平成26年度協会案内 - CG

協会 案内
Computer
Graphic Arts
Society
2014 / 2015
人
が
文
化
を
創
り
、
文
化
が
心
を
動
か
す
。
公 益 財 団 法 人 画 像 情 報 教 育 振 興 協 会( C G - A R T S 協 会 )は、1 9 9 1 年 の
設 立 以 来 、コンピュータを利 用した 画 像 情 報 分 野 の 人 材 育 成と文 化 振 興 の
一 翼を担 い、その 発 展に努 めてまいりました 。
設 立 2 4 年を経 た 現 在 、C G - A R T S 協 会 のカリキュラムで 学 んだり、コンテ
ストで 受 賞した 多くの 方 が 学 術・芸 術・産 業 の 第 一 線 で 活 躍されています 。
画 像 情 報 の 活 用も多 様な産 業 分 野に広 がり、人 々の日常 生 活 の中でも欠 か
せないものになっています 。
C G - A R T S 協 会 は 、画 像 情 報 に 関 連 する産 業 や 文 化 の 新 たな誕 生とそ
の 成 長に貢 献 するためにさまざまな活 動を行っています 。
CG-ARTS協会の役割
産業
人 材育成
・カリキュラム策定
・ 教材開発・出版
・ 検定実施
・ 指導者支援
文化 振 興
学術
芸術
・フェスティバル企画運営
・ 展覧会・イベントプロデュース
・クリエイティブサポート
・ 学生CGコンテスト開催
その 柱 の 一 つは「 人 材 育 成 」で す 。変 化 の 激しい 時 代 であるからこそ 、基
礎 の 充 実 は 欠 か せませ ん 。画 像 情 報 分 野 の 人 材 の 基 礎 能 力 の 強 化 のため
に、カリキュラムの 策 定 、教 材 の 開 発 、指 導 者 の 支 援 、検 定 の 実 施などを行う
ことで、体 系 的な知 識とスキルを身につけた 人 材を育 成しています 。また、最
新 の 技 術 や 表 現を習 得 する場 や 産 学 交 流 の 場を提 供し、優 れた 人 材 が 、よ
り社 会 へ 繋 がる活 動に取り組んでいます 。
もう一 つ の 柱 は「 文 化 振 興 」で す 。テクノロジーの 進 化と共 に 生まれる多
様な作 品 の 文 化 的 価 値を評 価していくために始 めた 学 生 C Gコンテストも2 0
回を迎え、創 設 時 から関 わった 文 化 庁メディア芸 術 祭も1 8 回になります 。永
年にわたり蓄 積した 貴 重なノウハウやネットワークを活 かしながらも、絶えまな
い 変 革を遂 げることによって、日本 から魅 力 溢 れる文 化 が 創 造され 続 けるこ
とを目指しています 。
さまざまな分 野 で 画 像 情 報 の 役 割 がますます 大きくなり、人 材 育 成と文 化
振 興 の 重 要 性 が 高まっています 。C G - A R T S 協 会 は 公 益 法 人に求 められる
ガバナンス体 制を維 持し、二 つの 柱となる活 動に邁 進し、社 会に貢 献してい
きたいと考えています 。
公益財団法人 画像情報教育振興協会
理事長
松阪 喜幸
優 れ た 才 能 を 育 む た め に。
人材
育成
[ Education ]
教育カリキュラムの策定、教材の開発と出版、指導者の支援、検定やセミナーの実
施、調査研究など。教育振興活動では、優れた才能を育むためには、社会の要請と
教育実践の循環が重要と考え、時代の変化に対応して、真に必要とされる人の育成
に取り組んでいます。
Education
1
検定
社会で求められる実践力を持つ人を育成するために、学習目標とな
る検定を実施しています。クリエイターやエンジニアなどの目指す職
種に合わせて5領域に分かれた検定は、22年間で69万人の受験
者と31万人の合格者を輩出しました。団体で受験に取組まれた組
織は750件に及びます。優れた成績を修めた個人と団体には、文部
科学大臣奨励賞やCG-ARTS協会賞を贈呈し学習・教育活動の
励みとしていただいています。
『CGで表現をする』デザイナー、
クリエイターのための検定。
活用分野:映画、アニメーション、CM、ゲーム、
ミュージックビデオなど
CGクリエイター検定
『CG分野の開発や設計をする』
エンジニア、
プログラマのための検定。
活用分野:アニメーション、映画、ゲーム、VR (バーチャルリアリティ)、MR (ミックスドリアリティ) など
CGエンジニア検定
『画像処理分野の開発や設計をする』
