JAAF公認スポーツ指導者の概要 <制度の概要> 2011 年度に指導者制度を改訂し、2012 年度より下記のように指導者養成を実施している。 従来の 4 資格から、JAAFコーチ、JAAFジュニアコーチの 2 種類に絞り、指導者 を養成する。 <旧制度> <新制度> 資格名 資格名 JAAF 日体協 日体協公認上級陸上競技コーチ 日体協公認陸上競技コーチ 今後設定しない JAAF公認 コーチ 日体協公認上級陸上競技指導員 日体協公認陸上競技指導員 資格名 養成目的 役割 日体協公認陸上競技 コーチ 今後設定しない JAAF公認 ジュニアコーチ 日体協公認陸上競技 指導員 JAAF 公認ジュニアコーチ (日体協公認陸上競技指導員) JAAF 公認コーチ (日体協公認陸上競技コーチ) 発育発達段階を考慮した競技者育成 のための基本指導を行える指導者を 養成する。 都道府県レベルの競技者の指導、 育成、強化にあたる指導者を養成 する。 地域スポーツクラブ(スポーツ少年 団を含む)等において陸上競技の基 礎的な実技指導にあたる。小・中・ 高校生の部活動の指導にあたる。 各地域および都道府県での競技 者育成・強化にあたる。 会場数/養成数 10 会場/年を目標 (各ブロック 1 会場以上) 受講条件 受講年度の 4 月 1 日現在満 18 歳以上 で、現在陸上競技の指導に携わって いる者。もしくは将来陸上競技の指 導に携わる希望がある者(学生など) で、日本陸上競技連盟普及育成委員 会が認める者。 1 会場/年(60 名程度/年) 受講年度の 4 月 1 日現在満 27 歳 以上で、都道府県陸上競技協会、 または、日本陸上競技連盟が推薦 し、日本陸上競技連盟普及育成委 員会が認める者。 日本陸上競技連盟登録者である こと。 共通科目 計 35h (通信講座)(共通Ⅰ) 集合 40h、その他 112.5h、 計 152.5h (共通Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ) 専門科目 集合 30h ,自宅学習 10h 計 40h 集合 40h , 通信 20h 計 60h 共通 21,600 円、 専門 15,120 円 日体協手数料 1,080 円 共通 19,440 円 専門 10,800 円 時間数 受講料 登録料 初期登録手続き料 3,000 円、登録料 14,000 円/4 年 *共通科目は日体協が実施。共通は免除になる可能性がある。 <有資格者の現状> *2015/3/30 時点の数 ジュニアコーチ:1,673 人 コーチ:1,051 人 計 2,724 人 *水泳は 17,775 人、サッカーは 33,373 人、バレーボールは 14,304 人、 バスケットボールは 6,917 人の有資格者数(※2014 年 10 月時点) <ジュニアコーチ講習会の実績> 2012 年度~2014 年度の実績は、延べ 26 会場、697 名を養成した。 当初の目標である各ブロックで最低1会場以上開催するという目標を達成した。 会場数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 総計 2012年度 会場 合格者数 広島 45 東京 41 福島 30 北海道 13 2013年度 会場 合格者数 広島 41 福島 36 埼玉 30 福井 28 愛媛 27 山梨 27 岩手 21 沖縄 15 和歌山 12 北海道 11 4 会場 10 会場 129 人 248 人 2014年度 会場 合格者数 東京 64 三重 46 福島 31 宮崎 26 新潟 26 広島 24 大阪 21 愛媛 20 埼玉 17 静岡 16 北海道 15 兵庫 14 12 会場 320 人 <指導者育成事業の課題> ◯ ジュニアコーチ講習会 ・安定的な受講者数の確保 ├ 1 会場 35 人が損益分岐点 ├ 最少催行人数 10 人以上 ├ 各会場最低 20 人以上を目標 ├ 受付期間の延長 └ 受講者数に応じた補助金制度 ・講習内容の統一 ├ 全国どこで講習を受けても同一(内容・レベル)の講習が受けられるように する。 ├ 全国各地の指導者が一貫指導システムを理解する。 ├ 幅広く基本を学習する為に走・跳・投種目をパッケージ化する。 └ 開催日程を 3 日間に統一して、受講者の負担を軽減することができないか。 ◯ 有資格者対策 ・義務研修の周知 ├ 失効率 48% └ 研修数の大幅拡大 合講習) →各県の講習会を義務研修として認定(3時間以上の集 ・資格取得後のメリットの創出 ├ 国体・全国小学生大会の引率に必要 └ 2015 年度から陸連主催大会への入場特典設定 <大会での資格の義務付け> 全国大会の引率資格について ・ 国民体育大会 監督は、公益財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者制度に基づく公認陸上競技コ ーチ、公認陸上競技上級コーチ(以上、JAAF公認コーチ)、又は公認陸上競技指 導員、公認陸上競技上級指導員(以上、JAAF公認ジュニアコーチ)の資格を有す る者とする。 ・ “日清食品カップ”全国小学生陸上競技交流大会 総監督・指導者は都道府県陸上競技協会が推薦する指導者で、JAAF公認ジュニア コーチ(日体協公認指導員・上級指導員)、JAAF公認コーチ(日体協公認コーチ・ 上級コーチ)の資格を取得している者、または、JAAF公認ジュニアコーチ専門科 目修了者とする。 ・ “日清食品カップ”全国小学生クロスカントリーリレー研修大会 指導者のうち1名は、JAAF公認ジュニアコーチ(日体協公認指導員・上級指導員)、 JAAF公認コーチ(日体協公認コーチ・上級コーチ)の資格を取得している者、ま たは、JAAF公認ジュニアコーチ専門科目修了者とする。 * 小学生指導者中央研修会修了者はJAAF公認ジュニアコーチ専門科目修了者に含ま れる (該当者には修了証を2012年に発送済み)。 <大会の引率者の資格について> JAAF公認コーチ JAAF公認 ジュニアコーチ 共通科目 国民体育大会監督引率 専門科目 免除 小学生指導者 中央研修会 全国小学生陸上競技交流大会引率 全国小学生クロスカントリー リレー研修大会引率
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