2年生物基礎 - 東京都立秋留台高等学校

平成27年度年間授業計画
教科・科目・講座等
理科・生物基礎
教科書・副教材等
高校生物基礎(実教出版)・高校生物基礎カラーノート(実教出版)
学習の到達目標
東京都立秋留台高等学校
2単 位
教 科 担 当
2学年 (必修)
萩原直紀・千田高史
1.基本的な概念や原理・法則を理解させ,科学的な見方や考え方を養う。
2.日常生活や社会との関連を図りながら,生物や生物現象への関心を高める。
3.生物学的に探究する能力と態度を育てる。
4.基礎的な学力の定着と自然現象に興味関心を抱き、自ら知識を修得し、発展的な思考を行える能力を養う
進捗状況
学
期
月
一
学
期
4
学習内容
生物の特徴
123 45678
組組組 組組組組組
アキルスタンダード
評
価
学習のねらい
評価の観点
配当
時間
・生物の共通性を3つ答えることができ、共通性と多様性が
・日常生活との中で生物の 関心・意欲・態 4
あるのはなぜか答えることができる。
つながりを理解し、興味 度
細胞の構造
・細胞発見のエピソードとその内容について答えられる
を持たせる。
思考・判断
4
5
観察・ 実験の技
・顕微鏡の各部の名称が全て言える。顕微鏡の正しい操作手
順に従って操作できる。
・必要な実験器具の操作法 能・表現
・動物細胞と植物細胞の模式図を見て各部の名称が答えられ
を習熟させることで、勉 知識・理解
る。動物細胞と植物細胞の違いが答えられる。細胞小器官の
強する基礎的知識の定
働きを説明しその成分や関係する物質名を上げられる
着を図る。
・顕微鏡を正しく操作し細胞を観察でき、正しい方法でスケ
ッチし各部の名称と気付いたことを詳しく記録できる。
・原核細胞と真核細胞の違いはなにか答えられる。
原核生物と真核生
・同化と異化の意味を説明しそれぞれの具体例を答えられる。
・同化と異化について理解
2
6
物
ATP と ADP の正式名が言えその関係について説明すること
させ、代謝を理解し、基
代謝
ができる。
礎知識の定着を図る。
・カタラーゼの実験を行い、実験結果から酵素カタラーゼの
・実験レポートの書き方を
3
性質について考察でき、実験結果をレポートにまとめ報告で
正しく学び、書けるよう
7 酵素
きる。
にする。
・光合成に必要な物質と合成される物質の分子式が書け、ク
・化学変化の違いによって
1
ロロフィルの働きが答えられる。
性質が大きく変化する
3
光合成
・呼吸の意味が説明できる。好気呼吸と嫌気呼吸の意味を説
ことを理解させる。
・同化異化の意味を実験で
明しそれぞれの例を上げられる。
3
確認させ、意義を認識させ
・ミトコンドリアと葉緑体の働きが説明でき、それぞれの起
呼吸
る。
源について説明できる。
二 9 体細胞分裂
・体細胞分裂の各期の特徴を答えることができ、DNA 量の変
・細胞分裂の意味と仕組み 関心・意欲・態 5
学
化をグラフに描くことができる。体細胞分裂の模式図を見て
を考えさせ、DNA につな 度
期
各期の名前を答えられる。
げていく。
思考・判断
観察・ 実験の技
・体細胞分裂を顕微鏡で観察し各期の判定ができ、特徴をつ
能・表現
かみ正しくスケッチして、報告できる
・体細胞に相同染色体が2本ずつあるのはなぜか説明できる。
・染色体から遺伝子へとい 知識・理解
5
10 染色体
ヒトの染色体を表す式が書け、染色体を作っている物質を答
う流れを認識させる。
えられる。
・ヒトの染色体46本を決められているグループに分類でき、
性染色体を判別できる。
ゲノム
・ゲノムの意味が説明できる。多くの生物は2セットのゲノ
・ゲノムから遺伝子へとつ
4
11
ムをもつのは何故か説明できる。ヒトゲノムの遺伝子数を答
ながる実験の意義を考え
えられる
させ、説明できるようにす
・グリフィスの実験結果から形質転換の意味が説明できる。
る。
・エイブリーの実験結果から形質転換の原因物質はなにかを
言える。
・ウィルスとはどんな存在か説明できる。バクテリオファー
ジの増殖の仕方を説明できる。
・DNA を構成する塩基の名が言え、塩基の相補性の説明がで
・DNA の構造や仕組みを
5
12 DNA
きる。
理解でき、遺伝子問題を考
・DNA の立体構造を解明した3人の科学者の名前が言える。
えられる。
・DNA の構造を理解し、模型を創る事ができる。
2
・ヒトの体の組織や器官に存在するまたはで働いているタン
タンパク質
パク質の名称と働きがわかる。
・タンパク質の基本的な構
・タンパク質とはどのような物質であるか説明できる。タン
5
造が理解できる。
パク質の性質や働きの違いはアミノ酸の配列の違いであるこ
とがわかる。
三 1
タンパク質と形質
・DNA の転写と翻訳の意味を説明できる。リボソームの働き
・タンパク質の合成と 関心・意欲・態 8
学
発現
が説明できる。mRNA と tRNA の働きが説明できる。
DNA のつながりが理解で 度
期
・転写と翻訳を紙の上で行いアミノ酸に見立てたビーズをつ
きる。
思考・判断
観察・ 実験の技
なげてタンパク質の合成ができる。
能・表現
・分化の意味が説明でき、多細胞生物のすべての細胞核には
遺伝子の発現
全く同じ遺伝子があるのはなぜか答えられる。多細胞生物の
・遺伝子の発現と生物の変 知識・理解
8
2
それぞれの細胞で発現する遺伝子が違うのはどのような仕組
化が理解でき、遺伝子によ
みがあるのか説明できる。
る問題を考えられる。
・ユスリカの唾液腺染色体を観察し詳しいスケッチができる。
・細胞の全能性の意味とその理由が説明できる。
3
遺伝子利用
・最新の技術に興味関心を
・ES 細胞と iPS 細胞とはどんなものか説明ができ、ES 細胞
8
持ち、探求しようとする意
と iPS 細胞のそれぞれの問題点を言える。
欲を持つ。
・iPS 細胞の医療への応用例を挙げられる。遺伝子組み換え食
品とはどんなものか説明できる。クローンの意味が正確に説
明できる。
・細胞を壊し DNA を抽出する実験のそれぞれの操作の意味が
わかる
太字については朝の30分授業(ベーシックⅡ)においても学習
*評価:A(十分に達成できた)
、B(おおむね達成できた)
、C(不十分であるが達成できた)
、D(達成できなかった)