医療法人社団星の砂 法人からのご報告

ご
挨 拶
本日はお忙しい中、懇談会に参加していただき有難うございます。
ねりま西クリニックの運営開始(平成 23 年)から 4 年半を経ました。
4 年半の多くの皆様に支えられ、連携させていただき、今日まで成長することができました。
ここに感謝するとともに御礼を申し上げます。
ひとえに、多くの皆様が患者様の意思を尊重する医療の連携の賜物です。また、
「地域のための医療」
においては、わたくし共ができる限りの活動を地域に提供させていただきました。訪問診療を進めるに
あたり、病診連携も医介護連携も求めてきました。患者様のためには、診療所内に留まるのではなく地
域の皆様と社会資源で何ができるのかを求めていきたい考えです。
ここに多くの皆様と一堂に会し、
“顔の見える関係”が出来たことを大変嬉しく思います。
「大泉周辺地域のため 練馬区のため 周辺地域のため」に今後一層の努力で積み重ねて参ります。
平成 27 年 5 月 29 日
医療法人社団星の砂 事務長 星野 進
ねりま西クリニックの理念と運営方針(平成 24 年)
理
念
◎
◎
◎
◎
地域に貢献する医療提供
在宅医療と介護の推進
患者さんの意思を尊重する医療
医療と介護を通じた地域連携
運営方針
1.
患者および利用者の権利と QOL を尊重する、質の高い医療と
ケアを提供する。 多職種のチームワークを強化します。的確な診療と
協力医療機関との連携を進め、患者さんへの医療サービスを向上させ
る。
2. 患者および利用者が住みなれた地域で安心して暮らせるよう、地域
住民と協力、協同、連携して地域に根ざしたプライマリ・ケアの拠点(身
近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療)となるクリニッ
クを創り上げます。
3. 医療と介護が連携して切れ目のない総合的なケアを提供する。
各事業の運営の確立と連携を重視し、チームワークで総合的なケアを提
供する
公開講座、ケア勉強会を定期的に開催し、予防知識・共通の課題認識を
もち連携できるクリニックを目指す。特に、居宅介護支援事業所、訪問
看護ステーションとの連携と内容を重視していきます。
4. 地域の皆様の開かれたご相談窓口として、各クリニックに相談員、
ケアマネージャを配置し、いつでも対応できる運営とします。
法人略歴
平成 19 年
おおしろクリニック開設
平成 22 年 4 月 6 日
医療法人社団星の砂設立
平成 22 年 8 月
つばきクリニック開設
平成 23 年 1 月
ねりま西クリニック開設
平成 24 年 9 月
広域医療法人認可
平成 25 年 4 月
居宅支援事業所開設
平成 25 年 10 月
訪問看護ステーション開設
医療法人社団星の砂 ねりま西クリニックと各事業所
院
長
大城 堅一医師
訪問看護ステーション星の砂
職員計
80
医師
11
外来診療部長
榎本 光信医師
管理者
大野由佳看護
看護
20
在宅医療室長
賀村 仁美医師
リハビリチーフ
斉藤 猛PT
療法士
9
在宅医療室
鈴木 良平医師
居宅介護支援事業所 井ノ江ルリ子
クラーク
9
統括部長
冨川 千広看護
つばきクリニック
相談員
5
相談チーフ
宇佐見幸成CM
有馬 潤一
介護職
8
星野 進
事務職
7
院長
外来事務チーフ
中村 美喜子
法人事務長
リハビリチーフ
小林 潤PT
事務部長
三村 秀夫
総務
7
通所リハチーフ
夏目 啓佑OT
事務次長
高橋 誠
助手
4
これからの課題と実践
病診連携内容の提案
◇病診連携のメリット
視点を持ち連携体制を提案してまいります。
患者さんからみたメリット





診療所と病院の医師の連携が良いので安心感がある。
紹介状を持って来院した場合は、病院での特別療養費が徴収されない。
症状に応じた適切な医療が受けられる。
在宅による療養を基準にしてもらえる。
患者、家族の意向が理解されている
診療所からみたメリット






自分の専門外の領域でも心強く対応できる。
適切な入院と退院協議ができる。
紹介した患者さんの情報が確実にフィードバックされる。
計画的な療養計画が組み立てられる。
