平成 27 年度 火災発生の避難訓練 講評 平成27年4月24日(金) 10

平 成 27 年 度
火 災 発 生の避 難 訓 練 講 評
平 成27年4月24日(金) 10:10
尾道市立三成小学校 校長 武田義治
本年 度 第1回目の避難 訓 練です。
教室からここに来 るまで,「押さない,走らない,しゃべらない もどらな
い」というきまりを守 ることができましたか。黙 ってふりかえってみてくださ
い。もしできていたら避難 訓練は成功 です。
火 事 は,いつ,どこで,起 こるかわかりません。今 日 のようにいつも10
時 10分 に起 こりません。明 日 かもしれないし,寝 ているときかもしれませ
ん。学 校 にいるときかもしれません。自 分 の家 は絶 対 に火 事 にならない
とも言えません。
自 信 を持 って言 えることがあります。日 本 全 国 のどこかで毎 日 のよう
に火 事 が起 きているということです。尾 道 市 でも,毎 年 50件 前 後 の火 事
が発生しています。平均 すると一 週間 に1回火事が起きています。
どんなに気 をつけても,学 校 でも火 事 が起 こることがあります。学 校 で
火事が起きた場 合 ,最も大切なことは何でしょうか。
それは,全 員 が早 く安 全 な場 所 に早 く避 難 して,死 ぬ人 やけが人 を一
人も出さないことです。
避 難 訓 練 は,学 校 でみんなの命 を守 るための大 切 な準 備 です。日 頃
から避 難 訓 練 という準 備 をしておけば,万 が一 火 事 が発 生 しても心 配 す
ることはありません。いつも言うように「備えあれば憂いなし」です。
「天 災 は忘 れた頃 にやってくる」ということばがあります。天 災 とは台 風 ,
地 震 ,洪 水 などが原 因 となって起 こる災 害 のことです。でも,火 事 のほと
んどは天 災 ではありません。人 災 です。人 災 というのは,人 間 の不 注 意
によって起こる災 害のことです。
人 災 でも,めったに起 こらないと私 たち人 間 は,そのこわさ,おそろしさ
を忘 れてしまいます。そういう意 味 では,「人 災 は忘 れた頃 にやってくる」
と言ってもいいかもしれません。
以 前 ,避 難 訓 練 で,「80点 も90点 をとってもそれは0点 と同 じ。100
点しかない」と言ったのは,皆さんの大切な命がかかっているからです。
ここで改めて「押さない,走らない,しゃべらない もどらない」というき
まりについてふり返 ってみてください。今 日の避 難 訓 練 自 分は何 点をつ
けられますか。100点 の人 ,手 を挙 げましょう。(たぶん今 回 は,8割 の
児童が手を挙げるだろう。しっかり評価して終わる)