エンジニア、
プログラマのための検定。
活用分野:映像通信、
コンピュータ周辺機器、
ロボットビジョン、製品検査、医療応用、印刷など
画像処理エンジニア検定
『Web制作をする』
コンセプトから運用にたずさわる専門家のための検定。
活用分野:Web制作、Web運用、
インフォメーションアーキテクトなど
Webデザイナー検定
『ビジネスや開発でITを活用する』方のための検定。
活用分野:IT関連、
コンテンツ制作関連、
ビジネス全般など
マルチメディア検定
Education
2
指導者支援と認定教育校
「 教科書 」に対応する指導者用教材の整備や、新しい教育内容の
指導方法を習得いただく指導者向けのワークショップやセミナーを実
施しています。CG-ARTS協会のカリキュラムを実践いただいている
「認定教育校」には、教育活動のご支援を行うとともに、安心して学
べる教 育 機 関として学 習 者のみなさんへ情 報 提 供をしています。
2014年4月現在、185校の教育機関を登録しています。
Education
3
指導者用CD-ROM教材
指導者向けセミナー
教育普及活動
カリキュラムの提供や講師の紹介などを通じた教育機関へのご支援
や、現役のクリエイターやエンジニアを講師として招聘した特別授業を
学生向けに実施しています。CG-ARTS協会のWebサイトでは、画像
情報に関連する産業界の現状や求められる人材像、教育現場の最
前線、先輩からのメッセージを
「CG-ARTS教育リポート」
として提供し
ています。
また、人材育成パートナー企業と教育機関の産学交流会を
開催することや、学会や各種イベントでの協会活動の紹介など、
さま
ざまな活動を通じて画像情報分野の教育振興を図っています。
Education
4
www.cgarts.or.jp/report/
産学交流会
出版
画像情報分野のクリエイターやエンジニアを目指す人のために、基
礎から体系的に学ぶことのできる教育カリキュラムを策定していま
す。
「 教科書 」
「 実践書 」
「 検定問題集 」など、
カリキュラムに基づく
20種類の書籍や電子書籍は、高校・高等専門学校・専門学校・大
学・大学院などの多くの教育機関や、企業で活用されています。
委員・委員会
・ 協会委員(クリエイター 、開 発 者 、研 究 者 、企 業 人など約 3 0 0 名 )
・ CG クリエイター教育 推 進 委員会
・ W e b デザイナー 教 育 推 進 委員会
・ CG エンジニア教育推 進 委員会
・ マルチメディア教 育 推 進 委員会
・ 画像処理エンジニア教 育 推 進 委員会 ・ 学 生CGコンテスト審 査
新しい文化を育むために。
文化
振興
[ Culture ]
フェスティバルの企画運営、展覧会やイベントのプロデュース、
クリエイティブサポー
ト、学生CGコンテストの実施、調査研究など。文化振興活動では、新しい文化を育
むためには、新しい才能を評価し社会につなげていくことが重要と考え、
メディア芸
術分野を中心に諸活動に取り組んでいます。
Culture
1
文化庁メディア芸術祭
デジタル技術が表現ツールとして広がり、
日本のマンガやアニメなど
への世 界 的な評 価が高まった9 0 年 代の状 況を反 映して誕 生した
「文化庁メディア芸術祭」
も、2014年度で第18回となります。応募
数や来場者数も飛躍的に伸び、国際的にも大きな祭典へと成長し
文化庁メディア芸術祭
ています。長期展望や社会環境の変化をふまえて、新しいフェーズに
着実に進んでいくことができる企画・運営を担っていきます。
Culture
2
学生CGコンテスト
歴代受賞者の活躍も目覚ましく、デジタル分野の登竜門として「学生
CGコンテスト」は定着しています。1995年のスタート以来、制作環
境の進化に合わせて対象領域を広げてきましたが、
ソーシャルメディ
アの広がりによって、作り手と鑑賞者の関係や、作品評価の仕組み
学生 CG コンテスト
が大きく変わりつつある状況に対応して、2011年度に新しいコンテ
ストに生まれ変わりました。これからも更に進化していきます。
Culture
3
クリエイティブサポート
新しい文化を育む支援活動に取り組んでいます。
「メディア芸術クリ
エイター育成支援事業」は、文化庁から委託され、文化庁メディア芸
術祭の若手受賞者等の新企画に対して制作支援をしています。ま
た、新しい分野のアーティストやクリエイターを、
フェスティバル、
ミュー
メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表
DEPARTURE dep-art-ure.jp/
ジアム、企業などとコーディネートすることや、新しい才能を世界につ
なげるWebサイト
「DEPARTURE」
を運営しています。
Culture
4
展覧会・イベントプロデュース
新しい才能が社会から広く認知され、活動の場を広げていくには、
さ
まざまな形 態の展 覧 会や上 映 会 、
シンポジウム、イベントが必 要で
す。
しかし新しいジャンルは、作品展示の方法を一つとっても定型化
されてはおらず、
そのことで広がりにくくなっている側面があります。
CG-ARTS協会はこれまでのノウハウやネットワークを活かし、多様な
ジャンルの展覧会やイベントをプロデュースしています。
協力関係団体
C G - A R T S 協 会は、国
学術団体
内外の学術団体やフェ
スティバルと協力して人
材 育 成と文 化 振 興 に
取り組んでいます。
フェスティバル
文化庁メディア芸術祭(1977∼10,12∼14)、ROBOT-ISM 1950-2000 ∼鉄腕アトムから AIBO ま
で∼
(2000)、文化庁メディア芸術祭 海外展(2002, 07, 08, 09, 10)、日本 ASEAN 交流年記念
「国際アニメ・マンガフォーラム」(2003)、文化庁メディア芸術祭 10 周年企画展「日本の表現力」
(2007)、文化庁メディア芸術祭国内巡回事業(2011)、MEDIA GEIJUTSU(2012)、MAT
(2013)、道後オンセナ―ト
(2013 ∼ 14)
ACM SIGGRAPH、アジアデジタルアートアンドデザイン学会、映像情報メディア学会、可視化情報学会、
画像電子学会、芸術科学会、情報処理学会グラフィクスとCAD研究会、電子情報通信学会MVE研究会、
日本図学会、
日本デザイン学会、
日本バーチャルリアリティ学会
ARS ELECTRONICA(オーストリア・リンツ)、SICAF(韓国・ソウル)、FILE(ブラジル・サンパウロ)、JAPAN EXPO
(フランス・パリ)、JAFF(エストニア・タリン)、TodaysArt Festival(オランダ・ハーグ)、transmediale(ドイツ・ベルリン)
C G - A R T S 協 会を
C G -A R T S 協 会 の
支える人たち。
学術・芸術・産業など、
さま
ざまな分野の専門家や企
業が私たちの理念に賛同
し、活動を共にしてくださっ
ています。
理 事・監事・評 議 員・賛 助 会 員
理事
理事長
松阪 喜幸
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
歩み。
1985年に「CGカリキュラム研究会」がJCGLで始動し、1988年にはCG-ARTS
協会の母体となる「画像情報生成処理技術者の育成に関する研究会」が全
国11大学の研究者とともに発足しました。1990年にはキヤノンマーケティング
ジャパンをはじめ、IT関連企業などのサポートを受けて財団法人設立準備が
始まり、1991年に体系的なCG教育カリキュラムが完成するとともに、CG-ARTS
協会を創設しました。
上席執行役員
専務理事
阪田 斉弘
公益財団法人画像情報教育振興協会
理事
加藤 譲
株式会社電通 取締役専務執行役員
理事
金子 満
DeTao Masters Academy Professor
理事
源田 悦夫
九州大学大学院 教授
理事
里中 満智子
マンガ家
理事
西田 友是
広島修道大学 教授
理事
原島 博
東京大学 名誉教授
理事
板東 睦実
株式会社博報堂 第二クリエイティブ局 局長
監事
草原 真知子
早稲田大学 教授
松村 俊夫
公認会計士
評議員
内山 博子
女子美術大学 教授
大林 克己
株式会社イマジカデジタルスケープ
沿革
画像情報教育振興協会の設立
「画像情報生成処理者試験(略称:CG試験)」スタート
「財団法人画像情報教育振興協会」の設立が文部省より認可
「画像情報技能検定CG部門(CG検定)」が文部省より認定
「文部省認定 画像情報技能検定CG部門(CG検定)」スタート
代表取締役社長
河口 洋一郎
東京大学大学院 教授
川崎 正己
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
「学生CGコンテスト」スタート
CG-ARTS協会のWebサイトを開設
代表取締役社長
近藤 邦雄
東京工科大学 教授