自院に高額な先端医療機器があるような感覚でMRIや CT が利用できる。
ケアマネ、訪問看護ステーションに退院前情報を提供が可能になる。
病院からみたメリット




病院と診療所間の情報量が多くなり、コミュニケーションが良くなる。
病院と診療所間の役割分担が明確になり、各々本来の機能が発揮できる。
在宅復帰しやすい受入れ条件がある。
ベッドの活用方法により、より安心できる患者対応となる。
医療介護連携の視点
居宅事業(ケアマネ)からみたメリット
・医療機関より病状、治療内容の情報が得られる
・情報をケアプランに生かせる。
・必要に応じて相談員、看護師、医師の相談ができる
・在宅医療室と共同で学習の場が設定できる。
◯浩生会スズキ病院
入院退院情報共有
平成 27 年 6 月より実施してまいります。
項 目
◯空きベッド情報
○退院情報と調整
◯検査予約
CT、MRI、エコー、内視鏡検
査
◯糖尿病教育入院
◯人間ドック(1泊)
◯国立病院機構埼玉病院
項
連 携
◯空きベッド情報は、毎日提供
◯退院情報は、毎月定例連携会議及び随時
◯他の検査は、電話で対応する。
予約表などで速やかな予約
患者紹介システム
目
◯各種検査予約
心臓CT,心エコー、MDCT、
MRI,XP,アイトソープ、骨密度、
XP
◯診療科の診察予約
平成 23 年より導入済み
連
携
◯各種検査
ネット通信で日時の検査の空が表示される。
◯診療科の診療予約
ネット通信で診察日時が表示され予約できる。
⇒患者様に診察時間内で予約情報が提供できる
2年の主要な統計
訪問診療 年間統計
項目
患者数
平成25年度
平成26年度
年間
年間
月平均
コメント
月平均
1,887 157.3 2,822 235.2 患者数の年間総計、月次平均。単純計算で5600回訪問/年
緊急往診
427
35.6
190
夜間往診
112
9.3
35
末期がん
72
6.0 1,213 101.1 診療日数。月次101日平均。末期がんの患者数の受入れを強化。
死 亡
34
2.8
43
3.6 訪問診療患者の死亡人数。
看取り数
20
1.7
29
2.4 看取りをした人数。月平均2.4人
入院⇒退院数
ー
-
122
退院前カンファ
ー
-
4
15.8 昼間の(緊急)往診数。月次平均。診療報酬改定で変化しました。
2.9 午後6時~午前6時。診療報酬改定で変化が見られます
10.2 入院し退院後診療した患者数。入院中の死亡、転院は含まず。
0.3 退院前共同指導。今後の課題です。
入院⇒退院数は在宅療養に復帰した人数。入院数は転院・施設入居・死亡を加えます。数字が不正確により記載せず
平成27年度は患者数平均300人/月(受容れ目標)としています。
要介護度別 人数
サービス担当者会議
要介護3以上は微増
開催件数:医介連携です。
平成27年1月
H25年度 H26年度 H25年度 H26年度
201
平成27年2月
244 100% 100%
10 件開催
17 件開催
要介護1
21
35
10%
14%
平成27年3月
要介護2
39
55
19%
23%
平成27年4月
15 件開催
11 件開催
要介護3
40
58
20%
24%
平成27年5月
14 件開催
要介護4
45
50
22%
20%
出席者
要介護5
56
46
28%
19%
患者様・代理人・ケアマネ・福祉用具
平均介護度
3.38
3.07
要支援1
3
1
訪問看護ステーション
要支援2
2
3
※在宅医療室より出席
薬局・クリニック在医室(相談又は看護)
患者さま204人の主要な病名485と割合
計
485 2.4/人
高血圧
85 17.5%
変形性膝関節症
15
3.1%
認知症
61 12.6%
不眠症
14
2.9%
脳梗塞
35
7.2%
大動脈
10
2.1%
骨折
アルツハイマー
型認知症
便秘
35
7.2%
リウマチ
7
1.4%
31
6.4%
貧血
7
1.4%
29
6.0%
心房細動
6
1.2%
糖尿病
28
5.8%
変形性腰椎症
5
1.0%
心不全
23
4.7%
片麻痺
5
1.0%
癌
21
4.3%
脂質異常症
5
1.0%
狭心症
20
4.1%
食道炎
3
0.6%
高脂血症
19
3.9%
うつ
3
0.6%
