流通BMS導⼊事例 「単品管理経営と流通BMS」 2015年3⽉5⽇ Olympicグループ 常務取締役 兼 スコア 代表取締役社⻑ ⼩倉 博 © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. 0 1. Olympicについて 1 Out-line 1962年 創業 東京都⽴川市に1号店を出店 2012年 創業 50周年 群⾺:1店舗 埼⽟:9店舗 東京:56店舗 千葉:8店舗 神奈川:18店舗 92店舗 平成27年2⽉期 連結業績予想 営業収益:1050億円 © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. 1 1. Olympicについて 2 2020 Olympic Olympic ⾷品館 専⾨店 ディスカウント ストア 変化に即した 機動的な店舗戦略 Olympic おりーぶ 動物総合 医療センター © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. OSC デオシティ新座 OSC 湘南シティ + 専⾨店フォーマット 2 2. システム化に向けての考え⽅ 1 Olympicシステムの経緯と⽬的 1990年 リリースシステム 基本⽅針 ✧ EOS 100%化:EDI導⼊ (POS導⼊済) ✧ TCを前提とした:物流センタ 物流改善 (TC)整備 店舗業務改善 2012年 リリースシステム ⽬ 的 ■ ⽉別単品管理 担保(結果) 基本⽅針 ⽬ 的 ✧ 業務プロセスを変更しない (改善は⾏う) ■ ⽇別単品管理 担保 ✧ 経営課題*の解決 ■ 経営課題解決の 実現 *次⾴ © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. 3 2. システム化に向けての考え⽅ 2 経営視点から⾒たシステム化⽅針 経営戦略(競争に勝つための政策定義)のためのIT政策=IT戦略と捉え、2012年に基本システム刷新を⾏うことで下記を実現する。 達成内容 政策 ✧新ビジネスモデル推進/ 業務プロセス改⾰のための IT化推進 実現する事項 営業管理基本システム刷新 積み上げ事項(済) 2012年 2013年以降 ①新ビジネスモデル/M&Aにスピードを持って 対応できるしくみ化 ✧マスタ全⾯⾒直し (既存移⾏担保) ②完全単品管理に基づき、経営・MD数値 の正確性、スピードUP担保 ✧⽇別単品(売・粗・在)管理 ✧商品勘定及び周辺システム 刷新 ③販売に向けた業務プロセスの改⾰ ■取引先プロセス ■物流プロセス ■店舗プロセス ✧業務プロセス改善 (ユーザインターフェース) ✧業務改善継続 ・新店舗端末導⼊ ・流通BMS採⽤(予) ・TC/DCシステム化(予) ✧効率性向上(改善)、 維持コスト低減のための IT化推進 ④システム維持費⽤軽減の抜本的⾒直し ✧新基幹システム稼動 ・HOST(汎⽤)置換え ・運⽤レス(無⼈運⽤) ・ITインフラ共通基盤化 ✧店舗SA(ストアサーバ) 集中化 ✧リスク軽減のための IT化推進 ⑤災害時の事業維持担保 ⑥情報セキュリティ維持担保・アクセス管理 ⑦コンプライアンスニーズの担保 ✧⽼朽化対策の実現 ✧データセンタ完全移設 ✧内部統制対応 © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. 4 3. 流通BMSの位置づけ 1 流通BMSの⽬的(確認) ■ 流通BMSの⽬的はEDIの標準化で、業界全体の最適化を⽬指すこと ⼩売 卸・メーカー 受注 ⼩売りへ 発注データ 発注 出荷データ 出荷 出荷梱包データ 検品 卸・メーカーから 受領データ 返品データ 返品 ⼩売りから 返品 売掛 卸・メーカーへ 買掛 請求 請求データ 消込 消込 ⽀払データ ⽀払 標準メッセージ 業務プロセスモデル 業務プロセスモデル ■ 業界全体の標準化 = 業務改善 = コスト軽減 業務改善ポイント 卸・メーカー ✧各⼩売個別対応が必要なくなる (データ⾃動連携しない⼩⼝取引先はFAX-EDI、Web-EDI等) ✧受領データが受け取れる前提として、出荷データを送出する © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. ⼩売 ✧出荷データまたは出荷梱包データと物流ラベルの組み合わせで、 仕⼊⾃動確定につなげる (仕⼊確定⼊⼒の排除) 5 3. 流通BMSの位置づけ 2 単品管理と流通BMS 運⽤の徹底 経営の統制 POS:100% ⽇別単品管理 (売・粗・在) の担保 単品管理を 阻害する要因 EOS:100% (EDI) 経営での活⽤ = 単品管理経営 システムでの解決 仕⼊⽇次確定 置き換え 流通BMS 出荷データ・物流ラベル 連携での仕⼊⾃動確定 © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. 6 4. 単品管理経営の課題 1 単品管理経営の⽬的 ■ 単品管理経営推進 ⽇別単品管理担保 ⾃動発注 流通BMS・物流 事業戦略 商品政策 顧客政策 新ビジネスモデル対応 業務改善 物流戦略(物流⾒直し) ■ 内部統制の深耕 売上総利益 売価還元法 → 原価法 数値統制 その他営収(リベート)管理 予算企画&管理 © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. 予算統制 7 参考:単品管理経営の課題 ⽇別単品管理担保のためのMin.対応(考え⽅) 取引先 BMS対応 マスタ管理業務 販促企画業務 発注業務 VAN会社 EOS対応 取引先 (⼩⼝) ⼩売業務システム POS売上管理 業務 仕⼊伝票 登録業務 棚卸業務 仕⼊確定 (SCM)モデル ■業界標準「流通BMS」のメッセージに対応し、 かつ業務の省⼒化・正確化を実現するモデル 単品 単品(売・粗・在) 管理モデル 売上総利益 管理 ⼩売会計システム 管理・財務会計 © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. 買掛管理 ■「単品管理経営」のための、⽇別単品在庫 、原価法による単品粗利情報を提供する モデル 8 参考:システム刷新(2012)の概要 システム関連図 ベンダー システム (2014年現在) ■ 拠点 ■ データセンタ POP 新基幹 (営業管理基本システム) 計量器 PCクライアント POS POSサーバ 集中SA タブレット Wifi Webサーバ 新型ハンディ ・商品登録(マスタ管理) ・商品発注 ・商品企画(特売) ⾃動 ・売上 仕訳 ・仕⼊ ・棚卸 ・予算管理 ・売上総利益 ・買掛 単品管理 システム ・DC在庫管理・棚卸 ・ピッキング管理 ・店別仕分 ・仕⼊確定⼊⼒ ⾃社内物流 © Copyright SCORE Corporation All rights reserved. ⼈事・給与 ■ 物流センタ ⼊⼒ 管理会計 予算管理 ⾃動仕訳 配賦管理 財務会計 ⼊⼒ ■ EDI VANベンダ ■ 取引先 物流連携(未)TA伝票のみ 9
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