AGILENT 7800 ICP-MS による 製薬分析の高速化 Agilent 7800 四重極 ICP-MS システム設定と生産性向上ツールを搭載した 高性能 ICP-MS がもたらす驚くべき効果 現在、医薬品およびその成分中の金属の分析手法は変化の過程にあります。 潜在 的に有毒な元素不純物を測定するために、これまで使用されてきた比色分析法にか わって新たな機器メソッドが広がりつつあります。ICP-MS および ICP-OES を用いた新 たなメソッドでは、必要なサンプルが少量で済み、不純物を個々に定量できます。ま た、新たな ICH-Q3D Step 4 および USP<232> メソッドで規制されているすべての元素 を正確に定量できます。 こういった 多くの 利点 がもたらされる新 たなメソッドも、これから ICP-OES あるい は ICP-MS を導入しようとしている多くの 製薬ラボにとっては簡単ではありません。 Agilent 7800 ICP-MS は、最新のメソッドへのスムーズな移行をサポートします。サンプ ル前処理と分析を簡素化するハードウェア、メソッドの設定および最適化のほとんど を自動化するソフトウェアを備えているため、ICP-MS 分析を非常に簡単に実行でき ます。 Agilent 7800 ICP-MS は 信頼性の高い分析を 簡単に実現します。 世界のベストセラーとして実証された 堅牢なハードウェアに、自動最適化 ツールとプリセットメソッドを搭載した 7800 ICP-MS は、ラボの生産性を高め、 ルーチン分析に革命をもたらします。 詳細については、ホームページを ご覧ください。 www.agilent.com/chem/jp 元素不純物を高い真度と信頼性で定量 システムの適格性評価とコンプライアンス 製薬 ラボで 測定 する一部 のサンプルタイプは、ICP-MS で 問 アジレントは、最高レベルのコンプライアンスサービスを通じ 題 になることがあります。高濃度 のマトリックスを 含 むサン て、ICP-MS ハードウェアと ICP-MS MassHunter ソフトウェアの据 プルや、有機溶媒に 溶解したサンプルでは、プラズマに 過 付時および稼働性能適格性評価 (IQ/OQ) を実施しています。 剰 な 負荷がかかる可能性があります。また、ICH-Q3D および USP<232> の規制対象となる成分には、低濃度では測定が困 難な高い毒性を持つ元素がいくつか含まれています。イオン 化しにくいために感度が相対的に低 い 元素 (As、Cd、Hg) や、 多原子干渉を受ける元素 (質量数 75 で As+ に干渉する ArCl+ など) もあります。 アジレントのコンプライアンスソフトウェアパッケージは、1 台 の ICP-MS で構成されるラボ向けの PC ワークステーションベー スのソリューションから、複数の拠点や機器にまたがるグロー バルなエンタープライズ向けのソリューションまで、規模や種 類を問わずあらゆるラボに最適です。 7800 ICP-MS のハードウェアは、これらの問題をすべて解決す 搭載した堅牢なプラズマは、高濃度の溶解固形物 (最大 3 %) 75 As [He] ISTD:45 Sc [He] * x +4.2669E-005 x10 -1 yR == 0.0088 0.9998 DL = 0.002846 ppb BEC = 0.004842 ppd にも対応できます。ソリッドステート RF ジェネレータは有機溶 り、信頼性の高い分析結果を実現し、干渉補正式は不要にな DL = 0 ppb BEC = 0 ppd 1 比 媒に容易に対処できます。また、標準のヘリウム (He) モード では、一般的な多原子干渉をすべて低減できます。これによ 111 Cd [He] ISTD:159 Tb [He] * x +0.0000E+000 x10 -3 yR == 6.8998E-004 0.9999 比 るよう最適化されています。高マトリックス導入 (HMI) 技術を 0.5 ります。 0 元素不純物の分析ワークフローを簡素化 • USP<232> 規制対象成分のプリセットメソッド 再現性 ( バッチ内 ) と 耐久性 ( バッチ間 ) を 示す、ICP-MS MassHunter のシステム適合性テスト レポート 5.0 10.0 Conc(ppb) 1.5 Cd 15.0 201 Hg [He] ISTD:209 Bi [He] * x +1.8343E-006 x10 -2 yR == 0.0011 0.9999 比 • 医薬品の QC とサンプル分析レポート As 2.0 Conc(ppb) 4.0 208 Pb [He] ISTD:209 Bi [He] * x +1.5219E-005 x10 -1 yR == 0.0103 0.9999 DL = 0.008594 ppb BEC = 0.001732 ppd 1 1 DL = 0.0007395 ppb BEC = 0.001473 ppd 比 • 自動最適化ツール 2 0.5 0.5 0 Hg 5.0 10.0 Conc(ppb) 15.0 Pb 5.0 Conc(ppb) 10.0 毒性微量元素「ビッグ 4」の検量線 ホームページをご覧ください。 詳細については、 www.agilent.com/chem/jp 本資料に記載の情報は、予告なしに変更されることがあります。 アジレント・テクノロジー株式会社 © Agilent Technologies, Inc. 2015 Printed in Japan June 1, 2015 5991-5880JAJP
© Copyright 2025 ExpyDoc