骨粗鬆症
18
3.7%
2015/6/22
4年余の公開講座と地域連携
公開講座・諸団体依頼健康講座
開催日
テーマ
回数
講 師
1回 平成23年 2月11日 リュウマチとのお付き合い
大城 堅一院長
2回
5月21日 熱中症の予防と治療
賀村仁美在医室長
3回
7月2日 中高年からの膝の痛みに対する治療法
大城 堅一院長
講演依頼
10月19日 骨粗鬆症とは
社団法人練馬西法人会
大城 堅一院長
4回
10月22日 脳卒中リハビリを考える
小林潤理学療法
講演依頼 平成24年 2月23日 健康の秘訣
社団法人練馬西法人会
賀村仁美在医室長
4回
3月10日 認知症を考える
田中燿医師
5回
6月9日 高齢者の体の変化
大城 堅一院長
6回
7月21日 呼吸の仕方
賀村仁美在医室長
7回
9月8日 慢性疼痛について
高田 稔和医師
8回
11月10日 高齢者の骨折予防
大城 堅一院長
9回 平成25年
2月9日 自宅で看取ることについて
賀村仁美在医室長
10回
5月18日 私たちの考える在宅医療
大城 堅一院長
11回
9月21日 病気の原因あれこれ
賀村仁美在医室長
12回
11月29日 冬の感性症対策(インフルエンザ、ノロウイルス)
大城 堅一院長
13回 平成26年
2月8日 加齢による腰、ひざの痛みとPTによる健康体操指導 大城堅一院長/小林潤理学療法士
賀村仁美在医室長 宇佐見幸成相談
14回
5月24日 在宅医療の・いろはにほへと
15回
7月12日 高血圧と生活改善
榎本光信診療部長
共催:浩生会
共同企画 スズキ病院 10月10日 「在宅医療と皮下輸液」鈴木小百合医師(浩生会スズキ病院)「私たちの考える在宅医療」大城堅一院長
16回 平成27年 1月29日 在宅での看取り「ご家族の体験を聞く」会 賀村仁美在室長 /ご家族 /大野訪看ステーション管理者
17回
4月29日 続)高血圧と生活改善
榎本光信診療部長
18回
7月18日 未定
鈴木良平訪問診療医
地域連携会議・勉強会
開催日
平成25年 9月20日
11月19日
12月6日
平成26年 1月7日
1月31日
4月24日
9月19日
11月26日
11月27日
12月4日
平成27年 2月16日
2月19日
2月19日
2月24日
3月26日
4月28日
会議名
ミニ地域ケア会議「ケアマネージャーと主治医の連携」
ミニ地域ケア会議「大泉地域における訪看とケアマネージャー連携」
ミニ地域ケア会議「見守り活動をしていく上での個人情報」
第4回 介護・医療連携推進会議
ミニ地域ケア会議「事例を通して医療との連携を考える」
大泉地域ケア会議
大泉学園地域ミニ地域ケア会議
ミニ地域ケア会議
主治医と練馬ケアマネージャー連絡会・懇親会
大泉ミニ地域ケア会議
大泉地域ケア会議
ミニ地域ケア会議
主治医と訪看ステーション連絡会懇親会
第4回 ミニ地域ケア会議
第1回医療・介護ネット「地域包括診療について」
第1回大泉地域ケア圏域会議
主催
ねりま西クリニック
練馬ケアマネ連絡会大泉地域班
やすらぎミラージュ支所
ジャパンケア大泉学園
ねりま西クリニック
練馬区大泉総合福祉事務所
大泉高齢者相談センター 大泉学園支所
大泉地域包括支援センター
練馬区医師会 介護保険対策担当理事
大泉学園支援センター
大泉地区包括支援センター
練馬区医師会
大泉地域包括支援センター大泉学園支所
ねりま西クリニック
法人研修(スキルアップと連携)
平成26年
9月19日
10月31日
11月10日
12月15日
平成27年 1月19日
2月17日
3月17日
4月27日
医療介護関連法案勉強会(地域包括ケアとは)
星野 進 法人事務長
宇佐見幸成在宅医療室相談員
医療介護など関連法と在宅マネジメント
「呼吸リハビリテーション」 齋藤弘PT(辻内科循環器科歯科クリニック、リハビリ科長)、榎本診療部長
小林邦代看護師(外部講師)
「感染症と対策について」 「褥瘡措置について」
「緩和ケアについて」
コミュニケーション力(接遇について)
ホスピス緩和ケア病棟の使い方
ひまわり訪問看護リハビリステーション 出口由美子看護師
帝京大学医学部緩和医療学講座 有賀悦子教授
松尾孝子看護師(外部講師)
信愛病院 高世秀仁緩和ケア部長