平成27年度 事 業 計 画 書 平成27年4月1日から 平成28年3月31日まで 公益財団法人 愛媛県消防協会 平成27年度事業計画書 (はじめに) 新制度への移行の中で、愛媛県消防協会も平成 24 年 3 月 12 日、公益財団法 人に移行し、4 年目を迎え、民間が支える「新しい公共」の概念に基づく諸施策 について現状を分析し、適切な事業評価を行いながら、今後どのように再構築 していくか、公と民の狭間を埋める民間公益活動をさらに発展させていくため にどのような施策が必要かなど移行後の運営について、検討、試行錯誤しなが ら進めている。 協会の課題としては、公益法人の目的達成への継続性のある運営にむけて、 今後のあり方や施設の(建物)耐震化、維持管理、OA機器等の更新、ITC 化などについて中長期的視野に立った計画的な取り組みが必要である。 また、国をはじめ、地方自治体における厳しい財政事情や社会経済状態の悪 化により、当協会の財政面においても公助が限界に達し、自助にもやはり限界 があり会員数の減少などの様々な要因により悪化傾向にある。 このような傾向から脱するための方策として、厳しい歳出削減策に加え県の 委託事業や補助金・交付金事業等の実施、民間が支える寄附金や広告事業収入 などの新たな財源創出により、継続的かつ、多方面からの財源を確保し、財政 基盤を確立することが、今年度の緊喫の課題である。 (基本方針) 以上のことを踏まえて、本年度は、新規に次の点を軸に事業計画を策定した。 ・ 公益目的事業の充実・強化 ・ 消防団員等の確保対策事業の充実・強化 (えひめ愛顔で消防団員応援プロジェクト事業等) ・ 常備・非常備・自主防災組織等との連携 ・ 主催・共催・協賛・後援事業の推進(防火防災思想の啓発) ・ 収益事業の広告の募集(バナー広告等) ・ ホームページの充実 ・ 入会促進事業の推進 事業ごとの主な施策、事業内容は次のとおりです。 1 法人会計【会議】 項 目 1会議 主要な施策 事業の内容 1会長、業務執行理 必要に応じた会議を随時開催し、検討、問 事会 (随時) 題点等の協議を図り、円滑で適正な行事の 2理事会 (3回) 実施及び管理運営等に努める。 3評議員会 (2回) 4監査 (1回) 5その他の会議 公益目的事業1【人材育成事業】 1愛媛県消防大 1愛媛県消防大会 消防関係者、婦人防火クラブ員及び自主防 会 災組織員等が一堂に会し、相互の団結を強 め、伝統ある消防精神を高揚する。 (平成 27 年 5 月 27 日(水)) (場所 2消防研修事業 ひめぎんホール) (県消防協会主催) 1地域消防防災研修 1 会 市町防災活動の活性化を目的に、地域の 2地域活性化事業協 活動に対して助成を行う。 2 力 支部活動の活性化を目的に、活動に対し 3県内女性消防団員 て助成を行う。 3 研修会 女性消防団員の資質の向上に努め、年間 を通じて女性消防団員の入団の促進に努め る。 4入会促進事業 4 入会促進 消防団員確保のための諸事業を実施し、入 団、入会の促進に努める。 (日本消防協会主催) 1中四国ブロック会 1 議 日本消防協会からの伝達事項や、各県消 防協会が抱える諸問題等の意見交換や交流 をし、協会運営等の円滑化を図る。 中国四国ブロック会議 平成 27 年 7 月 30 日(木) 2 (開催地 広島県) (四国各県・各県消防 協会主催) 1四国 4 県ブロック 1 会議 各県の消防防災の諸問題等について協議 するとともに、情報や意見交換を行い、今 後の消防行政、協会運営の発展を図る。 四国ブロック会議 (開催地 3消防団育成 事業 香川県) (県消防協会主催) 1幹部研修会 1 正副団長消防長等研修会 各団が抱えている問題の意見交換や交流 を図り、消防団員相互の意思疎通と見聞を 広めるために実施する。 (平成 27 年 10 月~11 月予定) (場所 2指導員研修会 2 大洲市(検討中)) 消防団員指導員研修会 消防団員の指導者を養成し、消防団の士 気の高揚及び資質の向上を図る。 (各団 2 人の 40 名 参加予定) (平成 27 年 10 月 17(土)・18 日(日)) (場所 愛媛県消防学校) (日本消防協会主催) 1理事会 (4回) 1 日本消防協会が実施する事業・行事・研 2評議員会(2回) 修等に県協会として参加し、連絡、調整、 3監査 周知する。 (1回) ①監事監査 平成 27 年 5 月 25 日(月) ・福祉共済事業等 ②定時理事会 平成 27 年 5 月 28 日(木) 運営委員会 ③理事会・定時評議員会 4その他会議 平成 27 年 6 月 19 日(金) ・消防育英会選考 平成 27 年 9 月 10 日(木) 委員会 ④理事会 ・地震等防災対策 ⑤理事会・評議委員会 平成 28 年 3 月上旬(予定) 委員会 ・消防団員確保対 ⑥その他会議 策等委員会 ・第1回福祉共済事業等運営委員会 3 平成 27 年 5 月中旬(予定) ・消防育英会選考委員会 平成 27 年 6 月中旬(予定) ・地震等防災対策委員会現地視察 平成 27 年 6 月下旬(予定) ・第2回福祉共済事業等運営委員会 平成 28 年 2 月中旬(予定) ・消防団員確保対策等委員会 平成 28 年 3 月(予定) 5消防協会会議の出 5 席 各県協会並びに各県消防行政合同で開催 し、現状及び課題等についての情報や意見 交換を通じて連携を深めて、効率のある運 営に資することを目的する。 ①都道府県事務局長会議(東京都) 平成 28 年 3 月上旬(予定) ②日本消防協会事務周知会 6消防団幹部特別研 6 修 消防団幹部特別研修 各都道府県の消防団幹部が一堂に会し、 消防団幹部としての見識を高め、消防団運 営に反映させることを目的とする。 ・第 42 回(南予支部男性 1 名) 平成 28 年 1 月 12 日(火)~15(金) (場所 7消防団幹部候補者 7 ニッショーホール) 消防団幹部候補者特別研修への参加 消防団の幹部候補として期待される団員 研修 に、災害対応能力や指導者としての研修。 ・第 15 回(各支部男性 1 名 計 3 名) 平成 28 年 2 月 3 日(水)~5 日(金) (場所 ニッショーホール) ・第 15 回(東予支部女性 2 名) 平成 28 年 2 月 17 日(水)~19 日(金) (場所 4 ニッショーホール) 8女性消防団員リー 8 ダー会議 女性消防団員リーダー会議への参加 幹部としての心得や災害対応能力につい ての議題等の会議に参加して、国内の情報 交流を図り、女性消防団員の資質の向上に 努める。 平成 27 年 9 月 17 日(木)~18 日(金) (四国4県で2名 (場所 参加) 未定) ※平成 26 年度は女性消防団員国際会議 9全国女性消防団員 9 全国女性消防団員活性化大会への参加 第 21 回(平成 27 年 10 月 29 日(木)) 活性化大会 (場所 佐賀県 佐賀市) (全日本消防人共済 会主催) 1総代会(2回) 1 全国消防人共済会の主催する事業に愛媛 県支部として参加し、連絡・調整、周知す る。 4消防ポンプ操 法大会 1全国女性消防操法 ①総代会 平成 27 年 6 月 19 日(金) ②総代会 平成 28 年 3 月上旬(予定) 1 大会 全国女性消防操法大会出場チームに大会 訓練の助成を行う。 第 22 回(平成 27 年 10 月 15 日(木)) 女性 軽可搬ポンプの部 (場所 横浜市) (西条市女性消防隊参加予定) (男性の部及び女性の部ともに隔年で実施) (男性次回開催は平成 28 年 10 月予定) (場所 長野県(予定)) 公益目的事業2【普及啓発事業】 1防火防災思想 の普及啓発 (県消防協会主催) 1火災予防標語のリ 1 火災予防リーフレットを作成配布する。 2 年4回、県内や全国の消防職団員等の動 ーフレット作成 2機関誌「えひめ消 防」の発行 向及び活動内容の紹介、団員の意見体験談 5 等を掲載した新聞を発行する。 3ホームページによ 3 る防火防災の啓発 愛媛県消防協会ホームページにて消防職 団員及び県民に対する火災予防思想の普及 啓発を図るとともに、消防に関する情報を 提供する。 4消防学校との連携 4 消防団員等の教育・訓練機関である愛媛 県消防学校との連携の充実を図る。 5各種行事の参加 5「安全・安心ふれ愛フェア」等に参加し消 防防災の重要性の推進を図り、消防の存在 感をアピールする。 (平成 27 年 10 月 12 日(月・祝) ) (場所 6主催・共催・協賛 6 エミフル松前) 国・地方公共団体・各種団体等との共催・ 後援事業の推進 協賛・後援事業を推進し、防火防災思想の 普及啓発を図るとともに協会の知名度を向 上させる。 (日本消防協会主催) 1機関紙の配布 1 日本消防協会発行の機関誌の原稿を募集 及び配布し、全国の消防団員等の活動内容、 国、日本消防協会等の動向を紹介する。 (全日本消防人共済会主催) 1防火ポスター図案 1 児童・生徒を対象に防火ポスター図案募 募集・防火防災に 集及び防火防災に関する作文募集を行う。 