日常 に 生 き る 行書 の 力

丸み
︵曲線化︶
点画から点画へ
書き進めるときの
気持ちのつながりを
﹁筆脈﹂といいます。
楷書
はじ
︵恥︶
帯
きょ り
行書
はがき新聞
して書けましたか。
連続・丸みを理解
行書
を重ねて書いています。
より速く書くために、終筆と始筆
直接連続
楷書
しています。
次の画へ向けて、最短距離を移動
筆脈の連続
形と動きの確かな理解
連続・丸みを確かめながら書こう
行書
筆を運ぶ。
次の画へ向けて
筆脈の連続
直接連続
二つの点画がつながって
いるのはなぜでしょうか。
行書
楷 書にはない線が出ている
のはなぜでしょうか。
行書で書こう
楷書
楷書
直接連続
いったん止めて
折り返す。
み こ
今まで学習してきたことを生かして書く。
学びやすい書風
34
たましい
︵魂︶
︶
BUMP OF CHICKEN
おどろ
行書も使って
印象的な文を
引用しても
いいね。
35
日常に生きる行書の力
行書を日常生活の場面で捉え、
ふだんの文字を読みやすく速く書くための
行書の基礎基本を理解・習得することができます。
見通しをもてる出会い
硬筆で書かれた行書仮名交じり文を見て味わい、
作詞/藤原基央︵
ふじわらもと お
﹂より
sailing day
中学三年間の行書学習の見通しをもちます。
これらの文字から、どのような印象を受けますか。
新しい書体との出会い
﹁
これらの文字は、﹁行書﹂という漢字の書体と、それに調和する書き方の平仮名を使って書かれています。
中学三年間の書写学習をとおして、行書と楷書を使い分けて、効果的に書く力を身につけましょう。
生活に生かそう
しょう かい
ひめ
︵姫 驚き 皇子︶
お気に入りの一冊を、友達に紹介しましょう。
書体や筆記具、色
いるかな。
32
33
3
本を紹介しよう
紹介したい本を選ぶ。
ポップ、新聞、帯など。
紹介する形式と内容を決める。
レイアウトを決める。
次の点を考えて、読みやすい
レイアウトを決めましょう。
書く方向
︵縦書きか横書きか︶
文字の大きさや字間・行間、余白のとり方
みよう。
読みやすいレイアウトか。
字形を整えて書いているか。
レイアウトにそって下書きし、
書体・筆記具・色を工夫した例
行書への多角的なアプローチ
ちょう
大切だね。
方向を変える。
3
4
生活実感とともに自分の文字の
向上を確かめます。
筆は,どう動いて
2
学習したことを思い出しながら、丁寧に書きましょう。
清書する。
掲示する。
ワークシート例
直接連続
次の観点で文字を見直しましょう。
下書きする。
目標
ポップ
行書の第一教材では、さまざまな観点から
とく
行書
1秒で
速度を落として
ポップのレイアウト例
行書のよさに気づきます。
き そ
行書の基礎的な特徴を理解して書く。
2秒で
行書のいろいろな書き方
●│
一つの文字にいろいろな書き方があるのも
行 書の特徴です。
左の﹁行書 ﹂と﹁行書 ﹂は書き方が異
はば
な り、行書の幅の広さを示しています。どこ
が違うか比べてみましょう。
行書の特徴を理解
できましたか。
P.28-29
P.30-31
(1年)
28
29
30
31
行書で書こう
3秒で
点画と点画が
連続する。
筆順が変わる
ことがある。
読みやすいことも
行書は、速く書くことができる書体です。
指でなぞって、楷書との違いを考えましょう。
行書の特徴を見つけよう
楷書
楷書で
●連続
筆脈の連続
直接連続
●筆順の変化
点画の形や方向が変化する。
丸みをもつ。
点画が
楷書から、だんだん速く
書いてみましょう。
行書の特徴
●丸み
︵曲線化︶
●点画の変化
●点画の省略
きたけど……。
4
1
2
3
はっきり書いて
楷書と比較しながら,
行書の特徴を形・動きの
両面から捉えます。
5 生活に生かす
楷書では,
行書の特徴を捉えやすい
穏健中正な書風の字形例で,
行書の基礎基本を確実に
身につけます。
②速さだけを意識して書いてみることで,
読みやすく速く書くことができる行書
を学ぶ意味を理解します。
④楷書とは異なり,
行書の書き方は多様
であることを知ります。
4
40
41
1
1
6
7
2
目標
5
方向の変化
3
1
P.32-33(1年)
P.34-35
(1年)
P.40-41
(1年)
文字の大きさや字間・行間,余白を工夫した例
縦書きの例
楷 書
行書1
楷書に近い形
行書2
進んだ形
4
5
6
点画が省略
3
2
されることが
2
点画を一画ずつ
3
2
1
終筆の形の変化
ある。
1
3
穂先の位置を色で示した図で,
筆使いを確かめます。
2
1
2
①行書単元の最初の毛筆文字は,
指でなぞって行書のリズム・
スピードを体感します。
③行書の技能を,5つの
特徴として学びます。