中期経営計画

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2015年度から2017年度の中期経営計画では、平田機工のグループ力を結集し、
世界のトップ企業から、グローバルに競争力のある生産システム・インテグレータ
としての評価を確立することを目指し、受注・生産体制を確立します。新たな市場、
新たな事業領域に果敢に挑戦し、新たな利益を創出します。
これを実現するために以下の2つの課題に取り組みます。
①グローバル化への取り組み
②国内市場の新規開拓・新規事業への取り組み
以下の6項目を基本的な原則として推進します。
【基本的な原則】
1.All Hirataで判断する。
2.海外市場の拡大を受けて、グローバルな生産・販売体制を確立する。
3.新市場、新商品、新事業を創出する。
4.新たな業務改革による利益を創出する。
5.既存顧客・既存市場におけるシェアを拡大する。
6.固定費を抑制し、人員をグローバルに再配置する。
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Ⅰ 推進体制
海外事業本部・商品事業推進部・研究開発本部の新設
・グローバルな事業展開のため営業部門を再編し、海外子会社の事業支援
を主な機能とする海外事業本部を新設する。
・機能ユニットの商品化による新事業領域拡大のため、商品事業推進部を
新設する。
・研究開発本部を設置し、新領域へ挑戦し新しく柱になる事業を創造する。
事業本部
海外事業本部
取締役会
社長
調達本部
研究開発本部
商品事業推進部
管理本部
品質管理部
内部監査部
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Ⅱ 課題への取り組み
【1】中国の営業拠点・生産体制の見直し
中国内陸部への工場地帯の移動に伴い、
現在の体制を見直し、事業規模を拡大する。
【2】東南アジア地区での需要拡大への対応
・東南アジア地域の市場拡大に応じて事業規模を拡大する。
・インドネシアに開設した新子会社により営業を拡大する。
・タイの子会社は、タイにおける製造拠点として生産を拡大する。
東南アジア
中国
タイ
日系を含む外資系企業等は、
上海
内陸部の工場地帯に移動
広州
マレーシア
シンガポール
インドネシアの子会社
PT. Hirata Engineering Indonesia
2015年2月より稼働
インドネシア
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Ⅱ 課題への取り組み
【3】北米での生産体制の確立
北米自動車市場への供給拡大のため、新工場の生産体制を強化する。
米国
Hirata Corporation of America
デトロイト
インディアナポリス
チャンドラー
(アリゾナ)
メキシコ
Hirata Engineering S.A.De C.V
サルティヨ
米国の子会社
Hirata Corporation of America
の新工場
2014年8月より稼働
以前の工場の約4倍の面積を持つ
新工場面積:12,448平方メートル
旧工場面積: 3,035平方メートル
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Ⅱ 課題への取り組み
【1】ユニット商品の販売
豊富な生産設備における経験を活かして
「電動ストッパー」などの、ユニットを商品化し、販売する。
ECO電動ストッパー
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Ⅱ 課題への取り組み
【2】新事業領域の開拓
日本国内で成長が見込まれる新事業領域において商品開発を行う。
病理標本作製用全自動連続薄切装置
ティシュー・テック スマートセクション
医療、製薬、介護など、
日本国内において、これから
成長が見込める新市場、
新事業に挑戦し、商品開発
を行う。
サクラファインテックジャパン株式会社様
より設計・製造を受託
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Ⅱ 課題への取り組み
【3】関東・関西地域での営業活動強化
営業部門を再編し、
主要顧客が立地する関東・関西での営業活動を強化する。
関西工場
滋賀県野洲市
関東工場
栃木県宇都宮市
滋賀(関西工場)
栃木(関東工場)
熊本
東京(本社)
(本部 熊本工場
熊本東工場 楠野工場 七城工場)
本社
東京都品川区
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Ⅲ 基本的な原則
●Hirataグループでの利益確保を判断基準の最優先事項とする。
●海外を含めたグループ全体の営業、生産体制を見直し、再構築する。
●海外関係会社との協力・連携により、受注機会を拡大し、現地生産能力
を向上させてコストを低減する。
●関係会社との連携によるメンテナンス・サービス体制を世界規模で構築する。
●海外関係会社との連携による、合理的な海外調達の仕組みを構築する。
●国内における成長分野に進出し、新たな事業の柱を作るために新商品開発
を行うことで、当社の事業領域を拡大する。
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Ⅲ 基本的な原則
●利益を出せる体質、体制を構築するため、新たな業務改革を行う。
●グループ全体での調達コスト低減、業務効率を向上させる。
●既存事業領域での、世界トップ企業との取引を拡大する。
●資産・備品の統一管理、一括購買を通じた、業務の効率化を実施する。
●グローバルな人員の採用計画を実施し、人員を再配置する。
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Ⅳ 目標
●連結売上高 500億円台を定着させる。
●営業利益率 5%以上とする。
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本資料のお取扱い上のご注意
本資料中の業績予想ならびに将来予測は、本資料作成時
点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、
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スクや不確実性が含まれています。そのため、事業環境の
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述されている将来見通しとは大きく異なる結果となることが
あることをご承知おきください。
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