する。
10
関本・遠藤
[実習] (大気汚染物質②):一般環境空気中の粒子状物質をアンダーセンエアサンプラ―などを用いて石英繊維フィル
ター上に粒径別に採取し秤量し空気中濃度を求める。また、大気中のオキシダントをインピンジャーを用いて吸収液に採
取し、中性ヨウ化カリウム法により測定し、空気中濃度を求める。
11
関本・遠藤
[実習] (大気汚染物質③):一般環境空気中の粒子状物質をアンダーセンエアサンプラ―などを用いて石英繊維フィル
ター上に粒径別に採取し秤量し空気中濃度を求める。また、大気中のオキシダントをインピンジャーを用いて吸収液に採
取し、中性ヨウ化カリウム法により測定し、空気中濃度を求める。
12
関本・遠藤
[実習] (大気汚染物質④):一般環境空気中の粒子状物質をアンダーセンエアサンプラ―などを用いて石英繊維フィル
ター上に粒径別に採取し秤量し空気中濃度を求める。また、大気中のオキシダントをインピンジャーを用いて吸収液に採
取し、中性ヨウ化カリウム法により測定し、空気中濃度を求める。また、小テストを行う。
13
外部講師
予定
講義(真菌類①):環境中の真菌類の種類、その最近の傾向、生体影響などについて解説する。
14
外部講師
予定
[実習] (真菌類②):各種室内の真菌類を採取し、真菌類の存在実態を調べる。
15
関本・遠藤
各項目の結果、考察及びまとめ