ID・認証連携とデータ連携による地域ICTイノベーション ICTSFC産官学協働ワークショップ@金沢 石川県政記念 しいのき迎賓館 ガーデンルーム 2015年6月10日(水) 地域防災のための水理・水文 ビッグデータ利活用基盤の課題 富山県立大学大学院工学研究科 水工学研究室 てばかり 手計 太一 てばかり 手計 太一 【専門】 • 土木工学 • 水理学、水文学、河川工学、水資源工学 【こんなことやってました、やってます】 • 葉面温度を計測して、蒸散量を測定できないか? • タイ国チャオプラヤー川流域の水資源マネジメント • 新型人工芝サッカーグランドで内水氾濫を抑制しよう • 地下水の一般的な問題(特に、自噴井) • 地下水の起源推定 • 川の流量を精度良く計測する方法 • 大規模貯水池の最適運用方法 • XバンドMPレーダを利用した水災害の抑制 • 河川を流下する土砂の起源推定 水情報国土 「水に関するあらゆる情報を収集整備し、国 民がそれを共有し、活用することによって実 現された、安全で多様な文化を持つ国土」 を「水情報国土」として定義し、その構築に 向けてハード(光ファイバーネットワーク、監 視カメラ(CCTV)等)、ソフト(河川GIS、水情 報国土データ管理センター等)整備を進め ています。 http://www5.river.go.jp/ 川の防災情報 統一河川情報システム 観測諸元 水管理・ 道路局 気象庁 都道府 水資源 合計 県 機構等 国土保 全局 26 20 46 Cバンド レーダ 38 38 Xバンド MPレー ダ 2,406 1,180 1,289 5,027 233 10,135 地上雨 量計 2,309 4,532 74 6,915 水位計 1,579 188 86 566 299 2,718 水質等 6,358 1,368 1,395 10,125 606 19,852 合計 水文水質データベース 水文水質データベースに登録されている 観測項目 観測項目 観測所数 2,646 雨量 2,082 水位 1,142 水質・底質 277 地下水位・水質 111 ダム・堰 40 海象 124 積雪深 6,422 合計 統一河川情報システム(関東) 気象庁の雨量観測所 国交省(河川)の雨量観測所 統一河川情報システム(関東) 国交省(道路)の雨量観測所 都道府県の雨量観測所 その他に、電力会社、NTT、鉄道、道路、民間の気象会社などが 独自に雨量観測を実施している。 CバンドレーダとX-MPレーダ Cバンドレーダ(既存レーダ) X-MPレーダ 波長 Cバンド(4cm) Xバンド(3cm) 偏波のタイプ 単偏波レーダ 二重偏波レーダ 地上雨量データとのキャ リブレーションの必要 あり なし 【Cバンドレーダ(既存レーダ)】 (最小観測面積:1kmメッシュ、観測間隔:5分 観測から配信に要する時間 5~10分) 雑司ヶ谷 大手町 世田谷 ・ 高・ 高 分頻 解度 能( ( 5 16 倍 倍) ) 【XバンドMPレーダ】 (最小観測面積:250mメッシュ、観測間隔:1分 観測から配信に要する時間 1~2分) 108mm/h 雑司ヶ谷 大手町 世田谷 150mm/h XRAIN website Cバンドレーダ26基 Xバンドレーダ35基 PCやスマホで閲覧できます 2012年9月11日集中豪雨 2012年9月12日北日本新聞 2012年9月11日 豪雨 アメダスデータ 総雨量 75mm 18.5mm/10min (降雨強度111mm/h) 日本記録 室谷(新潟県) 50.0mm (2011/7/26) 20cm 宇奈月 (AMeDAS) 魚津 (AMeDAS) 中滑川駅 富山 (AMeDAS) 上市 (AMeDAS) X-MPレーダ(2012年9月11日) 134.7mm 187mm(日本最大;1982年長崎豪雨) 精度検証 中滑川駅での降水量変化 134.7mm (16:00-18:30) 2014年7/19,20魚津豪雨災害 7/19~20のアメダスデータ 7/19 7/20 2014年7月19日 2014年7月20日 2014年7月19~20日 XRAINによる降雨データ 185 mm 7/19 20:30~ 7/20 2:17 (約6時間) XRAIN24時間積算雨量(7/19) XRAIN24時間積算雨量(7/20) XRAIN48時間積算雨量(7/19-20) 2013年豪雨10イベント 6月19日 6月22日 7月24日 7月25日 7月29日 8月23日 8月30日 8月31日 9月4日 9月16日 24時間積算値 XRAIN 水害後の利用例 大規模データをどう貯めて、どう使うか • RAWデータ(P008)は、各レーダで一日あたり 約3.8GB • 一次処理データ(R005)は、各レーダで一日 あたり約1.8GB • 合成処理データ(G000)は、一日あたり約 250MB • Cバンドは、対象領域が全国であるが、一日 あたり約450MB(雨量データのみ) これからの水管理 • 気候変動(水災害の激化)と少子高齢化 • 公共事業予算が抑制されており、観測精度を 維持もしくは上げながらも、省力化や省資源 化しなければならない。 • 将来予測に欠かせない統計値を維持するた めに、どうしたら良いか? • 水文・水理センサーのネットワークの最適化 • 大規模になりつつあるデータベースを防災・ 減災ソフトとしてどう生かすのか • 市民への情報提供のありかた
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