関する作文募集 また、防火防災等に関するポスター等の配 布を行う。 2表彰事業等 (県消防協会主催) 1愛媛県消防協会長 1 表彰 消防出初式等において優良消防団及び消 防職団員を表彰し、士気の高揚、消防活動 の活性化を図る。 愛媛県消防協会長 6 (表彰旗、竿頭綬、功績章、功労章、規律 章、勤続章、親子消防団員表彰、夫婦消防 団員表彰、家族内助の功労感謝状) 2県民への感謝状の 2 授与 特に功績のあった団体(県民)に対し感謝 状を授与する。 (日本消防協会主催) 1日本消防協会表彰 1 日本消防協会定例表彰の推薦を行う。 (特別表彰まとい、表彰旗、竿頭綬、特別 功労章、功績章、精積章、勤続章、婦人消 防隊表彰、消防協会役員永年勤続等表彰) 第 68 回 3市町消防団運 営助成 1大規模災害活動助 1 成 平成 28 年 3 月上旬(予定) 甚大な被害をもたらした災害に対する 防災活動に従事した消防団に対して、愛媛 県消防協会災害対策交付要綱に基づき災害 対策支援金を交付する。 4消防防災に関 する物資斡旋 1消防防災に関する 1 市町、消防本部に消防に関する物資を、 教本、その他物資 購入要望に応じて、発注、発送を行うなど 斡旋 市町等の利便性を図る。 収益事業【駐車場管理事業・広告事業】 1駐車場賃貸事 1駐車場賃貸事業 1 愛媛県消防協会敷地内の駐車場貸付 1広告事業 1 ホームページバナー広告 1 消防団員及び消防職員等が死亡又は障害 業 2広告等事業 その他の事業1【共済事業】 1共済事業 1福祉共済への加入 促進及び申請 を受けた場合に、その家族等の生活の安寧 を図るなど、福祉の増進に寄与すること目 的に、チラシの配布及び説明会を開催し加 入促進を図る。また、給付請求を行う。 2消防個人年金への 2 加入促進 消防職団員のゆとりある老後の生活のた め、拠出型企業年金保険の加入促進に努め る。 (各市町事務担当者等対象) 7 その他の事業2【福祉厚生事業】 1福利厚生 (県消防協会主催) 1弔慰金見舞金の贈 1 現職消防職団員が死亡し、又は障害を受 けた場合、遺族又は本人に給付をする。 呈 2消防殉職者慰霊祭 2 消防職団員及び遺族が参列し、消防殉職 者慰霊祭を挙行し、御霊の安らかな冥福を の実施 祈る。 (平成 27 年 5 月 27 日(水)) (場所 3殉職者遺族慰問 3 護国神社) 殉職者遺族の慰問に対して、御香料をお 供えする。 4えひめ 愛顔で消 4 県内の飲食店や物品販売店など各種の事 防団員応援プロジ 業所等に協力を求め、消防団員応援事業と ェクト事業 して、地域の安全・安心のため活動する消 防団員やその家族等を対象とした割引等の 優遇制度を設け、消防団員の士気の高揚と 団員確保につなげるとともに併せて地域産 業の振興につなげる。 また、会員及び事業所等へのアンケート調 査を行う。 (日本消防協会主催) 1全国殉職者慰霊祭 1 全国殉職者慰霊祭に参列し冥福を祈る。 (遺族 5 名、協会 3 名参列) 参列 (平成 27 年 9 月 9 日(水)) (場所 2車両の配車申請 2 ニッショーホール) 福祉共済事業還元に係る車両の配車申請 を行う。 (全日本消防人共済会主催) 1火災共済制度の加 1 入促進及び申請 消防職団員等の自宅が火災等でり災した 場合、見舞金請求を行う。 また、チラシの配布等を行い加入促進を図 8 る。 2日本消防協会 事業協力 1機関誌「消防育英」 1 消防育英会等発行の機関誌を配布し、全 及び「少年消防ク 国の消防団員等の活動内容、国、日本消防 ラブニュース」の 協会等の動向を紹介する。 配布 3その他 1県民が参画した各 1 厳しい財政環境を踏まえ、引き続き事業 種団体等の訓練等の の適切な見直しや、経費の節減合理化を図 事業協力 ると共に、公益法人改革に伴い県民の参加 を広く呼びかけ、一般住民等も参画した公 益性の高い事業を促進し、連携協力する。 ※ 愛媛県防災会議(愛媛県防災訓練) ※ 交通安全県民総ぐるみ運動 ※ 愛媛県犯罪の起きにくい安全で安心なま ちづくり県民会議 ※ (公社)愛媛県防犯協会連合会 ※ (公財)愛媛県暴力追放推進センター ※ 愛媛県非常通信協議会 ※ 松山市防火連絡協議会 ※ 四国電気保安協会愛媛県支部 ※ 「創ろう!シルバーセーフティ―愛媛」推 進会議 ※ 愛媛県戦没者追悼式 9
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