第29回管理栄養士国家試験 解答速報 科目 問題番号 解答案 科目 問題番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 2 5 4 2 4 2,4 2 3 2 4 5 2 ※ 3 1 4 4 3 4 4 3 5 4 2 1 4 5 1 5 3 4 4 3 1 2 2 3 2 3 2,5 3 5 3 5 1,5 4 3 5 2 3 3 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 社 会 ・ 環 境 と 健 康 人 体 の 構 造 と 機 能 及 び 疾 病 の 成 り 立 ち 食 べ 物 と 健 康 基 礎 栄 養 学 応 用 栄 養 学 解答案 3 4 5 1 2 1 3 4 3 5 4 3 4,5 4 3 5 4 4 3 5 4 1 2 3 2 4 2,5 2 3 5 1 3 4 1 2 3 3 3 3 1 1 3 4 2 3 3 1,2 3 4 2 3 3 1,4 4 2 日本医歯薬研修協会 科目 問題番号 栄 養 教 育 論 臨 床 栄 養 学 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 解答案 3 4 5 1 2 5 4 4 5 2 4 3 5 1 4 2 2,5 4 5 2 4 3 1 4 3 3,4 5 2 5 5 5 1 4 4 4 4 1,3 ※ 3 4 3 2 4 4 4 3 科目 問題番号 公 衆 栄 養 学 給 食 経 営 管 理 論 応 用 力 試 験 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 解答案 5 3 2 3 4 4 1 5 2 4 4 3 4 1 5 5 1 2 5 2 3 4 2,3 5 3 3 5 5 2,5 4 5 4 3 5 2 2 3 3 2 3 5 4 4 4 3 4 5 4 5 3 ※ この解答速報は、日本医歯薬研修協会の見解です。厚生労働省の発表と異なる場合があります。 問12について (1) 旧厚生省は、1996年に公表した「生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について」のなかで、「「成人病」は加齢に着目した疾患群であり、生活習慣に着 目した「生活習慣病」とは概念的には異なるものである。」と謳っている。 一方、厚生労働省が運営する「e-ヘルスネット」では、「以前は「成人病」と呼ばれていましたが、成人であっても生活習慣の改善により予防可能で、成人でなくても発 症可能性があることから、1996年に当時の厚生省が「生活習慣病」と改称することを提唱しました。」と、生活習慣病は新しい概念ではなく、成人病からの改称と謳って いる。 そのため、ブリタニカ国際大百科事典には「生活習慣病は、1997年に厚生省が成人病の改称として提唱した。」と示されており、その他多くの辞典において、「成人病 からの改称」「成人病と同義」と示されている。 したがって、「成人病」と「生活習慣病」は同義語ではないとは断言できない。 (5) 「国民衛生の動向2014/2015」には、「現在では、がん、心臓病、脳血管疾患を合わせた生活習慣病が死因の約6割を占めている。」と記載されている。したがっ て、選択肢がこの引用であれば正解となる。 しかしながら、「健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料」において、生活習慣病の死亡割合として、平成22年人口動態統計での悪性新生物、心疾患、脳血管疾 患、糖尿病、高血圧性疾患の死亡率の合計を57.4%と示している。同様に平成23年、平成24年の上記5疾患の死亡率を合計すると、平成23年:55.7%、平成24年: 56.0%となる。確かに四捨五入すれば60%となる。しかしながら、国の政策として生活習慣病の減少を目指しており、実際に減少傾向を示しているにもかかわらず、 56%を約6割と水増しして減少していないと見せかける必要はないと考える。 問142について (1) Harris-Benedictの式を用いて、患者の基礎エネルギー消費量を算出すると、1,003kcalとなる。安静時エネルギー消費量は、基礎エネルギー消費量の1.2倍と考え ると、1,204kcalとなる。さらに、COPD患者では健常者に比べ安静時エネルギー消費量が1.3倍程度亢進していると考えると、患者の安静時エネルギー代謝量は 1,565kcalとなる。「COPD診断と治療のためのガイドライン(第4版)」では、「体重を増加させるためには、実測安静時エネルギー消費量(REE)の1.5倍以上のエネル ギー摂取が必要である」という記載があり、実測ではないものの上記の安静時エネルギー消費量に1.5を乗じると2,348kcalとなる。したがって、エネルギー摂取量 2,400kcalは多すぎるとは断言できない。 (3) 第20回国家試験問140において、「血漿分枝アミノ酸濃度は低下する」という選択肢が「COPDについて専門書等により記載が異なる」という理由で、不適切問題 (解なし)となった経緯がある。 「COPD診断と治療のためのガイドライン(第4版)」では、「COPDの栄養障害に対しては高エネルギー、高蛋白食の指導が基本であり、蛋白源としては分岐鎖アミノ酸 を多く含む食品の摂取が勧められる」と記載があるものの、そのエビデン スは示されておらず、最適な栄養治療法についての」コンセンサスは得られていない。
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