ネズミ・衛生害虫駆除業務委託特記仕様書 ◎ 調査 ・定期調査:建物全体について6ヶ月以内毎に1回定期にネズミ、衛生害虫の調査 を行う。 ・特定区域調査:厨房や食品庫、ゴミ置き場などネズミ、衛生害虫の発生しやすい 場所においては2ヶ月以内に1回調査する。 ・場所や状況により適切な方法で調査を行う。 ◎ 施工 ・定期施工:寄宿舎棟について6ヶ月以内毎に1回、定期にネズミ衛生害虫の駆除 の施工を行う。 ・発生のある区域及び発生のおそれがある区域を対象とする。 ・殺鼠剤、殺虫剤は薬事法に定める医薬品、医薬部外品を使用する。 ◎ 保守管理 ・建物における衛生環境確保のために、ネズミ、衛生害虫の発生又は発生のおそれ のある場合、随時に調査を行い、必要に応じ施工を行う。 ◎ 作業用機材等 ・委託業務に要する機械器具及び材料は、薬剤を除き受託者の負担とする。 【ネズミ防除仕様】 1 調査 -管理状況の調査- ・環境調査 清掃状況、整理整頓状況、食物管理状況、残滓管理状況を調査し、生息に適した 場所がないかを調べる。 ・施設、設備の調査 壁や天井、床、排水溝から侵入できる場所がないかを調べる。 -生息調査- ・聞取調査 施設の利用者、管理者等から生息状況等を聞取りにより調査する。 ・目視による調査 糞尿の有無、かじり痕の有無、こすり跡の有無、侵入場所の有無を調べる。 ・無毒餌による喫食調査 無毒餌を配置し喫食の有無を調べる。 2 防除 -環境的防除- ・発生防止対策 適切なゴミ処理、飲食物の保管、清掃や整理整頓の依頼による餌や誘引源への対 策 ・侵入防止対策 - 1 - 建物への侵入防止、餌場との往来遮断等の物理的な工事 -化学的防除- クマリン系殺鼠剤を使用 ネズミの通路及び必要箇所に施工する。 -物理的防除- 粘着シートを使用して捕獲をする。 3 使用薬剤 クマリン系殺鼠剤(医薬部外品)厚生労働省認可規格 主成分:ワルファリン0.1%(固形型) -安全性- 累積出血毒による特殊効果のため4~5日間継続摂取させることが必要であり、他 の動物に対する安全性は極めて高い。 4 施工方法 -固形剤- ネズミの通路及び必要な箇所にビニールの皮膜線で固定、設置し、定期的に点検、 交換する。 -粘着シート- ネズミの通路及び必要な箇所へ設置し定期的に点検、交換する。 5 点検(モニタリング) 発生するおそれのある区域については定期的な状況把握をする。 【衛生害虫防除仕様】 1 調査 -管理状況の調査- ・環境調査 清掃状況、整理整頓状況、食物管理状況、残滓管理状況を調査し、生息に適し た場所がないかを調べる。 ・施設、設備の調査 壁や天井、床、排水溝、割れ目、隙間等生息できる場所がないかを調べる。 -生息調査- ・聞き取り調査 施設の利用者、管理者等から生息状況等を聞取りにより調査する。 ・目視による調査 虫体の有無、幼生の有無、糞の有無、卵鞘、脱皮殻の有無を調べる。 ・トラップによる調査 害虫の分布状況等を粘着トラップにより調査する。 2 防除 -環境的防除- ・発生防除対策 適切なゴミ処理、飲食物の保管、清掃や整理整頓の依頼による餌や誘因源への 対策 - 2 - ・侵入防止対策 建物への侵入防止、内部での移動阻止などの物理的な工事 -化学的防除- 調査の結果に基づき、生息のある区域には駆除作業、発生のおそれのある区域 には予防対策を実施 -物理的防除- 誘因トラップ、飛来昆虫殺虫機械等を使用して捕獲をする。 3 使用薬剤 ピレスロイド様殺虫剤(医薬部外品)厚生労働省認可規格 主成分:エトフェンプロップス 7%(水性乳剤) -安全性- ほ乳類に対して非常に安全性が高く(マウスLD50、100,000㎎/㎏)、有機 溶剤による臭気、刺激がない。また引火性がない。 4 施工方法 -直接噴霧- 害虫に向けて噴霧する。 -残留噴霧- 害虫の生息または発生しやすい場所にあらかじめ噴霧する。 5 点検(モニタリング) 発生するおそれのある区域については定期的な状況把握をする。 - 3 -
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