澤部 正喜
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 顧問
塩田 周三
株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役社長
下田 陽久
東海大学 教授
鈴木 伸一
杉並アニメーションミュージアム 館長
富野 由悠季
アニメーション監督
中嶋 正之
Uppsala University Professor
藤川 幸廣
株式会社IMAGICA 代表取締役社長
藤代 一成
慶應義塾大学 教授
CG標準テキストブックの刊行
画像情報技能検定「マルチメディア部門」
と
「画像処理部門」スタート
「文化庁メディア芸術祭」スタート
(主催・企画・制作・運営を担当)
「文化庁メディア芸術プラザ」
を開設
(企画・運営を担当)
特別賛助会員
株式会社インプレスジャパン
株式会社TBSテレビ
株式会社ウチダ人材開発センタ
凸版印刷株式会社
株式会社大林組
株式会社日経BP
キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社
日興美術株式会社
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
日本テレビ放送網株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
株式会社博報堂
株式会社資生堂
株式会社ビーエス朝日
清水建設株式会社
株式会社フォーラムエイト
大日本印刷株式会社
株式会社フジテレビジョン
株式会社丹青社
株式会社プレシーズ
株式会社テレビ朝日
株式会社プレミアムエージェンシー
株式会社テレビ東京
株式会社レイ
文化庁メディア芸術祭企画展「Robot-ism 1950-2000
∼鉄腕アトムからAIBOまで∼」
を主催
インターネット通信講座・CG標準コース
[技術編]
を開講
「文化庁メディア芸術祭北京展」
を開催
新教育カリキュラム完成
「ディジタル映像表現・Webデザイン・ビジュアル情報表現・
コンピュータグラフィックス・ディジタル画像処理・
ビジュアル情報処理」のテキスト刊行
新検定「CGクリエイター検定・CGエンジニア検定・
画像処理エンジニア検定・Webデザイナー検定・
マルチメディア検定」スタート
株式会社電通
事業賛助会員
株式会社アドナップ
株式会社丹青ディスプレイ
株式会社アーチシステムズ
チームラボ株式会社
株式会社アイ・エム・ジェイ
株式会社テクノモバイル
株式会社イマジカデジタルスケープ
株式会社デジタル・フロンティア
株式会社イマージュ
株式会社テトラ
株式会社映像センター
株式会社東京スタデオ
NHN PlayArt株式会社
株式会社Too
有限会社神風動画
株式会社drawiz
有限会社キネ
株式会社日交
株式会社キャドセンター
株式会社博報堂アイ・スタジオ
京楽ピクチャーズ.
株式会社
株式会社ポリゴン・ピクチュアズ
株式会社グラフィニカ
株式会社ボーンデジタル
グローバル・テクノロジー・デザイン株式会社
マッチロック株式会社
ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社
株式会社リズ
株式会社サートプロ
REALLUSION INC.
株式会社Cygames
株式会社wise
株式会社サンジゲン
株式会社ワークスコーポレーション
株式会社スクウェア・エニックス
株式会社ワコム
株式会社STUDIO4℃
株式会社ワンコンシスト
(50音順)2014年6月現在
文化庁メディア芸術祭10周年企画展
「日本の表現力」
を開催
経済産業省コンテンツ産業人材発掘・育成事業「S3DCG
アニメ人材育成カリキュラム策定」
を実施
電子教科書・映像教材・3DCGデータ教材などを開発
「メディア芸術クリエイター育成支援事業」
を実施
(企画・運営を担当)
内閣総理大臣より公益財団法人に認定
「公益財団法人画像情報教育振興協会」に名称を改定
文化庁メディア芸術人材育成支援事業
「3DCGアニメーション・ゲームコンテンツ制作の基盤教育―
教育者向けワークショップ」
を開催
‘14
文化庁メディア芸術人材育成支援事業
「3DCGアニメーター育成に関する
教育者向けワークショップ」
を開催
〒104-0061 東京都中央区銀座1-8-16
電話/03-3535-3501 ファックス/03-3562-4840 http://www.cgarts.or.jp/