NETmundial Initiative について

NETmundial Initiative について
2015年4月2日 IGCJ6
日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
インターネット推進部
前村 昌紀
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Coordination Council(CC) Members
https://www.netmundial.org/council
Academic & Technical
Government
Private Sector
Civil Society
Organizing Partners & Special Ambassador
Government
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活動開始
• 2015年1月から活動開始
• ISOC-ICANN会談共同声明の趣旨を反映
• https://www.icann.org/news/announcement-2014-12-20-en
• Terms of Reference(ToR, 役割記述)を定めた上で
活動開始するべき
• コミュニティが何を求めているか尋ねるべき
• 第1回CC会合の日程を延期
• 変更前:WEFダボス会議(2015/1/21—24) 期間中
• 変更後:2015年3月31日
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ToR起草作業
• ToR検討サブグループを編成
• 意見募集を実施(2015/02/02—27)
• 2/22までの締切を一度延長、39件が寄せられた
• https://www.netmundial.org/tor-feedback?page=3
• 週次電話会議とメーリングリストで検討
• NMIのToRの起草
• CCのミッション、運営ルールなど
• 3月31日CC会合(@サンフランシスコ)
• ToR採択のための Inaugural Meeting として予定
していたが、次期尚早として、Working Meeting
に変更。
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3/31 CC Working Meeting
https://www.netmundial.org/31-march-2015-working-meeting-stanford-university
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3/31 CC Working Meeting
https://www.netmundial.org/31-march-2015-working-meeting-stanford-university
• CCとして初の顔合わせ
• ToRドラフトの採択、即時意見募集
• 4月1日から5月1日まで
• NETmundial Initiative Stanford
Communiqué を採択
•
https://www.netmundial.org/blog/secretariat/netmundialinitiative-stanford-communiqu%C3%A9
• コミュニティからのプロジェクト提案のいく
つかの紹介を受ける
•
https://www.netmundial.org/contributions-list
• 次回会合=Inaugural Meeting+ToR採択を
6月に実施することを決定
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NETmundial Initiative Stanford
Communiqué
https://www.netmundial.org/blog/secretariat/netmundial-initiative-stanford-communiqu%C3%A9
• NMIは、NETmundial会合の協調精神を引き
継ぎ、インターネット諸課題に対処して
NETmundial原則の実装を推進するための、
ステークホルダー間の実践的協力を媒介する
プラットフォーム提供を目指していく
• NMIを進める上で、最高水準の透明性と包含
性を遵守と、グローバルなアウトリーチの必
要性を認識。Inaugural Meetingに向け、
様々な会議でエンゲージメントを進めて、
NMIの構成、役割、活動の理解を広げていく
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NMI Terms of Reference ドラフト(1/4)
http://comments.netmundial.org/
I. はじめに
1. NETmundial会合の成果
2. NETmundial原則に示される諸原則の認識
3. NETmundial会合の協調精神
II.ミッションステートメント
インターネット諸課題に対処して、NETmundial原
則の実装を推進するための、ステークホルダー間の
実践的協力を媒介するプラットフォーム提供を目指
していく
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NMI Terms of Reference ドラフト(2/4)
http://comments.netmundial.org/
III.根拠と公約
1. グローバルインターネットコミュニティが、今
後のインターネットの課題に対応策を与え、IG
エコスシテムを発展させる必要性を明確にした
NETmundial声明が発端
2. IGエコシステムの一要素として、マルチステー
クホルダー、オープン、透明、包含的な活動を
約束
3. 多様な関係者が意味ある参加機会をもたらす主
要である、能力開発と資金支援の推進を重視す
る。能力開発は真のマルチステークホルダーコ
ミュニティの実現に重要で、一部グループの参
加が不足している地域では特に重要
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NMI Terms of Reference ドラフト(3/4)
http://comments.netmundial.org/
IV. 活動の範囲
NMIは、IGFを始めとする既存の活動を補完し支持す
るものであり、方針決定機関ではない。以下の活動
を展開する
1. IGに関する、課題、解決策、専門性、リソースの
中立なクリアリングハウスとして活動し、様々な
人々がプロジェクトパートナーを探し、協力関係
を結ぶためのプラットフォームとなる
2. 知識と専門性を共有し、コミュニティが持つ課題
に対処するためのベストプラクティス、示唆、革
新を導く、オープン、包含的、バランスが取れ協
調的なコミュニティの実現を推進する
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NMI Terms of Reference ドラフト(4/4)
http://comments.netmundial.org/
IV. 活動の範囲(続き)
3. 特に発展途上地域で、IGエコシステムに対する参
加促進を行い、国や地域レベルでのMSHプロセス
を進める。
4. NMI原則の適用、深耕、実装を推進し、コミュニ
ティによるレポートを奨励する
5. 方針策定における格差是正のために、関連する組
織やプロセスと連携や能力開発の実現を通じて、
発展途上国のコミュニティ、政府、取り組み不足
(underserved)の関係者を支援する
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提案プロジェクトの一例
NYU GovLab “Map of IG”
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まとめ:NMIの今とこれから
• イマココ
• 初めてCCが顔を合わせ、コミュニケを発表した
• 発起人ではなく、CCとしての意思を見せた
• ToRのドラフトで、CCとしてのNMIの企図を明確
にした
• これから
• 体制論 -
ToRへの意見募集(~5/1),
CC運営ルールの整備、確立
• 各種会議でアウトリーチ、エンゲージメント
• 気になるところ
• ソリューション提案の採択方法
• 途上国支援などお金が絡むところの扱い方
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ありがとうございました
関連リンク:
NETmundial Initiative Webページ
https://www.netmundial.org/
ToRドラフト+意見募集ページ
http://comments.netmundial.org/
NETmundial Initiative について
2015/04/02 IGCJ6
JPNIC 前村
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