03特記仕様書(ネズミ等駆除:能代養護)(PDF文書)

ネズミ・衛生害虫駆除業務委託特記仕様書
◎
調査
・定期調査:建物全体について6ヶ月以内毎に1回定期にネズミ、衛生害虫の調査
を行う。
・特定区域調査:厨房や食品庫、ゴミ置き場などネズミ、衛生害虫の発生しやすい
場所においては2ヶ月以内に1回調査する。
・場所や状況により適切な方法で調査を行う。
◎
施工
・定期施工:寄宿舎棟について6ヶ月以内毎に1回、定期にネズミ衛生害虫の駆除
の施工を行う。
・発生のある区域及び発生のおそれがある区域を対象とする。
・殺鼠剤、殺虫剤は薬事法に定める医薬品、医薬部外品を使用する。
◎
保守管理
・建物における衛生環境確保のために、ネズミ、衛生害虫の発生又は発生のおそれ
のある場合、随時に調査を行い、必要に応じ施工を行う。
◎
作業用機材等
・委託業務に要する機械器具及び材料は、薬剤を除き受託者の負担とする。
【ネズミ防除仕様】
1
調査
-管理状況の調査-
・環境調査
清掃状況、整理整頓状況、食物管理状況、残滓管理状況を調査し、生息に適した
場所がないかを調べる。
・施設、設備の調査
壁や天井、床、排水溝から侵入できる場所がないかを調べる。
-生息調査-
・聞取調査
施設の利用者、管理者等から生息状況等を聞取りにより調査する。
・目視による調査
糞尿の有無、かじり痕の有無、こすり跡の有無、侵入場所の有無を調べる。
・無毒餌による喫食調査
無毒餌を配置し喫食の有無を調べる。
2
防除
-環境的防除-
・発生防止対策
適切なゴミ処理、飲食物の保管、清掃や整理整頓の依頼による餌や誘引源への対
策
・侵入防止対策
- 1 -
建物への侵入防止、餌場との往来遮断等の物理的な工事
-化学的防除-
クマリン系殺鼠剤を使用
ネズミの通路及び必要箇所に施工する。
-物理的防除-
粘着シートを使用して捕獲をする。
3
使用薬剤
クマリン系殺鼠剤(医薬部外品)厚生労働省認可規格
主成分:ワルファリン0.1%(固形型)
-安全性-
累積出血毒による特殊効果のため4~5日間継続摂取させることが必要であり、他
の動物に対する安全性は極めて高い。
4
施工方法
-固形剤-
ネズミの通路及び必要な箇所にビニールの皮膜線で固定、設置し、定期的に点検、
交換する。
-粘着シート-
ネズミの通路及び必要な箇所へ設置し定期的に点検、交換する。
5
点検(モニタリング)
発生するおそれのある区域については定期的な状況把握をする。
【衛生害虫防除仕様】
1
調査
-管理状況の調査-
・環境調査
清掃状況、整理整頓状況、食物管理状況、残滓管理状況を調査し、生息に適し
た場所がないかを調べる。
・施設、設備の調査
壁や天井、床、排水溝、割れ目、隙間等生息できる場所がないかを調べる。
-生息調査-
・聞き取り調査
施設の利用者、管理者等から生息状況等を聞取りにより調査する。
・目視による調査
虫体の有無、幼生の有無、糞の有無、卵鞘、脱皮殻の有無を調べる。
・トラップによる調査
害虫の分布状況等を粘着トラップにより調査する。
2
防除
-環境的防除-
・発生防除対策
適切なゴミ処理、飲食物の保管、清掃や整理整頓の依頼による餌や誘因源への
対策
- 2 -
・侵入防止対策
建物への侵入防止、内部での移動阻止などの物理的な工事
-化学的防除-
調査の結果に基づき、生息のある区域には駆除作業、発生のおそれのある区域
には予防対策を実施
-物理的防除-
誘因トラップ、飛来昆虫殺虫機械等を使用して捕獲をする。
3
使用薬剤
ピレスロイド様殺虫剤(医薬部外品)厚生労働省認可規格
主成分:エトフェンプロップス
7%(水性乳剤)
-安全性-
ほ乳類に対して非常に安全性が高く(マウスLD50、100,000㎎/㎏)、有機
溶剤による臭気、刺激がない。また引火性がない。
4
施工方法
-直接噴霧-
害虫に向けて噴霧する。
-残留噴霧-
害虫の生息または発生しやすい場所にあらかじめ噴霧する。
5
点検(モニタリング)
発生するおそれのある区域については定期的な状況把握をする。
- 3 -