保健部会 - 木更津市まなび支援センター

Ⅱ
保健部会
木更津市教育研究会
研究・研修記録
部会長 鈴木修一
Ⅰ 研修主題
心身の健康を自己管理できる子の育成をめざして
Ⅱ 研修の内容
1 研修の経過
(1)6月7日(土)会場:君津教育会館
○実技演習:救急法
講師
:木更津市消防本部署員
(2)6月19日(木)会場:君津教育会館
○講 演: 「スポーツ障害に対する応急処置のポイント
~外傷別応急処置における要点と注意点~」
講 師:はぎわら病院リハビリテーション室
理学療法士
梶谷卓也氏
趙 孝哲氏
(3)8月 7日(木)会場:富来田公民館
○講 演:
「学校保健における感染症予防と対策」
講 師:順天堂大学医療看護学部 大学院医療看護学研究科
池田 恵氏
(4)8月22日(金)会場:桜井公民館
○講 演:
「インターネット・SNS・LINE
~青少年を取り巻く現状と問題点~ 」
講 師:内房地区少年センター
髙安厚子氏
(5)11月 6日(木)会場:桜井公民館
○講 演:
「養護教諭として大切にしてきたもの
~健康教育と相談活動,組織活動を主体とした保健室経営~」
講 師: 前富津市立吉野小学校 養護教諭
亀井礼子氏
2 研修の内容
(1) 実技演習 「救急法」
保健部会会員の多くから技術と知識の確認という声が上がっており,毎年1回救命講習
を実施している。今年度も傷病者の発見からはじまり,意識の確認,呼吸の確認を行い,
人工呼吸,心臓マッサージ,AEDの使用及び周囲の人との連携の取り方など一連の処置と
対応法を救急救命士から指導を受けた。
養護教諭としての必須の技術である心肺蘇生法は,落ち着いて的確に対応できなくて
はならない。そのためにも来年も受講したいと考えている。
(2)講演 「スポーツ障害に対する応急処置のポイント
~外傷別応急処置における要点と注意点~」
学校での外傷・障害の現状,現場での職員の関わり,外傷別応急処置における要点と
注意点,児童生徒に対するセルフケアの啓発について実践をまじえて詳しく教えていた
だいた。
学校生活の中で小・中学生の外傷は「骨折・捻挫・打撲症」が圧倒的に多く,その都
度私たち養護教諭には応急処置として正しい知識・正しい対応,病院受診の判断が求め
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木更津市教育研究会
研究・研修記録
られる。それらを詳しく基礎から教えていただき,特に「アイシング・圧迫・挙上」に
ついては重要で,改めて必要性を感じた。また,ケガを未然に防ぐために予防が大切で
あること,予防に対する知識を身につけること,セルフケアが大切ということを学んだ。
これらは,体育科職員とも協力し取り組んでいきたいと思う。
(3)講演 「学校保健における感染症予防と対策」
本格的な流行期をむかえる前の感染症予防の講演は参考になった。
集団生活を行っている学校は,さまざまな感染症が発生しやすく,ひとたび感染する
と瞬く間に拡大してしまう。
感染症は養護教諭が知っているだけではいけないことが多く,どれだけ多くの先生方
に養護教諭と同じように動いて(処理して)もらえるように伝えられるかが大切になっ
てくる。今までの知識の確認ができ,今後の対応に自信を持って向かっていきたいと思
う。学校現場での感染症予防は経済面で病院のように完全に実施することは難しいが,
できる限り予防に努めたいと思った。
(4)講演 「インターネット・SNS ・LINE
~青少年を取り巻く現状と問題点~ 」
子どもたちはインターネット・スマートフォンを使いこなしているが,インターネッ
ト利用によりトラブルに巻き込まれたり,ネット依存,いじめ,誹謗中傷,掲示板のな
りすましによる被害にあっていたりと,多くの事例があげられた。講演会を行っても時
が経てば意識は薄れる。繰り返し指導の必要性を感じた。子どもを危険から守るのは大
人であること。その大人(買い与える親)の意識を高めることの重要性,学校だけでな
く家庭でもルールを決め,家族とのコミュニケーションやつながりの必要性も感じた。
(5)講演 「養護教諭として大切にしてきたもの
~健康教育と相談活動,組織活動を主体とした保健室経営~」
長い間の取り組みで,健康教育・保健指導・学校保健委員会・組織活動・地域を巻き
込んだ学校の中のコーディネート的な役割をお話しいただいた。
また,提示していただいた資料は,市販の教材にはない現役養護教諭の工夫された使
いやすい物になっており,参考にさせていただきこれからの執務に活用したい思いが強
まった。
経験談を聞くことで自分自身を見直し,振り返る良い機会となった。先生のお話から,
執務の裏には児童生徒への思いが感じられ,これからこの思いを自分も意識しながら児
童生徒たちに伝えていきたいと思った。
3 研修の成果
(3) 研修内容は,どの講演も養護教諭の執務と専門性の向上に役立つものであった。
(4) 心身の健康を自己管理できる子を育てていくために,直接的または間接的に生か
すことのできた研修となった。
(5) スポーツ障害,感染症予防など専門分野で活躍される先生に講演をしていただき,養護
教諭の知識を向上させることができた。ここで学んだことを児童生徒との対応や支援に
生かしていきたい。
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